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龍孫江の数学日誌

龍孫江が主に数学について気ままにお話しています.現在は 龍孫江の数学日誌in YouTubeの更新告知がほとんどですが,もう少しオリジナル記事を増やしたいと考えています.連載「はじめての可換環」は毎週日曜日更新です.どうぞご贔屓に.

2014年09月

『可換体論』本当に読んでます。

 思いつきをうっかり書いてしまったおかげで, 本当に読み始めました. 永田雅宜『可換体論』です. 今回は勉強というよりは記事を書くことが目的なので, 普段のスタイルとはちょっと違ったスタイルを使っております.

 それはオタキング流スマートノート法. 詳細は岡田斗司夫『あなたを天才にするスマートノート』でご覧いただけます.

 とはいえ「買え」とは言えませんので, こちらをご覧ください

あなたを天才にするスマートノート実践ポイントまとめ


 スマートノートというのはオタキング岡田斗司夫が使っているノート術で, 巷によくある「情報整理系」のノート術とは一線を画したものです. 自負して曰く『天才を作るノート術』. 期待しないわけがありません.

 その骨子は一見単純. 頭を使って「おもしろいこと」を考えようというのです.

 やり方も意外と単純. ノートをぱっと開くと, 右側に論理的に「考えたこと」, 左側に「リミッターを外しておもしろいこと」を書く. テーマは何でも構いません.
 ノートを見返すと, ぼくの最初のテーマは「フランクフルトはなぜ美味しい?」でした. 左ページには恥ずかしながら「弱点:女子には向かない」とか…….

 そして著者自身書いていますが「これを続けると, 人に話したくなる」んですね. 確かに思いつきを「ネタ」にまで研ぎ澄ませられるようになると, 今度はそのネタを出したくなるのです. twitter は「思いつき」を思いつきのままつぶやくツールですが, 思いつきのままではブログのようにまとまった文章を書くのは結構つらい. 情報整理系のノート術は「思いつきをどう逃さないか」だけを主眼にしていて, 思いつきをアイデアに育てる手法は見逃されがちです. 最近になって, フィッシュボーン法とかいろいろ見るようになりましたが, あんな絵を描いていられないです.

 ついでに書いておくと, 未だに理解できないのがマインドマップというやつで, 単語を並べると何が嬉しいのかぼくには分かりません. 脳を定期的に浚っておきたい忙しい人には有効かもしれませんが, ぼくはそれほど忙しい人生を送っているわけではないので. それでも ToDo リストくらいは作るようになりましたが, それで十分です.

 このスマートノートを援用して,『可換体論』を読んでいます. 右ページには本の内容をさらい, 左ページに書いておきたいこと, 一般化, ツッコミ, ダジャレなどを書いています. この左ページの内容を吟味し, 手直しし, 文章を調えて記事にしていく予定です.

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「数学書を読む」ブログ考慮中。

 佐藤優『いま生きる「資本論」』に「人に教えながら勉強するのは良くある手」というくだりが出てきます.

 そうそう, これは結構有効な手なんですね.

 ぼく自身, 何冊かの本を人に聞いてもらいながら勉強しました. 聞いてもらうと言うよりは, ジャイアンのような先輩に言われたのでしぶしぶ出てきたというのが聞いていた側の本音かもしれませんが.

 今は人を捕まえて本を読むということもなくなってしまいました. こんなに勉強する良い手を使えなくなってしまったんですね.

 それで思ってしまったわけです.「あ, 数学の本を読んで, ブログにすればいいんだ」と.

 確かに最近ブログが継続できなくて「三日坊主だなあ」とは思っております. 記事がまったく書けないわけではなく, 書き上げることができないのです. エディタ (ぼくは未だにテキストエディタで書いたテキストを流し込む方式でブログを書いています. タグも手動です) の方には書きかけの記事が結構いっぱいあるんですが, 練ることが出来なくて結論の出ていないものばかりです. 簡単に考えるということが出来なくなってくるんでしょうか.

 しかし言うは易し行うは難し, これは安直ながら空恐ろしい企画なのは重々承知しています.

 とはいえですよ, 何年か前なら, この企画は早々に却下できたのです. このブログでは「数式が書けないから」とね. 数学書を読んで記事を書くのに数式が書けないのは致命的です.

 ところが技術の進歩というのは恐ろしいもので, 今では

\(\displaystyle \int_0^1 f(x) dx = \lim_{n \to \infty} \frac{1}{n}\sum_{k=1}^n f\left( \frac{k}{n} \right) \)

なんて数式も簡単に書けてしまうんですね. いよいよ言い訳が無くなってしまいました.

 そんなわけで, 9月中旬から「数学書を読む」ブログを始めようかな, と思っています. いろいろ本業の方が忙しくなってくる季節でもありますので, 定期の義務は課しません. さらっと小一時間読んで, 小一時間かけてブログにするという感じでやっていきたいと思います.

 やるとなったら, 最初のテーマ本は永田雅宜『可換体論』です. この偉大なる名著, 読み切るのにいったいどれだけかかることやら….



 そんなわけで, どうぞよろしくお願いいたします.

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