新・読後充実度 84ppm のお話

 クラシック音楽、バラを中心とするガーデニング、日々の刺激的出来事についてたらたらした文章で報告中。自宅は北海道ながら現在は仕事の関係で大阪在住。血液はB型かつ高脂血症の中年サラリーマン。

“OCNブログ人”時代の過去記事(~2014年6月)へは左の旧館入口からどうぞ!

彼女へのお熱はすっかり冷めて……♪ブリテン/聖ペテロ讃歌

MiyabeKasha  つまり杉村の妻のせいで……
 先日、JR札幌駅につながるPASEOの1階にある弘栄堂書店に立ち寄ったら、宮部みゆきの(私が知らない)小説が平積みされていた。ハードカバーのものと文庫の2種類。

 一時期あれだけ好きだった宮部みゆきの小説(時代物は除く)だったのに、数年前からまったく関心がなくなってしまった。不思議なくらいに。
 「ペテロの葬列」あたりでいやになってしまったんだと思う。
 平積みされていた本にも『杉村三郎シリーズ』って書いてあったような……(杉村は「ペテロの葬列」の主人公)。
 「火車」とか「理由」とかのころはおもしろかったのになぁ……

 「ペテロの葬列」にはやれやれって感想を持った私だが、こちらはホンモノのペテロさまを讃える歌。

  ブリテン(Benjamin Britten 1913-76 イギリス)の「聖ペテロ讃歌(Hymn to St.Peter)」Op.56a(1955)って曲である。

 オルガン伴奏による高声と混声合唱で歌われる。

 スパイサー/フィンジ・シンガーズの演奏を。

 このアルバムはブリテンの合唱作品集で、3枚組。
 このようにまとまった形でブリテンの合唱曲が聴けるのはうれしい企画だ。

 この時期に聴きたくなる、児童合唱とハープのための「キャロルの祭典(A Ceremony of Carols)」Op.28(1942)も収められている


 1995年録音。シャンドス。


BrittenChoralEditionBox   このCDの詳しい情報 【タワレコ】
   Britten: The Choral Edition

  “弘”の由来はたぶん……
 ところで弘栄堂書店は、その名も示すように北海道キヨスクが展開している書店。

 その名も示すって言われても、なんのことやらさっぱりなそこのあなた!『弘』は『鉄道弘済会』に由来していることを、こっそり教えてあ・げ・る(私の推測だけど)。
 なお、キヨスクや書店などは1987年に設立された北海道キヨスクが鉄道弘済会から事業を引き継いで現在に至っているのだ。

 “展開”と書いたものの、北海道ではかつては帯広駅などにもあったが、今では札幌のPASEOとAPIAと(なぜか)北郷の3店舗だけ。適度な大きさで、マニアックな本を探さない限りは買いやすい店だ(と、私の妻は申しております)。

 現在は文教堂書店になっている『国際ビル』(私がときおり行く『八雲』が入っているビル)の地下もかつては弘栄堂書店で、そこではLPレコードも売っていた。

 ええ、けっこうお金を注ぎ込みました。ここに。
 

ハイテンションはほの暗く変わりさらに寂しくなる♪GM/Sym9

Mahler9Sanderling  「♪♪♪(手拍子パパン)♪♪♪(パパン)」が……
 HTB(北海道テレビ)は今年開局50周年を迎え、それを記念してテーマソングを作った。
 春から、HTBのCMでしばしば流れているので、耳にしたことがある人は多いだろう。

 作曲したのは札幌出身のアルトサックス・プレイヤーの寺久保エレナ。
 詞はRihwaという人(私が知らないだけだろう)。歌っているのも、きっとこの人。曲のタイトルは「ハイタッチ」。

 で、完全なる偶然に違いないが、「ハイタッチ」のしばしばテレビで流れている部分-きっといちばん盛り上がるところ-がちょっと似ているのである。ショスタコーヴィチ(Dmitry Shostakovich 1906-78 ソヴィエト)の交響曲第15番イ長調Op.141(1971)の第2楽章のこのフレーズに(掲載譜は全音楽譜出版社のスコア)。

 だから、歌詞はよくわからないけど鼻歌で「ハイタッチ」のそこの部分を「フーフーフン!」と歌った次の瞬間には、私の脳内では、ほの暗く幻想的なタコさんのメロディーにバトンタッチしてしまうのだ。

Shostako15-2-5_2018

 このタコさんのメロディーは、作曲時からさかのぼること60年ほど前に書かれた、マーラー(Gustav Mahler 1860-1911 オーストリア)の交響曲第9番ニ長調(1908-09)の終楽章も終わり近くのメロディーの引用だと思われる(掲載譜は音楽之友社のスコア)。

Mahler9fin2018

 なので、変奏されて脳内で鳴ったタコさんは延髄あたりで、さらにマーラーの寂しげなメロディーに化けてしまう。
 困ったものだッチ。

  この記事のためにあるような2枚組
 この、マーラーとショスタコ―ヴィチの最後の交響曲(マーラーはこのあと第10番を手がけたが未完)が収録された、クルト・ザンデルリンクの録音を。
 あるいは、タコさんのマーラーの引用をも意識して、こういうカップリングにした?

 マーラーの演奏も悪くないが、ショスタコの15番は、この曲の録音のなかでは私の最も好きな演奏だ。

 オーケストラはマーラーがフィルハーモニア管弦楽団、ショスタコがクリーヴランド管弦楽団。
 録音は1992年と1991年。エラート.

