京都も先日桜が満開となり、春の行楽シーズンが佳境になって参りました。
それと同時に、新生活が伺える日常もスタートとしているのですが、少し前の卒業式シーズンは「もう少しで&今日で京都を離れて◯◯に行くんです。」と就職で新天地へ向かう事になった大学生が報告をしてくれる機会が多くて感慨深かったです。
私はただのコーヒー屋、それでもお客さんの時間を預かり、そしてその人の人生の中で考えればほんの一瞬かもしれないヒトトキを守る連続、そしてそれらが交差しあう空間を担って、マスターという役割を全うしようと心掛けています。
私自身六曜社に携わり10年以上が過ぎていく中で、お客様には、またこうしてその時は感じれなかった“思い出の場所”となる月日を訪れる事によって紡いでいたんだと気付ける時間を過ごしてもらえていたのなら、それほど嬉しいことはありません。
そして、見知らぬ人からの関係が、言葉無くしてもどこか繋がっているんだという間柄が生まれ、これからも広がっていけたら本望です。
新しい年度が始まったんだなという今日この頃の景色。
これからのお客様にも「また来たいな」と思ってもらえる場所となり、今までのお客様には、離れてしまったとしても京都に訪れる事があれば「また帰りたいな」と思える心の拠り所として存在していきながら、やはり一番はいろんな人の日常に寄り添っていく喫茶店として日々を積み重ねていけたらと思う所存です。
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