2011年07月

2011年07月25日 21:23

「たとえそれがどのような関係であれ、同年代の女子が横にいるということがどれほど恵まれたことか、お前はそれを考えるべきだぜ。さあ部屋を出て行くんだ。オレがお前を殺す前に」

ベン・トー 7.5  箸休め 〜Wolves, be ambitious!〜 (ベン・トーシリーズ)
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 非正規ナンバリングらしく短編集。SQ掲載分も3回分全て収録されているので、ある意味お特感はありますね(あくまで読んでない人にとっては)。その他webからの再掲載が多いですが、156ページという短編の枠を超えた書下ろしも収録されているので満足感はそれなりに高いです。

 半額弁当目的ではない、純粋な温泉旅行。リア充ここに極まれり! まあ白粉さんの平常運転ぶりなどはいつも通りですが。しかし茉莉花関連のイベントはなぜこうも犯罪臭に満ちているのか。ロォォォォォォオリィィィィイィ! そしてサラリーマン……非情な現実と、著莪の冷静なツッコミに泣いた。

 今回の著莪まわりの描写や、特集の短編をあわせて読むと……殴る壁が何枚あっても足りない! これまでの著莪は異性関係ではどこか泰然とした、自分の中の感情にも上手く折り合いをつけているような態度だっただけに、狼狽する姿が新鮮でした。佐藤は……そのうち本当に誰かに刺されそうだゾ。

 4巻以来久しぶりにサラマンダー(鉄平)の名前が出てきたのが気になりますね。8巻のネタになるんでしょうか。しかし相変わらず梗は痴女い。

2011年07月22日 19:55

「楽しむ余裕がない人にさ、楽しめってのは暴力だよね」

「ええ、善意というものが有する醜悪な一面ね」

おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その5 (MF文庫 J は 6-12)
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 ああ、やはり、やはりか。学園祭という時点で嫌な予感しかしなかったわけだ。

 
 己の半身――『煉獄』第一罪――フェルを失い、普通のおんなのこになってしまった我らが一乃さん。これでもか! というくらいの可愛さアピールはさすがメインヒロインの貫禄ですが、明らかな虚勢が痛々しいです。一乃の変調に気付きながらもそこには触れない宗司の態度は、優しさ、ではなく単なる無関心からくるものなのか。

 合間合間で重いですね。以前リリスの「代償」が明かされなかったのはあえて伏せたからではなく、もはや「異能そのもの」である彼女達には代償自体が存在しないからか。それはリリスが望んだことであり、宗司が望んだこと。

 あっさり登場するフェルには笑ったけれど、全ては主への忠義ゆえ。一乃を思うが故の行動はしかし……

 「全てが嘘」の世界を本物に変える最後の一ピース。渇望していたはずの「敵」の出現ははたして一乃たちに何をもたらすのか。宗司の行動の真意は未だ読めませんが、いよいよクライマックスも近いようです。今回はひたすら一乃のフォロー役だったキリカの活躍に期待。

 今回は否定公式キャラ?の登場は無し。しかし宗司のダメッ娘連呼が懐かしい。捨て猫を拾ってしまうあたり、血は争えないというところでしょうか。

「え? だから胸が大きかったら――」

「黙れ乳姫」

初体験にオススメな彼女 (MF文庫 J あ 7-9)
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 アニメもわりと好評(未視聴)なまよチキ!とは別に新シリーズ。

 コンプレックス持ちの主人公がお嬢様のオモチャにされて……ってそれじゃまよチキとまるっきり変わらんじゃないか! という感じですが、ラブコメ+部活(コミュニティ)モノ、すこしふしぎ要素あり。という非常にMF文庫的にオーソドックスな内容。

 色々と身も蓋もない話だけど、サクサクと読みやすいのは相変わらず。とりあえずアルミは結構可愛いですが、アンドロイドというには反応が人間らしすぎるのはロボ娘スキーとしてはちょーっと物足りないかなー? まあその辺はあからさまに伏線っぽく掲示されていますが。姫宮は人間的な強度が低くなった涼月。カレンは妹モードのシュレディンガー先輩。という印象でかなり「そのまんま」な感じ。続きが出たらもう2、3人増えそうですが、この集団を引っ張るキャラとしては姫宮はちょっと弱いかな? ただパワーバランスが特定のキャラに偏ってないのは、ラブコメとしてはむしろ好ましいですね。

