プロフィールなど

2006年06月01日

5月のパフォーマンス

5月の月間パフォーマンスです。

2006年 前月末比 年初比 TOPIX前月末比 年初比
5月 -13.89%  -20.49% -7.95% -4.23%

う〜ん、けっこうやられましたね(^^;

いくらバリュー投資でも、相場全体が大きく下げれば当然その影響を受けるわけですし、年間を通じてマイナスになることもあるはずです。ここで考え方を変えて、“取り返しがつかないことになる前に逃げておく”、といった行動を取るつもりはさらさらありません。

また、今から過去を振り返って“ああ、あの時にこうしておけば良かった”などと後悔するつもりもありません。もちろん反省点はあるのですが、それは次の時に活かせばいいだけであって、後悔とは違うはずです。

な〜んて、ちょっと気合が入りすぎですかね(笑)

幸いなことに追証の心配とは無縁ですので、この先どこまで下げるのか、それを見届けてやるくらいの心持ちでいるとしましょう。



romantische_schule at 01:30|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2006年05月26日

千客万来多謝御礼 感謝感激雨あられ

一昨日までは訪問者数6〜8人で安定していたブログなんですが(笑)、昨日はいきなり702人! びっくりしました。

掲示板で紹介いただいたので、かなり増えるものと期待し、ワクワクしながら夜中にチェックしたのですが、まさかこれほど多いとは思っていませんでした。

あらためて某掲示板および某某掲示板の影響力の大きさを知りました。

ご訪問いただいたみなさん、どうもありがとうございましたm(_ _)m

もちろん、訪問いただいた方の多くは大いにがっかりして(笑)、今日の訪問者数は当然激減するでありましょうが、もしも気に入ってくださった方がいれば、今後もごひいきいただけると嬉しいです。

余談

不謹慎ながら、これが株価ならすごいなあ、などと思ってしまいました。なにせ100倍ですから(笑)



romantische_schule at 11:52|この記事のURLComments(4)TrackBack(0)

2006年05月24日

『賢明なる投資家』

グレアムを学ぼうと決意して、ふたたび日本語の『賢明なる投資家』に挑戦したのですが、やはりあえなく挫折(笑)

そこで普通なら自分の読解力不足を嘆くところなのでしょうが、歳を喰っていて厚かましいせいか、英語が(一応)読めるので疑い深いせいか、なおもあきらめずに英語版の『賢明なる投資家』を注文してみました。

それで読んでみたら、なんとビックリ。言っていることが、とってもよくわかるではありませんか!?

まあ、日本語版についてあまり具体的に言うつもりはありませんが、バリュー投資を勉強したいという方で多少なりとも英語ができるのであれば、併読でもいいですからぜひ英語版を読んでもらいたいと思います。

ちなみに、某有名バリュー投資家さんのサイトには投資本が並んだ本棚の写真があり、そのなかに日本語版とならんでペーパーバックの『賢明なる投資家』があります。やっぱり! と思いました。

バフェットはちょっとブロークンな口語調の文章ですが、それに比べるとグレアムは折り目正しい中に渋いユーモアを感じさせる英語なので、日本人にはむしろ読みやすいと思います。

全部を読むのが大変であれば、株式に関する個所だけでもいいですし、それも大変というのであれば、バフェット推奨の第8章と第20章だけでも読む価値があると思います。

(巻末にあるバフェットの“グレアム・ドッド村のスーパー投資家たち”も面白いです!)


romantische_schule at 01:20|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2006年05月23日

バリュー投資に転換(下)

購入した銘柄は、市場全体の上げに乗り、その後秋から冬にかけて驚くほど順調に上昇しました。鳥羽洋行だけは早売りしてしまいましたが、残る3銘柄は年末年始にかけていずれも50%以上の利益を確保して売却することができました。

この投資の成功で、私はバリュー投資の正しさにかなりの自信を持ちました。もちろん、日経全体の急騰による幸運という要因も否定はできないのですが、実際に自分で行ったほぼ機械的なスクリーニングで成功した体験は、非常に説得力があるものでした。さらに、その期間にバリュー投資に関する本やサイトで得た知識も自信の裏づけになりました。

『バリュー投資入門』が要約して指摘しているように、バリュー投資の有効性は

1. 機械的スクリーニングに基づく統計データ

2. バリュー志向の機関投資家

3. グレアムの流れを受け継ぐ個人投資家

によって実証されています。したがって、短期的に大儲けするには適していないけれど、本業を持つ個人投資家が長期的に行う投資には最適ではないか、と考えるようになりました。

