新・読後充実度 84ppm のお話

 クラシック音楽、バラを中心とするガーデニング、日々の刺激的出来事についてたらたらした文章で報告中。自宅は北海道ながら現在は仕事の関係で大阪在住。血液はB型かつ高脂血症の中年サラリーマン。

“OCNブログ人”時代の過去記事(~2014年6月)へは左の旧館入口からどうぞ!

欧米かっ!♪吉松/鳥と虹に寄せる雅歌

IMGP2608  何がおかしい?
 木曜日は前の日よりも強い雨。
 っつーか、自宅に帰るために午前10時くらいに出発したのだが、車を走らせるとその降り方の真剣度が本気なのがわかる。AUTOモードのワイパーがしばしば全速力運動になるほどなのだ。
 私だけかもしれないが、車のワイパーが最高速モードで反復運動を繰り返している様子を見るとなぜか笑っちゃいそうになる。へんなビョーキに憑りつかれているんですかね?

 そういう状況下、なんとなく高速道路にはのらないほうが身のためのような気がして、そしてまた、急いで家に帰ったところでこの雨じゃ庭の手入れなんてまったくできないわけだから、まずは一般道-国道37号線-をチンタラ走ることにした。

  1年ぶりにあの歯ブラシを
 伊達のコープさっぽろでお茶を買い、途中、室蘭のイオン(旧:桐屋)で大正製薬の歯ブラシを買った。ここに入っている薬局はなかなかマニアックな品揃えで、去年もこの歯ブラシを買った。生葉の歯ブラシもなかなか磨き心地が良いのだが、あれはヘッドが大きすぎるきらいがある。
 登別をかすめ(国道はマチナカを通らない)、そろそろ昼どきだということで妻がめぼしい飲食店をスマホで調べたところ、白老の竹浦にそこそこ話題の手打ちそば屋があることがわかった。
 そこの電話番号をナビに入力したが、ナビの通りいくとなぜかラブホ集中建築地帯に入り込んでしまった。2人でそんなところを車で走っているとあらぬ誤解を招きそうだ。私はあわてて国道に戻り、ナビの「左へ」「左へ」という女のしつこい声を無視し、同じ白老(国道は白老のマチナカも通らない)でももう少し苫小牧寄りの国道36号線沿いにある『福住』というそば屋に入った。

 『福住』は札幌にも苫小牧にも、そしてここ白老など全道各地あるチェーン店だが、私ははじめてここのそばを食べた。本店は標津町らしい。天かしわそば(かしわそば+えび天)を食べたが、えび天は全然揚げたてではなかったものの(衣の一部が硬くなっていた)、つゆの味はなかなかだった。妻はかき天そば。

DSCN0161 にしても、この間の日曜日は志ぶ家、月曜日は八雲、そして木曜日は福住と、偶然にも1週間で3回もそば屋に行けたことは何よりである。

 苫小牧市内の手前の苫小牧西インターから高速にのることも考えた。というのも苫小牧のマチナカでは、新中野町1で斜め左に曲がって、双葉町1で右に曲がって、明野元町で左に曲がって、新開町で右に曲がってと、国道がめんどくさいことになっているからだ。
 でも、たまにはめんどくさいことの試練を受け入れようと、そのままを36号線を走り続け(ウトナイでも『福住』の店舗を見かけた)、千歳空港手前から国道337号(道央圏連絡道路)に入り、長沼を抜け、江別に戻った。

 それにしてもこの1週間は雨続きだった。
 だから、この休みはほとんど庭仕事ができなかった。なんてこったい。
 でも、列車が立ち往生して5時間以上も缶詰めになったスーパー北斗の乗客のことを考えると、私はしあわせ者だ。

DSCN0164 したがって金曜日は昼間っからスーパーに食料品の買い物に行き(って、昼に行くのは当たり前か)、コープさっぽろで買った“デカうまザンギ”が意外とおいしかったことに満足し、午後は少し晴れ間がのぞいたので外でフェンスの修理をした。

 夕方、なにげに買い物に、タカアンドトシの『発見!タカトシランド』(ローカル番組)を観ていて、このあいだJR札幌駅に行ったときに見かけた光景を写真に収めていたことを思い出した。

  最後の日に晴れ間が
 昨日はようやく晴れた。

 バラの樹液を吸っているアブラムシにベニカ乳剤の濃霧攻撃をし、ほとんど芝生を占領してしまった上に、バラの根元あたりにも堂々と生えてきているメヒシバだかオヒシバを(時間が限られているので目立つところだけ)抜き、カタバミやらタネツケソウも目についたものを抜いた(タネツケソウを抜こうとしたときに、すでに熟したさやからタネが飛び散ったときほど、悔しいことはない)。
 さらに隣の敷地にはみ出している木の枝を剪定した。
 だが、このあたりで限界。どっちみち滞在最終日にすべてできるわけもなく、昼で作業は中断・時間切れ終了とした。それでも30リットルのごみ袋がいっぱいになった。

  3匹目仲間入り
 一方、室内の植物に関してだが、近所のスーパーの花屋にワンちゃんがいたのでわが家に仲間入りさせた。今回のお盆休みでの唯一の明るい話題と言えるだろう。

