2013年06月

2013年06月23日 02:04

「……ふん。どうせ、その胸も科学の力で無理に大きくしたものだろ」
剣神の継承者V (MF文庫J)
剣神の継承者V (MF文庫J) [文庫]



 激戦を匂わせる引きだった4巻の続き……なのだけどあらすじの段階でもう戦いが終わってるという(笑) とはいえその後も休憩を挟んでバトルバトルで、殺し合いとセクハラが半々くらいだった前回よりも殺伐とした内容。まあセクハラがなくなったわけではないですが。

 一応、ブレイズ達についての話はこれで一区切り付いた形になるのかな。ラスボスに近い存在だったスイサーラとの決着は、引っ張った割には中途半端なことになってしまったので改めてやり直して欲しい気がします。セフィのチート化と日奈子の反則技など、ちょっと水を差されたような気分なので、今度こそクロウ自身の力で打倒して欲しいですね。恐らく今回のハイライトであろうマナカとクロウの戦いの結末は落ち着くべきところに落ち着いたと思いますが、こちらはもうちょっと分量が欲しかったかな。

 七剣(といってもすでに残り四人)は5人目が登場。比較的話のわかりそうな人で、マナカの代わりにクロウと絡んでくることもありそう。しかしアミラルさんが一人で七剣の株をガンガン落としていった気が……退場してからも迷惑かけそうな伏線張ってるのがなんとも。

 ホモ臭い本性を隠さなくなったラーシュや一時的?なクロウの弱体化など不穏な気配が漂ってますが、微妙な立場すぎるリンネちゃんの処遇に関しては一安心。ついでにリーゼも学院に引き込めませんかね。色々と見えてきた部分もあるけど、それぞれに目的の違う人物が暗躍しているのでまだ話が収束しそうな気配がしないですね。しかし会長は相変わらずヒロイン要素が皆無だなあ。運転手扱いに笑った。

2013年06月21日 23:07

「名前を変えられるなら、俺の名前は『こ○みまん』にしてくれ」
ノーゲーム・ノーライフ4 ゲーマー兄妹はリアル恋愛ゲームから逃げ出しました (MF文庫J)
ノーゲーム・ノーライフ4 ゲーマー兄妹はリアル恋愛ゲームから逃げ出しました (MF文庫J) [文庫]


 3巻の嘘予告に踊らされた感のあるラ〜〜イトな4巻。まあ実際の内容も斜め上でしたが……

 ディスボード史上初の「多種族国家」の構築という一大事業を丸投げされたステフ(と爺さん)がライフをゴリゴリと削られる中、新たな2つの種族を犠牲に…もとい救う為に動き出す「」(くうはく)兄妹。しかしその手段となるのがサブタイトル通りの「恋愛ゲーム」というまさかの展開で……

 他種族の体液を摂取しなければ生きていけない「吸血種」と、他種族のオスを(性的に)絞りつくさねば繁殖できない「海棲種」。どちらもそれなんてエロ(ry な特性で「十八禁の守護者」たるソラの天敵ともいえる種族ですが、十の盟約に縛られた世界においては無理ゲーとしかいえないハンデを背負っています。

 利害の一致から共生関係にある2つの種族ですが、「十六種族中最も愚か」と称される海棲種のせいでどちらも滅亡の危機に瀕しているという状況のアホさ加減が、悲惨ながら笑いを誘います。さすがに今回ばかりはジブリールに馬鹿にされてもフォローできないレベル。

 4巻の内容を一言でいうと「茶番」。というわけで本番は次に持ち越しなので、これまでの話に比べれば盛り上がりは弱い巻だったかな。兄妹があまり働かない代わりに爺さんやステフが輝いてましたが。吸血種のプラムはステフに負けず劣らずの苦労体質なので良いお友達になりそうな予感が(笑)

 騙し合いであのソラを出し抜こうという、筆舌にしがたいほど愚かな相手。未だかつて無いほどの「悪手」に対しての反撃に期待が高まります。そして舞台はついにジブリールの故郷、アヴァント・ヘイムへ――ゲーマー兄妹が陸・海・空を制する日も近そうです。

