01d2ac42.jpg  円山もにぎわっている
 昨日は北海道神宮祭(札幌まつり)の例祭の日だった(今日は渡御で、神輿が神宮を9時に出発する。なお、おとといは宵宮祭)。

 私は過去に一度だけ祭りの日の日中に北海道神宮まで出かけたことがある。

 神宮に至る道の両側に露店があんなに出ているものとは知らなかった(中島公園に集中し、神宮にはちょぼちょぼ程度しか出店されていないと思っていた)。

  保護色で目立たない
 並んだ露店のところどころに、ベンチなどもともと置かれているものがあって、店が出されていない箇所が途中いくつかあったが、ある場所のベンチに見るからに浮浪者とわかるおっさんが体を斜めにして座っていた。

 かなり陽に焼けた&汚れた黒い顔、季節外れの厚手の、これまたうす汚れたシャツ。しみだらけの茶色いズボン。この姿を見て、実はお忍びでやってきている神主だとはどう考えても思えない。

20170616Image しかもそのオヤジ、一見するとズボンの色が保護色になっていてわかりにくいが、股間から茶色い物体を出し、それを手でしごいているではないか!
 しごいているのになぜかどう見てもふにゃふにゃでそびえていない(って、年を重ねた今の私には、その硬度&角度不足を非難する権利はないが)。

 つまり、オンナ子どもが多く行きかっているこの神聖な場所でシコシコしていたのである。

 そのことに気づき、露骨に嫌な顔をする人もいたが、私の知っているかぎり全員が無視して通り過ぎていた。
 私の妻も気づず、通り過ぎた後に教えたところ、見そびれたのが少し残念そうな顔をしていた。

  地に洩らすと殺される
 だがそのオヤジ、目の前を行きかう女性の姿を見てズリズリしているようではなかった。
 生気のない表情で、うつろな瞳の先は人々ではなく、地面だった。
 地面の方をぼんやり見つめながら、手を動かしていたのである。

 これぞオナニーの本道に近いとは言えまいか?

 オナニーの語源はオナンからきている。

 旧約聖書の「創世記」第38章。

 6ユダは長子エルのために、名をタマルという妻を迎えた。 7しかしユダの長子エルは主の前に悪い者であったので、主は彼を殺された。 8そこでユダはオナンに言った、「兄の妻の所にはいって、彼女をめとり、兄に子供を得させなさい」。 9しかしオナンはその子が自分のものとならないのを知っていたので、兄の妻の所にはいった時、兄に子を得させないために地に洩らした。 10彼のした事は主の前に悪かったので、主は彼をも殺された。

 兄が死んでしまい、弟のオナンが父の命令で兄嫁としたのだが、中出ししなかったがために殺されてしまったということだ。

 あの汚らしいオヤジがそのあと地に洩らしたかどうかは知らないが、地を見つめながらしていたことは、オナンのことを思い出ささずにはいられなかった。

 漏らす前に通報された可能性もあるが……。帰るときにはもう見かけなかったし。
 あるいは、隣のタコ焼き屋のおやじに、アツアツのタコ焼きを押し付けられて、退散した可能性だってある。

  ギロー・リキエ(ギラウト・リキエル。Guiraut Riquier 1230-1300 プロヴァンス)の「卑しく、罪深い、罪人と悔悟者(Humils forfaitz)」。

 ギロー・リキエは最後のトルバトゥール(12世紀ごろに南フランスで活躍した詩人、作曲家、歌手)の1人と言われている人物である。

 ラフィットのヴォーカル、ポッシュ/アンサンブル・ユニコーンの演奏を。


 1996年録音。ナクソス。


   このCDの詳しい情報 【タワレコ】
   Early Music - Music of the Troubadours / Unicorn, Oni Wytars


   音楽配信はこちら NAXOS MUSIC LIBRARY

  最初はベジタリアン
 ところで「創世記」といえば、第1章で神は男女を創造する。アダムとイヴ(エバ)である。
 
 神は2人にこう告げる。

 28神は彼らを祝福して言われた、「生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ。また海の魚と、空の鳥と、地に動くすべての生き物とを治めよ」。 29神はまた言われた、「わたしは全地のおもてにある種をもつすべての草と、種のある実を結ぶすべての木とをあなたがたに与える。これはあなたがたの食物となるであろう。 30また地のすべての獣、空のすべての鳥、地に這うすべてのもの、すなわち命あるものには、食物としてすべての青草を与える」。そのようになった。


 10年ほど前に書いたことがあるが、この段階で神は、2人に草や実を食べ物として与えている。
 逆に言えば、魚や肉を食べることは禁止している。


 ところが、ノアの方舟が登場する大洪水が終わったあとの第9章になって、神はこう告げる。


 1神はノアとその子らを祝福して彼らに言われた、「生めよ、ふえよ、地に満ちよ。 2地のすべての獣、空のすべての鳥、地に這うすべてのもの、海のすべての魚は恐れおののいて、あなたがたの支配に服し、 3すべて生きて動くものはあなたがたの食物となるであろう。さきに青草をあなたがたに与えたように、わたしはこれらのものを皆あなたがたに与える。 4しかし肉を、その命である血のままで、食べてはならない。


 魚や肉を食べることが許されたのだ。


 よかった。肉が食べられる世の中になって……
 でも、レアのステーキとか、スッポンの生き血なんかはNGじゃないの?

 *) 緑文字の箇所はすべて日本聖書協会の小型聖書(口語)の旧約聖書(1955年改訳)による。

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