今年最後の大摂心である「臘八」
二五〇〇年前に、釈尊は12月8日の未明、明けの明星をご覧になって悟りを開いたと言われています。
それにちなんで、12月の1日から7日の深夜まで摂心を行い、日付けが変わったところで「成道会【じょうどうえ】」すなわち釈尊の示された解脱を記念します。



ということでおはようございます接心明けのアーナンダです

まず接心とはある一定期間集中して座禅を行うことでありまして

わたくしのお寺の場合は朝の4時〜夜の9時までがレギュラータイプの接心であります。

接心中の間は他人との会話、お風呂 、インターネットは禁止されております(このブログは時系列バラバラで書いておりますのでご理解ください)

そして毎月初めは5日接心と言いまして4時〜夜の9時までの接心を5日間続けます。

もちろんNOトーク NOシャワー NOインターネットです

で今回はその集大成でもあり、この修行生活でも一番ハードな7日接心を行いました。



前置きが長くなり申し訳ありません


今回の接心は12月2日より大雪に見舞われて僧堂の温度は0度の中震えながらの過酷な修行でした。

一週間ぶっ通しの座禅となりますと肉体的よりも精神的な疲労が大きくなります

座禅中ありとあらゆる誘惑や妄想がわたくしの心を襲います

まさに釈尊のサンユッタニーカヤ状態であります


釈尊は座禅を組んだまま神々や悪魔達の様々な甘い誘惑に打ち勝ち悟りを得ましたがわたくしのような凡夫はそうは簡単にはいきません


雪の積もる回廊を裸足で歩きながら


皆今頃何してるんだろうか・・・・

こんな事して一体何の為になるのだろうか・・・・

この道は間違いじゃないだろうか・・・・

38歳もうやり直しの効かない時期、戻るなら今だ

もう一度会社に戻り、あのなに不自由の生活に戻り結婚して今頃暖かいシチューを食べながら談笑できるなら今この雪の中に飛び込み明日の朝1番の電車に乗りあの娘の部屋のインターホンを押して抱きしめてもらおう・・・・


そう思うと涙がポロリポロリとこぼれます

そんなわたくしの心を見透かすように雪はより一層激しくなりわたくし頬を容赦なく叩くのです


逃げ出したい

帰りたい

もしくはこのまま寒さで意識を失い死んでしまいたい・・・・


結婚を控えていた彼女に自分の夢を語り周りの制止を聞かずに意気揚々と禅寺に飛び込んだ男こんなにも弱く情けない心をもっていたのです

次々に襲ってくる感情にわたくし心は接心3日目にして崩壊していくのであります


続きはまた・・・・



(座禅中わたくしの頭の中でリフレインされていた曲)