2010年10月

2010年10月31日 01:41

「ええと、ねえソージ。わたしってどんな形だったっけ?」
おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その2 (MF文庫J)
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 どこまで狙ってやってるのかわからないが安心の葉村節。どこか寂寥感を感じさせるママゴトめいたコメディパートと、ナチュラルな厨ニ力のバランスが絶妙。現代異能モノの設定で日常系をやるというコンセプトの時点で既に勝ったような物だけど、この人以外が書いたらもっとつまらないものになってそうな気がします。

 依存を超えた「妄信」こそが葉村ヒロインの真骨頂であると常々思っているのですが、本作のヒロインである一乃、キリカ、リリス(×2)はみな揃ってその精神性を有しています。なんて素晴らしい葉村世界。完敗だ。

 作者自身の理想とするそのヒロイン像を、手を変え品を変え描き続ける事こそがこの人のライフワークなのだと、私はそう信じて疑いません。

 「天川天音の否定公式」という叩き台を経て、生まれるべくして生まれた傑作ではないかと思います。次回は恐らくリリス(×2)メイン?になりそうですが、なるべく長く続いてくれるシリーズになるといいですね。

 
 しかし葉村ヒロインでは未だに瑛子が最強だと思う。

2010年10月27日 21:20

「先輩がしゃべっている、そのごった煮になった言葉が、本当の気持ちなのではないですか。人間の気持ちは割りきれないこともあるです。本音も建前も一緒にして、自分の言葉に導かれるがままに行動すればいいですよ」

変態王子と笑わない猫。 (MF文庫J)
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 枯れない桜に願いをかけりゃ、義妹が寝込んで口から桜を吐くわけですよ。ようするに身の丈に合わない願い事なんかするものではない、というお話。


 地の文のリズムとか首をかしげる比喩表現が肌に合わずはじめの方はちょっと辛かったけれど、キャラが出揃ってからは楽しく読めました。それでも、かなりアレな感じの主人公に月子がわりと早くから肩入れしてる理由が理解できずむずむずしました。

 MF文庫の優秀賞、としてみるとヒロイン二人は非常に魅力的なので高得点になるのも納得。たとえベタだろうがなんだろうが梓みたいなキャラは大好きです。はい。

 ヒロインごとのクライマックスが2回、という構成なのだけど、1度目はともかく2度目は酷い脱力ぶり。話としては筋が通っているけど、すっきりしないですね。(作中でも「バッドエンド」と明言されてはいますが)というかこの期に及んで「猫の像」の力を借りて問題を解決しようとした陽人には軽く失望すら覚えました。ち○こもげろ。

 とかく月子がいい子すぎて、作中の負債を一人で背負ってしまった形なのですよね。とりあえず思い込みであそこまで月子を追い詰めた「鋼鉄の王」は腹を切って死ぬべきである。ついでに王子も。

 まあ好みで言えばやっぱり梓の方なのだけど、結局この話はラブコメ未満で終った感じなので二人の内のどちらが勝ったというわけでもないですね。(悪い奴ではないけど)この主人公がモテる所はあまり見たくないので続巻はなくてもいいかなあ(笑)


 「わたしたちの田村くん」あたりが好きな人にはわりとオススメ……かもしれない。

2010年10月23日 14:42

 ――大丈夫。

 きっとすべて上手くいく。

 だって、私は涼月奏なのだから。

まよチキ!5 (MF文庫 J あ 7-5)
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 よくもわるくもMF文庫標準。もっというと「えむえむっ!」の二番煎じな感はぬぐえないシリーズではありますが。このタイミングでアニメ化ですカー。それはともかく今回は短編集。いつにも増して安心・安定なフツーのクオリティでお送りする小粒ぞろい(造語)な内容となっております。

 前回ラストのサプライズ?から繋がるプロローグ(予想通りやんわりと流されましたが)に続いて、涼月・紅羽・ナクル・マサムネ・スバルと各キャラごとの短編が一本ずつという律儀な構成。お気に入りのキャラが多ければ多いほど楽しめるのではないでしょうか(その逆もまたしかり)。主食の前に食べるサラダ感覚で読むのに最適な一冊です。

 そして涼月の独白で締められるエピローグ。ある意味、ここがこの作品の分水嶺。物語を畳みに入るかダラダラと引き延ばすかの瀬戸際となった感じがします(後者の可能性が高そうですが)。まああのまま引き下がって終わりとも思えないので、涼月スキーとしてはむしろ望むところな展開ではありますね。マサムネも頑張れ。ナクルと紅羽はまあ……適当ににぎやかし程度でお願いします。

 ちなみにMF文庫に雑誌はないので(あえていうならコミックアライブか)短編集とはいえ今回の話は全て書下ろしです。

2010年10月22日 00:28

「だが、いま行かないと。もう行けなくなるぞ」

「小学校はもう、なくなってしまった。中学校もこれで消える。あと三年で高校もだ。そうなると君は二度と、学校というものに通えなくなるぞ」

神さまのいない日曜日III (富士見ファンタジア文庫)
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 濃密な「死」の香りが充満していた前巻とは打って変わってスラップスティック?な第三巻。「あの」アイを「学校」に放り込んだらそりゃ面白いことになるに決まってるわけで。ずるいよなあ。

 「救いなんていらないよー」の次は「そもそも世界って何よ?」ときましたか。アイの周りは相変わらず厳しい人ばかりですねえ。それでも、どんなにケチョンケチョンにされても立ち上がるからこそアイはアイなのだよなあ。

 世界とは何か。救うとはどういうことか。ようやく一つの答えを出したアイの、これは最初の「救世」の物語です。前巻以上にややこしい状況になった傷持ち(スカー)や「異能者」たちなど、世界観が一気に広がった感じです。なかなか先が読めない話になってきましたよ。

 謎めいたディーやアリスの背景など、色々と想像させてはくれるもののちょっとモヤモヤしたものが残る感じはしますね。まあおいおいわかってくることでしょうが。


 学園物といえば放送室占拠はお約束だよなあ。それにしても最後のユリーさんの空気読んでなさは異常。

2010年10月16日 20:16

 アニメの「えむえむっ!」は見れば見るほど違和感だけが積もっていくのでもう見んのやめようかなー……と思っております。部分的にはいいところもあるんですけど。漫画は4巻もハイクオリティだったけどなあ。

 ミルキィホームズは往年のブロッコリーアニメを思わせる狂った(褒め言葉)内容で面白かった! 沼田絵とふでやす脚本という組み合わせも素晴らしいですわー。毎週が楽しみだ。




 そういや自分、セイントオクトーバーとかも好きだったな…

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