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起点作りゲッコウガ





Ⅰ.初めに



最近変則ルールにハマっていて、ドータクン1on1最強タケシ決定戦に出場して遊んでいた。
そのためレートには潜っておらず、シングルレートはどのような環境なのかさっぱり分からなかった(ドータクンとタケシの環境なら知り尽くしているが)。
そんなある日、ビビヨン使ってるぞーとtwitterで声をかけられた。(後述)
自分はS2でビビヨンを軸とした構築を使用していたのだが、そういえばビビヨンってまだ通用するのかな~と思い、環境調査も兼ねて久し振りにレートに潜ることにした。
当時の構築を改良するならこんな感じだろうと頭の隅っこにはあったので、それに基づきパーティを組んでみた。
本当はタイプ統一も試してみたく統一パ組んでみたのだが、フリーですら負けまくったため中止になったという裏話もある。



ちなみにS2での並びはこんなん。

Pokémonsprite 666 XY.gif Pokémonsprite 637 XY.gif
Pokémonsprite 795 SoMo.gif Pokémonsprite 356 XY.gif
Pokémonsprite 639 XY.gif Pokémonsprite 488 XY.gif

ちょっとタイプ被り多いな。



んで今回の並びは

Pokémonsprite 666 XY.gif Pokémonsprite 637 XY.gif
Pokémonsprite 094 XY.gif Pokémonsprite 598 XY.gif
Pokémonsprite 658 XY.gif Pokémonsprite 488 XY.gif

バランス良くなった!



てなことで今回はこのパーティの構築記事。





Ⅱ.構築ができるまで

  

コンセプトとしてはビビヨンをとにかく通すことなので、選出は ①起点作り+②エース(ビビヨン)+③補完 となる。

①起点作り
以前まではテラキオンを使用していたが、相手の初手ステロ撒き(ガブやランド等)と対面した時にやりたくもない択が発生することがあった。

Pokémonicon 639.png<ステロ読み挑発読み岩封読み岩封だ!
Pokémonicon 445.png<はいステロwww

この択を極力排除するためにゲッコウガを採用した。 Pokémonicon 658.png
アタッカーとしての運用が主なポケモンだ、冷ビ+手裏剣の見えざる圧力があるに違いない。
実際には冷ビも手裏剣も持っていないが、ガブやランドはどうしてもこの2つの技を意識せざるを得ない、このゲッコウガは実質6つの技を持っているのだ。
相手は倒されるのを嫌い後続に下がる、その隙を見逃さずこちらだけが起点を作っていく、これこそが忍者展開である。

Pokémonicon 233.png<冷ビ受けにきました
Pokémonicon 658.png<はい起点www(撒菱ポイポイ)

汚いなさすが忍者きたない。



②エース
コンセプトからビビヨンで確定。 Pokémonicon 666.png
そもそも使用率No.1のミミッキュに強いのがウリのビビヨンだが、更に強く出るため身代わりが影打ちを耐えるHBビビヨン を抜擢。
HBビビヨン中々に強かった。

ただしコケコレヒレナットには手も足も出ないので、そいつらがいる構築には裏エースとしてガモスを起用。 Pokémonicon 637.png
ガモスも中々に強かった。



③補完
S2で使って強かったため基本的にはクレセリア。 Pokémonicon 488.png
とても高耐久でS操作も可能、瞑想を積むことにより自らもエースになれるすごいポケモン

ジャロやアシレ、バトンやゴーリに薄いのでゲンガーを採用。 Pokémonicon 094.png

裏選出時のギャラやミミッキュ、トリルアシレがきつそうなのでナットレイを採用。 Pokémonicon 598.png





Ⅲ.個別解説



S4pt



起点作り→エース→補完の順に紹介。
ベースはS2の構築なので、そちらも参考にしてもらえるとわかりみが深いかもしれない。



Pokémonsprite 658 XY.gif
ゲッコウガ@きあいのタスキ 特性:へんげんじざい  
[おくびょう] 147-x-88(4)-170(252)-91-191(252)  
こごえるかぜ/くさむすび/まきびしちょうはつ 

B:余り
C:ぶっぱ
S:ぶっぱ

起点作り
一般的なゲッコウガは冷ビや手裏剣を持っていることが多く、初手に出てくるガブやランドはステロ撒いただけで落とされてしまう。
そのためステロを撒かずに数値受けに引かれる、もしくはそもそも初手に出てこないことが多く、その隙を見て起点を作ることができる
これこそがビビヨン軸における新たな起点作りの方法、忍者展開である。

初手冷風が安定択になるのは嬉しい、氷4倍勢には十分なダメージが入るしビビヨンの起点も作れる。
ただカバのような起点作りに特化した連中は攻撃食らってでもステロを撒こうとしてくる、そこに挑発が刺さる

