2012年03月

2012年03月29日 00:23

「濃いめに作った肉じゃがとラザニアとチーズを重ねて焼き上げたものでね?」

オワ・ランデ! えろすとら 小さな想いのアツメ方 (オワ・ランデ! シリーズ)
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 あなたがいて、わたしがいるなら、きっといつまでもおわりません


 本編完結から半年。まさかの番外編が登場。コミックに合わせてだと思いますが、これは嬉しい不意打ち。本編ラストの余韻をほどよくブチ壊しつつ、さらに「その先」への期待を感じさせる豪華なエピローグになっています。

「ずっと遊んでいたいから」

 これだけ後日談ではなく、3巻と4巻の間の話。オズやロセリーが一番平和に暮らしてた頃ですかね。ヒキコモリの上にゲーム廃人という怠惰すぎるロセリーの日常に泣いた。今回のヒロイン(笑)の扱いは概ねこんなものです。

幕間その1

 幕間は全てレグリット視点。ある意味今回の主役ですからね。今巻だけでも何度も潰されてるレグリットだけど、本編と合わせたら何回潰されてるんだろう。

「だってあそこは怖いから」&幕間その4

 メインの話が二つと妙に優遇されてるダオちゃん。ひめみとは本編で絡んだことが無かったかなあ。オズへの積極的なアプローチは単純に好意だけともいえないのだけど、実年齢50歳とは思えない初々しさがかわいい。ダオちゃんで思い出したけどジャスティンはさすがに出番無かったですね。まあ野郎はどうでもいいんだけど。

幕間その2

 モゲロトリオ復活。ロニーロップが現場に復帰してるので、実は5話目と時系列が前後してるのかな? 今やオズは、向こうの世界(ニーデラン)の行く末を左右しかねない重要人物に。まあそれで何をされるかといえば色仕掛けなわけですが。

「そのころ彼女は!」

 本編終了後のロセリーが描かれる唯一の話。調子に乗ってるロセリーがいい感じにウザイです。しっかりしろヒロイン(笑) しかし本編ではわりとガチで殺しあってた4人だけど、なんだろうこのグダグダぶりは。人の良いリスキスはともかくぺプとアルディはもっと邪悪な印象でしたが……

幕間その3

 コッコ姉登場。4巻で出番なかったので地味に嬉しい。レグリットとはやはりほとんど絡みがなかったはずだけど、想い人に潰されるなら伯爵も本望でしょうか。

「どんなお顔か見たいから」

 サントリーが狂人すぎて怖い。おかしいよなっちゃん! 何気に今回の話の中ではオズが一番オズらしかったかなあ。エロは死んでも直らないですね。新キャラの後輩・幕戸鳴子(まくどなるこ)の適当すぎるネーミングが妙にツボにはまりました。イラストがないのが残念。

「そんな薬を飲んだから」


 最後の話がモリー、というのがなかなか意表をついてますね。色々と規格外のロセリーとは違い夢魔らしい夢魔の彼女。ある意味本編ではありえない、ベタなエロコメっぽい展開が逆に新鮮でした。

幕間その〆

 正真正銘、これで本当に最後。今のオズの実力なら召還自体はそこまでハードルが高くなさそうだけど、問題なのはそこから先なんですよね。単純に犯罪だからダメ、というだけでなく今度こそ二つの世界を敵に回しかねないわけで。それでもその悩みすらも、刹那的だった過去のオズからすると未来への希望を感じさせるものでした。レグリットも最後まで本当に頼りになりますね……虫のくせに。

 
 本編エピローグの延長戦、ということで蛇足になるのではないかと危惧もしましたが、最後までオワ・ランデらしく締めてくれました。これで安心して新作も待てますね。

2012年03月26日 00:46

「な、なっ、エビチリが入ってるやないの!」

この部室は帰宅しない部が占拠しました。4 (MF文庫J)
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 新たな部員候補(ターゲット)は陰陽師! 相変わらずトバしてる展開に何かを試されている気がします。

