2005年09月

2005年09月26日

【MyCamera】ボルシーB2

ボルシーB2 今では数少なくなりましたが、その昔にはとても多くのメリケン国製のカメラが存在していた頃がありました。
 その中から自分のお気に入りのカメラをいくつか選ぶと、以前このblogに掲載したシグネット35と、このカメラ「ボルシーB2」の2台をチョイスします。
 この2台のカメラは、良くも悪くもいかにもアメリカらしく、ひと癖もふた癖もあり、私のイメージではアメ車やハーレーダビットソンと同じようなアメリカ文化独特の印象を受けます。
 さてこのボルシーB2は、数あるボルシーシリーズの1機種でありまして、他にはボルシーCというモデルが大変個性的で有名です(2眼になっているのです!)。このボルシーB2も大変個性的で、ローライ35と同じくらい、っとまでは言いませんが、大変小さくて手のひらに乗るほど小さいボディーで、しかもローライ35には無い距離計付き。カメラを上から見るとおむすびの形に似ていて、とても可愛い形をしています(これはとても重要)。シャッターはレンズ横に付いていて、これはシグネット35にとても似ています。但しシグネット35と違い、このボルシーB2のレリーズはタイミングがとても使いにくく、かなり慎重にシャッターを切らないと、ブレ写真量産になってしまいます。他のボルシーB2オーナーさん達も、ブレやすい、という意見で一致しています。
 レンズはウォーレンサックの44mmF3.2アナスチグマットで、いわゆるトリプレットの3枚構成、中央はそこそこシャープです。絞り込むと周辺もグググと向上しますが、中心と周辺との差は歴然としていて、はっきり残ります。絞りこんでもカリカリにはならず、とてもイイ感じの写りをするので、私は満足しています。
 ローライB35のトリオターと同じく3枚構成でありますが、3枚構成の宿命と言いましょうか、ボケが渦巻き型になります。B35のトリオターと較べると、あれまっ!と驚く渦巻き型になります。そういう意味ではB35のトリオターって、本当に良く出来たレンズだなぁと実感出来ると思います。。あ、もちろんボルシーB2のレンズもいいレンズですよ。
 決して高級機ではない普及機です、探すのもそれほど難しくないと思いますが、程度のよいカメラはそれなりのお値段がついています。ローライ35のように、沢山の機種がありますので、興味のある方は全種類コレクションしてみるのもよいかもしれませんね。積極的にはお勧めしませんが、楽しいカメラで、お気に入りの1台です。

次回はビトーBをご紹介する予定です。


rollei35 at 01:49|この記事のURLコメント(0)トラックバック(0)mixiチェック カメラ【それ以外】 

2005年09月21日

【MyCamera】シグネット35(Kodak)

signet35【MyCamera】として、私のお気に入りのカメラなんぞを、順番にご紹介させて頂こうかと思います。
 ローライ35は最もお気に入りのカメラですが、ローライ35以外にもお気に入りのカメラがいくつかあります。
 その一つがこの「シグネット35」です。いわゆるクラカメと呼ばれるカメラに興味を持つようになったのは、このカメラがきっかけでした。
 まず、このカメラのとにかく「かわいい」、そしてコダック製というところにも惹かれます(ちなみに私はコダック好きで、つい最近まで使うフィルムの殆どはコダックだけでした)。それから、これは後になってから知ったことですが、シグネット35のレンズがエクターの44mmF3.5が抜群の写りとの評判、実際に使ってみると、柔らかいのに、シャープさがあり、繊細さもある写りには驚かされます。
 この頃のアメリカ製(コダック製)のカメラの多くと同じく、シャッターがレンズの横に付いています。この一癖ある構造が、私の物欲をくすぐるのです。使い勝手は悪くありません。
 シャッターボタンがレンズの横に付いているカメラとして、同じアメリカ製のボルシーB2というカメラもあります。私にとってメリケン国を代表するお気に入りの2台!のカメラでして、2台揃って我が家におります。
 決して高価なカメラではありませんので、比較的入手しやすいと思います。但し高価でない、つまり普及機でありますので、製造から50年近く経過して現代では、それなりの整備や注意も必要になりますが、自力でレストア出来る方なら簡単に整備出来ると思います。

 次回は同じメリケン国製のカメラ「ボルシーB2」をご紹介します。


rollei35 at 02:39|この記事のURLコメント(0)トラックバック(0)mixiチェック カメラ【それ以外】