新・読後充実度 84ppm のお話

 クラシック音楽、バラを中心とするガーデニング、日々の刺激的出来事についてたらたらした文章で報告中。自宅は北海道ながら現在は仕事の関係で大阪在住。血液はB型かつ高脂血症の中年サラリーマン。

“OCNブログ人”時代の過去記事(~2014年6月)へは左の旧館入口からどうぞ!

July 2017

大福を求めてメロンの里に♪ブクステフーデのコラール前奏曲

IMGP1844  さびれていたあそこが復活
 先々週の土曜日(22日)、突如「あの大福が食べたいよね」という話になり、妻と夕張に行って来た。

 あの大福というのは北沢食品工場が製造しているもの。

 帯広に住んでいたときに自宅と行き来するときしばしば立ち寄ったのが、夕張市滝の上にある夕張市農協銘産センター。

 夏季だけの営業だが、いつも驚くほど人が居なくて、同じ夕張市農協がやっているメロード夕張の店とは雲泥の差。だが、札幌から夕張インターに向かう途中にあるので、このさびれた銘産センターを休憩箇所にしていたのだ(だから冬は不便だった)。

 この店の霜だらけの冷凍ストッカーに入れられて売っていたのが北沢の大福。

 北沢食品工場は夕張の食品会社で、煮豆缶詰やメロン果汁、メロンの漬物、餅などを製造しているという。
 その大福がなかなかおいしいのである。

  メロン食べ放題に人気沸騰
 銘産センターは今年リニューアルしたという。
 確かに“ただの玄関口”はメロン熊の口に作り替えられ、観光地っぽくなっていた。

 閉鎖されていた2Fはレストランに。テレビではメロンの食べ放題に人が殺到したと言っていたが、混乱を避けるために整理券配布方式にしたらしい。

 ちょっと覗きに行くと、しかしメロン以外のメニューがよくわからない。
 それにバクバクとメロンを食べたいという年齢でもない。そこでバイキングはパス(って、整理券がもらえるかどうかもわからない立場だが)。

 1Fの薄暗かった、そしておみやげ品はいつからそこに在庫されているのか怪しい売店はすっかり明るくなり、店員も若返っていた(あの1本指でレジを打っていたおばちゃんはどこに行ってしまったのだろう)。
 もちろん霜製造機のようなストッカーもない。ないが、同時に大福もなかった。

 店員に聞くともう置いていないと言う。
 メロードに行けばあるかもしれないと言われ、とりあえずはメロンを1切れ買って食べ(冷蔵庫で冷やした物を売っている)、その甘さの喜びに浸るのも早々にして店長と副店長に挨拶し、メロードへと車を走らせた。

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 そんなわけで今日の楽曲はブクステフーデ(Dietrich Buxtehude 1637-1707 ドイツ)のコラール前奏曲「甘き喜びのうちに(In dulci jubilo)」H.4-3-14,Bux WV.197ってことにしておこう。
 それで許してくれるよね?ゴエモンに悟空よ。

 スパン=ハンセンのオルガン演奏で。

 1990年録音。Classico。

   このCD(同一音源)の詳しい情報 【タワレコ】
   Buxtehude: Complete Organ Works

  執念のゲット!
 メロードに着く。
 冷凍庫を探してみるが、やはり大福はない。

 店員さんに聞くと、「こちらですけど……」と不安げな言い方で案内してくれた。
 そこは野菜などの生産者の直売コーナーだった。

 その1つ。プラスチックのコンテナに“北沢の大福”の貼り紙が。
 しかし、店員さんの不安的中。すでに売り切れ。
 なんでも週に1度、木曜だか金曜にしか入荷しないらしい(もう冷凍販売はしていないようだ)。

