6448COFFEE+ESSENCE

六曜社珈琲店-セカンドライン-

2024年10月

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世間はハロウィンを楽しんでいるみたいだったので、思わず買って帰りました(笑)

イブハロウィン的な♪
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京都人なのに。いや、京都人だからか?

毎年のことなのに…まったく認識してなかった…。

10月22日(火)の時代祭。

まさかの行列&巡行で、店まで辿り着くのに一苦労してしまった(涙)

歴史や由緒あるお祭りも良いモノだけど、生活の中ではアクシデントと成り得るのね…。

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もう、ここ数年あまり開拓していってなかったけど、最近は喫茶店的お店も増えてきてるように感じるので、また足を伸ばし始めている♪

深煎り焙煎主流が魅力的な女性店主の喫茶店。
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実家から徒歩10秒で辿り着くネオ喫茶。
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どこもかしこも、それぞれの良さがあって“よき”♬

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いやいや、用を足すより足さなアカンもんあるやろ!

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僕は、出来なかったんだよね…。

自らの理想をカタチにするタメに内装も手掛ける“0”からのスタート。

前田珈琲という舞台があり、以前の喫茶六花の好きだった場所を巡り合わせもあり自分の手にした後、六曜社という家業に生きる道を作った。

だけど、どれもある意味“1”からのスタートの連続だった。

仁王門にあった『み空』は、ゆっくりでも目標に向かい、諦めず、間借り期間を経て、今年の春にしっかりと美しい空を眺めることの出来る北白川へと舞台を移し、自分の想いを詰め込んだ。
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夜の街にあった『bande a part』は、いろんな時間と沢山の経験を重ね、この秋に町の中に光りを灯す『伴奏珈琲店』へと集大成をスタートさせた。
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どちらも、歩んでいく姿に影ながら触れる事の出来ていた二人だから、それぞれの店に足を運んだ時は自然と涙が溢れそうになった。
そしてどこか、僕もこうやって「自分のカタチを詰め込んでみたかったな」と嫉妬のような感情も生まれたりなんかしちゃって…。

僕は、守ることにもう“誇り”を持てるようにはなったけど、こうやって次の世代の珈琲人が、自分のカタチを表現している姿には、いつまでも刺激を受け、これからも珈琲道を共にしていきたいという仲間意識さえ抱く。

両方の店に、店主の“らしさ”が溢れ、心地良い音楽を流し、居心地の良い空間が小さくても広がっている。

私が訪れたそれぞれの時間には、木漏れ日を浴びた店内に確実にその時間を大事に想えるヒトトキが流れていて、それでも窓の外には、子供の声や、自転車の走る音、川のせせらぎや、草木の揺れるような影を感じて、幻想的な場所になっていた。

そして『喫茶店』として通ずる二人のこれからに、私も背中を押されるように、店内から外の現実世界へと足を踏み出す一歩は、何だか晴れやかで「はぁ~♪よし!」と背伸びをしている自分と、心地良い安心感が生まれていたのである。

共に、これからも頑張っていこうね♬
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※僕が左利きだってことを分かっているのは、どちらのお店でしょう(笑)

★み空↓
https://www.instagram.com/misora.arosim/

★伴奏珈琲店
https://www.instagram.com/bansou_coffee/

夏(8月)に予定していた納涼会が台風の影響で中止になっていたため、令和6年10月2日(水)18:00から、河原町四条下ル「桃園亭」にて、喫茶飲食業界の結束を固めるべく、改めて秋の親睦会として開催されました。

生活衛生同業組合の在り方等、今後直面するだろう活動団体としての役割の課題を、賛助商社会様や珈琲商工組合様と共有し、次に繋げるべく対話を実らせた時間でした。

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パリで5年ほどの歳月を過ごす中、世界的な猛威を振るったコロナに直面した彼は、生活を母の故郷でもある日本へと移し、京都での生活を選んだ。
元々彼は、イングランドの高校でファッションを学んでいた1年生の在学中に、在籍していた有名な先生からの出資を受け個展を開く事をきっかけにアートへの道を切り開いたのである。
それでも中学高校共に何をやるべきかに悩んでいた彼は、ファッションを専攻して大学へと進み、その後ファインアートを学びながら卒業。そこから彫刻へと切り替え、約10年今も作品を作り続ける事を念頭に向き合いながら活動の幅を広げている。
彼が作り出す作品は「人」がテーマである事が多く、絵画こそ表現の幅はあるが、軸としている彫刻に関しては全てが個人、というよりも自分自身を対象に形成されている。
乾漆を用いて表現されるその立体は、まさに普段から生きる事への不安感や、生活での違和感、そういった離人感的な感情を抱いてしまう自身をありのままに表現し「恐怖」のようなモノコトに対して向き合ったその時その時の自分が作品となり、観る人の感受性を引き出し、その人自身への問いかけにも繋がっているのである。