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】
   マーラー:交響曲第9番/ショスタコーヴィチ:交響曲第15番 <初回生産限定盤>

そんな心構えじゃダメだっつーの!モンテヴェルディ/オルフェオ

20181215RippingScr  のんびりしてる余裕はない!
 今日更新した本館の記事の中でも触れたが、いや、触れたがゆえに「このままではいけない」という危機感を覚えた。

 CDのハードディスクへの取り込み。すなわちリッピングの進捗状況についてである。

 こんなにチンタラとやっていたら、何年かかってしまうかわからない。私に残された時間は。もう少なくとも200年はないのだ。

 持っているCDをすべてリッピングし終えたとき、すっかり耳が遠くなっていたとか、もう余命いくばくもない-もうそんな気になっていないでもない-という状況に自分がなっていたら、それこそ骨折り損のくたびれ儲けってもんだ。

 音源をハードディスクに取り込んだので再生が楽だとか、CDがなくなってお部屋の中がすっきりという本来の目的が、取り込み作業をするという手段が目的化してしまうことになりかねない。

 そんなわけで、昨日、今日はリッピングに集中して取り組んでいる。

 「空き時間を見つけてリッピングぅ~」なんて悠長なことでは、遅々としてまったくもって進まないことに、この美しき壮年男性はようやく気づいた。振り返るな、ひたすら前進あるのみ!

 てことで、ブログに時間を割いている場合ではない。
 今日のところは、これにてバイビー!

MonteverdiOrfeo  とは言ったものの…… 
 上の画面でリッピング中のCDは、ヤーコプス/コンチェルト・ヴォーカレ他の演奏による、モンテヴェルディ(Claudio Monteverdi 1567-1643 イタリア)の歌劇「オルフェオ(L'Orfeo)」(1607初演。プロローグと5幕。台本:バドアロ)。

 ルネサンス期からバロック期にまたがって活動したモンテヴェルディだが、オペラ最初期に書かれた「オルフェオ」は、その劇的な音楽によって画期的なものとされ、現在でも上演レパートリーに残っている作品である。

 「新訂 大音楽家の肖像と生涯」(音楽之友社:1981年第17刷)のなかのモンテヴェルティの項にはこう書かれている。

 ……彼の前にも、オペラの上演の試みはあったが、その「オルフェオ」によって、真のオペラが確立したといってさしつかえない。その朗唱ふうの旋律、革新的な不協和音の用法、色彩的な楽器法など、いずれの点でも独創的なもので、近代劇音楽の方向を、はっきり決定するにたるものであった。

 そして、筆者の皆川達夫氏はこう締めくくっている。

 くりかえしていおう。モンテヴェルディは、バロック音楽の方向を基礎づけ、同時に近代の音楽の方向を確定した作曲家であった。彼なくしては、音楽史の歩みはすくなくとも50年、あるいは100年の足ぶみをせざるをえなかったであろう。

 オペラの筋は、結婚式の直後に毒蛇に噛まれて亡くなった妻・エウリディーチェをこの世に取り戻そうと、夫であるオルフェオが黄泉の国に出かける。神はエウリディーチェを連れ帰ることを許すが、途中エウリディーチェを振り返ってはならないという条件をつける。しかし、後ろのエウリディーチェが気にかかってオルフェオは妻の方を振り返ってしまう。すると……というもの。

 ここに出てくるさまざまなメロディーも印象的であり、また特定のメロディーは特定の楽器に割り当てるという点も画期的である。いや、圧倒的パワーの冒頭で、すでに引き込まれる。
 私はかつて(いまはもうなくなったが)『レコード芸術』付録の新譜CDサンプルで、下に紹介するヤーコプス盤の断片を聴き、すっかり魅せられ、CDを購入したのだったが、ホント、すごい曲だと恐れ入った過去を背負っている。

 1995年録音。ハルモニア・ムンディ・フランス。

   このCD(同一音源)の詳しい情報 【タワレコ】
   Monteverdi: L'Orfeo

 リッピング(Ripping)のRipの意味は、“はぎとる”“搾取する”“食い物にする”“盗む”ってもの。
 なんだかアタシ、まるで悪いことをしている人みたい……

 おや?
 バイバイしてからの立ち話が長くなってしまった。
 ゴメン……。くりかえしていおう。バイビー!

松任谷正隆氏と私の共通点♪リスト/エステ荘の噴……

201812JAFmaite  でも、私の場合は家系ではなく
 『JAFMate』12月号。
 音楽プロデューサーでありモーター・ジャーナリストでもある松任谷正隆氏が連載記事『車のある風景で』でこう書いている。


 松任谷家の家系は、ほぼおなかが弱い。なにかとおなかを壊す家系である。おやじもしょっちゅうトイレに立てこもっていたし、叔父にいたっては、自分の結婚式のときにトイレから出られなかったそうだ。いったいどういう結婚式だったのか見てみたかったものである。
 いやいや、他人事じゃない。そういう自分も子供の頃からおなかが弱くて、ひどく苦労した。……


 ただ、子供の頃からおなかが弱かったという記憶は私にはない。


  私の場合は歩き〇〇した過去がある
 そんなわけで、当時は家以外で大便をするなんてことは考えられなかったし、その必要性もなかったわけだが、小学生のとき、ある日1人で買い物に出かけた先から帰る途中、ジワジワと押し寄せていた便意-腹痛ではなく、純粋に本能的なもの-が急に激しくなり、自分に課した掟-つまり家以外では大便はしない-を破るどころか、田舎の街だったのでどこにも便所なんてなく、そのまま漏らしたことがあった。