そしてこの成功体験によってバリュー投資についてもっと知りたくなり、どうせなら亜流傍流ではなく本家本元のグレアムを学ぼうと決意するに至ったわけです。


romantische_schule at 00:32|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2006年05月22日

バリュー投資に転換(中)

真剣にバリュー投資をやってみようと考え、まずやったのはスクリーニングです。

四季報CD-ROMは持っていなかったので、http://www.kabumap.com/scrnEasyQ.htmlを利用しました。条件は

PER < 10
PBR < 2
自己資本比率 > 50

です。記録を見ると、8月19日とあります。

これで出た銘柄について、近年の業績推移をhttp://jp.moneycentral.msn.com/investor/invsub/results/statemnt.asp?symbol=の“10年間の推移”で調べ、赤字が少なく業績が右肩上がり(に思える)銘柄を選びました。

選んだ銘柄は

5457 住友鋼管
5973 トーアミ
6899 ASTI
7251 ケーヒン
7299 フジオーゼックス
7472 鳥羽洋行

でした。まだPER 10未満でこうした銘柄が残っている時期だったわけです。

どうせ選んだのなら全部さっさと買えばよかったのですが、そこまでの自信はなく、少しでも安くと思って値動きを見ているうちに住友鋼管は上がってしまい、またASTIは第1四半期が予想を下回っていたという些細な理由で見送ってしまいました。

結局、購入したのは

5973 トーアミ
7251 ケーヒン
7299 フジオーゼックス
7472 鳥羽洋行

の4銘柄でした。


romantische_schule at 17:16|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2006年05月21日

バリュー投資に転換(上)

去年の六月に始めた信用取引は、当初は地合の良さで勝てることもあったのですが、そのうち空売りまでし始めるようになって、当然ながらだんだん負けることが多くなっていきました。

しかも現物の枠を塩漬けが占めている関係上、信用に頼って取り引きしており、私の性癖として信用なるがゆえに銘柄選択も安直でいい加減なものになっていきました。さらに、入るロットも現物に比べ大きくなっていました。

今考えるとオッカナイことおびただしいですが、その中で幸運だったのは、ネット上で知り合ったある人から、信用を始めるなら何があっても維持率100%は維持しなさいと忠告され、それだけは守っていたことです。

さて、夏頃になると、株式市場全体は活況を呈し始めているのに、自分が取引するとマイナス、ポートフォリオの評価損もジワジワ増えていくという苦しい状況に陥っていました。じっとしていれば評価損、動けば実現損というパターンです。

今思えば、ビギナーズラックで儲かっていたお調子者がようやく現実に直面し始めた、というところでしょうか。

三菱自動車その他の儲けはまだしっかり残っていましたが、経験の少ない私にはジワジワ増えていく含み損がつらいものでしたし、何よりも便乗銘柄であるため、なぜ自分がその銘柄を持っているか、根拠に確信がないことが非常に不安でした。

そうした状況で私が選択したのは、塩漬け銘柄を全部清算し、その資金でバリュー投資に挑戦してみることでした。

バリュー投資については、ネット上のサイトなどで知識としては知っていましたし、その考え方には説得力を感じていたのですが、それまではまともにそれに取り組む気にはなっていませんでした。

それなりに儲かっていたので、その必要を感じなかったということもあるかもしれませんし、苦しい状況になるまでは投資手法のことを真剣に考えていなかったのかもしれません。個人的な工夫で勝てるのではないかという自信過剰もあったような気がします。

いずれにしても、ここでの決断が自分にとっての転機となりました。


romantische_schule at 12:39|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2006年05月20日

一般口座の功罪

特定口座にして先に税金を取られるより一般口座の方が得、といったテクニカルな話は別にして、一般口座にしておくと、記録や計算が面倒な代わりにとってもいいことがあります(^^)

それは、申告の必要から自動的必然的に自分の取引を見直す点です。

普通であれば、去年のトレードなんてほとんど見返したりしませんし、失敗トレードなんて思い出したくもないものだと思います。

ところが税金の申告で計算する場合、いつ買っていつ売ったか、いくら儲かっていくら損したか、手数料はいくら取られたか、を必然的に見直さざるを得ません。

しかも申告の場合、税金が減る関係上、損を出した失敗トレードほどありがたいものはなく(笑)、普通なら思い出したくもないトレードを喜んで(?)見直すことになります。

こうした見直しは、自分自身の無自覚な非合理的行動、いわゆる心理的バイアスを把握する上でとても役に立ちます。そして、自然のままにしておくと自分がどういった非合理的行動を取るかを知っておくことは、ほかの分野でも重要でしょうが、株取引ではことのほか重要だと思います。