 自称ライバル・沙月の登場によって久しぶりに自分が帰宅しない理由を思いだす恋子。思い出さなくてよかった気もするのだけど。学校に残ること自体が目的のゆすらや、基本的に夕也のことしか考えてない琴音や耶宵とは立場が違うので、遅かれ早かれこういう展開にはなってたかなあ。

 沙月の秘密は早い段階で予想できたけど、そこまでやるのかと呆れました。魔法より逆にすごいのでは。すごいといえばゆすらの圧縮言語もトンデモすぎて笑いました。琴音以外はみんな異能者みたいなもんですねえ。

 相変わらず裏工作がよく似合う、主役らしくない夕也。目的の為には何でもやる手段の選ばなさと迷いのなさが少し怖いです。それでいて悪意は全くない。自分の才能を正しく評価しない沙月に対して、苛立ちを見せたのは意外だったけど、説得の為という打算とは別になにか引っ掛かる物があったんでしょうか。

 前回活躍した双子にようやく挿絵が。デレてきた左京は特に他のヒロインを食いそうな勢いがありますね。噂のPSP版ではこの子らがどういう扱いになるのかちょっと気になります。
 
 御子神さんは夕也に対してさほど執着がない分、第三者的目線でヒロイン達に関わるキャラになってました。意外といいポジションに収まったような気がします。なんでだか耶宵の天敵みたいになってますが……

 沙月の扱いはひとまず保留ですが、琴音もまた懲りずに帰宅しない部を潰そうとしてるので次はそっちの話が中心になるのかな。耶宵の黒さが控えめで影が薄かったので、また色々と暗躍して欲しいところ。しかし恋子の魔法は一応秘密だったと思うのだけど、随分あっさりとバラしたなあ。

 全くメインヒロインということもないのだけど、ごく自然に夕也を旦那にする気満々だったゆすらに戦慄した。人間の理屈が通用しないなー

2012年03月17日 01:28

「お前はあたしのことを優しいって言ったけど、けっきょく、優しいっていうのはそいつと深く関わんねーから言えるんだよ。だから、友達になっちゃうともうダメだ。あたしのいやな部分とか、弱い部分を見せちゃうことになるだろ?」

「……なら、私のいやな部分とか、弱い部分も見せるわ」

ブラパン! (GA文庫)
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 似たような名前のエ○ゲーがあったと思いますが、概ね楽器は関係ないです。いわくいいがたい変な話。


 構成や場面の繋がりが甘くて明らかに稚拙な出来だけど、一応の話の筋は通っているような気がします。とりあえず内容の飛び具合は前情報無しに口絵を見てもらえばよく理解できるはず。

 日常の風景としてごく当たり前のようにブラカマン(詐欺師)と呼ばれる超能力者が存在する現代日本。その辺のチンピラが時間操作系の能力を持ってたりする宝の持ち腐れ感がユニークです。あくまでバトルの基本は泥臭い殴り合い。しかしそんな変な世界だから住人のスルースキルが高すぎるのか、亜弓の家庭環境や剣の怪しげな方言、美馬の奇行など明らかにおかしい部分に誰もつっこまないのがシュールすぎます。せめて説明くらいはして欲しいような。

 亜弓とノダちゃん、美馬の女子三人の話は好みなのだけど、それ以外の要素とのバランスの悪さが目立ちます。群像劇っぽく描こうとしているのはなんとなくわかりましたが。剣なんかは最初から最後まで存在意義がよくわからなかったけど、もう一人の主人公という扱いなのかな?