 が、硬いものだったので、延焼は避けられた。めでたしめでたし(今思えば、あたりにいくつもあった原っぱで野〇〇という選択肢もあったが、たぶん『チリ紙』を持ち歩いていなかったのだろう)。


 ……通学中のことで言えば、電車に乗っていてしばらくして、いわゆる「差し込み」が襲ってくる。参ったな、で済めばことは簡単だが、差し込みのひどいやつは始末が悪い。貧血まで引き起こすのである。顔は青ざめ、脂汗だらだら、意識は朦朧とし体中の力は抜ける。何度こんな目に遭ったのか分からない。意識は朦朧としたまま、駅のトイレを探す。トイレが間に合わない、と思ったこと数知れず。しかし、人間の底力というものは侮れないところがあって、一度として歩き〇〇をしたことはない。……


 上に書いたように、残念ながら、かつ、恥ずかしながら、私にはある。


  “おなかをカラにしたい”に深くうなづく私

 ……そんなわけで僕は、松任谷家の慣例に従って日常的にトイレの個室に立てこもる。とにかく差し込みが怖いのだ。トイレから出て、数分も経たないうちにまた立てこもる。もしかして……と思うから。そこで完遂出来なかったらまた数分して立てこもる。おなかを空にしたい、の一念である。たぶん中学の頃からこうだったのではないか。大人になっても変わらないどころか、むしろ悪化しているかもしれない。


 私は日常的にトイレに立てこもることはない。差し込みっていうのもほとんどない。
 あるのは、肛門を急に襲う高い内圧である。そうなると、すでに筋肉の衰えがないはずのない肛門が大噴火し、火砕流が発生するという恐怖にかられるのである。


 「おなかを空にしたい」という気持ちは、もっっっっっのすごく、よくわかる。

 家にいるときは平気だ。
 しかし、外出するときはその願望が強くなり、乗り物-特に飛行機-に乗る前は、そうしておかねばならないという強迫観念にかられるのである。
 もう出ないのに、まだ残っているかも知れないといきむ。このまま脱肛してしまうんじゃないかと思うことさえある。
 しかも厄介なことに、空港でもどこでも、だいたいトイレっていうのは混んでいる。

 落ち着いて時間をかけてなんてやってられない。時間との勝負だ。
 精神的にも肉体的にも実に負担が大きい。

 完全防臭、外観から装着しているのがわからない、全天候型ともいえる使い捨てパンツは開発されないものだろうか?


 電車に乗らなくなったのも、きっとこの経験が大きく影響している。他人様の前で恥をさらしたくない。だからクルマに乗るようになった。動く個室。とはいえ、おなかが悪くなるのはクルマを運転していても変わるわけはなく、何度となくぎりぎりのところまでいった。……


 車だって、オプションでおまる型シートを選べるようになるととっても便利……誰も買わないか……

LisztBolet リスト(Liszt,Franz 1811-86 ハンガリー)の「エステ荘の噴水(Les jeux d'eaux a la Villa d'Este)」。

 「巡礼の年第3年(Annees de pelerinage troisieme annee)」S.163(1867-77。全7曲)の第4曲。

 エステ荘というのは、ローマに近いティヴォリにある観光地。

 1550年にローマ教皇選びに敗れたイッポーリト2世デステがこの町に移り住み、やがてもともとはベネディクト派の修道院だったものを、別荘と多くの噴水がある庭園に改築させた。


 イッポーリトは1572年に亡くなったが、改築は紆余曲折を経ながらも続けられ、現在4.5haの敷地内には大小500ほどの噴水があるそうだ。ユネスコの世界遺産にも登録されているらしい。

 リストは1868年からこのエステ荘に、ホーエンローエ枢機卿(この人物についての詳細については調べ上げられなかった。ローマ・カトリック教会の司教枢機卿のグスタフ・アドルフ・プリンツ・ツー・ホーエンローエ=シリングスフュルスト(1823-96)のことだろうか?)の客として滞在。さらに、翌69年から85年までは、毎年ここで冬を過ごした。

 「エステ荘の噴水」は印象主義音楽を先取りしたような曲と言われており、晩年のリストの作品の中でも人気が高い。


 ボレットのピアノで。


 1983年録音。デッカ。

   このCD(同一音源)の詳しい情報 【タワレコ】
   リスト:ピアノ作品集


 〇〇〇の話のときに取り上げてしまって、リストさん、ごめんなさい。

ジンギスカンのジンくんはうまそうだが♪ドビュッシー/前奏曲第1巻

Debussy21PrelidesBreiner  ツルツル路面をペンギン歩き
 新千歳空港で多数の欠航が出た金曜日の、翌日の土曜日(つまり、いまだほぼほぼ1週間前のことを書いている、前向きじゃない私)。

 しかし、江別はさほど雪も降らず、そのさらに翌日の日曜日の方がやっかいだった。
 朝起きて外を見ると、そこそこに積もっている。


 そんななか、札幌に出かける。
 マチナカの交差点が、鶴ッ鶴のアイスバーンになっていて、渡るのが怖いほど。

 大丸百貨店に寄って、佐藤水産にも行って、そのあとヨドバシカメラで卓上用のIHヒーターを購入。
 今使っている、齢15歳ほどのIHヒーターは、近ごろ急にピーピーと警告音が鳴ったり、失神したりする。なので、火花を散らす前に買い替えたのだ。なんといっても、お鍋の季節なことですし……


