2012年02月
2012年02月27日 23:14
「姉さんは言っていました。男の心にある女の空きコンセントは一つだけ、蛸足配線すればいずれは火を噴くと」

とわいすあっぷっ! 4 (とわいすあっぷっ! シリーズ)
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水着回だと思って油断してたら第一部完。みたいな勢いでなかなか濃い内容。相変わらずコメディというにはエグかったり際どいネタも多いですが、これまでの愛憎ドロドロ話とは趣も変わって、今までで一番楽しめました。
いわくありすぎな父親のせいで(今回もまた妙な因縁が…)これまで涼子さんが矢面に立つことが多かったけど、今回はアリスが精神的にも肉体的にも追い詰められる展開。まさに弱り目に祟り目、という勢いで次から次へと災難が。亡命魔王として不屈の意志で戦ってきた彼女もさすがに心が折れてしまうのだけど、そこから立ち直る展開はまさにメインヒロインの風格で、涼子さんの存在が頭から飛んでいきそうになりました(笑)
四天王はケリャッハが活躍。ババア大活躍とか誰得……というところだけど、その辺のフォローも抜かりなくて唸らされました。しかし戦闘以外でも、煮詰まってる涼子さんを諭したり結構いい役回りでした。ババアだけど。
悟は肝心なところで四天王頼りなのは能力的にしかたないけれど、あのおっかない涼子さんに対して堂々と二股宣言したところは漢気を感じました(笑) そこに三人目としていつきが加わるかどうか、は今後の展開次第かな。九州組は味方になるとたいへん心強いけど、いつきは頼もしいと同時に恐ろしいですね。良くも悪くも劇薬みたいなキャラ。そしてアリスのバージンが……合掌。
結局、アリスが全てを語らないまま物語的に一区切りついてしまったのだけど、モヤッとしすぎてた前回よりは多少設定もわかるようになってきたかなと。見方によっては打ち切りっぽい4巻だけどたぶん続くと思うので、期待しておきます。
2012年02月23日 01:39
「残念ながら、リリスにはアクセルしかありません」

おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その7 (MF文庫 J は 6-14)
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リリス無双。もしくは猿の交尾で興奮する妹の巻。
まさかとは思ったけど本当にあの状況からラブコメモードに突入。 自制しなくなったソージと成長したリリス(部分的に小さいまま)、10歳のキリカ。そして一乃さんはブルマ乃さんに(いつも通り)。ある意味、終末的な雰囲気が漂ってますが、あんまり違和感はない、というか今までよりしっくりきていたような気すらします。
リリスにしてもキリカにしても、姿が変わったことで逆に本質的な部分がよく見えていたのが面白いです。特にリリスのノンストップ具合がすごい。葉村ヒロインは基本的にMなのでソージがイニシアチブをとってる時の方が面白いのだけど(笑)、リリスに関しては逆のほうがいいかも。
変態集団の中で常識人と化すフェル。煉獄の獣はみんなソージのことが好きらしいです。なんだその夢のような設定は! ペンギン(リア)はわりと優遇されてますが、オチ担当のマンボウ以外の獣はわりと印象が薄いような(象とヒヨコとかいつ増えたのか思い出せない……)次はどれが擬人化するのかな。まあとりあえず次はカラーでリアのイラストが見たいところ。
リリスとキリカの対立。宗司の意志により忠実なのがキリカというのは意外ではあるのだけど、兄の全てを受け入れると同時にワガママも通す傲慢さが妹の特権でしょうか。血の繋がりはなくても、この辺の覚悟の強さは母親達の影響を感じます(天川さん除く)
二人が元に戻ってからはいつものノリなのでやや寂しい気もしましたが、次からようやく馬鹿ソージが本気出すようなので期待。しかしそれは親父が通った道だ(笑)
期待してたシロコが出てこなかったのがちょっと残念。次こそは。
2012年02月20日 01:23
「……葵さん……そんな……簡単にデレすぎだよ。ツンデレお嬢さまキャラなんだから、もう少し粘ってくれよ……」