ある意味で、銘柄選択や投資手法などよりも大事かもしれません。


romantische_schule at 17:49|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2006年05月19日

信用取引を始める

他力本願の取引で塩漬け株を作る一方、昨年の六月には信用取引を開始しました。

信用取引のメリットは、要するにレバレッジが効くことです。儲かるならばレバレッジの分だけ儲けが広がります。もちろん損する場合には損も拡大します。

そうした点は充分理解した上で始めた信用取引だったのですが、意外な心理的落し穴があることを発見しました。しかも、発見しただけではなく、しっかりと落ちました(笑)

その落し穴とは、信用余力として手持ち資金の何倍かの金額が表示されるせいなのでしょうか、実に気軽に玉を建ててしまうということでした。

現物であれば、とりあえず何をしている会社か、最近の業績はどうか、PERやPBR、ROEなどの基本的指標はどうか、くらいは調べるようになっていた自分ですが、いざ信用で玉を建てるとなると、チャートの動き、ネット上の情報、心理的な予測(思い込み?)などだけを頼りに、いとも気軽に玉を建ててしまうのです。

これは我ながら意外なほどでした。

当時はまったく無自覚でしたが、信用ならば気軽に玉を建てようとする傾向は現在も私の中に確実に存在しており、この傾向は私自身の強力な心理的バイアスであるようです。注意が必要です。

そのために現在は、“決算書を読んでいない銘柄には手を出さない”というルールを決めています。

現物であれば決算書に目を通すのを厭わないものの、信用であれば気軽に手を出してしまうという性癖の自分にとって、今のところこのルールは有効に機能しているようです。

というのも、元来がめんどくさがりなせいでしょうか、手を出したいあまりに決算書を読むということはまだ一度もないからです(笑)


romantische_schule at 10:20|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2006年05月13日

一言御礼

これまで3〜6人くらいで推移してきた訪問者数が、昨日はいきなり27人!

なんと新記録です(←レベル、ひく〜(笑)

このブログをどこかで広めてくださった方もいらっしゃるのだと思います。そうした方、そしてもちろん訪問してくださった方に、今日は一言お礼を申し上げたいと思います。

“プロフィールなど”で書いているように、駆け出しの投資家である私がグレアムを真摯に学ぶことで成長していきたい、という考えで始めたブログです。このブログと自分自身、そして自分の資産が同時進行で成長していくことを目指しています。

その中で、訪問してくださる方にわずかでも参考になる点があればいいと思っています。訪問してくださる方があることが、私にとって何よりの励みです。みなさま、今後ともおつきあいのほどよろしくお願い申し上げます。



romantische_schule at 11:43|この記事のURLComments(2)TrackBack(0)

2006年05月10日

調子に乗って・・・(株入門のその後)

初めて買った三菱自動車でかなり儲かったこともあり、だんだん株にのめりこむようになりました。このあたり、よくあるパターンだとは思いますが・・・

当時は、付け焼刃のテクニカル、人の推奨に便乗、人の銘柄のパクリ、というのが基本になっていました(笑)

しかしそのうち、だんだんと限界を感じるようになってきました。

テクニカルについては、いくら買いサインが出ていても、たとえば前夜の米国市場、為替、原油、ちょっとした事件などで、予測が簡単にくつがえされてしまうのが非常に不満でした。

また、結果が芳しくなった場合に必ず“ダマシ”という言い訳があるのも、いささか納得がいきませんでした。

当たれば有効、外れればダマシ、という説明では、結局のところテクニカルはあと講釈に過ぎないのではないかと思ったのです。

さらに、人の銘柄への便乗やパクリについては、上がったにせよ下がったにせよ、どうもうまくいかないことに気がつきました。

便乗で上がってくれればラッキーこの上なしなんですが、どういう理由、どういった根拠で買っているのかが自分ではっきりわかっていないため、上がって嬉しいながらも、どの水準で売ったらいいのか、どういう戦略で売るべき銘柄なのか、どの程度のホールド期間を想定すればいいのか、などがわからないのです。

また、下がった場合にはもっと悲しい事態が待っていました。同じくどういう理由で買っているかがわかっていないため、どの水準で損切りするか、あるいは多少下がってもホールドすべきか、といったことがわからないのです。

そのため、ほとんど必然的といってもいいのかもしれませんが、上がった銘柄はわずかの値幅で利確、下がった銘柄は大きな含み損を抱えて塩漬け、という実によくあるパターンに入り込んでいました。



romantische_schule at 16:06|この記事のURLComments(4)TrackBack(0)