対戦ゲームにおいて、勝つこととは他人と差をつけるということ。
他人と差をつけるという点で言えば、受験等にも似ている。
たまに、頭の良い人(高学歴)の人はゲーム(ポケモンも含む)が強いという話題を目にする。
絶対的にそうだとは言えないが、僕自身もこの意見には同意だ。
前者は受験というフィールドで他人と差をつけることが出来た人、他人と差をつけるためのスキルを持っているのだから、当然ゲームでも差をつけることが出来るだろうという考えだ。(実際、僕の周りにもそういう人は何人かいた)
しかし、必ずしも 頭が良い=ゲームが強い とはならない。
問題は、そのスキルを他分野でも応用できるのかどうかということ。
勉強はできるけど応用力がないなんて人はざらにいるし、東大出身の癖に社会に出たら全く使えないヤツがいるみたいな話もよく耳にする。
悲惨なのは、たまたま才能があっただけの場合で、この場合なぜ自分が出来るのかが分からないから他分野で応用しにくい。
スポーツなんかだとわかりやすい。
努力してうまくなった人もいれば、もとからできる人もいる。
前者のタイプは、上手くなるためにしたことを他分野でも応用できる。
昔は学校で習うことなんて殆ど役に立たないだろうと考えていたが、それを習得するための手法というものは他分野でも応用できる。
そういった意味では、学校は学び方を学ぶ場所という考えはとても面白いと思う。

話がそれてしまったが、
自分は6世代を通して、勝つためにはどうやって差をつければよいかということを意識した。
例えば、一番分かりやすい手法としてスピードがある。
というよりも、最終的にはここに収束する。
このことについては、ウメハラが面白いことを言っていたのでリンクを載せておく。
ゲーム以外での例を挙げると、センター試験などでこの能力が問われる。(自分も昔は言っていた口だが、国語や英語で時間さえあればできたは甘えだろう) 
ポケモンにおいてもこれは当て嵌まり、特に選出の場面でこの能力が問われる。
今回は、自分が実際に試したものを幾つか載せておく。 

・基本選出+補完
自分はこのゲームを始める前は、TCGをプレイしていた。
そこで、TCGでデッキを組む際に用いた手法を応用できないかを考えた。
自分がやっていたものが2本先取性のマッチ制であったため、メインデッキ+サイドデッキで1つとして組んでいくことが多く、当時は自分のやりたいことをメインデッキに、メインデッキでは対応できないものへの対策をサイドデッキで補完するということが基本だった。 
ポケモンというゲームは1本先取のゲームであるが、選出段階で相手のPT面子を把握できる。
そのため、基本選出=メインデッキ,残り3枠=サイドデッキと考えることで疑似的にサイドチェンジという概念を組み込むことができる。
これにより、スムーズに選出を考えることができるほか、構築段階において主要構築へのシミュレートを容易にできる。
ex>選出アプローチのアルゴリズム化
1.基本選出で対応できるか
2.基本戦出で対応できない理由は何か→サイドのその駒への回答とチェンジ
このことをより生かすため、構築を組む際は役割の重複を意識した。(サイドチェンジ後に新たな穴が生まれ辛くするため)
ex>ゴツゴツメット(物理への削り)+サメ肌(疑似的なゴツゴツメット)
この選出アプローチのアルゴリズム化こそが、思考時間の大幅な節約に繋がる。

・感覚的なものを具体的に
例えば、6世代終盤では構築をサイクル,対面,積みという大きく3つのアーキタイプに分類し、それぞれの相性関係から構築を考察した。
サイクル+対面,対面+積みetc.
しかし、こんな事をちゃんと考えずとも殆どの構築は上のような苦手なものをカバーできる形になっている。
当たり前だが、メガガルーラやゲンガーといった、一匹でこの関係を崩すことができる駒というのも存在する。
大切なのは、本質,原理を理解すること。
こんな考えは一つの武器程度に考えるべきで、その考えのみに固執するべきではない。
また、こういった本質を崩せるものが他人と差をつける鍵になりやすい。
サイクルは対面に強くて、積みは対面に強い、全ての構築がこの通りになるとは限らないが、このことを知っておけば選出が全く思いつかないときに助けなることもあるだろう。
要するに、感覚的なものを具体的にすることで、選出への1つのアプローチとして用いることができる。
特に対面構築のような強力な基本選出を用意できない構築では、こういった選出アプローチを沢山持っていることがメリットになりやすい。 

感覚的なものを具体的にする例として違うもの挙げると
主用な並びにおける各個体の役割を明確にするというものがある。
例えば、ガルーラ+クレセリア+αの並び。
色々すっ飛ばして言えば、ガルーラの役割は先発起動+積みへの切り返し。
このため、ガルーラの型は猫騙し持ち濃厚。
勿論、マリルリやカイリューといった他に積みへの切り返し性能を持つ駒がいる場合は、ガルーラの型は違う可能性がある。
要約すると、ガルーラ以外に積みへの切り返しとなる駒がいない場合、猫騙し型一点読みでも大体当たる。
問題は、大多数はそうだが絶対的にそうだとは言えないこと。 

ここで差をつけるための新しい手法として、対象を絞るというものがある。
成功例としては、ターゲットを低年齢層に絞ったYoutuberH。
スピードで差が付く理由は、時間が有限であるため。
対象を絞るという行為は時間の節約と同義であり、100点を目指さないのであればとても効率的な考え方と言える。 
重要なのは、絞る範囲がマジョリティーであること。 
例えば受けループに100勝てる構築を組んだとしても、受けループの割合は全体の数パーセントのみであるため全体の勝率は高くならない。 
自分の6世代を通しての反省は、100点を目指しすぎたということだろう。

・メンタルケア,モチベーションの維持
色々な分野、主にスポーツ選手の話を見る,聞いて参考にするのがよいだろう。