新・読後充実度 84ppm のお話

 クラシック音楽、バラを中心とするガーデニング、日々の出来事について北海道江別市から発信中。血液はB型かつ高脂&高尿酸血症の後期中年者のサラリーマン。  背景の写真は江別市「らーめん しょう」の味噌ラーメン。 (記事にはアフィリエイト広告が含まれています)

“OCNブログ人”時代の過去記事(~2014年6月)へは左の旧館入口からどうぞ!

確かに2種の違いはあったが、過去との違いは曖昧♪DSch/pクインテット

   2つの間に劇的な『味変』はなし
 先週は、出社した日には急に外出する必要性に迫られる可能性があったので、札幌駅到着時に昼用の弁当を買うのは差し控えた。
 火曜日は、しかし外出する必要性に迫られないことが10時には判明したので、久しぶりに最寄りのセブンイレブンに行ってみた。

 棚には私が見た記憶のない「2種盛り豚生姜焼き弁当」があった。
 しかし『新発売』の赤いシールは貼られていなかったので、新発売ではないのだろう。

20210316PL_Seven1

 確かにこの2つの豚肉の味つけは違う。
 違うがどう違うのかと問われれば、味が違うとしか私には言いようがない。間違いないのは、色の濃い方が『焼き』感が強いということ。
 というか、生姜焼きとは銘打っているものの、肉の味はこの「豚焼肉弁当」と基本的にはほとんど同じ味である(特に白っぽい方の『種』が。いや、逆かな……。よく覚えてないや)。

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 そしてまた、タレがからんだ肉の下の麺も、やはり「豚焼肉弁当」(「ど~んと!」がつくかつかないかにかかわらず)と同じであった。
 つまりは、タレがほぼほぼ一緒だってことだろう。

ShostakovichPquintettDelian おなかは満たされたけど、もっと「ショウガ、ショウガ」しているかと期待したので、がっかりして、ショスタコーヴィチ(Dmitry Shostakovich 1906-75 ソヴィエト)のピアノ五重奏曲ト短調Op.57(1940)の第2楽章が醸し出す雰囲気に包まれたような気分になった。





  



伊福部昭のなかの歴史~1985年の道新記事③♪ヴァイオリン協奏曲第2番

  黄ばんだ紙面③
 北海道新聞夕刊に連載された「北の譜」。
 第1話第2話に続き、今日は第3話をご紹介。3月30日付けの「土曜プラザ」である。

19800330DoshinYukan

 伊福部昭(Ifukube,Akira 1914-2006 北海道)のヴァイオリン協奏曲第2番(1978)のCDも、やはり加藤知子が高関健指揮の札響と協演した定期演奏会ライヴ録音が、現時点で最高のものだろう。

IfukubeTOU

ええ、動き回ることもあったんです……♪Anon/洗濯女

SHARP_ES-FG60H  不満に思われながらも12年もお勤め
 2008年の年末に購入し、およそ12年に渡って(家人から文句を言われ続けながらも)がんばって仕事をしてきた「穴なし」君が引退した。

 わが家の全自動洗濯機である。

 それまで使っていた日立の洗濯機が壊れ、妻の指示を受け洗濯機を買いに行った私。
 ビックカメラに行くと、たまたま対応してくれた店員の当たりが悪かったのだろうが、どの洗濯機だってそんなにすぐは配送できないみたいなことを言われ、「そんならいらないやい!」と私は怒りとやるせなさと悲しみでヨドバシに向かった。

 そこではシャープの応援販売員さんが2日後には配送できますと言ってくれて、「それなら」とシャープの洗濯機を購入することにした。そしてまた、このときを境に、それまではビック派だった私はヨドバシ派に気持ちが動き、その数年後には完全なるヨドバシ派になって現在に至っている。

 ところが、このシャープの洗濯機は、あまり良い製品とは言えなかった。
 節水型、そして「穴なし槽」で清潔という触れ込みだったが、音がうるさく、また脱水のときの振動がすごかった。ちょっとでも槽内の衣類に偏りができると、脱水時の音はけたたましく、洗濯機そのものは紙相撲の力士のように動いた。