 一応この作者らしく最後に大きな「引き」を用意しているけれど、今までのパターンからするとそんなにびっくりするような話にはならないでしょうね。そこがいいところでもあるんですが。筆が早くて生産性が高いのは結構なのだけど、まよチキ!といいこちらといい、話に強引さが目立ってきているので、もうちょっと練ってもいいんじゃないかなあと思います。特に、シリアス部分での主人公の行動(言動)がいつもご都合的なんですよね。この本でいうとカレンへの説教シーンとか。物語の重要な局面を勢いだけで押してる感じがちょっと嫌。

 それにこれを言ったら元も子もないのだけど、鈴音は天才を名乗るなら溺愛する弟が2年も引きこもる前に何か手を打てなかったんでしょうか。間接的とはいえ自分が原因なのも理解してるのに。そもそもひきこもり設定自体があんまり必要なものとも思えませんけどね。

 目新しさとか意外性を求める人にはまったく向いてませんが、1巻としては無難な感じ。あえていうなら「MF文庫初体験にオススメな一冊」というところでしょうか。なんだかんだで続きが出たら読むと思います。最近は一迅○文庫とかで「こりゃあかんわ」というラブコメモドキを幾つかつかまされてるので、こういう行儀のいい作品もそれはそれでありがたかったり。

2011年07月21日 18:11

「私から見た夏来先輩は、率直に言って大した人ではありませんでした。顔は渡瀬先輩の方が可愛かったし、演技力も中の中の下といった程度。ほとんど根拠のない自信と舞台度胸だけは一人前の、夢ばかり大きくて将来は必ず挫折しそうな人、といったところです」

「……そろそろ殴ってもいいよね?」

「でも私は、そんな夏来先輩が大好きでした」

テルミー 2 きみをおもうきもち (集英社スーパーダッシュ文庫 た 10-3)
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 1年ぶりに2巻。売上次第では3巻もあるとか無いとか。

 1巻より地の文の癖が抜けて読みやすくなったかなと。それだけでなく、帯の推薦文にもある通り「成長」がテーマとして感じられる内容。ただ前に進むだけではなく、過去に縛られることも否定しない姿勢が優しい。

 生きてる人も死んでる人も、この物語の登場人物みんなが愛しくて仕方が無い。西川くんも広田ちゃんも、はじめはちょっとイラッとした保科さんのことも最後には好きになりました。清隆は罪作りな男だなー。そしてヘタレな広田ちゃん萌え。

 ただ感傷的なだけの内容でなく、コメディ的なやりとりもあるのがいいですね。テルミーが受け継いだ記憶と特技を使って、詐欺師をやり込める展開が痛快でした。

 死者の残した想いと、残された者達との付き合いの中で互いに成長していく清隆と輝美。残る15人の願いがかなうそのときまで、この物語を見守り続けられることを祈ります。切実に。

2011年07月12日 13:07

「さて、と。そろそろ行くぞ。最悪後輩」

「分かりました。最低先輩」

青春ラリアット!! 2 (電撃文庫 せ 3-2)
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 他の受賞作からやや遅れて二巻目。今回も男子校モノの雰囲気+不良グループということで、2011年のライトノベルとは思えない内容ですが、まあ面白かったですね。しかし地味! すげー地味!

 宮本と長瀬の罵りあいが実に小気味よく、これだけでも読む価値はあるかなと。ぶっちゃけ話の展開なんかはほとんど先が読めるのだけど、キャラが立ってるのでその辺はカバーされているかな。しかしつくづく長瀬が女である必要はあまりない気がする。

 凸凹コンビよるバディものとしての面白さが出てきたと思います。月島の出番なんかはこれくらいでちょうどいいんじゃないかな。あくまでメインは宮本と長瀬の二人ということで。あと黒木はいいキャラですね(笑)

 都子はこのまま最後まで登場しなさそうだなあ。宮本は何だかんだで羨ましいやつである。このロ○コン野郎が!


 不良は不良でも西森博之的、という意見に納得。別に宮本達はヤンキーじゃないですが。

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