79d2e171.pngこのBlogでもよく話題にしているCPU。昨日PCのPower Upを考えていると書きましたが、やはりPCの根幹を成すCPUをないがしろにすることはできません。
今日多種多様なCPUが発売されている中で、もっともベストなCPU(個人的にね)を探してみたいという目的で調査してみました。

Pick Upしたのは僕が個人的に興味のある5種。
Intel Core2 Quad Q6600、Core2 Duo E6600、およびE6400、Pentium D 945(945がデータになかったので950で代用)、そしてAMD Athron FX-72。

まずはPodCastが大流行のいま、注目のWAV(CDのデータ)からAAC(iPodのデータ)への変換に要する時間を比較したデータを参照しました。(実勢価格も最後に示しました。)

Core2 Quad Q6600 2:02 109,680円
Core2 Duo E6600 2:02 40,780円
Core2 Duo E6400 2:17 29,800円
Pentium D 950 2:28 21,780円
Athron FX-72 1:46 109,800円

といった結果のようです。結果はAthron FX-72が圧倒的に早い数値を示しました。しかし。Core2 Duo E6600と同じコアを2つ乗せたCore2 Quad Q6600がE6600と同じスピードであることも面白い点です。

ベンチマークソフト Sandora 2007によると、Athron FXはマルチメディアに強いようです。逆に単純なCPUの計算処理ではCore2系の方が有利なようです。

実際にPCを購入するとなると、Core2系はメインのP965やG965チップセットが高価だし、Athron FX (Quad FX)を使うにはマザーボードが非常に高くつきます。
これに対し、一般にどのパーツも安く済むのがPentium Dです。

ならば、少しパフォーマンスが低くても、ほかに比べてかなり安いPentium Dがもっともお買い得なのか?ご存知のとおりPentium Dはエネルギー効率が悪く、発熱が大きく冷却に苦しむことになります。Pentium Dが135Wの消費電力であるのに対し、Core2 Duoは65Wですみます。
つまり、最初にお金がかかっても、実際にPCを動かすときには半分の消費電力で済むのです。、消費電力が小さいということは冷却も容易になりますから、冷却ファンが少なく静かなPCにもなります。


今回はCore2に関してE6300やE4300の結果が得られなかったため、考察に入っていませんが、コスト面から考えてベストなCPUはCore2 Duo E6300かと思います。L2キャッシュが上位もモデルの半分になっていることで、かなりパフォーマンスが落ちているようですが、それでもPentium Dよりはいいでしょう。価格もそれほど変わりありません。しかし、今年の7月くらいまでにCore2 Quadの値下げがありますし、10月くらいにはCore2 Quad Q6400も出る可能性があります。これはおそらく6万円くらいになるでしょう。そうなると、E6400の価格もそれ相応の価格に下げられるので、いま勇んでE6400やE6600を購入すると、半年後に泣くことになりかねません。
一般的にベストなCPUの価格は2万円〜2万5千円くらいだといわれています。

果たして、どれがベストな選択なのか…難しいところです。