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トキメキ!

共働きの両親のもとに産まれて、僕はそれほど旅行といったようなビッグイベントが少ない家庭ではありましたが、チラホラ近場ではいろんな所に連れて行ってもらえてたよなぁと思っています。

なかでも喫茶店で過ごす時間は、両親の趣味でもあれば、職業柄勉強もしてたんだろうなぁと同じ大人になって気付くのですが、そんな事も知らない幼少期に数々の喫茶店やカフェに“連れて行かされてた”(笑)僕には、そんな場所だからこそ沢山の思い出があるのです。

毎月25日の北野天満宮の「天神市」に行った際の帰りには必ず『静香』に寄っていて、僕はアイスクリームを食べるのが楽しみだった♪

銀色の器に丸いクリーム色のバニラアイス、そしてその上に何でもないウエハースがちょこんと乗ってるだけで、たまらない贅沢だった。

遠方から来る友人と待ち合わせる時の親は『イノダ』で待ち合わせて時間を過ごす事が多かったけど、僕は赤か白かの太~いスパゲッティーを食べさせてもらえるから楽しみだった♬

これまた高級感のある銀の器には蓋がされて席に届けられ、目の前に置かれると共に開けられて湯気の奥から美味しい匂いが追ってきて「食らうぞ!」ってなる感覚。

正月、南禅寺の祖父母の家に親族が集まっていた時は、これまた帰り道に元旦でも営業している『はなふさ』に寄って、グラスで出てくる温かいカフェオレに何だか不思議な気持ちになるのも嬉しいヒトトキでした。

他にも沢山、京都に限らず大人になって自身でもいろんな店を開拓しようと喫茶店やカフェを周り始めた時に“この店知ってる!”“ここやったんや!?”と名前も場所も知らなかった遠い記憶が蘇った時には小さな感動と、子供ながらに感じていた贅沢が入り混じり、日常の中に特別感を添えてもらったような喜びが溢れたのも覚えています。

そうやって僕には“こんな時には”“あんな時には”という過ごし方を選択出来るお店をいっぱい知る事が出来ていて、何よりもそんなお店達が今も僕の止まり木として寄り添ってくれているのです。


“喫茶店とはなんぞや?”と問われても、その答えにはまだ辿り着いていないし、勿論答えがある訳でもなければ、人それぞれの中に利用法がある多種多様さが喫茶店やカフェの醍醐味。
その自分の中の答えを見つけるタメに探り続ける事も、この仕事の『マスター』という存在価値を見出していきたいからなのであります。

そういえば昔、祖母に高島屋の屋上に当時あった遊び場に(観覧車もあったよね~)連れて行ってもらっていた時に初めてクリームソーダを注文した時があるんだけれど(親にも内緒だからドキドキ)よく分からないから刺さっていたロングスプーンでアイスクリームをゴソゴソすくおうとしたら、炭酸がブワーッと膨らんで溢れ出て泣きそうになったのを覚えている。
祖母はそれを見て「何してんにゃ~」って笑って楽しそうだったけど、僕はそれ以来クリームソーダのファーストコンタクトは慎重だ(笑)。

もっと言えば、今気付いたんだけど、そこって等組合現理事長のお店『あさぬま』だったのかもしれない!と思うとこれまた縁が深い…。

話しを戻してとにもかくにも共通して言える事は“童心に返れること”ではなかろうか?

今でこそ当たり前になったカフェのプレートランチやカフェ飯ならぬ無国籍な創作料理。
喫茶店に行けば洋食も揃えば、和食もあり、中にはうどんやそばに味噌汁なんて置いてあって、食後にコーヒーのセット!
そんなん合うわけないやん!!っていうセカイは喫茶店ではごく自然で、お店もお客さんも普通にそれを違和感なく受け入れているのも不思議なセカイなのだ。(ハイカラや~ん)
 
そんな姿が、人種も問わず、人を問わず、誰でも受け止めようとする懐の深さのようなモノになっていて、ご年配の方でさえ時には童心に帰って甘いモノを頬ばる姿も愛らしい。

今、世の中は何に飢えているのか?
特に最近良く見るのは、「~~市」や「~~博」それは家具や文具でも、手作りのお菓子や飲食でも、皆が好きな物を集めて一堂に会する催しを良く見かける。

そんな中、先月の5/8(日)には、喫茶マドラグ 山崎氏が中心となり開かれた「パフェ博覧会」なるイベントが『世界倉庫』という新たなイベントスペースで開かれた。(京都を代表するクラブ WORLD KYOTOが運営/通常はカフェ営業 )

そこには等組合である“マドラグ”は勿論の事“さらさ”に“六曜社”そして“piu cafe”を含む合計9店舗が、コラボパフェも含めて沢山の人の心をわしづかみにしていたのだ♬

レトロブームではないが、昔ながらが再認識されている昨今。
それと共に生きる時代。
等組合も新しい根が生え始め、生まれ変わる訳ではないが、新しい水と風を諸先輩方という太陽の恵みのもと蓄え始めている。

そんな活動に、等組合の皆様や、いろんな方にも加わってもらえるのであれば、時代を変える訳でもなく、塗り替える訳でもなく、繋げていく活動も実現しようと強く思っているのです。

長く続いていく事は、いろんな人の童心と共に、誰かの思い出としても残り続けているはず。

そんな良き文化をこれからも伝え広げていけるよう等組合は皆様とこれから切磋琢磨も出来る場を作っていきたいと思っています。

どれだけ歳を重ねても好奇心は忘れず、無邪気な心も保ち続けたいですよね~♪