大晦日である。
 権威ある方が間違ってこのブログを目にし、「だいまいにち」と読んだら気の毒なので、ひらがなでも書いておくが「おおみそか」である。

 ここ数日、新聞のページ数がずいぶんと減った。薄くなった。
 元旦号の厚さのために紙を節約しているのだろうが、それにしても例年よりは薄いかも知れない。きっと不景気で広告の出稿が減っているのだろう。だから薄くても済む。それでも記事はちゃんと載せられるのだ。

 テレビも時間の埋め合わせっていう番組が目立つ。
 NHKなんて今朝の7時のニュースのあとは、昨夜7時に流した番組の再放送だ。
 Tvh(テレビ東京系)にいたっては、朝の7時から「宮様チャリティー・ボウリング」。宮様がどうのこうのケチをつける気はまったくないが、なぜ朝からボウリングなんだろうと、実に奇妙な印象を抱いてしまう。その不思議さは「なんでダイワハウスなんだ?」以上だ。
 それとも、年末とはまったく関係ない出来事であって、毎週水曜日の朝は「宮様チャリティー・ボウリング」を放送しているのだろうか?だとしたら、大晦日であろうと自信を持ってレギュラー番組を頑なに放送する姿勢は賞賛すべきことかもしれない。

 どっちにしろ、今日も変わらないのは、雪が舞っているってことだけ。
 今日も雪かきを、少なくとも1回はしなくてはならない。
 て書いていると、急に雪が大粒になってしまった。雪雲は他人のパソコンに侵入し、情報を盗めるのかいな?って、バカか?こいつ!(←私のことですから……)

dbb3d1b2.jpg  さて、先日フィギュアの浅田真央が演技で用いていたハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」について書いたが、もう1種類CDを紹介しておきたいと思った次第の所存を新たにした気持ちであります。

 それはアンドレ・アニャチャノフ指揮サンクト・ペテルスブルク国立交響楽団による演奏で、ナクソスの8.550802(1993-94年録音)。
 これまで紹介したコンドラシンや作曲者自身の指揮による演奏に比べると重厚さには欠け、「踊っちゃおうじゃん」みたいな軽いノリだが、録音のせいもあって先の2枚では聴こえなかった細かな音も聴こえてくるのが楽しい。タワー・レコードのネット通販で販売中↓。1,190円(何年か前まではナクソスっていえば1,000円もしない、廉価盤の代表格だったのに、いまは割安感が薄れてしまったのが残念である)。
 このCDは2枚分売の「スパルタクス組曲」の2枚目にあたるため、「仮面舞踏会」のほかに「スパルタクス」組曲第4番が収められているほか、ほとんど耳にすることがないバレエ音楽「サーカス」、「ダンス組曲」も収録されている。
 それにしても“帯”に書かれているコピーが笑える。
 「民族音楽を芸術音楽に昇華した作曲者の面目躍如たる珍曲集」ときた。
 「面目躍如たる珍曲集」って、わかるような、けど変な褒め言葉だ。

 さて、今年1年、このブログを訪問してくださった方々、ありがとうございました。
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 良いお年を!