 新入りのワンちゃんはこれまでと違い白。
 いままで独りぼっちだった茶色のワンちゃんより一回り小さい(大阪のマンションにいるワンちゃん(伊勢神宮のおかげ横丁で購入)と同じ大きさだ。つまり、一回り大きいワンちゃんは大阪のものとは別ってこと。この子はイオンのナゴヤドーム前店で購入)。
 妻は毛(素材の繊維)が粗いのが、ちょいと気にいらないようだが……
 白子さんが背負っているのは『虹の玉』という多肉植物(ベンケイソウ科セダム属)。黒子さんは現在背中は穴あき状態である。

Yoshimatsu1Fujioka 吉松隆(Yoshimatsu,Takashi 1953-  東京)の「鳥と虹に寄せる雅歌(Ode to Birds and Rainbow)」Op.60(1993-94)。

 この作品について、作曲者は次のように書いている。

 1993年夏、吉備路を歩きながら、虹の中を飛翔する鳥たちと、その鳥たちの夢の中の虹について考えていた。それは、空にかかった七色の虹の中に鳥たちが飛び交い、その鳥たちの瞳の中に七色の虹が夢のように映っている、という不思議なイメージだった。
 そしてその秋、二つ年下の妹が再発したガンのために入院した。最初は外に散歩に出られるほど元気だったのだが、冬になると病状は一気に悪化し、やがてベッドから動けなくなり、最後は人工呼吸器を付けないと呼吸が出来なくなった。
 私はその間、夜から明け方まで看病をしながら暗い病室でスコアや原稿を書き、声の出せない妹と会話し続けた。空の見えない狭い病室の中のベッドに横たわりながら、妹はもはや声の出せなくなった口で「空が見たい」と私に言い続け、「今度生まれる時は鳥になりたい」と言い残して、翌年の新春早々、空に解けてゆくかのように生を終えた。
 その時、虹の中の鳥のことを思い出していた。それは空の端から静かに鳴き始め、虹の中でひたすら空を賛えて鳴き続け、また空の彼方に消えて行く、虹のような鳥の歌だった。
        *
 岡山フィルのための岡山を題材にした新作オーケストラ曲を、という委嘱を受けたのは前年(1993年)の春。担当者の国塩哲紀氏が東京に出てこられて、何度か打ち合わせをし説明を受けた。「岡山を題材にした曲」と言っても、具体的に民謡や伝説を組み込まなければ駄目というわけではない、自由に書いて欲しい、と言うことなので、大きな仕事が一段落した後にブラリと岡山に出かけ、岡山~吉備路~倉敷と歩き回って構想を固めることになった。
 吉備時を歩いていた時、特に鳥の歌を耳にしたり虹を見たりしたわけではなかったが、吉備津神社から五重塔のある国分寺へ巡るあたりでなぜか鳥と虹が頭の中にいっぱいになった。それは情緒ではなく、一種のメカニズムのような気がした。つまり、ある状態の大気にある角度から光が当たると「虹」になるように、ある状態の心にある角度から音が当たると「音楽」になる。そんなメカニズムのような気がしたのだ。
 この曲の中では、大気に浮遊する音はオーケストラというプリズムで分光され、虹のコード(和音)になる。それは空に広がる雲のように薄く層をなして横にたなびき、そしてその上を鳥のモビール(短いミニマル音型)が重なって行く。鳥たちはそれぞれ異なった時間の単位を持ち、繰り返すたびに少しずつずれながら空に織り込まれて行く。
 それは、いわば虹を横糸に、鳥を縦糸にしたタペストリー(織物)だ。あるいは、虹のような大気の光学的な現象をメカニズム(駆動機関)とし、鳥のようなバイオロジカル(動物的)な自在さをモビール(可動部分)とした、バイオ・メカニズム的なオーケストラ語法と言ってもいいかも知れない。
 曲は、序、タペストリーⅠ、聖歌、タペストリーⅡ、の4つの部分からなる。序は弦楽器のみの短い序奏。中間部の聖歌はピアノのコードを核にした静かな讃美歌のエコー。そしてタペストリーは文字通りメロディだけで編まれてゆく音の織物である。

 編成は、ほぼ2管編成の通常オーケストラ(ピッコロ、フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2、トランペット2、トロンボーン2、パーカッション2、ピアノ、および弦楽五部)とし、作曲は1993年冬より94年春にかけて進められ、5月末に完成。1994年5月25日、田中良和指揮岡山フィルハーモニー交響楽団により初演。op.60。
 この作品は、亡き妹に捧げられる。ただし、レクイエムとしてではなく、天上で鳥たちと虹に囲まれて戯れている魂によせる雅歌として。


 藤岡幸夫/BBCフィルの演奏によるCDが出ていたが(1999年録音。シャンドス)、「なんてこったい!」の廃盤。
 Amazonで調べたところ、中古盤も在庫切れのようだ。

 音源が手に入らないものを取り上げてしまいて申し訳ない。
 しょうがない。リッピングを終えたら、私が出品することにしよう。

 そういえば、2年前に子作りのためにわが家のナツツバキに巣を作ったポーポーちゃん。どうやら今年も巣を作りには来てくれないようだ。残念だ。

    

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セコからセブへ♪伊福部/空の大怪獣ラドン~M15&M18B

