2007年02月14日

美学に合わないと、第三者で付き合った湾岸。

ピンポーン


来客を告げるインターホンが鳴った。
こんな時間に訪問者とは、宗教の勧誘か何かだろうか。

「はいはい…、って、お前か」

幼馴染みの麻里奈(仮名)が立っていた。
それも顔を真っ赤にして。

「何?」
「あ、あの、えっと…今家一人?」
「そうだけど、なんで?」
「や、ROL(仮名)君が出てくるなんて珍しいなーって思って」
「まぁ俺以外家にいないんだから、必然的に俺が応対するんだけど…じゃなくて!何か用なのかって」
「え!?ぃや、あのぅ…」
下を向いてなにやらもじもじしている。
一体この女は何をしに来たのか、まったくもって理解不能だ。解読不能だ。

「寒いからもういいかな?」
「え!だめ…だよ」
「ならなんなの?」
少し怒気が混じった調子で圧迫するように言った。
「あの、今日は、ほら!バレンタインだから、その、チョコを…」
なんだ、そんなことならさっさと言えばいいのに。
どうせ義理なんだし。っていうか毎年このやり取りしているような…。

「はい!これ一応手作りだから」
「…ありがと」
「もう!もっと有り難がりなさいよ!」

なんだこの女。さっきまでのもじもじキャラはどこ行った?キャラなりか?

「いや、まじでありがとう」
「わかればいいの。あ!それ、できるだけ早く食べてね」

断る必要も無いので、適当に頷いたら満足気な顔して帰っていった。
なんだったんだ…。

自分の部屋に帰り、丁寧に包装された箱をまじまじと見る。
結構でかい。
どうもチョコだけとは考えられない大きさだ。

考えてても詮無いことだ。早く食べろと言われたし、とっとと食べることにした。
包装を解き、中身を見る。
中はやはり、チョコだけではなかった。
「えっと、パウンドケーキだっけか?」
あいつにこんなものが作れるとは、と素直に感嘆してしまう。

見掛けは良いが味はだめかもしれない。
そんな一抹の不安を抱きながらもケーキを口に含んだ。
「ん?これはなかなか………っ!!」
口の中で違和感を感じて思わず中のものを吐き出した。

「…針?」
ケーキの中には裁縫用の針が入っていた。
俺はチョコとケーキが入っている箱を思いっきり壁に投げつけた。

「くそ!やっぱり!!信じた俺が馬鹿だった!!」
あいつは俺を殺そうとしている。
これはその挨拶代わりだったのだろう。
「もう誰も信じられない!!俺は…、悟史(!?)みたいにはならない!殺される前に………!!」
くそ!あいつが笑う顔が浮かぶ!!
くそ!くそ!!信じてたのに…仲間じゃなかったのかよ…。


ピンポーン


不意に鳴ったインターホンに身をすくませる。

「誰だよ…」
鬱陶しいとは思いながらも玄関に向かい、扉を開けようとした、その時
「圭ちゃん(あれ?)、ちゃんと食べないとダメだよ…」



〜略〜



「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」



〜略〜



「はうぅ〜!おっ持ち帰り〜」



〜略〜



「遊んでやるよ。鉈女ぁ…」






飽きた。

この辺で。

ばっははーい。


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トラックバック一覧

1.  逆バレンタイン  [ ひまじめ日記(仮) ]   2007年02月14日 12:32
2月14日は、「女の子が好きな男の子」へ「チョコレートをあげる」バレンタインデーですが今年、ややアウトローを目指している玄ちゃんは、お菓子業界の策略に半分だけ挑戦です(笑)題して 「逆バレンタイン

コメント一覧

1. Posted by 藍   2007年02月14日 19:49
4 キャー
そのままHしちゃったんですか!?笑
2. Posted by ROL   2007年02月15日 01:13
はじめまして
って、なぜそうなるwww
3. Posted by NEO☆   2007年02月16日 15:12
出だしから釣られなかった俺はさすが^^
にしても、すぐにお持ち込みするらへんがいけめんだ;;;
いけめんしねぇぇぇぇえええ;;;;;;;
4. Posted by ROL   2007年02月17日 00:05
お、さすがw
イケメンのすることは常軌を逸しててアレですよねw

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コメント
トラバ
 (ココロのヴォイス(・∀・))
後で起こる真実と同じ夢。