202103BW_V70F_2 妻は購入直後から、この力士に不満を持っていたが(そして、実際に購入後1年半で故障もした)、そうは言いながらもよく10年以上がまして使い続けたものだと感心してしまう。同時にあれだけ自らをバイブ状態にしておきながら一度だけの故障で引退した「穴なし」君にも感心する。

 今回買ったのは日立の製品で、某土曜日の午後に購入したのだが、在庫があったため翌日の午前中には配送、セッティングしてもらえた。
 そして、インバーター式ってこともあるのかもしれないが、洗濯中の音ってこんなに静かだったっけっていうくらい静かなのに驚いた。もちろん、脱水時もびくともしない堂々たるものだ。
 いままでの騒音は、いったいなんだったのだろう?あれはあれで、そういう『仕様』だったのだろうか?

 16世紀のイタリアで作られた作者不詳の「洗濯女」って短い器楽曲がある。
 1979年5月に、NHK-FMをエアチェックして聴いていたのだが、どんな曲だったかなぁ……

春なのに今の私は「雪嵐」中♪マゼール/POのGM/Sym4

KohiyamaYukiarashi_Booklive   買ったのは本格的な冬になる前だったけど……
 このようなまことに個人的な事情で読むのを保留していた小檜山博の「雪嵐」を、今月に入って読み始めた。

 “読み始めた”ということは、まだ途中だということを示唆しているわけであり、現時点で40%の進度率である。

 とくにこの現象と密接に関係するわけだが、けっこう飲んだ後、寝る前にベッドの中で読んでも、次に読むときにはその箇所のストーリーが記憶から消失していることもあり、読む進むスピードが遅くなっている。

 まあ、そんな言い訳はみなさんには関係のないことだろうが、初めて読む小檜山小説は独特の味わいがある。

 むかしの農村地区での生活なら当たり前だったであろう過酷(ときには残忍)な出来事や、主人公の男の子の死んでもおかしくないような負傷といったアクシデントもあるが、(Bookliveの内容紹介にも書かれているが)この少年の気丈さや明るさに救われる。

 そしてまた、小檜山自身が囲まれて育った自然の情景の描写がとてもうまい。

KohiyamaYukiArashiScr 道ばたのタンポポが黄色い絵の具でもぶちまけたように広がり、それが陽の光をはじいて金色に光った。フキノトウが一尺にも伸び、そのわきの地面から赤ん坊の耳くらいの蕗がいくつも育っていた。……

という具合だ。

 ただ素朴な疑問だが、なぜ長音記号(伸ばし棒)を使わないのだろう?

 メエトル、ボオル、コンクリイト、スカアト、グロオブ、セエフ、スピイカ etc, etc……

 この小説が発表されたのは1986年。メートル、ボール、スピーカーなどと書くのが当然の時代だ。

 小説の舞台となった時代に合わせたのだろうが、あえてそう表記する意味があるのだろうか?(言っておくが、私はケチをつけているのではない。「どうしてかな?」かわいらしくほっぺたに指をあてながら思っているだけだ)。

 自宅のオーディオで、スピイカが2つもあったら部屋が珍味臭くなってしまいそうだ。

 そんなこと書いてたら、「いか飯」が食べたくなってきた。

Mahler4Maazel あなたには唐突感があるかもしれないが、私には唐突ではない(だって、この一環ですもの)マゼール/POによるマーラー(Gustav Mahler 1860-1911 オーストリア)のCD。第3番の次は、交響曲第4番ト長調(1892,1899-1901/改訂1901-10)を聴き直した。

 ここで取り上げたときと、今回も同じ感想。
 もっと毒気があってほしいが、心が疲れているときに第4番を聴かねあければならない義務が生じたときは、この演奏の方がゼッタイにいい。




やはりこの件で混乱する人が多いということか?エルガー/エニグマvar.

  いま、車検が熱い!(?)
 不思議というか、謎というか、どういう事情でそうなるのか私にはちっともわからないのだが、ここ一週間ほどで、この記事へのアクセス数が急に増えた。

20200911blog

20210314blogNinki

 世の中全体の関心が車検ステッカーに集中しているのだろうか?