IMGP2617  出店は既得権益ではなかったのか?
 水曜日。
 小雨降るなか、洞爺湖方面へ出かけた。

 道央道の苫小牧西を過ぎると高速道路の上をまたぐようにかかっている一般道の端に“樽前SA コンビニオープン”と大書きされた横断幕が。

 あれ、おかしいな。もともと樽前SAにはセイコーマートがあったので、「なんでいまさらあらためてオープンなん?」と疑問に思い、好奇心旺盛な私は買い物の用もないのに-でもトイレで用足ししたかったので-寄ってみた。

IMGP2618 そこにコンビニはあった。
 けど、セイコーマートではなく、すっかりセブンイレブンにかわっていた。

 セコマはネクスコ東日本ともめたのだろうか?
 それとも、あらかじめ契約期間が決まっていて、期間満了でセブンにその座を譲らざるを得なかったのだろうか?
 あるいは案外と儲けが少なくて、セコマの方から撤退を申し出たのだろうか?
 どうでもいいことだが、ちょっぴり気にかかる。

  やる気のない鳥たちと、乱れた姿の木
 洞爺湖畔に行っても、中島が見えないほどガスがかかっている。
 しとしと雨が降っていて、勝手な思い込みだが、鳥たちもやる気がなさそうだ。

IMGP2627 山の方を見ると、「こんなシルエットの怪獣いなかったっけ?」というような、ちょっと周囲の和を乱した木が。ウルトラマンのオープニングの歌のときに映っていた怪獣のシルエットの1つに似てる。

 田んぼには巨大なスズメよけがぶら下がっていた。ラドンかと思ったら、どうやらワシとかタカとかトンビのたぐいのようだ。
 冷静になって見ると滑稽だが、でも、これってなんとなく効果がありそうだ。

 いっそのことラドンにしたら、あらゆる動物が寄って来ないかもしれない(逆にススメは寄って来るかもしれないが)。

IMGP2622

 「空の大怪獣ラドン」は1956年の東宝映画。
 その音楽は伊福部昭(Ifukube,Akira 1914-2006 北海道)である。

IfukubeOstinato 私はこの映画の音楽の中の2曲を、伊福部昭自身が編曲し井上誠がプロデュースしたオーケストラ版のオリジナル・サウンドトラック盤で楽しんでいる(指揮は熊谷弘。オーケストラに名前はない)。
 ディスクのタイトルは「オスティナート~東宝特撮未使用フィルム大全集サウンドトラック」である。

 「ラドン」から収められているのは「ラドン追撃せよ(M15)」と「ラドン福岡に現る(M18B)」。

 1986年録音。キング。

 あなたと私の共通の予感通り廃盤。
 しかし、現在Amazonでは中古が手に入る。

   このCDの中古情報 【Amazon】

   映画そのものも見ちゃいたい人はDVDを 【タワレコ】

 ところで『東宝』って『東京宝塚』の略が由来って知ってました?
 恐るべし宝塚、恐るべし阪急。

    

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PIN,Pin,pin,ピン,ぴん♪伊福部/協奏風狂詩曲

Watch_PinOld  3年に2度は頻度高すぎ
 いま愛用している腕時計は3年ほど前にビックカメラで購入した。
 そのころはまだ私はヨドバシではなくビック派だったのである。


 そしてこの3年間の間に、2度ベルトが切れた(ムーヴメントとバンドのつなぎ目ではなく、バンドのコマとコマの間である)。
 いや、正確に言うなら時計バンドのコマをつないでいる『ピン』がいつの間にか脱落し、腕時計も腕から脱落した。

 1度目は電車の吊革につかまっているときで、床に時計が落下して、うゎっ!時計大丈夫かな?っていうよりも恥ずかしかった。混雑した帰宅時の電車の中だ。2cmほどの細いピンを探し出すのは不可能だった。


 2度目は夜の街で飲んでいるときにいきなり時計がはずれた。脱落したのは前回と同じピンだ。
 床には落ちなかったものの掘りごたつの中にもぐってピンを探すなんてことはとてもできなかった。


 最初のとき、ビックカメラに修理しに行った。
 ところが、「これはウチでは直せません。メーカーに修理に出さなければなりません」という。

 そんなバカな!って感じだ。

 つまり、こういう店は交換用電池は置いてあっても、ピンなど準備していないのだ。


 2度目のときは西友厚別店のなかのクロックハウスに持って行った。店員は重篤な患者を見るような目でバンドを見て、「メーカーに出さなきゃ直りません」と、ビックカメラと同じことを言った。


 じゃあどうしたか?


Watch_PinOriginal  やっぱ職人がいる店じゃなきゃ
 ビックに拒否られた1回目のときは、新さっぽろはサンピアザのその名も「ピアザ」という時計屋に持って行って直してもらった。

 「直りますか?」
 「う~ん、1,500円!」と、その場で急きょ価格設定されたようだったが、メーカーに出して何か月も待たされることを考えるとはるかにマシだ。


 2回目はアピア(サモアの首都ではなく、JR札幌駅の)の時計・貴金属店『とくなが』で直してもらった。1000円くらいだったと思う。


 つまり、昔ながらの街の時計屋さん-店主が職人で分解掃除までできちゃうような-には、こういう部品がちゃんとストックされているのである。

  3度目が忍び寄って来ていた
 先日、何気なく腕時計を見るとピンが少し外へ顔を出しているのを発見してしまった。

 指で押すと簡単に引っ込む。逆にゼムクリップを伸ばしてその先で突くと、あらあら簡単に抜け出してしまった。

Watch_Pin1 確か『ピアザ』にいた女の人が(店主の奥さんと推定される)、バンドが汚れると抜けやすくなるというようなことを言っていた。
 たまに水洗いはしているが、石けん水にしばらく浸けておくようなことはしてこなかった。

 実際、するりと五勝手屋羊羹のように飛び出したピンは黒く汚れていた。この汚れが滑りやすくするのだろうか?