 そのあと、ESTA地下の四川飯店に麻婆豆腐を買いに行ったのだが、なぜか昼どきなのにがけっこう空いていたので、担々麵を食べることにした。妻は小辛、私は中辛。サービスの一品は妻が杏仁豆腐、私がライス。
 おなかがいっぱいになったので、夕食用の麻婆豆腐を買う積極果敢な意欲が一気に消失。買わずに帰って来た。

 このように振り返ると、こんな足元が悪い日にわざわざ出かけるような用事じゃなかったように思えてならない。
 IHヒーターはヨドバシ・ドットコムで買ってもよかったわけだし、だいいち、ヨドバシの袋を下げてビックカメラのあるESTAあたりをウロウロするとは失礼千万であった。

 駅から家への途中でスーパーに寄り、西山ラーメンのスープとS&Bホンコンやきそばを、自分の大阪へのみやげとして購入。

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 また、夜は『せいろ蒸し」にすると妻が言うので、帯広の『ほたる』という店(旧:綾月)に、かつて“ジンギスカン風”というせいろ蒸しがあったのを思い出し(つけだれがポン酢ではなくジンギスカンのタレなわけ)、ソラチのジンギスカンのたれを買う。


 “ジンくんはたべられません”という注意書きに、地味にウケた私。


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SorachiJin2

  雪深い歩道を大股歩き
 月曜日。

 朝起きて外を見ると-まだ暗くてよく見えなかったが-そこそこ以上に雪が積もっていて、しかも除雪が入っていないという最悪の状況。

 5時過ぎの早朝から雪かき。

 道路も困るが、線路はどうだろう?

 「江別駅に置いてあった、あの除雪車は出動したのだろうか?JRが遅れると困る」と、思いながらときおり吹雪く中、黙々と雪かき。まぁ、おちゃらけながら雪かきをする人はいないだろうけど。

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 それにしても、ここまで降ったのになぜ市の除雪が入っていないのか理解できない。出動する判断のタイミングを誤ったのだろうか?


 朝食を食べ、早めに家を出て駅に向かう。

 歩道も誰かが歩いたあとしかない。その足跡に合わせて歩こうとするが、どうやらこの先駆者の足跡は長靴によるもののようだ。なぜか長靴で歩くと大股になる傾向にある。それに合わせて歩くのはつらい。それにそもそも雪道はペンギン歩きが基本だし(特にアイスバーン)。


 ドビュッシー(Claude-Achille Debussy 1862-1918 フランス)の「雪の上の足あと(Des pas sur la neige)」。
 「前奏曲集第1巻(Prelude I)」(1909-10)の第6曲である。


 「前奏曲集第1巻」は12曲からなり、各曲のタイトルは、


  1.デルフィの舞姫たち
  2.帆(ヴェール)
  3.野を渡る風
  4.音と香りは夕暮れの大気に漂う
  5.アナカプリの丘
  6.雪の上の足あと
  7.西風の見たもの
  8.亜麻色の髪の乙女
  9.とだえたセレナード
 10.沈める寺
 11.パックの踊り
 12.ミンストレル


となっているが、初版の楽譜では各タイトルは楽譜の冒頭ではなく、最後のページに書かれている。これはタイトルにこだわり過ぎないようにとドビュッシーが考えたためという。この表記を現在でも踏襲している楽譜もある。


 今日はオリジナルのピアノによる演奏ではなく、ブレイナーが管弦楽に編曲したものを。


 準・メルクル/ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団の演奏。


 2011年録音。ナクソス。


   このCDの詳しい情報 【タワレコ】
   Debussy: 24 Preludes (orch. Peter Breiner)


   音楽配信はこちら NAXOS MUSIC LIBRARY
 
  悔しいが羽毛をまとおう
 駅に着くと、遅れが生じている列車もある。
 予定より早い列車に乗り込む。


 札幌駅で乗り換えた『エアポート』は3分遅れで発車したが、無事新千歳空港に到着。

 新千歳空港は晴れで、江別のように雪が降った形跡はない。


20181210CTS2

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 強烈な向かい風ということで5分ほど遅れたものの、順調に大阪空港に到着。

 大阪から家に向かった時はふつうのコートだったが、戻りのこの日は朝の天候と気温から、妻の強い勧めでダウンを着て戻った私。

 ここ大阪でダウンなんて道産子としては忌避すべき行為だと思う私は、ヒジョーに後ろめたい気分になったが、でもこっちではダウンを着ている人がけっこういる。

 実際、北海道とは比較にならないにせよ、それなりに冷え込んでいたし。

ANAからの想定メールで救われた私♪ドリの勝利

20181205ANAmail  困った野次馬さん
 先週の木曜日、つまりランチで北海道情緒を味わった6日の夕方は、急きょ新千歳への便に搭乗。
 いや、前の日に決めていたから“急きょ”っているのはちょっぴりウソ臭いんだけど・・・・・・

 というのも、当初は7日の朝の便で飛ぶ予定だったのだが、前日の5日の夕方にANAから“7日は悪天候の影響で欠航を含む運航への影響が予想される”という案内がメールで来たため。