ここまでゲッコウガを褒めちぎってきたが、1つだけ不満がある。
なんとこのポケモン、起点作りのくせにステロを覚えないのだ、しょうがないので撒菱を採用。
ただ本構築はビビヨンを通すことが目的で、ビビヨンが突破される襷持ちとしてはガッサやパル等が挙げられる。
これらは全て接地しているため、ステロではなくともそこまで困らなかった。
しかし裏選出で行く場合はギャラ等にガモスのZ破壊光線を耐えられることがあったので、裏選出が多くなりそうならやはりステロを撒ける奴の方が良さそう、一長一短。

冷風、挑発、撒菱の三つの技は確定で、他の一つは自由枠。
今回はカバやバンギに刺さる草結びを採用したが、この枠はパーティに合わせて色々カスタマイズできる、ナットに刺さるめざ赤なんかも面白そう。

この構築の起点作りに求められる要素は色々あるので以下にまとめておく、数字が若いほど必須要素。

①襷を持てる(頑丈でも可)
②S下降技
③挑発(マジックミラーでも可)
④ステロ(撒菱でも可)
⑤S96族以上(S下降技でスカテテフの上を取れるため)


これらの中で①②③の要素は是非欲しい、④⑤はあれば嬉しい。
この条件に当てはまるポケモンは結構存在していて、自分が採用を考えた中から一例を挙げるとテラキ、プテラ、ゲンガー、猿、デンチュラ、アブソル、etc… お好みでチョイスできる。

一時期、襷砕ける鎧イワーク Pokémonicon 095.pngを本気で考えていたことがあった、とある大会でイワークの強さを知る機会があったのだ。
イワークのポテンシャルは計り知れない、是非この記事を目にした皆さんにはイワークを使っていただきたい




Pokémonsprite 666 XY.gif
ビビヨンたべのこし 特性:ふくがん  
[おくびょう] 177(172)-x-99(228)-110-70-135(108) 
ねむりごな/みがわり/ちょうのまい/ぼうふう  

H:16n+1 = 残飯身代わり最大効率
H-B:特化ガブの逆鱗確定耐え
   特化ミミッキュの影打ちを身代わりが確定で耐える
   A4振りガルドの影打ちを身代わりが中乱数で耐える

C:C+5でD振奇石ラッキー高乱数3
  +1撒菱C+2暴風でH4ミミッキュ高乱数1
S:最速ガッサ抜き (=S+1で最速メガゲン抜き抜き、S+2で最速すいすいメガラグ抜き抜き)


表エース
紆余曲折あって完成した蝶々、その名もHBビビヨン
技構成はごく一般的だが努力値振りが一般的ではない。
HBビビヨンと謳ってはいるがSにも割と振ってる、ガッサ抜き(=S+1で最速メガゲン抜き抜き)は最低限必要だった。

大体何故最速を捨ててまでHBに厚く振ったかというと、ミミッキュへの対策を盤石にするため
もともとミミッキュに強い積みエースということで採用したビビヨンだが、死に際に影打ちで身代わりを壊され後続の先制技で殉職する事件が起こるようになった。
そこでSを最低限に抑え、ミミッキュを安全に起点にできるようにした
この振り方は思わぬ所で活きることが多く、分かりやすい例で言うと意地スカガブの逆鱗を確定で耐えたりする。
メガサメハダーの氷牙を耐えて逆転勝ちした試合は震えた

ここまでSを落としてしまい自力で抜けない相手も増えたのは確かに痛手、だが取り巻きがしっかりS操作をしてくれたのでこのS不足で困ったことは殆ど無かった。
唯一困ったのがメガライボルト
お前S2にはいなかっただろ130族抜きまでしかしてないから選出やめてくださいお願いします。

また、このコンセプトを踏襲して図太い個体でも育成することができる。

臆病  177-x- 99-110-70-135
図太い 161-x-110-113-70-135

物理耐久とSは同じだが図太い個体はC実値が若干上がり、C+2暴風でH4ミミッキュを倒せる確率が上がる。
ただし特殊耐久は下がるためその辺は好みで決めていいと思う。

この振り方だとA個体値が0~3で不一致イカサマを身代わりが高乱数2耐えするため、厳選時にはAの妥協は許されない。

追記)ビビヨンを調整する際に考慮すべきことまとめたので興味ある方はどうぞ → 【SMシングル】 ビビヨンの調整 【単体考察】



Pokémonsprite 637 XY.gif
ウルガモス@ノーマルZ 特性:ほのおのからだ 
[おだやか] 191(244)-x-99(108)-156(4)-143(36)-135(116) 
ほのおのまい/はねやすめ/ちょうのまい/はかいこうせん