 そしてまた、そのピンは割りピンではなく棒状のピンの片側にギザギザが入っているもので、割りピンではなかった(写真2枚目)。CASIOオリジナルのピンなのだろうか?


 『とくなが』で交換してもらったピンもクリップの先で突くと、これまた抜けた(写真1枚目。実は過去の2回とも同じくこの箇所がダメになった)。
 これもへたってきていたのだ。なお、このピンは割りピンで、U字になってつながっていた片側が破断していた。つまりこのピンはほとんど死んでいたのである。

 こうなると、どこもかしこも抜け出る恐れがある。


Watch_Pin2  割りピンを求めて……
 私は自分で交換することを決意した。『とくなが』の職人が割りピンを使っているのだから、CASIOオリジナルではなく割りピンで代用OKだろう。

 しかし、さすがにヨドバシ・ドットコムで“時計バンド ピン”で調べても、ヒットするのはピンを抜く器具だけ。肝心の割りピンはない。

 Amazonにはあったが送料の方が高い。だいいち300本も要らない。


 楽天でいろいろなサイズが入ったものがあって、これまたこんなにも要らないのだが、値段も400円くらいで送料も無料だったのでそれにした(写真3は箱の上部。4枚目は底部から撮ったもの)。

 結局、ほどいたクリップの先端で押してみて、ほとんど抵抗なく飛び出てきたのは上に書いた2か所だけだった。
 そこを割りピンと交換した。時計店に持ちこめばメーカー修理と言われるか、2,000円はとられるところを、私は自力で直したのだった。

IfukubeSymphonyConcertante  とくなが……
 徳永二男のヴァイオリン独奏で、伊福部昭(Ifukube,Akira 1914-2006 )の「ヴァイオリンと管絃楽のための協奏風狂詩曲(Rapsodia concertante per violino ed orchestra)」(1948/'71改訂)。

 作品についてはこちらをご参照いただきたいが、知る人ぞ知る、のちの“ゴジラのテーマ”(1954)が最初に姿を現わすのがこの作品である。


 オーケストラは広上淳一指揮の日本フィルハーモニー交響楽団。


 1997年録音。ファイアバード(キング)。


   このCDの詳しい情報 【タワレコ】
   伊福部昭の芸術(5)

   伊福部昭の芸術 20周年記念BOX<初回限定盤>

    

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タイムセールや散策する奥さんとは縁遠い私♪ディーリアス/夏の庭園にて

DSCN0166  この時期はむしろ繁忙期なのか?
 月曜日は、わざわざ(って言い方もないが)、定例の通院のために江別から札幌のマチナカに出向いた。それだけのために、だ!

 ついでに行くんじゃないと片道450円のJR運賃がかかる。これはひどく大きな負担に感じる。
 実際、阪急電車なら梅田から京都の河原町まで行ったって(特急でも)片道400円なのだ。

 だが、そんなことで文句を言ってはならないのだろう。乗客の数が違う。その分、利用者は運賃で謝意を表さなければならない。でなきゃ、廃止すると開き直られかねない。国に冷たくされているJR北海道に対して、せめて私たちが温かい目を向けてあげねばかわいそうだ。

 血液検査ですぐに結果が出るのは血糖関係だが、血糖値もヘモグロビンA1cも正常。
 ただ、このところ血圧が高めだ。下の血圧が90前後ある。
 そのことを医師に伝えると、ふつうなら夏場は血圧は低めになるんだけど大阪は暑いからね。それだけでもおかしくなるよね。と、励まされたようなワケのわからないようなことを言われた。

 病院をあとにしたのは11:30。
 そうだ、どうせなら昼食を済ませてから帰ろうと、『八雲』に行くことにした。
 ここは11時45分までタイムセールを好評実施中なのだ。

DSCN0165 もちろん私のハラは決まっている。頼むのはかしわそばだ。

 ところが店に入ってもタイムセールのメニューがない。
 店員さんが来る。「かしわそば」と私。
 「15日までタイムセールはお休みしてるんですけどよろしいですか?」と彼女。

 いまさら「よろしくないです」と言えるわけがない。
 「よろしいです」と喜んで肯定する私。

 なお、かしわそばの写真は、2口ほど食べてから思い出したように撮影したものだ。最初からこんなに荒廃しているわけではない。そして、八雲独特の安定したうまさ!