 即、6日の便の空き状況を調べてみると、幸い空きがあったのと、さらに6日の午後と夜は大阪での予定が私には入っていないという“幸いのミルフィーユ”のような状況だったため、そちらの便に変更したのだった。

 もちろんその便は順調に飛行。空港から札幌へのJRもまったく乱れておらず、『大阪発札幌行前倒し移動作戦』は完全なる成功に終わった。
 これもひとえに、ANAからのメールのおかげである(以前はこういう案内が事前に来ることはなかった)。

 翌日の7日。
 もうキャンセルしたので関係なくなっているのにもかかわらず、そもそももうすでに札幌の地にいるににもかかわらず、当初乗る予定だった便はどうなったのか気になってしょうがない私。

 で、午後になって、運行状況をネットで調べてみた。こういう行為をする人を、一般的には野次馬という。

 するとなんてことでしょう!予定通りの時間に大阪空港を出発していた(←ちょっぴり悔しい)。
 ところが、新千歳空港に到着したのは定刻の1時間遅れ(←けっこうご満悦)。
 ということは、1時間にわたり上空で旋回して滑走路の除雪が終わるのを待っていたのか、あるいは着陸したものの誘導路で待機を命ぜられたということだ。
 どっちにしろ、いつもよりも1時間長く、乗客は機内にいたままの状態になったわけだ。

 あ~よかったぁ。3時間もいたら、何回トイレに行きたくなるか……。想像するだけで膀胱にキュンとした痛みが走る。
 
IlTrionfoDiDori  席が狭いっていいよなぁ~
 さて、この日は本社のいくつかの部署と打ち合わせをしたが、夜は檜さんと食事。

 すすきのにある、檜さんがときおり使うという店に案内してもらったが、おいしい料理を出す店だった。
 そして、気がついたことは、檜さんはけっこう狭めの店が好きなのではないかということだ。
 今回の店も、以前新橋で連れて行ってもらった店も、店の人との距離感が近い店の造り。
 檜さんは人の愛に飢えているのだろうか?それともダイワハウスのCMのように、狭いところが好きなのだろうか?
 
 そのあとは、2人で久々に『ルネサンス』に行き、そのあと2人で大通りまでチカホを歩き、お別れしたのだった。

  そんなわけで、今日はイタリア・ルネサンスのマドリガーレ選集「ドリの勝利(Il Trionfo di Dori)」のアルバムを。

 「ドリの勝利」は1592年にアンジェロ・ガルダーノがヴェネツィアで出版した、29人の作曲家によるマドリガーレ集。その曲のタイトルと作曲者は以下の通り。

  1. 草と花々の間で(G.クローチェ)
  2. ドーリが姿を現し(O.コロンバーニ)
  3. すべての風がやみ(O.ヴェッキ)
  4. もしも小鳥たちが歌い(G.ガブリエーリ)
  5. 踊りにおいで,乙女たち(A.プレーティ)
  6. 優美な乙女と恋する牧人たち(L.マレンツィオ)
  7. 野をさまよう乙女たち(G.デ・マック)
  8. ある日,聖なるパレスに(I.バックージ)
  9. ドーリがここに来て(G.カヴァッチョ)
 10. 西風が戻る間に(A.スタービレ)
 11. 美しいブナの木陰で(P.ボッツィ)
 12. 花咲く岸辺で(T.マッサイーノ)
 13. 緑の海岸で(G.M.アゾラ)
 14. 海岸はエメラルド色だった(G.エレミータ)
 15. 澄んだ清流の途中で(P.デ・モンテ)
 16. 楽しい気持ちが起きるところで(I.サビーノ)
 17. 楽しげな愛らしい娘が(P.A.ボニーニ)
 18. 乙女と牧人たちだった(A.ストリッジョ)
 19. とても薄いヴェール(G.フローリオ)
 20. 羊飼いの言葉遣いの(L.レオーニ)
 21. うす暗い洞窟の中で(F.アネーリオ)
 22. 銀色に光る岸辺(G.ゼルト)
 23. おまえが現われた時,ああ優雅で愛しいドーリよ(R.ジョヴァンネッリ)
 24. この周辺の物陰で(G.コスタ)
 25. この物陰とそよ風にドーリは(L.ベルターニ)
 26. 牧人と乙女たちが(L.バルビ)
 27. 澄んだ清流のささやきに(G.G.ガストルディ)
 28. 朝の曙光の訪れに(C.ポルタ)
 29. 第三天(金星天)から(G.P.ダ・パレストリーナ)

 コッラディーニ指揮のグルッポ・ヴォーカレ・アルシ&テシ(声楽グループ“アルシ&テシ)の演奏。

 2013年録音。TACTUS。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】
   Il Trionfo di Dori - Venezia, 1592

関西でも『ザンギ』が浸透進行中?♪LvB/Sym9

BekkerOrchestra  5日・水曜日のランチ
 先週の今日。つまり、5日は久々にLAWSONに寄った。
 電車を降りて会社に行く途中の朝のことだ。目的は昼食調達。

 「新作弁当があるかな?」と棚を見ると、『関西満彩弁当』があった。だが、これではない。中身はすっかりリニューアル。
 ところが、自分でもわからないが、なぜか食べてみたいと思わない内容(たぶんおかずに魅力を感じなかったということだろう)。