 理不尽な暴力を止める為に暴力を振るう、そんな負の連鎖に悩む亜弓と、「正義の人」である黒崎の対比などテーマとしてはわかるけどもうちょっとうまくできたんじゃないかなと。黒崎のその後などは明らかに蛇足っぽかったけど皮肉が利いててちょっと面白かった。

 GA文庫の系統でいえばレネシクルあたりが近いかなあ、とは思うけど大分惜しい感じ。要素を整理して磨けばよくなりそうなんだけど。とりあえず亜弓やノダちゃん達メインの話なら続きも読んでみたいかな。色んな意味で強キャラなノダちゃんはいいですね。

2012年03月15日 00:36

「二人とも……少し、あたま冷やそうか……?」

のうりん 3 (GA文庫)
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 ドラマCD版のゆかたん(林檎)のCVは田村ゆかりさんです。


 加速するシモネタ。ベッキー先生(41)が表紙という出オチ具合だけでお腹いっぱいですが、本編のベッキーはもっとひどいぞ!

 相変わらず次から次へとくだらない(褒めてる)ネタの物量作戦ですが、全選手入場(×47)のゴリ押し具合にはやられました。8ページも使ってやることか。

 女の友情を壊すのはいつも男。あっという間に元の関係に戻る林檎と農に笑った。コーサクからしたら朗報でしょうが。しかし林檎ちゃんってこんなにドSでしたっけ? 林檎と農も大概ですが、カラダネタで弄られ続ける良田さんが泣かせます。トラウマになるわ!

 今回も活躍の四天農。アッカリンと花園は自重した方がいいよなあ……二人に比べると金上と林太郎は多少まともに思えます。まああくまで変態かそうでないかの違いだけですが。

 継の話は思ったよりあっさり終わったようです。なにこの究極VS至高。今回はわりと料理漫画ネタが多かったかと。コーサクと継が、ちょくちょく農業に対する考えの違いで衝突してたので、その辺の話ももう少し引っ張るかと思ったんですがね。

 次は夏休み編で農のターン……と思わせて林檎が修羅になりそうな展開。コーサクの明日はどっちだ。そして5人目の寮生はまだ帰ってこないのか……

2012年03月11日 00:06

「どんどん君好みの性格の悪い女になっていっているだろう? 惚れてくれても構わないんだぞ? ん?」

修羅場な俺と乙女禁猟区2 (ファミ通文庫)
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 砂糖持ってきてぇ! と叫びたくなるほど甘さのない内容を維持。それはそれとして表紙は今後も睦月さんが自己主張し続けるんでしょうか。

 そこまでざっくりとした内容ではないけど、一言でいえば奥有楽の担当回。メタ視点でいうとこの段階でスポットが当たるキャラが『正解』ではないのは理屈としてわかるけど、それでも最後まで気の抜けない緊張感はさすが。基本的には前回の天海崎と同じ様な構成を目指したようだけど、見事に差別化してきたなと感心しました。

 婚約者候補の些細な行動にも逐一裏を読む節は頼もしい主人公ですね。ただ5人の中から1人を選ぶ「最短ルート」での攻略を考えた場合、彼の人を信じることに慣れていない性質が障害になるようで。ゲームクリアのためとはいえ、彼本来のスタイルを貫かなかった結果が今回の失態でしょうね。首の皮一枚で助かってよかったです。

 ゲーム開始時点で設定されている『正解』は当然一人いるはずなのだけど、たとえ『ハズレ』でも節の行動次第では選択時のリスクを減らすことは可能なんですよね。女心が理解できない節では難しそうですが(笑) その点でいうと天海崎は選択として悪くない気がしてきます。本性明かしてから魅力的なキャラになりましたね彼女は。

 睦月は相変わらず節のただ一人の味方? として和み担当だけれど、前回よりも表立った活躍が増えてきた印象。婚約者候補との絡みが増えると、今後の展開にも影響してくるかなと。

 残りは今回もわりと出番の多かった羽入田と、伊堂寺&蝦夷木の空気コンビの三人。思わせぶりな態度の羽入田はともかく、残り二人が正解な気は全くしないのだけど。胃が痛くなるシリーズですが続きも楽しみです。

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