 あきらめて帰ることにした。
 帰りは来たときとは違う、夕張市街地の方へ車を走らせた。

 途中、Aコープの看板が!
 南清水沢駅の向かいにある店舗だ。Aコープ南清水沢店(って、そのままだが)。

IMGP1850

 ここにあるかもしれない。

 店内をぐるりと回ってみると、あった!
 パン売り場に北沢の大福があった!
 1パック3個入りだが、豆大福1パックとよもぎ大福2パックを購入。

 無事目的を達成したのだった。

 この南清水沢駅はもうすぐ廃駅となる。
 というのも、新夕張⇔夕張の石勝線(支線)が廃止になることが決まっているからだ。
 この駅を見たあと、夕張駅まで行こうかと思ったが、大福をゲットできた安心感から途中で道を左に折れ、継立地区経由で帰ってきた。

 ところで西の瓜と書けばスイカ(西瓜)、南の瓜ならカボチャ(南瓜)だ。

 じゃあメロンは漢字で書くとどうなるのか。

 “甜瓜”なんだそうだ。ふ~ん。

     

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命がけで酷暑の中を歩む誠実な私♪LvB/「エグモント」序曲

BeethovenOvt  お代をもらったからには間髪入れずに対応
 その後も地味にCDのオークション出品を続けている。

 最近ではポツリポツリながら落札があり、システム利用料を差し引けば結果的には赤字、という本末転倒な状態からは脱却できている。

 とはいえ純利益は-もちろん出品したCDにもよるが-1枚当たり200円とか300円ってところ。
 それでもブックオフに持って行っても5円にしかならないことを考えれば、40倍とか60倍の収益増ってことになる。

 昨日の午前中に1枚のCDが落札された。
 落札した方は、すぐに支払い手続きを済ませてくれた。
 ふだんから自分が心がけていることは丁寧で誠意をもった対応をすること。ましてや、この方のように私を全面的に信頼してすぐに支払いをしてくれる相手には、私も最大限の誠意を示さなくてはならない。

 午後3時過ぎに、ものすごくクソ暑い中、私は“ゆうゆう窓口”がある、つまり土曜日の夕方でも、日祝日でも、あるいは早朝でも、要するに通常の窓口が営業を終了しているときでも開いている窓口がある大きな郵便局まで出向き-それは距離として2kmほどある-落札されたCDを発送した。

P7290351  おお、わが故郷
 また、今回の落札者は札幌市の方だった。
 自分が名古屋から札幌に住む人にCDを発送するというのも妙な気分だが、とても懐かしいというか愛着がわく感じがして、所ジョージのコマーシャルのことを思い出しながらも、「熱中症になんてなるものか、誠意は勝つ」とワケのわからない気合を入れて出かけてきたのだった。

 暑さでポスターのお姉さんがゆがんで見える。かと、思いきや貼り方がきちんとしていなくてポスターがたるんでいる状態。妙に顔の長さが短い。お姉さんが気の毒だ。

 それはそうと、そんなに暑いのなら地下鉄に乗ればいいじゃないかって?
 そんなことしたら儲けが吹っ飛んじゃうじゃないか!

 ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven 1770-1827 ドイツ)の「エグモント(Egmont)」Op.84(1809-10)の序曲。

 ゲーテの劇「エグモント」のために、ベートーヴェンは序曲と9曲の音楽を書いたが、現在では突出して有名なのは序曲。

 中学生のときに“札響音楽教室”というのに、私が通っていた手稲東中学校が招待されたことがあった。
 市内の中学校を招き音楽鑑賞をするという札響の取り組みである。

 その日最初に演奏されたのが「エグモント」序曲だった。
 ほかにイッポリトフ=イワーノフの「酋長の行列」(「カフカスの風景」の第4曲)や、ベートーヴェンの交響曲第5番を聴くことができた。

 昼でそれは終わり、友だち数人と北海道厚生年金会館から西野までちんたら歩いて帰った。
 結構な距離である。
 そして、けっこう暑かった(この日の暑さに比べればひよっこクラスだが)。