 って、ことで定番商品のトリオにした。満足度60%だった。

 パウル・ベッカーの「オーケストラの歴史 大作曲家が追い求めた理想の音楽」(松村哲哉訳:白水社)。

 久々に音楽関係の本を買った(ような気がする)が、なかなか読み応えのある内容だ。
 本書については、また詳しく取り上げるとするが、今日はこのなかのベートーヴェン(Ludwig van Beethoven 1770-1827 ドイツ)に関する章について。

 ベートーヴェンはメヌエットに代わってスケルツォを採用するという決断をした。これは彼が交響曲の形式に関して打ち出した、数少ない新機軸のひとつである。

と述べたうえで、

 新たなタイプの楽章であるスケルツォの頂点をなすのは、第9交響曲の第2楽章だ。嵐を思わせる激烈な開始からティンパニのソロ、弦による対位法的な展開を経て、荒々しいホルンの咆哮へと徐々に盛り上がりを見せたあと、急に雰囲気が変わり、トリオにいたって牧歌的な美しい旋律が登場する。しなやかな動きの中に、電光のようなひらめきを見せるこのスケルツォ楽章こそは、ダイナミックな構想が、とりわけ見事に生かされた音楽の一例である。

と、ベッカー氏は書いている。

BeethovenSymsMonteux 「第九」、すなわち交響曲第9番ニ短調Op.125合唱付き(Choral)」(1822-24)の第2楽章のトリオが牧歌的かどうかは別として、この楽章が“電光のようなひらめきを見せ”ているとは、まったくもってうまい表現だ(何様の言い分だ?)。

 今日はモントゥー/ロンドン交響楽団他による演奏を。

 モントゥーのベートーヴェンって、アタシ好きです。

 1962年録音。デッカ(下のセットはTOWER RECORDS UNIVERSAL VINTAGE COLLECTION +plus)。 

   このCD(同一音源)の詳しい情報 【タワレコ】
  ※ポイント15倍キャンペーンは本日12/12 23:59まで
   ベートーヴェン: 交響曲全集・序曲集, 第九リハーサル付<タワーレコード限定>
 
 ところで、音楽における『トリオ』だが、2つの意味がある。

 1つは、3つの声部(パート)による音楽形式。三重奏や三重唱、トリオ・ソナタなどがこれにあたる。つまり、『おにぎりトリオ』はおにぎりの三重奏なのである。

 もう1つは、複合三部形式で書かれている楽章の中間部のこと。これもトリオという。上の“スケルツォ楽章のトリオ”っていうのがこれである。

20181206asnasLP  6日・木曜日のランチ
 弁当に対して変化を求め、阪急梅田駅の改札を出てすぐのとことにあるasnasに寄ってみた。
 ボリューム的に、そしてまた五穀米や豆腐ハンバーグなど、どちらかというと女性をターゲットにした内容の弁当が多いので、寄ってみたものの結局そのまま買わずに出てくることが多いのだが、最近気に入っている弁当がある。

 『北海道産生たらことザンギ弁当』。

 生たらこを前面に打ち出す弁当は珍しい。そして私の郷愁をくすぐる『北海道産』なる言葉!

 北海道弁である『ザンギ』という言葉が、恥ずかしげもなく堂々と使われているところにも驚嘆せざるを得ない。

 こちらの顧客が、『ザンギ』なる耳にしたことのない言葉によって、購入を敬遠するかも知れないことを恐れもせず(懺悔と誤解されそうじゃないか!)、このネーミングにした開発者に敬意を表したい。

 この『ザンギ』、皮や衣でメタボ状態ではなく、きちんと身があってしょう油の味付けもちょうどよい加減。
 飽きるまでこの弁当をしばしば購入する予定(現在3回目)。

   紙の本(紀伊國屋書店) オーケストラの音楽史―大作曲家が追い求めた理想の音楽

   電子書籍(BookLive) オーケストラの音楽史:大作曲家が追い求めた理想の音楽

 ところで、こんな案内が。
 正月休みでみな帰省するタイミングを見計らっているのだろうか?

 でも、きさま誰?
 
Spam201812

もの悲しくもおちゃめなカフカ♪DSch/Sym6

KatsuragiKafka  悲しいときには悲しい曲を聴け
 頭木(かしらぎ)弘樹編訳の「絶望名人カフカの人生論」(新潮文庫)。

 カフカが日記やノート、手紙に書いたネガティブな本音の言葉を集めたものである。

 悲しいときには悲しい音楽を

 これは音楽の話ですが、ギリシャの哲学者で数学者のピュタゴラス(ピュタゴラスの定理が有名)は、心がつらいときには、「悲しみを打ち消すような明るい曲を聴くほうがいい」と言いました。
 これを「ピュタゴラスの逆療法」と言います。現代の音楽療法でも「異質への転導」と呼ばれて、最も重要な考え方のひとつです。

 一方、ギリシャの哲学者アリストテレスは、「そのときの気分と同じ音楽を聴くことが心を癒す」と主張しました。つまり、悲しいときには、悲しい音楽を聴くほうがいいというのです。
 これは「アリストテレスの同質効果」と呼ばれています。現代の音楽療法でも「同質の原理」と呼ばれて、最も重要な考え方のひとつです。