「このわたしにはゴージャスな花がふさわしいからな! 薔薇もローズもバラも好きだ!」
小悪魔どもが俺の部屋を溜まり場にしている (一迅社文庫)
小悪魔どもが俺の部屋を溜まり場にしている (一迅社文庫) [文庫]


 あと1年早ければ小学生じゃないか(挨拶)


 アリス&シャーリーに続く月刊むらさきゆきやの2冊目。今月はあとアルティーナ3巻、来月には銃剣姫の2巻が出ます。なんだこのペース。

 出たとこ勝負なタイトルとマンネリ具合、薄味感に定評?のあるレーベルカラーに合わせたような見事なデチューン具合。特にストーリーらしいストーリーもなく、1話あたり7、8Pの極小短編が29本という徹底したライト志向はある意味痛快。ついでにいうとバトル要素の無い(他にも色々なくなってる気がするけど)初めてのむらさきゆきや作品でした。

 義妹を含む四人の(中学)1年生が、主人公の部屋で騒いだりまったりするだけという、本当にただそれだけの内容。しかし基本的に部屋から出ないし、女の子達も入り浸りすぎなので「アイドル」という設定には特に意味がなかったような。なんとなく編集に無理やりねじ込まれた感がありますね(笑)

 どうも仕事として割り切って書いたような印象で、ライトな中でも特定の要素に強くこだわる作者らしさがあまり感じられない、よくもわるくも一迅社文庫らしい本になってました。嫌いじゃないけど他のシリーズだけ続けばいいやという気がします。

2013年06月08日 02:26

「さぁ、皆さん――“あの時の続き”を始めましょう」
ストレンジムーン 宝石箱に映る月 (電撃文庫)
ストレンジムーン 宝石箱に映る月 (電撃文庫) [文庫]

 新・神話。再始動。


 田中芳樹御大が22年ぶりにタイタニアの続きを出すということで話題になっていますが、こちらは10年ぶり。まぎれもなくパラサイトムーンの設定と世界観を引き継いだ「続編」です。個人的に、ライトノベルに本格的にのめり込み始めた時期にハマった作品だけに感無量です。

 話の中心になる人物は新キャラが多いとはいえ、カラーの口絵からして「深緑」と「獣王」の双子なので懐かしすぎて涙が。時系列的にはちょうど甲院編の後から現実と同じくらいの時間が経っている様で、「百年画廊」のラストシーンよりもさらに後の話になっています(というか今作の心弥と弓は……)。初代主人公として予想以上の活躍を見せる心弥をはじめ、次から次に懐かしい名前が出るわ出るわ。第一作にだけチラッと登場した貴音とある人物のタッグとか、想定外すぎて楽しい。貴音は旧作で活躍できなかった分、今作では出番が増えそうです。

 新主人公の玲音がおおむね「普通の高校生」なせいか、ノリが軽かったりコメディシーンが増えていたり、以前とはちょっと雰囲気が違うところも。まあ旧作の連中が揃って齢のわりに老成してたり達観しすぎていただけかもしれませんが…… 不可視のパートナーの存在や前世の記憶に目覚める人々(違う)など、多少ライトノベルらしい方向性に寄った感じはしますね。話的に迷宮神群の存在感が薄いのも気になりますがその点は織り込み済みなようで、2巻以降変わってくるようです。

 やっぱり彼女(もしくは彼)がいないとはじまらない、ということで「満月のフェルディナン」の登場にも期待したいところ。肝心の話の方は「旧派閥の復活」という甲院編と似た構図を異なるアプローチから描くようですが、まだプロローグなので今のところはそこまでの盛り上がりはないかな。あのエスハに見初められてしまった主人公が無事に済むはずもないので、今後の奮闘が楽しみです(笑) しかし巻末にかなりの量の設定解説があるとはいえ、一見さんにはちょっとつらい内容じゃないかなあ。

 個人的にネイと白(はく)が好きなので、次巻以降に期待(ネイは難しそうだけど)。フローラも初っ端から登場した割に出番が少なかったのはちょっと残念でした。


 せっかくなので前のも引っ張り出してきたけど、クレアは香夜子の従妹にあたるのかな。時間の経過を考えると幻三さんあたりは鬼籍に入ってそうなのがちょっと悲しいですね。詩乃あたりはリコルドリクの捜索役で出てきそうなので楽しみ。

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