 そしてまた、この記事へのアクセス増と偶然にもタイミングが一致したが(って、ディーラーへの予約はずっと前にしたのだが)、記事に書いてある定期点検とリコール作業を先日終えてきたことをご報告申し上げる。

ElgarEnigmaSolti エルガー(Edward Elgar 1857-1934 イギリス)の「エニグマ変奏曲(Enigma Variations)」Op.36(1898-99)。こういう事情から、「謎」の変奏曲なのである。




あのセンセイの笑顔が更新されないこの春♪伊福部昭トリビュート

20210312Ishikari  前日の朝の状況
 この春のJR北海道のダイヤ改正

 その前日の12日の朝、私は札幌駅の精算窓口で「明日からのダイヤの『冊子』の時刻表はありますか?」と尋ねた。返って来た答えは「もう作ってないんです」というものだった。

 これは1年前と同じ答えだった。

 だが、そうは言っても去年の場合はその『ミニ時刻表』は存在していた。江別駅ではもらえたのだ。今回は(も?)札幌駅では配られないのかもしれない。
 そう思いつつ、因果関係はないが、改札内の弁菜亭で昼用の弁当を買った。
 もう言うまでもないだろう。この弁当が何という駅弁かは……(念のため正解は ↓ *)

  前日の夕方の状況
 帰りに札幌駅でもう一度、冊子の時刻表はありませんか?と尋ねる疑い深い私。
 もちろん朝とは違う駅員さんだ。
 「もう作っていないんです」と寂しげな表情でつれない答え。

 帰りの電車の「ダイヤ改正」の中吊り広告が、妙に目につく。

20210312Train

 その横の広告の「新卒採用エントリー受付中」の文字が切ない。
 だって新卒採用どころか、JR北海道は若手を中心に辞める人がかなり増えているという新聞記事を目にしたばかりだったから。

 野幌駅前のイルミネーションを車窓から眺めながら、江別駅で、ミニ時刻表があるか尋ねる決意を新たにする。

20210312NopporoIlumi

 江別駅に着く。
 窓口の駅員さんに「明日からのダイヤの冊子の時刻表はありますか?」と尋ねる。
 駅員さんは窓口の内側のカウンターの下の方に手を伸ばす。おっ!あるのか?

 と、1枚っぺらの『江別・高砂駅発車時刻表」を取り出し、「もう作っていないんです。江別駅発のこれならありますが」と言った。

 どうやら、今回は本当にミニ時刻表は作られていないようだ。
 とうとうと言うべきか、この春は笑顔の大橋センセイに会えない改正になってしまった。

MiniTimetable

 氷山さんが「ネットで調べられるといっても、始発や終点がどこかとか、接続がどうかって情報が必要ですから、ミニの時刻表は重宝しますよね。なくなると困りますね」と前日にメールが来ていたのだが、困ったことは現実になってしまった。

 なお、こんなこともあろうかと、書店で「北海道時刻表」は購入してあったしっかり者の私である。

202103TimeTable

 とにかく春だってことは間違いないので、「伊福部昭トリビュート 春の音楽祭 イン キタラ」でも聴こうではありませんか、みなさん!

Ifukube_Tri_PCCR90079a

 えっ?タワレコ・オンラインでは取扱いなしだって?
 もう?
 なんてこったい。 

 *

伊福部昭のなかの歴史~1985年の道新記事②♪シンフォニア・タプカーラ

  黄ばんだ紙面②
 第2回は第1回目の翌日の3月29日に掲載された。前回が「木曜プラザ」だったが、この日は「金曜プラザ」だ。夕刊が休みの日曜日以外は、プラザ・エブリディだったのだ(ちなみに、プラザとは広場のことだ)。

19800329DoshinYukan

 今回は音更での生活が話題の中心となっている(音更には伊福部昭の資料室もある)。

IfukubeTOU 伊福部昭(Ifukube,Akira 1914-2006 北海道)の「シンフォニア・タプカーラ(Sinfonia Tapkaara)」(1954/改訂1979)を。
 高関/札響盤がサイコー!



