6448COFFEE+ESSENCE

六曜社珈琲店-セカンドライン-

カテゴリ: 思考

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「昭和の時代は良かった」

と言いたくなるのは喫茶店を営んでいるからなんでしょうか…。

古くさい価値観になってしまってるのでしょうか…。

平成も過ぎ、令和になったからと言うわけではありませんが、時代が進むというか進歩していくことが止まらない昨今に僕は何だか戸惑いを感じてしまいます。

特に便利や利便性を求め、モノゴトに簡素化が図られることがあまり好ましいとは思えない性格。

勿論技術の進化というのは助かることがいっぱいあって、ありがたいことも多いのは確かなのですが、“技能”みたいなものが奪われ、“会話”を省かれ、何より“人”という存在が必要なく、システム化やグローバル化が進み、アナログではなくデジタルな部分を大半が必要としているこの世の中と繋がり方にある意味怖さを感じています。

小さな話しかもしれませんが始まりはきっと、
固定電話やフィルムカメラに手紙etc…。

イコール、
スマートフォン、デジカメ、パソコンetc…。

そんな感じ。

不手際でもたどり着くことに意味があって、そこには失敗や成功という結果よりも、それぞれのゴールがあって、そこまでに行き着く過程で様々なことを学び感じれて、何より相手がいることに対して距離では測れない繋がりを感じ、もっと大事に思えたことがたくさんあったと思う。

完璧を求めることは素晴らしいけど、でもそうでなくても素敵なことはいっぱいあって、正しいことだけや、正解ばかりを求めない、もう少し大雑把で良くて、愛嬌や無礼講みたいなことで許された“人間味”みたいなもので溢れてたように感じる。

決して否定ばかりではありませんが、IT関係の社会が広がり始め、ツールみたいなものがコンピューターに支配され始めてから、いつの日か“人間はもう頑張らなくていいんだ”という思考が増えてきたと思う。
そしてスマートに、結果的に迷わないルールを作りすぎてはいないだろうか?と疑問に思う。
勿論そこにも答えや正解はないから、全てに間違いなんてものも存在しないと思うけど、でもいつも思うのは、何かが削ぎ落とされていて、何かが奪われていて、人間が人間じゃなくなっていくような時代が来てしまいそうで不安だということ…。
それを作り出していってるのが人間かもしれないなら尚更…。

ダイアモンドの原石は初めから綺麗ではなくて、何かにぶつかり磨かれ、時を経て光を放ち、そして形を成して輝くように、綺麗という言葉では語れない、泥臭くても美しいと思える世界観や道のりがそこにはあって、矛盾を一環出来る色の放ち方があって、形を整えることが全てではない人間性や個性がもっと大切だったようにたかが珈琲屋の僕は思うんです。

感情のないぬいぐるみにさえ愛着を抱き、システムやマニュアルで作られたロボットにさえ情を抱ける僕たちの、まだ今の時代は進み過ぎてはいけない、止めないといけない「何か」があるように思うし、進歩に対して問い、その技術の使い道を選択し、人の技能を守っていく、感性を残していく、人間の生き方までを考えるターニングポイントに立ってはいないだろうかと真剣に考えてしまう自分がいます。

生身である事というか、源というか、レコードやカセットもそうだし、ラジオだってそう、今も根強くそのアナログが人の心を刺激しているのは、そこに直接あるモノコトが想像でき、目には映らなくても元ある姿が想像出来るからじゃないでしょうか?

何にも加工されない本質みたいなものの大切さ。
それは食材にだって言えることだと思うし…。

どうなっていくんだろう…、世界は地球は時代は…。
野球の球数制限は…(また野球 笑 )
でも後先ではない、もう戻ることの出来ないその一瞬に賭ける情熱だってありなのが人間だと僕は思う。

AIに支配されてはいけないと思うけど、ロボットが涙するそんな時代が来たら確かに人間はラクして幸せに長生きできる平和は訪れるかもしれないけど…、果たしてそれで良いのかな?って思う人はどれだけいるんでしょうか?

少なからず僕は自分の喫茶店という仕事を通して、大それた考えかもしれないけど、そういうことを皆さんに感じてもらえる空間を作り続けたいと思う…。

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僕はね、商いっていうのは店主がこだわりを持ち続けること、働いてる人がやりがいを持てること、そしてお客さんがそれを感じれて、互いに皆が少しでも笑顔を持ち帰ることが出来たらそれだけで良い場所になっていくんだと思う。

後はそこに居場所や居心地という良い時間がうまれるかで続いていけるんだと思う。

お店のカタチは様々だけど、そこにはやっぱり主役は“人”なんだっていう感覚がある。

悲しいことも嬉しいことも

大事なことも大切なことも

後悔なことや無情だとしても

そして子供でも大人でも

なぜ絵本は心の扉を素直に開いて開放してくれるのだろう。

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