姫狐の召使い (富士見ファンタジア文庫)
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まあなんとなくファンタジーなんだろうな、くらいの気持ちで手に取ったのだけど、わりと意外な設定でした。織田信奈の野望は読んでないけどある意味納得。
陰陽師+源氏物語の異世界?ラブコメ。なかなかのスチャラカぶりで、内容にたびたびセルフツッコミが入るあたりは好みが分かれそうだけど、とりあえずキャラは魅力的な子が揃ってるのでいい感じでした。
強引グマイウェイな幼なじみ、紫のマイペースぶりがまず強烈。こういう子の傍にいた主人公だからこそ、変人適応力が異様に高いのも頷けます(笑) アホっぽく見えて、主人公に悪い虫が付かないように予防線張ってたりあなどれません。しかし、異世界召還物で幼なじみと離れ離れというのも定番ですが、古典的すぎてむしろ最近はあまり見ないのでちょっと新鮮。
安倍晴明の母親は化け狐、というのはわりとメジャーなネタだけど、それで狐耳の銀髪ロリにしてしまう悪球ぶりがなんとも素晴らしいですね。尊大で、呼吸をするように嘘を吐くめんどくさい子だけど、主人公にしか見えない狐耳の動きでたまに本心が漏れてしまうのがなんとも可愛いらしい。あと光源氏の正妻・葵の上の切り換えの早いツンデレぶりもよいものでした。許婚に本気で足蹴にされるヒロインというのもなかなかいない気が(笑)
女の子の押しが強い、パワフルなハーレムラブコメになりそうですね。源氏物語には嫉妬心で恋敵を呪殺してしまう人も出てきますし。というわけで次は葵さんの天敵、六条御息所が活躍するようなので結構楽しみです。時代考証なんて気にせずにいけ! ……そもそも平安時代に油揚げなんてなかったと思いますが。
2012年02月13日 21:22
「なにをやっとるか、この馬鹿弟子がぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

ゆうれいなんか見えない!6 (GA文庫)
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5巻から半年経過。依ちゃん禁断症状でちょっと性格変わってる敦志に笑ったけど、本編はいつもよりずっと小学生尽くしの内容。それでもいかがわしさをあまり感じないのはやはり敦志がいないからか。というか敦志先輩普通に留年してるんじゃないか……むしろ中退?
4年生になっても危なっかしいところのある依ちゃんのフォローに奮闘する刹ちゃんが健気で愛おしい。なんかここ数巻で依ちゃんより好きなキャラになってきたかも。あ、ちなみに中学生以上のレディは今回ほとんど出番がありません(笑)
精神と時の部屋から出てきたように、なんだかやたらパワーアップして帰ってきた我らがロリコン仙人・敦志。朧との修行話はもっと見てみたかった気もするけど、本編の進行を考えたら飛ばすのもやむなしかな。朧さんは属性過多で面白いキャラなんですけど。
最後はレギュラー勢ぞろいで、やっぱりこの方が落ち着くなと思ったところで次巻へ続く。藤岡が相変わらず地味にチートキャラですね。もう鞍馬家に雇ってもらえばいいんじゃないかなこの男。
ここから第二部スタート、という雰囲気でしたが話はそろそろ佳境に入るみたいですね。依ちゃんの体質の変化に不穏な物を感じますが、まあロリコン仙人がなんとかしてくれるでしょう。刹ちゃんもがんばれ!
「ジェットババアに惚れ込んで追いかけて、挙げ句口説き落とした人間の男がいたってのか?」
「ま、まあ人間は時に底知れぬからのう……」

あなたの街の都市伝鬼! (電撃文庫)
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ほんわか現代怪奇もの。ホームコメディ風味。やや盛り上がりに欠ける内容だけど設定や雰囲気はよかったです。
学術対象としてはあまりに漠然としすぎてる、都市伝説の研究なんて4年でも足りないんじゃないかな、と思ったら「都市伝説(伝鬼)のことは本人(?)に聞け!」という即物的な展開に苦笑。まあこれもある意味フィールドワークかな。
信仰や文化的背景を必要とせず、ただ人から人へ「伝えられる」ことで実体化する都市伝鬼は、確かに現代的な怪異といえます。存在自体があやふやな彼女達が、生き残りをかけて「編纂者」である主人公のもとに集まる設定は面白いですね。主人公により、限りなく無害な伝鬼として定義されてしまったサキ(紫の鏡)の嫁力が異常。こんな怪異なら大歓迎です。
最後の方は案の定というか、バトル展開があったりしていまいちノリきれないものを感じましたが。結局、都市伝説以外もなんでもありみたいですけど、収拾が付くのかなこれ。というか教授が色んな意味ではっちゃけすぎ。
もうちょっと民俗学的なアプローチを期待してたのだけど、コメディとしてはなかなかでした。サキさん可愛いです。もはや無害すぎて何の都市伝鬼なのかもよくわかりませんが。学者を志す主人公は、もう少し頭が良いところを見せてほしいかなあ。