 昨日は、札幌ということからもそんなことを思い出した(所ジョージの熱中症のコマーシャルを2kmの間考え続けるのには無理がある)。

 レーグナー/ベルリン放送管弦楽団の演奏を。

 これまでいくつかの演奏を聴いてきたが、レーグナーのオーケストラの鳴らし方、そしてこのオケの音の厚みとどっしりとした腰の低さは、私の好みに最もマッチするものだ。

 1982~83年録音。ドイツ・シャルプラッテン。

   このCD(同一音源)の詳しい情報 【タワレコ】
   ベートーヴェン:序曲全集

 にしても、暑そうにしてはいるがこちらの人たちは外出を控えるわけでもなく、老若男女みなが元気に見える。
 しかも昨日は郵便局に行くまでの間、2箇所で夏祭りをやっていた。
 けっこう混んでいた。
 暑さよりも祭りなんだなぁ。

    

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この状況下では子は要らぬ。親一筋で……♪ヴェーベルン/2つの歌Op.19

20170720Yagumo  今回は味にも量にも満足

 札幌に着いた私はまずは本社に行き打合せ。

 午後イチには小樽の営業所での打合せがあるため、本社の打ち合わせを簡潔に済ませて早めの食事。

 前回は子(玉子)のせいでひどく高くついてしまったという痛恨のミスを犯した私だったが、時がたってもそのときの学習効果は持続しており-食べ物の恨みは怖い-今回は親子と口走らず、自信をもった口調で「かしわ」を注文した。

 “八雲”のそばは盛りが多い(大番にはかなわないが、果たして大番がおいしいといえるだろうか?)。
 箸で3~4回すくうともう麺がなくなるなんていうけち臭い量ではないのだ。それはタイムサービス時でも変わらない。満足度が高いわけだ。

 ちなみに、今回は冷たいかしわそばにした。
 だって夏ですもの。
 もちろんつゆは温かい。じゃないと、脂が固まってひどいことになる。

 札幌駅から快速“いしかりライナー”で小樽に向かう。
 ここでも中国系の観光客がけっこう乗っている。
 団体でバスで移動するんじゃなくて、このようにフリーで動き回っている人々も多いようだ。

 この暑いのにやたらべたべたいちゃついているカップル-もちろん中国系観光客-がいたが、そんなら外を出歩かなきゃいいのに、とおじさんは思ってしまった。

IMGP1823  生産者直結?
 小樽の街で私がプチな興味をもったのがこの肉屋。

 農協精肉㈱っていう名前がすごい。
 農協精肉っていうくらいだから、農協の直営なんだろう。でも農協は株式会社じゃないし……

 でも、きっと良い肉がそろっているに違いない。
 営業中ながら、もちろん私は店に足を踏み入れなかった。

  小樽営業所での打合せを無事済ませ、ハンバーグ→醤油ラーメン→かしわそばの旅、いや、稚内→旭川→札幌・小樽の出張は終わったのだった。

  ひそかに地下で増殖
 ところで My Garden では、現在(といっても1週間前のことになるが)ユリの花が満開。

 以前、紫竹ガーデンに行ったときに入場の際にもらった1個の球根が望んでもいないのに増えて、こんな状態になった。

 ユリの花が好きというわけでは全然ないのだが、こうなると抜くのもかわいそう。かわいそうと思っているうちにますますはびこる。まるで循環参照が解決していないエクセルの式のようなものだ。

 ヴェーベルン(Anton Webwrn 1883-1945 オーストリア)の「2つの歌(2 Songs)」Op.19(1926)。

WebernRicer ゲーテの詩による歌曲で、合唱または四重唱とチェレスタ、ギター、ヴァイオリン、クラリネット、バス・クラリネットのための作品。

 第1曲は「百合のように白く(Weiss wie Lilien)」(Wikipediaでは「百合にも似て白く清らかな蝋燭の群れ」と表記されている)、第2曲は「牧場の羊の群れが去って(Ziehn die Schafe)」。