  ♪花咲く~ろーいーずー♪
 帰りは江別駅までではなく、高砂駅で下車。電車賃を倹約するためではなく(札幌⇔高砂は360円)、高砂駅の近くに用事がったからだ。

 ROYCE'の上江別店。
 前回立ち寄ったときにはガーデンの造園中だったが、すでに完成していた。

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 ROYCE'で何を買ったのかって?
 なんにも……
 ガーデンの写真を撮っただけ。店の中にも入らなかった(コーヒーを無料で飲めるのに)。

DeliusMackerras ディーリアス(Frederick Delius 1862-1934 イギリス)の幻想曲「夏の庭園にて」(Fantasy 'In a summer garden')(1908)。

 ディーリアスが妻に捧げた作品。ホント、ディーリアスの曲のしっとり感はステキだ。いきなり聴いてもステキ、『いきなりステキ』だ。

 マッケラス/ウェールズ・ナショナル・オペラ管弦楽団の演奏を。

 1989年録音。デッカ。

   このCD(同一音源)の詳しい情報 【タワレコ】

 ベビーカーを押した若い奥さんがガーデンを散策していた。
 如才のないスケベな男なら「奥さん、いまガーデンの写真を撮っているのですが、あなたも写してよいですか?あのハートのオブジェの前で」なんて言うんだろう。あるいは「かわいいおこさんですね」と言うのを、わざと「かわいいおくさんですね」と言い間違ったりするのだろう(ちなみに、そのときの奥さんがどんな顔だったか私は見ていない。アンパンマンみたいだった可能性もある)。
 って、そういうのってまさにムラマサ的世界だ。
 つまりいまから50年くらい前ならまだ多少通用したかもしれないが、いまでは時代錯誤。きょうび、そんな行ないは犯罪とニア・イコールに違いない。

 如才がないとはまったく言えない私はそんなバカな茶番劇の想像をすぐに消し去り、関心を現実の『穴』に戻した。
 私の用事は別な場所にあったのだが、そのことはチラッと書いたラティスパネルの修理につながるのである。キーワードは『穴』なのである。
 加えて言えば、今日は「本館」の更新日なのだ!

    

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墓参りのあと、たまたま亡父の好きだったそばを食べる♪武満/波の盆

Naminobon  朝から盆モード
 12日・日曜日は帰省していた次男坊が朝2番の電車に乗って帰るというので-まっすぐ帰るのではなく、函館~青森経由なんだそうだ-駅まで送った。ちょうどAIR-G(FM北海道)の『アサクラ』が始まり、いきなり尾高/札響による武満の「波の盆」がかかった。このディスクであり、この曲である。

 庭仕事-ラティスパネルの修理-のあと、亡き父(&ご先祖様たち)の墓参りに行くかと11時ころに家を出る。墓は札幌市西区の平和霊園である。

  関係ない墓地への渋滞に巻き込まれる
 家を出てほどなくして渋滞に巻き込まれた。こんなところが渋滞しているのに遭遇するのは初めてだ。
 それは墓参り渋滞だった。江別霊園に向かう車で先に進まない。
 しばらく待ったが次の交差点に差し掛かるまで30分以上はかかると判断。Uターンして別な道を進んだが、札幌新道は流れは順調(高速にのるとかえって混んでいそうな予感がして一般道にした)。
 途中、西野二股の手前で『司寿し』の看板を見かけた。「サムさんがよく行っている店がここなんだ」と、実際に店は見なかったが(通りの奥にあるようだ)、妙なもので懐かしく思う。

 墓に憑き、いや、着き、水をくむバケツ(手桶)が殺到する墓参家族たちで出払ってしまっているかもしれないと、念のためにペットボトルを持参したのだが-なんて気が利くんでしょう!-、手桶は3つも残っていた。

 父に「宝くじが当たりますように」とお願いし、霊園のすぐ横の山は岩肌が露出していて、このところ石に興味を持っている私はそこを写真に収めようかと思ったが、場所が場所だけに『変なもの』が写っていたらあとあと後悔すると思い、やめる。

  そうだ、あの店があった!
 そのあと、西野6条にあるそば屋が人気店らしいと妻がスマホで調べた店に行ってみるが、1時を過ぎていたのに路上駐車だらけ。つまりそれだけ混みあっていた。こういうことに執着しない私は、すぐに「そうだ、志ぶ家にしよう」とそちらに向かう。けど、あの路駐は近所の人、ひどく迷惑しているだろう。
 亡き父が晩年好んでいたそば屋で、麺は白い更科そばである。

IMGP2603

 私は田舎そばの方が好きで、更科だと食べている途中で“飽き”が来るかもしれないと思い、親子丼とのセットにする(なんせ、丼物や定食だってやっていると謳っているのだ。親父さんの自信がうかがえる)。

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 『志ぶ家』のメニューはこう。って、食べログかっ!?

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 低めの値段設定がうれしい。
 妻が頼んだのは天ざる。

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 親子丼は、私にとっては理想的な味。うまい!やわらかい鶏肉もたっぷり。そしてそばもセットの物なのになかなかのボリューム。

IMGP2606

 更科があまり好みではないと書いたが、ここの麺はコシもしっかりありつゆが出汁がきいていてうまい。途中で飽きることなくおいしくいただいた。

 昼の営業は2時までのようで、おやじさんが1時45分頃にのれんをさげた。
 しかし、そのあとも2組ほど来店。しかし、何も言わずに当たり前のように注文を受けていた。善い人だ。

  お盆に食われたくないし
 そして、先日書いた、私が石を拾いに何度か通った坂道。
 それがここである。

IMGP2602

 あの立て看板の先がなぜか鉱物が敷き詰められた道だったのだ。当時はこのように枝葉がうっそうとしてはなく、太陽が直接照り付ける熱中症になりそうな開かれた道だったと記憶している。

 札幌市はこのところクマの出没情報が相次いでおり、この道の先の宮丘公園は過去にヒグマの目撃情報もあることから、あの道を確かめに行くことはあきらめた(というか、ハナからその気力はなかった)。