 両者の意見は、まっこうから対立しています。
 でも、じつは両方とも正しいことが、今ではわかっています。
 どういうことかと言うと、心がつらいときには、
 (1) まず最初は、悲しい音楽にひたる=アリストテレス「同質の原理」
 (2) その後で、楽しい音楽を聴く=ピュタゴラス「異質への転導」
 というふうにするのがベストで、そうすると、スムーズに立ち直ることができるのです。


 って、どこにもカフカが出てこないじゃないかって。いや、これは“はじめに”、つまり序文なわけです(ここでもこのあとカフカは出てくるんだけど)。

 私が言いたいことは、私は“同質の原理”と“異質への転導”という言葉を、ここで初めて学んだってこと。

  たとえの歌が古すぎてごめん
 編訳者がここで想定しているのは、暗いタッチの歌-たとえばカルメンマキの「時には母のない子のように」を聴いたあと、楽しい歌-たとえば「世界の国からこんにちは」-を聴くような状況に思われる。

 その点、クラシック音楽なら1曲で事足りるので便利だ。
 チャイコフスキーの第4交響曲とかベートーヴェンの第5交響曲(運命)なんかは、暗から明へ推移する。チャイコの方は明というよりも、どんちゃん騒ぎだ。
 ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番なんかも、すすり泣き→ちょっぴり立ち直りって感じで効果ありかも。
 
 30分や40分程度じゃ気分が変わらないという人には、大盛りサイズのベートーヴェンの第九やマーラーの第5か第7がお勧めである。
 まちがっても、チャイコフスキーの第6番「悲愴」なんぞを選んではなりませぬ。気分が高揚してきたとたんに、終楽章で手のひら返しにあうので。マーラーの第9番もそう。

 逆にそんなに時間をかけてられないという忙しい現代人のあなたには、シベリウスの「フィンランディア」なんかどうかしら?(←いきなり誰だよ?)

Shostakovich5Jansons そんなわけでいま取り上げた曲の中から、ではなく、ショスタコーヴィチ(Dmitry Shostakovich 1906-75 ソヴィエト)の交響曲第6番ロ短調Op.54(1939)。

 3つの楽章からなり、全曲の長さは30分弱。だが、重苦しく暗い、いや不気味とも言える第1楽章が全体のほぼ半分の長さを占める。
 第2楽章になってユーモラスになり、終楽章はズンチャッズンチャッのすっかりお元気モード。というよりは、おちょくってんのか?ってものになる。

 聴き終わったあと、立ち直っているか、それともやれやれと感じるかは、あなた次第。

 ヤンソンス/オスロ・フィルの演奏を。

 1991年録音。EMI(現行盤はワーナー)。

   このCD(同一音源)の詳しい情報 【タワレコ】
    ※ポイント15倍キャンペーン開催中!12/12 23:59まで
  単売 ショスタコーヴィチ:交響曲 第6番 第9番

  全集 Shostakovich: Complete Symphonies No.1-No.15, Jazz Suite No.1, etc

 ところで、カフカのどのようなネガティヴな言葉が本書で紹介されているのか?

 2つだけご紹介しておこう。

 ぼくはひとりで部屋にいなければならない。
 床の上に寝ていればベッドから落ちることがないように、
 ひとりでいれば何事も起こらない。

   ×        ×
 ぼくは、ぼくの知っている最も痩せた男です。
 体力はないし、夜寝る前にいつもの軽い体操をすると、
 たいてい軽く心臓が傷み、腹の筋肉がぴくぴくします。


   絶望名人カフカの人生論 新潮文庫

上と下とで別なパジャマに……♪イベール/バッカナール

  音楽を聴きながらお酒をチビリっていう方限定です
 1か月ほど前に、タワーレコードからメールが届いた。

 な、なんと、タワレコで酒類を扱うというではないか!

TowerRecoSake

 おお!これでもうAmazonに4リットルのブラックニッカクリアを頼まずに済む。

 朝にチェックしてもずっと『配達中』のままで、結局届いたのは夕方なんていう、無駄な時間を過ごさずに済む(根がまじめなので在宅していなければと思ってしまうのだ)。

 でも、サイトを調べると、ちょっぴりお高い、おサレなお酒ばかり。

 そうだよねぇ~。音楽を聴きながらだもんね。
 ひたすら煽るような飲み方をする私に合うような品ぞろえではなかったってワケ。でも、庶民的ウイスキーでハイボールを何杯も飲みながら、チャイコフスキーに涙するっていう人だって、この世には、ここ大阪にはいるんですのよ。

 でも、考えてみれば、タワレコだって配送時間の指定が(無料で)できるかどうかわかんないし……

  あのとき、そのチョコはとってもまずかった
 イベール(Jacques Ibert 1890-1962 フランス)の「バッカナール(Bacchanale)」(1956)。

 古代ギリシアのの酒の神の名はバッカス。
 私がバッカスの名を知ったのは、まだ幼いとき。チョコレートの名前で。
 そう考えると、商品のネーミングって、けっこう学習に良いものだ。

 酒の入ったチョコレートで、妊婦は食べてはいけない。当時の私は妊婦でなかったが(その後も妊婦になったためしはない。人夫だ)、子供だったので食べてはいけない部類に入っていた。
 しかし禁断の一口で……とっても不幸せな思いをしたものだ。苦い、辛い、まずい…・・・

 そのバッカスをまつる、まあ言ってみればやりたい放題の祭りがバッカナールである。

 音楽も、なかなか激し!

