2014年12月
2014年12月23日 22:54
「生まれろ、私のメロディーっ!」
“アイドル”×”軍人”。ステージの上は戦場だ!
ライトノベル主導のアイドルもの企画ということでどんなもんじゃい、と思ったけど意外とふつうに読めるものが出てきた印象。しかし偶然なのか、同日発売のオーバーラップ文庫でもアイドルネタやってるというね。
メディアで活躍するようなプロのアイドル文化が衰退し、地域密着的な学生アイドルが主流となっているちょっと未来のお話。少子化などもあり、生徒獲得の為の宣伝や資金集めを兼ねて全国の学校が育成に躍起になっているという世知辛い背景設定もありますが(ラ○ライブじゃないよ)。ちなみに男主人公なんですが、MF文庫とはいえラブコメっぽいところは(今のところは)あまりありません。
傭兵としての訓練を受けている主人公とか、やたら口が悪いヒロインとかはいつもの鏡遊センセイなのである意味安心。話は王道的なスポコン(?)ものに近く、アレな設定の主人公も鬼コーチ役として案外しっくりくるんですよねー。戦場に未練を残すコーチが過去のトラウマから舞台に上がれなくなった教え子に自分を重ね、時に厳しく、時に優しく導くストーリーにはよくわからない熱さがある気がしないでもない(どっちだ)
メンバー7人のうち4人はまだ顔見せ程度。学生アイドルとしてもようやくスタートを切ったところなのでこれからが本番ですね。今のところはまだ突出して面白いというほどでもないですが、2月に2巻が出たり展開も早いので期待しておきましょう。ラノベ以外の展開もありそうですし。
2014年12月04日 01:56
「……無駄に肉をつけた高脂肪エルフに、わたしの名前を呼び捨てにされたくありません」
傭兵作家むらさきゆきや氏、ラノベ文庫に参戦す。「ネトゲやってたら異世界に召喚」という飽和状態のジャンル。ゲームの中に直接入るやつとか、召喚じゃなくて転生とか別パターンもありますが概ね似たようなものかと。正直あんまり期待してなかったのだけど、あんまりこの手のジャンルに手をつけてないおかげか意外と楽しめました。
典型的な俺TUEEE系の話ではあるのだけど、ゲームとほぼ同じ設定を持つ異世界の住人達があまり強くない理由に説得力がありました。桁違いの能力を持ちながらも決して慢心せず、常にゲームと異世界の違いを「検証」し続ける主人公のストイックな思考にもトッププレイヤーとしての矜持が感じられてよいです。
ヒロイン二人になんか既視感あるなー、と思ったらほとんどアリス&シャーリーのガワだけ変えたような感じなのですが(笑) まあ二人とも可愛いからいいか。今のところはヒロイン達の隷従とか主人公の本当の性格とかその辺の設定があんまり重要でない感じですが、続きが出るならちゃんと活かされるかな。全体的にストレス無く読みやすい本でした。


