2013年01月

2013年01月30日 21:13

「気高くあろうとする剣は、美しいものじゃ」

フレースヴェルグ・イクシード 月誓の気高き剣 (MF文庫J)
フレースヴェルグ・イクシード 月誓の気高き剣 (MF文庫J)


 なんというか直球。ただ北欧神話丸引用乙な厨二ネーミングの数々が気にならないくらい薄味な話なので正直あまり楽しめなかった。
 
 その辺に落ちてた(本当に落ちてた)アイテムを拾ったら謎の声が聞こえて覚醒、魔物に襲われてヒロインと遭遇という工夫も何もない導入部に頭を抱えたけど、最後まで特にひねりはない展開だったので逆に安心したような。FEAR系のRPGリプレイをメタ会話抜きで読んだような気分。まあ設定とかもナイトウィザードとかその辺の感じです。戦闘時に展開する隔離空間とかもちゃんとあるよ。

 メインのヒロイン3人はベタなキャラなりに悪くなかったけど、割と鬱陶しい感じの噛ませヒロイン(口絵にすらいなかった)が生き残ってしまったのは個人的にマイナス。続きは特に気になりませんがイラストは全体的にえっちい感じなのでそれ目当てで買ってもいいんじゃないでしょうか。戦闘のたびに水着に着替える先輩の設定はちょっと頭が悪くて面白かった。

 
 3月にむらさきゆきやの本がMFで出るんですね。オーバーラップ文庫でも出すみたいですが、アルティーナ1巻の評判がよかったので早めに続きが読みたいところ。そしてこうなるとゆうれいなんか見えないは本格的に続きが出ないフラグが……

2013年01月23日 21:52

「姑息(チート)の限りを尽くし、気の済むまで恥の上塗りを重ねてくださいませ」

ノーゲーム・ノーライフ3 ゲーマー兄妹の片割れが消えたようですが……? (MF文庫J)
ノーゲーム・ノーライフ3 ゲーマー兄妹の片割れが消えたようですが……? (MF文庫J)


 作者のリアル嫁が担当する前代未聞のコミカライズもスタート。というか漫画執筆も手伝うならもはや病気療養の意味がないんじゃ……まあ多少の無茶ができるくらい元気なら良い事ですけどね。
 

 榎宮さんの体調を心配しつつ、待望の3巻。東部連合編の後半戦であると同時に、物語的にも一つの区切りがついた形。謎めいたソラの行動の真意はこちらの想像の上を行く物でしたが、それ以前の問題でゲームの対戦相手となった人物の意外性に脱帽。確かにこれまでの登場人物の中から、と考えたら他にいないのだけど、完全に意識の外にいたキャラだったので普通に驚きました。

 冒頭の孤立無援状態が暗示するとおり、今までよりシロの人格とその能力にスポットが当たる話でしたね。かつて神すら下した妹。ソラを取り戻すための、わずか三手での逆転には背筋が震えました。シロだけが記憶を失わなかった理由など正直かなり力技ですが、有無を言わさぬ説得力はさすが。漫画的なハッタリとロジカルな部分とのバランスが絶妙。

 肝心の東部連合のゲームの悪ノリ具合もまたこの作品らしさですが(笑) そこでのシロの活躍ぶりも目覚ましかったですね。チートしても勝てない、というのはこういうことなのかと納得せざるを得ない。しかしかなり格好良く対峙したわりにアッサリ負けてたジブリールには笑った。まあ天翼種が本来の性能を発揮したらゲームにならないのでしかたないですが。

 再登場したクラミーさんはある意味今回一番変化が大きく、非常に面白い状態になりました(まさかソラと○○を共有するとは……) 今後はソラ達とは別サイドの主人公として活躍してくれそうな予感がしますね。めでたくソラの愉快な仲間達に加わったいづなたんにも期待。

 続く4巻の対戦相手は……今まで名前すら出てなかった海棲種? 仮称のサブタイトルからしてまた斜め上すぎて展開が読めない(笑) 次も存分に楽しませてもらえそうです。

 今回、ステフいじめはわりと控えめだったかな、と思ったけど移動砲台ステフが人格無視すぎてひどい……よくあんなの思いつくなあ。まあ今回は割と役に立ってたからいいか。

2013年01月12日 01:27

「私は――あなたの彼女でいるためなら、何でもする女よッ!」

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 6 (GA文庫)
俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 6 (GA文庫)