 佐渡裕/ラムルー管弦楽団の演奏で。

 1996年録音。ナクソス。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】※ポイント15倍キャンペーン開催中。12/12まで

   音楽配信はこちら NAXOS MUSIC LIBRARY

DSCN0391  人に見せられないずぼらさ
 先日、パジャマ姿ですっかりくつろぎモードになって家飲みしていたときのこと。
 パジャマの色は心が穏やかになるブルー。

 ところがそのズボンに炒めたベーコンを落としてしまった。

 あ~ら、油じみ。

 私はさっそうとズボンを脱ぎ、それを洗濯機に投入。かわりに赤のチェック柄のパジャマのズボンをはいた。
 めんどうだから、上はそのまま。

 つまり、上半身はブルー、下半身は赤いチェックの状態。

 系統の違う、あるいは同じ系統でも塗装が違う車両を連結した列車みたいだ。

 「まるで721系電車3両1ユニットに731系電車3両1ユニットを連結したみたいだな。ふふふっ」と呟いてしまった(写真はイメージ。721でも731でもない)。

 われながらバッカみたいと思った。

 ※ 今日の文には現在は使ってはいけない不適切な言葉が含まれておりますが、ご了承ください。

私の札響感動史(41)♪『伊福部昭音楽祭』が私の初キタラ

Ifukube199710b  そのコンサートのことはちっとも知らんかった!
 長年続けてきた札響定期会員をやめた最後の演奏会が前回書いた1996年3月の第378回定期演奏会だった。

 その次に札響を聴きに行ったのは、翌年97年の10月のこと。定期演奏会ではなく特別演奏会。たまたま職場でチケットを譲り受けたのだ。

 その特別演奏会というのが……な、な、な、な、なんと!『伊福部昭音楽祭』なるもの。いただいたのは夜の部の『交響楽の世界』のチケットだった。

 1997年はUHB(北海道文化放送)開局25周年、そして北海道新聞創刊55周年の年。その記念として、2社(UHBは道新グループ)がこのコンサートを主催したのだった。

  道新と伊福部の縁
 ちなみに、北海道新聞社は昭和22年に制定した『北海道新聞文化賞』の第1回目の受賞者に伊福部昭を選んでいるし、1984(昭和59)年には道新の1万5,000号記念として『伊福部昭の世界』なるコンサートを主催してくれている。

 また、UHBは開局25周年記念特別番組として「北の交響曲~映画音楽[ゴジラ]のもう一つの顔~」を、9月に放映していた(VHSに録画したが、いまや観る術がない)。

Ifukube199710c

Ifukube199710d

  NHKで事前に知っていた「協奏風交響曲」
 偶然だろうが、その前後のことだったと思うが、NHKが「伊福部昭を知っていますか」とかなんとかいう特別番組を放送(これもVHSに録画したが、どうしたらよいのでしょう)。
 東京空襲で焼失したと思われていた「ピアノと管絃(弦)楽のための協奏風交響曲」の楽譜がNHKの資料室で発見され、伊福部が総譜を復元。1942年の初演以来、長いときを経て演奏する様子が映された(ただし演奏会としての再演ではなかったよう。下に紹介するディスクの録音の様子か?)。

 さて、『伊福部昭音楽祭』の演目は「交響譚詩」に「ピアノと管弦楽のための協奏風交響曲」(公開演奏会としての再演は、このときが最初のはず)、そして交響頌偈「釋迦(釈迦)」である。

 いやいや、まいった。「協奏風交響曲」に「釈迦」ですよ!おしっこちびりまくり!

 しかも、会場はこの年の7月にこけら落とししたばかりのKitara。My first Kitaraだ。「アタシ、どうしたらいいのかしら?」って感じだ(実際、なんてすばらしいホールなんだろう!と正装してこなかったことを恥じた←誇大表現)。

 ただし、席は最前列。いや、いただいた席なので文句は言えないけど、これが相撲だったら土俵から落ちてきた負け力士の下敷きになって圧死するような場所だ。

 ピアノ独奏は舘野泉。指揮は田中良和。合唱は市民参加による合唱団。

IfukubeSymphonyConcertante  プロコフィエフにも似たメカニックさだが……
 「釈迦」も良かったが(終楽章のチューブラー・ベル2台による鐘の音が印象的)、圧巻は「協奏風交響曲」。いやい、こんな前衛的な、でもまったく無味乾燥とはしていない熱い血が高血圧状態のすさまじい曲を、1941年に、札幌で作曲していたとは!

 伊福部昭は初演時にこう書いているそうだ。

 血液の審美と現代のダイナミズムの結合が、この作品主体である。またこれらに何等かの色彩を得たとすれば、それは私の個性と北方感覚の参加に他ならない。

 この「ピアノと管弦楽のための協奏風交響曲(Symphony concertante for piano and orchestra)」(1941)を、舘野泉のピアノ、大友直人/日本フィルハーモニー交響楽団の演奏で、あなたも血を沸騰させろ!

 『伊福部昭の芸術5 楽』。1997年録音。キング(レーベルはFIREBIRD)。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】※12/12までポイント15倍キャンペーン開催中!


 当日の立派なプログラムノーツには、伊福部が学生だった頃の札幌の地図も載っている。

 伊福部が早坂文雄三浦淳史と入り浸っていた名曲喫茶『ネヴォ』って、いまの『大阪屋』がある場所あたりにあったことがわかる。あの『丸惣』の仲小路をはさんで向かいってことになる。

Ifukube199710a

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