2014年06月26日 02:11

剣神の継承者IX

「人の命は尊いものよ。誰にでも、それぞれの人生がある。笑ったり怒ったり悲しんだり、時には恋をしたり。大切な人たちもいるでしょう。だからこそ――殺すのが楽しい」
剣神の継承者IX (MF文庫J)
鏡 遊
KADOKAWA/メディアファクトリー
2014-06-24


 おばあちゃんと一緒。


 若ババアとかロリババアとか中身はババアとか、オールドレディ大活躍の第9巻。表紙がクロウと関わりの薄い(ヒロイン要素のない)キャラだったり、メインの戦いでクロウが背景と化してたり、ちょっと今までと雰囲気の違う巻だったかな。敵に回っても結局セクハラされるリンネちゃんなんかは相変わらずですが。

 シルフィに切り捨てられ、ソーディ社会の敵として認定されたクロウ。町ごと爆撃されながらもなんとか生き延びた彼は失意に沈む……ということもなく混浴を楽しんでいた(笑) まあいまさらこの程度でへこたれるような男ならとっくに死んでますわな。

 日奈子やウィニア、灯里と共に潜伏していたクロウの前に突然現れた大剣聖。彼女が語るのはクロウ自身も知らなかった彼の剣術・古流の真実。それはかつてクロウの両親と大剣聖、そしてヒョウカが4人で作り上げた物なのだという。8年前のヒョウカとの出会いは偶然とはいえ、二人の運命はクロウが生まれる前から繋がっていたのでした。

 ヒョウカにとって親友であり、いつか死合うべき相手でもあったクロウの母親・葛城永久。その剣を受け継いだクロウがヒョウカと殺し合わなければならなかったのも、すべては必然か。これまでの大剣聖の面倒見のよさも納得がいったというか、ツンデレババアだ(笑) しかしクロウの出生に関しては(母親が人類最強クラスの剣士ということ以外)特別なにかがあるわけでも無い様だけど。それじゃあリンネやサーラとの戦いで見せた暴走モードみたいなのはなんだったんだろう。

 剣将の継承印を得たばかりのイシュトは正式に七剣に昇格。本編だとあんまり目立った戦果が無いのだけど、七剣の人員不足はさすがに度を越してるので仕方の無いところか。(比較的)まともに仕事してくれるのがジーネルとシュナークくらいしかいない上に、クロウが3人も斬ってしまったから(笑) 今まで始末されなかったのが不思議だなクロウ。

 剣士としての頂点を極めた大剣聖の前では、スイサーラですらかませ扱い。70年ぶりに邂逅したリーゼと大剣聖の戦いは、クロウ達でも割り込む余地の無いほど激しい物でした。そしてその結末も色んな意味でヘヴィなものになりましたが、感傷に浸る間はありません。時は熟したとばかりに、ついにあの人がクロウの前に現れました。

 次回は最初からラスボス戦、みたいだけどこのシリーズのパターンだとまた横槍が入りそうな気も……今回は太陽教や政府の勢力が動いていないので、戦争はまだこれからが本番かな。はたしてクロウが剣神を目指す覚悟を決めたことが、この戦いの収束にどう繋がっていくのか。いよいよ二桁台に突入する10巻が楽しみ。

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