Spring has come!♪ブリテン/Spring symphony

  紅梅巻きにサクラマスに桜ようかんに……
 あの駅弁が終売となった。2月末のことである。
 私の定年退職にあわせてこの世から姿を消したのではない。製造・販売している弁菜亭(札幌駅立売商会)にしてみれば、もう冬が終わったからである。

 そう、もう季節は春なのだ!
 その証拠に、自宅のカーポートの屋根の雪の嵩はすっかりと減った。
 庭に積み上げた雪のせいで、幹の先の方しか見えていなかったオンコの木も、上の3分の1くらいは姿を現した。ただでさえ傾いてひどいのに雪の重みで閉まりが悪かった物置の戸の動きも少しはまともになった。

 そして私は新たなシーズンの到来を感じるべく、新たな駅弁を買った。
 今月から販売されている「四季のこだわり駅弁シリーズ 彩り御前 春便り」である(税込み1,000円)。

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 包装紙の色合いが、もうほとんど「いまはもう春」状態。

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 そして、お品書きに書かれているように、まさに「お花見の賑わいと華やかさを盛り付けた」って内容。

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 一口食べるごとに、私は大いなる喜びに包まれたのであった。
 唯一ケチをつけるとしたら、ホタテが稚貝(ベビー)だったことか……。でも、この価格ならしょうがないよな。

BrittenSSHickox 私の大好きな曲の1つ(大好きな曲がたっくさんあってごめん)、ブリテン(Benjamin Britten 1913-76 イギリス)の「春の交響曲(Spring symphony)」Op.44(1949)を。








 

伊福部昭のなかの歴史~1985年の道新記事①♪ラヴェル/p協

  黄ばんだ紙面①
 家の納戸にしまってあった段ボール箱の中を整理していたら、今度は1985(昭和60)年3月の北海道新聞夕刊の切り抜きが出てきた。

 28日から翌4月8日までの夕刊に10回にわたって連載された、伊福部昭(Ifukube,Akira 1914-2006 北海道)の「私のなかの歴史 北の譜」である。
 私が伊福部昭の「ラウダ・コンチェルタータ」で伊福部昭に完全KO負けして、従順なるファンになったのは1982年1月のことだ。だから、私がこの記事の切り抜きを喜んでしたことは間違いないだろう。でも、その存在を忘れていた。気づかないまま処分してしまわないでよかった。

 北海道新聞社さまにはここに載せる許可をとってはいないが、私が中学生のときに道新の夕刊配達のアルバイトをしていたことに免じて、そして多くの伊福部昭ファンに対してこの記事が日の目を見ることが大いに価値あることだとご理解いただき、掲載することを温かい目で見守っていただきたくお願い申し上げる次第である。

 今回は、その第1回である(3月28日)。

19800328DoshinYukan

 ラヴェル(Maurice Ravel 1875-1937 フランス)のピアノ協奏曲ト長調(1929-31)。
 この曲の第3楽章に出てくるメロディーが「ゴジラ」のテーマにそっくりなのは有名な話である。

RavelAbbado

3本は食べすぎだったかも……♪クープラン/二重生活者

  思わずスリーナインをチョイス
 先週の某日、昼前に札幌駅近くに出かける用事が急きょ発生。ということで、その帰りに昼用の弁当を大丸で買った。

 結果的に幸いなるかなで、この日は朝のうちにではなく、昼少し前になったら nanaco に残っている899円の一部を使い「お好み幕の内」を買おうと思っていたので、まだ弁当を買っていなかったのである。
 そして、せっかくの外出なので、いつでも買えるセブンイレブンの「お好み幕の内」はやめて、デパ地下弁当にしたのである(「お好み幕の内」に対する非礼は、「サバの日」に穴埋めした)。

 本当は「生姜焼き弁当」のようなものを欲していたのだが、不慣れな大丸ゆえ、売り場がよくわからない。で、目にとまった天丼にした。「つな八」である。
 しかもただの天丼ではない。エビが3本も入っている999円の天丼の方を買ってしまった(だから「海老天丼」なのだ。ほかに入っていたのはかぼちゃとピーマン)。

202103Tsunahachi1

202103Tsunahachi3

 おいしかったので文句をつけるなにものもない。だが、天ぷらの衣の感じとか天丼のたれの味は、私はどちらかというと「天一」の方が好きかもしれない。

 それにしても、蓋の下が蓋だという二重構造だったのには驚いたなぁ。

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 クープラン(Francois Couperin 1668-1733 フランス)の「二重生活者(L'amphibie)」。
 1730年刊の「クラヴサン曲集第4巻」に収められている「第24組曲」(全8曲)のなかの第8曲である。

CouperinOrdreCompBaumont

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