 こうして父の墓参りを盆前に終えた。

 武満徹(Takemitsu,Toru 1930-96 東京)の「波の盆」(1983)。同名のテレビ番組のための音楽である。

 尾高はこういう“美しい”曲を歌い上げるのはとても上手だと思う。

 オーケストラはもちろん札幌交響楽団。

 2000年録音。シャンドス。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】

    

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暗さがちょっぴり不気味な赤絨毯の階段♪パン/ダンス・パルティータ

20180810Aka01  昼はラーメン、夜は中華
 金曜日(8月10日)の会議は午後4時に終わった。

 出席者のうち、北海道外から参加したメンバーで、たまに北海道で集まったのだからと、夕食をともにすることにした。とっても北海道らしいとは言い難い中華料理である。でも、全然構わない。むしろ大歓迎だ。私は海鮮が好きなわけでもないし、ジンギスカンに目がないわけでもないから。ちょっとしくじったかなと思ったのは昼にラーメンを食べてしまったことだが、ラーメンは中華麺と違い和食だと思えばなんら重複していない。

 1時間ほど空き時間があったが、もはやストーンマーケットに行っても買うものはないし、ヨドバシに寄っても買いたいものはたくさんあるだろうが買えない。そこで、久しぶりに北海道庁の赤レンガ庁舎に行ってみた。ここには北海道の歴史などに関する展示がしてあるのだが、これまでざっとしか見たことがなかったので、北海道命名150年でもあるし、ちょっとはじっくり見てみようと思ったのだ。

20180810Aka01b  外人の方がその存在を知っている?
 まず驚いたのは、以前冷やかし半分で寄ったとき-伊福部昭の展示のときはし冷やかしではなかったが-に比べ、ずいぶんと外国人(アジア系も西欧系も)の訪問者が多い。
 前回行ったときも多かったが、それ以上だ。北海道民よりもこの人たちの方が蝦夷地に関心があるようだ。これは意外だったが、侵略のための偵察ではないだろうな。

  道民ならぜひ一度は行くべし!
 あらためていくつかの部屋に分かれてテーマ別に展示されているものを見ると、なかなかおもしろいしためになる。

 赤レンガの誕生やレンガ造りのくせして火事になったことがあるのを知っている人はほとんどいないだろう(私を含む)。
 そしてまた、この建物がアメリカ風ネオバロック様式と知っている大工さんもあまりいないだろう。

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 北海道はむかしはこんな形だったらしい(その後このような形になったのだろう)。

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 樺太(サハリン)での悲劇を展示した部屋もある。

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  私の実家にはなかった=非預金者だった
 なつかしい『たくぎんの貯金箱』。たくぎん(北海道拓殖銀行)に預金するとクマちゃんの貯金箱がもらえたのだ。じいちゃんの家にもいくつかった。何種類くらいのものがあったのだろう。

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 北海道の名産品やおみやげ品の展示コーナーでは、箱が色あせたものがあっていただけなかった。メーカーは新しいピカピカのものを-お役所から供出命令がなくとも-上納すること。宣伝になるんだから。

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 それにしても、節電はわかるが廊下暗すぎ。物陰から変態が現れても気づくのに遅れそうだ。

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 小規模な展示ではあるが、そもそもここの存在を知っている人は少ないのではないか?(特に地元民)。民間じゃないので積極的にPRする必要もないと思っているのかもしれないが、もったいない。売店(おみやげ屋)もそこそこ充実しているというのに……

20180810Aka01a

 ということで、ネオ(新しい)と言えるかどうかはわからないが、アメリカの若い作曲家パン(Carter Pann 1972- ……もう若いとも言えないか……)の「ダンス・パルティータ(Dance Partita)」(1995)。

PannDancePartita 1. バロックⅠ
 2. ブルレスク
 3. バロックⅡ
 4. エア
 5. バロックⅢ
 6. フォークダンス
 7. いろんなステップ
 8. バロックⅣ

の8曲からなる。

 セレブリエール/チェコ国立ブルノ・フィルによる録音がナクソスから出ている(1999年録音)。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】

   音楽配信はこちら NAXOS MUSIC LIBRARY

  あの椅子、そして食券機……
 ところで道庁の南側にHBC(北海道放送)の社屋がある。
 その地下に『HBCグリル』というレストランがある。

20180810HBC1

20180810HBC2

 ここ、ずっと気になっている。確かむかし、私が子どものころはテレビでコマーシャル(静止画+ナレーション)も流れていたと思う(もちろん放送されていた局はHBC)。
 たぶん、言っちゃ悪いが、しがない喫茶店風だと思うが、ぜひ一度行ってみたい。HBCは新社屋を建てるという話もあるので、その前に行かねば。

 ※P.S.~いま調べたら、しがないという以前に社食の様相。でも、行ってみたい。

    

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北海道の鉄道が華やかなりしころ♪LvB/「エグモント」序曲

  わき目も降らずに弟子屈へ
 先週の金曜日は満席のANA771便に乗り、10:30に新千歳空港に到着。
 到着口を出た私はその足で3階へ。朝食兼昼食にラーメンを食べるためであるが、機内で隣に横3列に座っていた観光であることを隠し切れない会話をしていたおねえちゃんたちの会話に影響されたからではない。私は前日の夜から決死していたのだ。そして、久々に初心貫徹に成功した。
 ちなみにおねえちゃんたちは、スープカレーとラーメンは絶対食べなきゃと、あらためて作戦の確認をしていたのであった。

 今回は迷わず『弟子屈』。
 うん。やっぱりうまい!

