2015年02月
2015年02月23日 23:38
「信じるべき、べきなのですよ、リク!」
もう一度、その高み(ステージ)へ連れて行く
予告通り舞衣、アリスのメンバー加入を描く2巻。既に何度も更新してる公式ブログでは最初から七人揃ってるのでペース遅いなあという気もしますが。今回も基本的には王道を行く内容だったので素直に面白かったです。
実は結構フワッとした理由でレッスンに参加していなかったアリスはアッサリ合流したので、頑なな態度を取る舞衣をFEALsのみんなで落としにいくのがメインでしたね。前回ラストで思いっきりダメ出しされたみなもが最初かなりヘコんでたのも印象的でした。攻めると強いのにメンタル弱い子なんだよなあ……
アメリカ育ちのハーフでコスプレイヤーという浮ついたスペックのアリスだけど、メンバーの中では(コーチよりも)最年長らしく見るべきところをちゃんと見ている安定感が有りますね。自称お姉さんキャラのカナミの立場が危うい(笑)
かつてアクシデントによりステージから逃げ出したみなもと、学生アイドルとして最高峰の舞台に立つ実力がありながらそれを許されなかった舞衣。異なる個性を持ちながら、どこか重なる部分のある二人のぶつかり合いは熱くてよかったです。たとえその突出した才能が、暴走がグループの和を乱すことになっても、それすら受け入れて先へ進んでいくのがFEALsなんだ。
来月発売の3巻でようやく凛子とゆずも加わるようで、同時にリアルの方でも楽曲公開とにわかに盛り上がって行きそうな感じでしょうか。なにが気に入らないのか敵意むき出しの凛子によりコーチ解任の危機を迎えた主人公ですが、ストーカーみたいなことしてるのは否定できないよなあ(笑)
2015年02月22日 02:03
「わたしの勇者様、わたしを捨てたのは両親の次に、あなたなのよ?」
この人の本ばかり読んでないかな自分!? と思いつつむらさきゆきや氏 in ファンタジア文庫。今月はアルティーナの新刊も出ますよ。
人と魔物の戦いに終止符が打たれ、貨幣経済が発達し始めたファンタジー世界。しかしそこには善人を食い物にする新たな「モンスター」が生まれていて……というわけで勇者様の戦いは魔王を倒しても終わらない! というお話。
最初の詐欺事件はあまりにも相手が小物すぎたせいか、やり返す手段もショボすぎて苦笑しましたが、その後はそれなりに規模の大きい(金額的にも)話で普通に面白かったかなと。どちらにしろ敵もわりと素直というか、あっさり騙されてくれるので高度な権謀術数などは期待しないほうがいいですが。良くも悪くもこのわかりやすさが作者の持ち味かなあとは思います。
ところで本作は講談社ラノベ文庫の「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」と世界観を共有しているようで、設定や用語などは同じものがそのまま出てきます。というか舞台となる街が同じなのですが、特に話に繋がりはないので両方読んでればニヤリとできるかな? という程度。本来の自分とは異なる姿で活躍する主人公など、両者に共通している点もありますね。
平和な、平和だからこそ「剣と魔法」だけでは人を救えない世界で、お人よしの勇者はかつての仲間を助けることができるのか? ということで続きは結構気になる感じ。ただファンタジア文庫なのでー、2巻で唐突に終わる可能性もあるわけですかー(遠い目)
2015年02月02日 13:21
「……あのユルさが、赤城さんの魅力だわ」
艦これ界隈にはほぼノータッチで過ごしてきた私ですが、むらさきゆきや氏がスニーカー文庫に初参戦ということで興味をもって手を出してみたところ。なので原典や他の作品と比べてどうという話は出来ないのであしからず。
着任したばかりの新米提督が主役、ということで必要な知識はだいたい(加賀さんが)順を追って説明してくれるので、素人の自分でも問題なく読める話。開発や建造など、ゲームの仕様っぽいところも「そういうもの」として出てくるあたりはちょっとシュールですが(笑) そういったゲーム要素や「お約束」も盛り込みつつ一本のライトノベルとしてバランスよく出来てるあたりは確かにむらさきゆきや氏の仕事でした。
普通の軍人だった主人公(名前はない)が深海棲艦の襲撃で友人や仲間を失い、「力」を求めて提督に就任する冒頭は結構シビアですが、なにしろ可愛い艦娘たちがワラワラ出てくるので全体的にはそこまでシリアスな雰囲気はないですね。ヒロインは瑞鳳ですが、むしろ秘書艦の加賀さんの方が出番が多くて結構目立ってました。最後の任務でも美味しいところを持っていくし。
二次創作(もしくは薄い本)はともかく公式でラブコメ寄せの話は珍しいみたいですが、特にこだわりのない自分は普通に楽しめました。提督と瑞鳳の関係を諌める立場にある加賀さんがこれからどう動くかが気になるところです。むらさき氏は今月ファンタジア文庫にも出張するようで、今年も相変わらず多作になりそうですね。