H-B:特化ミミッキュのZシャドクロ+影打ち確定耐え
H-D:臆病コケコのF10万確3
   D+1で特化レヒレのZハインプ確定耐え
   D+2で特化テテフのFサイキネ超高乱数4(D+0とD+2時での被弾を超高乱数で耐える)
   ステロ+臆病メガゲンのヘド爆確定耐え
S:最速ガッサ抜き (=S+1で最速メガゲン抜き抜き、S+2で最速すいすいメガラグ抜き抜き)
C:+1撒菱C+1Z破壊光線でD4振ガブ確1
  C+2Z破壊光線でH244メガマンダ確1
  +1撒菱C+2Z破壊光線でH252レヒレ確1

裏エース
努力値振りはS2と殆ど変わっていないがCからSに8だけ移動、なんでガッサ抜きしてなかったんだろう。

2舞以上できると大体3タテできるので、確実に舞えるよう耐久振り+羽休めを採用した。
羽休めは読まれることが少なく、2舞後の羽休めで絶望を見せることができた。

メインウェポンの炎技に命中不安はアレなので炎舞か放射かで選択。
単純な威力の差で考えたら放射なのだが、この振り方では乱数が変化する仮想敵が特に見当たらなかったため炎舞にした、ボーナスのCアップおいしい
今後もしも放射じゃないと倒せない相手が出てきたら変更する可能性はある。

サブウェポンに関しては通りの良いZ技として破壊光線か暴風かで選択。
Z技化しなくとも連打したい場面があったため最初は暴風を採用していた、飛Zのため挑発やアンコ時にZ羽休めで回復できるのも魅力。
しかし以前の振り方からCを削ったこともあり、C+1でガブを確定で落としたかったためZ破壊光線にしてみた。
実際に使ってみたらやはり火力は高く、何より虫さんが走るのモーションが面白いので変えてよかった、虫さんトコトコ。




Pokémonsprite 488 XY.gif
クレセリア@ゴツゴツメット 特性:ふゆう  
[ずぶとい] 223(220)-x-185(228)-95-150-113(60)
サイコショック/こごえるかぜ/めいそう/つきのひかり

H-B:特化メガマンダの捨て身超高乱数2耐え
S:S-1の最速ガブ抜き

補完その1
ビビヨンの最高の相方、ビビクレセ強い。
高耐久でS操作技も完備ってとこが好き。

以前はサイコキネシスを採用していたが、瞑想の積み合いで有利に立つためショックに変更。
ただその弊害もありパルに簡単に破られてしまう、前までカモだったのに… まあ一長一短ってことで。

この枠に入ってこられるポケモンはクレセの他にいないんじゃないかなーと思っていたが、最近発見した期待の新星がいる、メガタブンネ である。
回復技が願い事ってのがネックだが、高耐久のS操作技持ち、更に瞑想まで積める等クレセに近しい動きができるのが偉い。
メガタブンネ有識者の方いらっしゃいましたらご一報ください。



Pokémonsprite 094 XY.gif
ゲンガー@ゲンガナイト 特性:のろわれボディ → かげふみ
[おくびょう] 143(60)-x-80-175(196)-95-178(252)  → 143(60)-x-100-215(196)-115-200(252)
ヘドロばくだん/こごえるかぜ/ほろびのうた/まもる

H:余り
C:メガシンカ後H252アシレ超高乱数1
S:ぶっぱ

補完その2
ここまで重いジャロ、アシレ、バトン、ゴーリに強い駒を探していたら、何やらいびつなゲンガーが出来上がってしまった。
本当はガッツリ耐久に振りたかったのだが、アシレを落とすためにこれくらいはCに割かなければならなかった。
ゲコビビクレセガモスまで確定で組んでいたが、ここまでメガストーンが余っていたので丁度良かった。

ジャロやアシレ用のヘド爆、バトンやゴーリ用の滅守は確定、そして残った一枠の技には冷風を選択。
あくまでこの構築のコンセプトはビビヨンを通すこと。
冷風連打で起点作りに従事する。

忍者展開による毒菱祟り目コンボができていれば強力だったなと、このゲンガーを使っていて肌で感じた。
眠り粉が通らなくなるからあえなく不採用となったが、いつか毒菱パにも挑戦してみたい。



Pokémonsprite 598 XY.gif
ナットレイフィラのみ 特性:てつのトゲ  
[のんき] 181(252)-131(132)-166-x-152(124)-22 
ジャイロボール/パワーウィップ/じならしはたきおとす

H-B:特化ミミッキュの+2Zシャドクロ確定耐え
   特化メガギャラの+1地震高乱数2耐え
   無補正A252メガギャラの+1噛み砕く中乱数2耐え
H-D:特化アシレのアリア+めざ赤確定耐え
A:ウィップでH252アシレ確1
  ウィップ+鉄の棘でH4メガギャラ中乱数1
S:最遅