20180810Teshikaga

  周りの喧騒をよそにひっそりとしたブース
 札幌駅に着いたあと、会議までは1時間ほどあったのだが、駅のコンコースでパネル展をやっていたので、それを見学。

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 『マリンライナー』ってあったな……。急行『ニセコ』も、これはC62蒸気機関車が引くものだ(おや?急行じゃなく快速なんだ……。特別に運転されたものなのだろうか?)

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 メロンの網目模様のように、かつてはこんなに鉄道路線があったなんて、いまや誰が信じるだろう?

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 上の写真は781系このように時刻表の表紙も飾った)。下は北海道初の電車、711系である。

20180810JR8

 でも、ちょっぴりしょぼい展示だったので、ベートーヴェンの序曲が聴き終えられるかどうかくらいの時間しか費やせなかった。

 なわけで、徘徊するヒグマのように意味もなく駅の辺りをうろうろし、そのせいで酷暑の大阪から来たにもかかわらず汗をかき、会議に行く前にすっかり疲れてしまった。

BeethovenOvt ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven 1770-1827 ドイツ)の付随音楽「エグモント(Egmont)」Op.84(1809-10)から序曲

 この曲の演奏では、重厚感や響きの豊かさ(ということは、ピリオド演奏とは正反対)で私が最も好むレーグナー/ベルリン放送交響楽団の演奏を。

 1982-83年録音。ドイツ・シャルプラッテン。

   このCD(同一音源)の詳しい情報 【タワレコ】

 この日の会議では名古屋の開元さんも一緒だったが、彼も北海道に着いてまずはラーメンを食べたと言っていた。

    

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私の札響感動史(32)♪ワイルドな棒振り屋ケンちゃんが好き!

SSO332nd  違いがわからなかった私
 そもそもこのシリーズを書き始めたのは、片山杜秀氏のこの文がきっかけだった。私は氏の思いに共感したからだ。
 片山氏は、尾高が英国で仕事をしだしたころから印象が変わった、と感じたのである。が、私はどうだろう?釈然としないものがあったので、振り返ろうと思ったのだが、意図に反してこんなシリーズになってしまっている。

 尾高忠明が本格的にイギリスで仕事をするようになったのは、1987年にBBCウェールズ交響楽団の首席指揮者への就任。尾高は1986年6月に札響の正指揮者のポストを降りている。

 その後、尾高が札響に客演した定期演奏会は(このシリーズの前回までの1991年12月までの間で)、1990年11月の第319回の1度だけである。この演奏会は私も聴きに行っている。
 ただ、ここに書いたように私には“尾高の進化”はわからなかった。

 1992年1月の第332回定期で久々に札響の指揮台に立った尾高。
 私は初めて生で聴く「ドン・キホーテ」に期待したが、この日のR.シュトラウスも第319回の「英雄の生涯」と一緒でどこかおもしろみがない。清く正しく音楽は進行していくが、それ以上のものを与えてはくれなかった。
 片山氏が感じたことが、私には感じられなかった。

 私の好みには尾高の演奏は合わないのか?

 尾高という指揮者は決して嫌いではない。いい人っぽいし……
 でも、いつも大なり小なり期待を裏切られてしまう。ってことは、やっぱり相性が悪いのだろうか?

SSO1991Winter2  マッシュルームちゃんの有望性
 その翌月の第333回は札響専属指揮者の1人だった高関健(写真だけだとけっこう危ない人に見える)の登場。私にとって高関を聴くのはマーラーの8番に次いで2度目(定期では初タカセキ)。

  まだ指揮者としての評価は定まっていなかった1992年当時の高関だったが、この日のバルトークのオケコンはまさに高関の得意料理って感じ。緻密なのに、無機質にならない。
 3人の専属指揮者(ほかは小松と堤)のなかでは、いちばん将来有望だと思った(ウェーベルンも良かった!)。
 さらに、もうけものだったのは2曲目。「スコットランド幻想曲」は初めて耳にする作品だったが、ベルリン・フィル第1コンサートマスターの安永徹もさすがなら、高関が札響から紡ぎだす詩情あふれる響きも見事だった。

  熱狂できない予感と熱狂する確信
 のちに札響が尾高・高関体制(2003年4月~)になってから感じたことだが、高関が指揮台に上るとなると、ワイルドにオケをドライヴしてくれそうで、たとえ演奏が粗削りになろうとも聴き手を感動の渦に巻き込んでくれるという期待があった。
 このあたり、キャリアはもちろん違うが、キャラも尾高の対極にある(写真でもそれが伝わってくる?)。

 そうなのだ。尾高が醸し出す育ちの良さや、(実際は違うのかもしれないが)ちょっとナルシストっぽいところが、彼が作り上げる演奏にも反映しているように私には思える。それが悪いとは言わないがスパイス不足だ。

 一方、高関は(彼だって育ちは良いのだろうけど)、音楽に、指揮にのめりこむ。その現場主義的な一生懸命さが聴衆を興奮に導く。このあたりは岩城宏之に通じるところがある(尾高は秋山に通じるところがあるような気もするが、秋山のタクトから出てくる音楽はまったくつまらなくない)。