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そんなネル君だからこそ、生活の流れや普段過ごす場所というのは大事で、乾漆の材質上部屋に閉じこもり、制作にも長時間を要する作業には、頭で考えるほど難しく、普段何気なく過ごす中で積まれる知性や感性で勝手に手が動いてくれる時ほど作品が具体化出来るという。
また、芸術にも歴史的背景は重要で、そこに重きを置きながらも現代性や進化を兼ね合わせる事で、国民の不安や解消も具体化したり、背景にユーモアを加える事が出来るという。
だからこそ、ネル君は今、喫茶店に通う時間でインスピレーションを育んでいる。元々は京都での生活をスタートさせた頃に、ギャラリー併設のカフェを営んでいた事があるほど、海外生活の時代にもカフェに通い、その存在価値は大きかったようだ。
そして、当時のカフェの光景は日本だと喫茶店に通ずるものが多く、一人で居るお客様も個人になりきり、また仲間といる人は議論を繰り広げていたりと、店内で過ごすそれぞれの人の時間軸の違いや、それらが入り交じる中でも空間として1つの場所となっている姿が、自分自身もそこにいる意義を感じて居心地が生まれているようだ。
だけど、日本のカフェとされる場所には、コンセプトやファッション性が重要視される事が多く、それぞれの人や店舗などの「人間力や個性」に「技量や技術」ではなく、近年はメニューといった「商品力や話題性」と共に空間も「無機質や簡素化」等、時代に合わせたニーズを追い求めるものをカタチにして提供している感覚に違和感を感じると共に、日本の芸術のセカイでも、元々アートが「売れない」や「評価されにくい」現状が続く中で、さらに美術館の在り方や、もっと身近なギャラリーに関しては、芸術のためではなくセレクトショップのようなギャラリーのための商業的な価値に結びつけている展開に疑問があるという。
どんなセカイでも「良い」と感じるものにはこだわりやポリシーがあり、時代に左右されない揺るぎない信念を持つからこそ、誰かにとっては善し悪しに繋がる物事も「魅力」になるのだと思う。
そうやって今の社会と関わりながら、歴史にも触れながら「自分」という者や、私達であれば「店」という物を持つことで、何をやるべきか、やり続けていくかを自問自答しながら「らしさ」を生んでいくのだと思う。

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そうやって彼も、日本の様々な現状に触れ、それらも踏まえ、数年先まで決まっている個展や作品作りを完走すれば、京都での生活にピリオドを打ち、故郷に帰る事を視野に入れている。
彼の作品は360℃様々な角度から見る事を想定された立体であり、額や壁に飾る絵画とは違い、基本的な日本の家屋の小ささでは身近に手にしてもらう事にさえ限界がある。
それでも苦境からの転機で京都に移り、だからこそ作品作りを継続して突き進んだ中で芽生えた「自分」を表現していくことに誇りは変わらない。
そしてさらに、喫茶店に通う事がルーティンとなった日常の生活の中で、彼は最愛のパートナーとの出会いも待っていたのだ。
今まで一人だった時間や人生が、これからは共に歩む人との時間で生まれる作品(自分)となる。そこに、どんな変化が生じるかも楽しみではあるが、故郷へと戻り、海外で活躍していく彼の作品の一部に、京都で通っていた喫茶店での時間を過ごした自分(作品)が、世界を眺める時が来たら、私にとってはそれほど嬉しいことはないだろう。

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★椎名ネル(櫻井)
1997年4月17日イギリス(イングランド)で生まれ、母が日本人のハーフとしてヨーク市で育つ。16歳で初の個展を開催し、その後活動をパリ、そして現在の日本へと移し、彫刻と絵画をメイン作品を作り続けている。
☆Instagram
https://www.instagram.com/nellshiina/

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