 嗚呼、夏川真涼よどこへ往く。


 甘修羅はどこへ……という感じで6巻。夏休みの間に大きく変化した人間関係を学校に持ち込んだらそりゃ色々あるわけで。奇行に走るヒメ以上に真涼さんの余裕のなさとフルボッコ具合に泣いた。

 まるで川尻隼人を殺害した直後の吉良吉影のような真涼さんの追い詰められ様。はっきりいって「自業自得」だけど、グダグダになってる真涼さんも素敵。しかし心が折れる寸前まで追い込んだのが(もちろん悪意はないけど)ヒメ、というのが面白い展開ですね。まあ本命である千和との対決を後回しにしたとも取れますが。あれ、一人忘れてるような……

 理想の幼馴染として成長しつつある千和と、変わらないスタンスで安定感のある愛衣ちゃんという安牌ヒロインがいる中で、それでも真涼さんの手を取ろうとする鋭太が大変男らしい。思えばこれまで一度だって鋭太が真涼さんを見捨てたことはないわけで、こんだけ思われてるのになにが不満なのか。果たしてフェイクで始まった関係はフェイクを積み重ねることでしか継続できないのか。それとも全てを精算して新たな関係を築くのか。どちらにしろ次回はまた鋭太くんが血反吐を吐きながら駆けずり回ることになりそうですね。

 新キャラが増えたり風紀委員長がいい人だったり脇役も賑やかになってきているけど、そろそろ〆に入るかなあ。次が学園祭ということでクライマックスとしては相応しい感じですが、さて。

2013年01月08日 19:09

問題児たちが異世界から来るそうですよ?乙 1 (ドラゴンコミックスエイジ)
問題児たちが異世界から来るそうですよ?乙 1 (ドラゴンコミックスエイジ)



 コミカライズ第2弾のスピンオフ版。本編コミカライズもわりとよかったのだけどこちらも負けず劣らずの出来。スピンオフといっても原作2巻と3巻の間の挿話なので原作既読者向けですね。

 アンダーウッド編の前あたりの話でスニーカーWEBに掲載されている短編に近い雰囲気。命がけの魔王との戦いが主軸になる本編だと、ゲームらしいギフトゲームはあまりやらないのでこういう形で補完されるのは良いですね。作画的に、頻繁にデフォルメ化する黒ウサギがまさに愛玩動物(というか動物)でかわいい(笑) ディーンが格好いいのもポイント高し。メルンの出番や十六夜と白夜叉のタッグなど、ファンサービス多めな内容でかなり楽しめました。

 アニメは話数的にペスト戦で終わりかなあ。耀が活躍できない予感が…… 俺修羅1話は見ましたが原作序盤のテンションならあんなもんでしょうか。思ったよりるろお絵の雰囲気そのままで動いてたのはよかったです。原作3、4巻は面白いのでキャラが揃ってからが楽しみ。

2013年01月02日 21:49

「もう二度と、牛丼もカツ丼も必要ないとおっしゃるなら話は別ですが」

「……は、そうだな。たぶんそれは、ないな」

もちろんでございます、お嬢様2 (ファミ通文庫)
もちろんでございます、お嬢様2 (ファミ通文庫)


 バタフライブレイクダウンの2巻出た! と喜び勇んで手に取ったら完結の2文字にそっと棚に戻してみたり。さておきこちらはちゃんと続くようで。コウスケも2巻で終わりましたしね。

 「魔術」の国であるアングリア側の話がメインだったせいか、なんとなく1巻よりいつもの竹岡作品らしい雰囲気に。内心ドロドロした物を抱えつつも、行動は素早いというか迷いがないように見える九郎はちょっと珍しい主人公像だなと。

 作者自ら語るとおりラブ度の低い展開ですが、九郎とアンジェリカが腹を割って話すような関係になるには、まだ越えなければならないハードルが多そうだなあ。なにげに紅緒さんの九郎に対する好感度が上がってそうな描写があるのがちょっと不思議でしたが。

 さて、天恵師として「本物の戦争」を経験しているはずのあの人は九郎の敵となるのか味方となるのか。松虫さんって前回どうなったんだっけ? 名前だけ出てる玉藻姐さんなんかも気になりますね。

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