補完その3
裏選出時にギャラやミミッキュ、トリルアシレ等がきつかったのでそれらに対抗できそうなナットレイを採用。
持ち物はミミッキュのA+2Zシャドクロ+シャドクロを耐えるためのフィラの実。
補助技を持たないのでチョッキでも着せたかったのだが、物理に特化しても上記のミミッキュの攻撃を耐えられなかったため混乱実に落ち着いた。

フルアタナットになってしまった理由はナットレイ1on1を制するため
残飯を叩き落とし、地ならしで地道に削っていく。
最初はめざ赤ナットを採用していたのだがあまりにも汎用性が無かった、結局地ならしと叩きに落ち着いた。
地ならしか叩きどっちか削って剣舞か鈍い入れても良いと思う。





Ⅳ.選出



基本選出はゲコビビクレセ  Pokémonicon 658.png Pokémonicon 666.png Pokémonicon 488.png
ゲッコウガで場作りしてビビヨンを出す。
何らかの形でビビヨンの積みを阻害された場合はクレセで再展開。

コケコレヒレナットがいたら裏選出のゲコクレセガモス  Pokémonicon 658.png Pokémonicon 488.png Pokémonicon 637.png
ゲッコウガで場作りして対面の相手に合わせてクレセかガモスを繰り出す。

その他状況に合わせてゲンガーかナットを上記の選出に組み込む等柔軟に。
どの選出でも忍者展開が基本、起点作りゲッコウガ便利。



このパーティで永遠にきついのは、

◯メガバンギ 
・S2までは砂始動のバンギしかいなかったためテラキでぶちのめしていたが、メガストーン解禁に伴いエースでの起用が増えた。ビビヨンもガモスもクレセも通らないからやめてほしい。

◯身代わり持ちの鋼、岩(カグヤやウツロ等) Pokémonicon 797.png Pokémonicon 793.png
・そんじょそこらのポケモンなら身代わり張られても暴風で破壊してから眠らせるのだが、暴風が通らない相手に身代わり張られると壊せない。眠り粉通らないからやめてほしい。

◯毒ガルド Pokémonicon 681a.png
・Zシャドボ撃ってきたからアタッカーだな!と思って悠々と積んでたら毒々が飛んでくる。S2ではそんな見なかった印象だがめちゃくちゃ増殖してた。流行りに疎い人間なので、ガルドに限らず不意の毒々は本当にやめてほしい。





Ⅴ.まとめ



ここまでこの構築について紹介してきたが、実際どれくらいまでレートを伸ばせるのだろうか。
もはやこの記事のタイトルでネタバレしてしまっているが、レート2021まで登り詰めることができた。
2000を超えることができ目標達成。

18 sab R2021 168位 S4最終
最高最終レート2021、168位

今シーズンはデフレシーズンと言われているが、そんな中でここまで来れたことを嬉しく思う。
レートだけ見ると以前の構築から下がっているが、最終順位は上がっているのでこれもまた喜ばしい。(S2:R2075、212位 → S4:R2021、168位)
S2の終盤辺りからガッサや催眠ゲンガーが流行りだした、催眠対策も増えるだろうしその煽りでビビヨンも動きにくくなるだろうと前の記事を書いたときに考えていた。
しかしそれでも尚2000まで登れるとは、ビビヨンも中々にやれるポケモンじゃあなかろうか。
QRも作ってみたので興味のある方はどうぞ。 → https://3ds.pokemon-gl.com/rentalteam/BT-11FA-4E10



話は変わるがある日、twitterに1つのリプライが届いた。
確か最強タケシ決定戦の頃なのでまだS4始まったばかりだっただろうか。


S2の構築記事でビビヨンの魅力を発見してもらえたようだ、嬉しい。
あの記事で触発してもらえたなら自分もそろそろレート復帰するか!とレートモチベが上がったのを覚えている。
ビビヨン軸についてDMでやり取りなんかもしてた。

そんな彼の今季の成果がこちら。 → 今季からブログを始めた模様 http://idpoke.hatenadiary.jp/entry/2017/07/18/235220

両ROM2050



負けた

今後もレートでビビヨン軸の構築を使用するかどうか、そもそもレート自体に潜るのかすら未定だが、その際は彼を超えられるように頑張っていきたい。
レート戦における目標、という楽しみが1つ増えた。
このようにポケモンの楽しみが増えたのはtwitterのおかげ
これからもこの文明の利器を存分に活用していきたいと思っているので、この記事に関する感想、意見、要望、賛辞の言葉等があればこちらまでお願いします。 → https://twitter.com/V_limeri

HBビビヨンはともかく、忍者展開は他の構築にも組み込みやすいから皆使ってみてくれよな!!!