 尾高がマーラーを振るとなったとき、私は楽しみではあるが熱狂するような演奏にはならないだろうという予言者的予感があった。しかし、高関がマーラーを取り上げるとなると、私はきっと何かやってくれる、私の心臓は高鳴るに違いない、という予言者的確信を抱いていた。そして実際、氏の演奏に裏切られたことはなかった。

BruchChung ブルッフ(Max Bruch 1838-1920 ドイツ)の「スコットランド幻想曲(Schottische Fantasie)」Op.46(1880)。

 正式な曲名は「スコットランド民謡の旋律を自由に用いた,管弦楽とハープを伴ったヴァイオリンのための幻想曲(Fantasie fur Violine mit Orchester und Harfe,unter freier Benutzung Schottisher Volksmelodien)」だが長ったらしいので、「いろいろな食材を見栄え良く自由に配した,つゆとねぎを伴ったそばのための一品」を「五目そば」と言うように、通常は「スコットランド幻想曲」と呼んでいる。


 正式名からわかるように、ハープが活躍する曲でもある。序章と4つの楽章からなる。


 チョン・キョンファのヴァイオリン、ケンペ/ロイヤル・フィルの演奏を。

 1972年録音。デッカ。


   このCD(同一音源)の詳しい情報 【タワレコ】
   ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 スコットランド幻想曲

 第334回は、これまた大曲1本勝負というプログラムだが、残念ながら私は聴きに行けなかった。

    

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どのアドレスにも金融機関を示唆する文字が……♪シューマン/Sym3

LINEspam  私のアカウントを荒らす奴は誰だ?
 私のLINEのアカウントに異常なログインがあったらしい。そういう報告のメールが、PCのアドレスに何回も三回も届いた。

 どのような異常なのかはわからないが、正常ではないログインが繰り返されたということは由々しき事態である。


 が、問題はそれだけではない。

 もっとも重要なことは、私はLINEをやっていないということだ。やってないどころか、いまの時代には珍しくスマホを持っていないのである。


 1年前、プロバイダーを換えた。OCNを解約しauひかりにしたのである。メールもauのweb oneメールに変わり、当然アドレスも変わった。
 そのアドレスが、なぜかこういう詐欺メール作成者に知れ渡ってしまったのだ。そのことが問題だ。


SchumannHaitink  ライン違い
 シューマン(Robert Schumann 1810-56 ドイツ)の交響曲第3番変ホ長調Op.97ライン(Rheinische)」(1850)。

 この“ライン”はライン川のこと(シューマン自身がつけたタイトルではない)。シューマンがライン地方に旅行したときの印象をもとに作曲した。

 5つの楽章からなる。


 ハイティンク/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏を。

 ハイティンクのこのシューマンの録音は、第1番から第4番までどれもすばらしい。

 1981年録音。フィリップス(TOWER RECORDS UNIVERSAL VINTAGE COLLECTION +plus)。


   このCD(同一音源)の詳しい情報 【タワレコ】
   シューマン: 交響曲全集, 序曲《ゲノヴェーヴァ》, 《マンフレッド》序曲<タワーレコード限定>

 このスパムメールの送信者名は“LINE”だが、実際の送信者アドレスはいくつかある。日本郵便や三井住友を連想させるドメインである。

 そして、受信拒否アドレスの登録にたゆまぬ努力を繰り返している私である。

    

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グミってのはね、ほんとうは木の名前なんだよ♪ウラルのぐみの木

  バラたちは枝を伸ばして待っている
 今日は午後から札幌で会議があるため、アサイチの便で飛ぶ。
 このあとは休みを付加してそのまま自宅に滞在。盆踊り大会に備えることとする(←真に受けないように)。

CFM20180714

Strabo20180714

Elido20180714

GT20180714

 庭の状況がどうなっているか?前回はこんなに美しく咲いていたバラたちだが、この時期は開花も一休みの夏休みに入っているはず。かわりに、ひたすら枝を伸ばしているだろう。長袖の服を着て剪定にいそしまねば。

  これは捲き毛じゃなかったような
 ところで、自宅近くに流れる川-早苗別川-の縁にグミの樹があることを前回発見した。
 長らく住んでいたのに全然気が付かなかった。
 食べてみる気にこそならなかったが、大きくて美しい実は見事だった。

201780714Gumi

 子どものころ、浦河の小学校の裏にあった山に遊びに行ったときには、よくグミをとって食べたものだった。
 いまの子はグミといえばお菓子のこと以外思い浮かばないだろうけど……
 
 ロシア民謡「ウラルのグミの木」。
 ピリペンコ作詞、ロディギン作曲。

 ここに楽譜を載せておく(出典:北川剛編「ロシヤ民謡アルバム」音楽之友社)。

Uraru_no_Gumi_no_Ki

 私が持っているCDはダーク・ダックスの歌によるものだが廃盤。

DarkDucks

 ↓ で紹介するものが同じ音源かどうか不明(そもそもダーク・ダックスとボニージャックスのどちらが歌っているのかも、ここにある情報からはわからない)。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】

 私が大学に入学してすぐに一時的に参加したあるサークル。
 そこのコンパで配られた“歌集”には、やたらたくさんのロシア民謡が載っていた。

 まだ『うたごえ運動』の余波が残っていたのだろう。

 なお、そのサークルを辞めたのはそういう思想的な危険があったからではなく、友人たちと新たに別なサークルを立ち上げたためである。

    

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