 クラフト指揮サイモン・ジョリー合唱団、フィルハーモニア管弦楽団のメンバーによる演奏で。


 2007年録音。ナクソス。


   このCDの詳しい情報 【タワレコ】
   Webern: Vocal and Orchestral Works - Ricercar (J.S.Bach), Sacred Songs, etc / Robert Craft, Twentieth Century Classics Ensemble, etc


   音楽配信はこちら NAXOS MUSIC LIBRARY

 そのユリの写真がこれ。

20170721Yuri2

 白くないじゃないかって?
 ひとことも、わが庭のユリは清らかな白です、なんて言ってませんよね?ワタシ。

     

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1年ぶりの旭川。初めての幸せな楽しさ♪吉松/Sym1

IMGP1793  往復が超お得なのか、片道が高いのか?
 特急“サロベツ2号”は野生動物をはねてしまって緊急停車&遅延、というトラブルに巻き込まれることもなく、定刻に旭川についたわけだが、私が最初にとった行動は翌日の列車の切符を買うことだった。

 特急の自由席なので、翌日列車に乗る前に買えばいいようなものだが、自販機を見ると4,290円と書いてあってどうも腑に落ちない。というのも、旭川⇔札幌のSきっぷ(特急自由席往復きっぷ)が5,080円なのに、片道が4,290円というのは何かの間違いではあるまいか?
 頭の中がダルマイカのように混乱した私は、わざわざみどりの窓口に行って、翌日の切符を買うことにした。

 やっぱり4,290円だった。
 Sきっぷがいかにお得なのかがわかる。わかるがどうもすっきりしない。

 すっきりしないまま駅直結のイオンに行き、朝食兼昼食を食べることにした。

  北海道限定って?
 1階のフードコートに行くと、ラーメンの神が突如降臨してきた。

 旭川ラーメンの梅光軒がある。
 この店のラーメンは何度か食べたことがある。おいしいラーメンだ。だが、私は旭川ラーメンのちょっと粉っぽい感じの麺に若干の抵抗感がある。

 と、もう1軒別なラーメン店も出店しているのを発見。
 そちらにすることにした。

 醤油ラーメンに小ライスを頼もうと店員さんに聞くと、ライスは置いてないという。
 そのかわり醤油ラーメンに半チャーハンのセットはいかがでしょうと言う。
 ラーメンには白飯派の私だが、それがないとなるといかがも何もない。それを頼んだ。

 お金を払い、出来上がったらブルブルしながらピーピーいう受信機を受け取り、席を確保-といってもまだ11時になるかならないかだからガラガラだが-しに行こうと回れ右したとき、私は自分が頼んだ醤油ラーメン・半チャーハンセットのサンプル写真が貼られているのに気づいた(下の写真の範囲の、そのさらに右側)フレーム外。

 そこには“北海道限定メニュー”と書かれている。

 北海道…限……定………?

 ということは、この店は北海道以外にもあるということか?
 もっといえば、北海道のラーメン店ではないということか?

 ラーメンはおいしかった。チャーハンもおいしかった。

 あとから調べると、このラーメン店は北は北海道から南は広島まで展開しており福島が本社だと知った。

 その名は幸楽苑。
 私が知らなかっただけで、有名な全国チェーンらしい。

IMGP1791

IMGP1792

 旭川で福島体験をさせていただいたのだった。

 なお、イオンモール旭川駅前のフードコートにあるこの店は朝の9:00からやっている。
 朝ラーをするにはもってこいと言えるだろう。

  汗だくで洗濯したくなくもなかったが……
 そのあと、買物公園のあたりをあてもなく汗をかきながら歩き回り時間つぶし。
 ちょっぴり刺激的だったのは、この建物ぐらい。

IMGP1820

 支社に行く前にホテルにチェックイン。
 なぜか部屋には電子レンジと洗濯機が備え付けられていた。
 どうやらホテルにリニューアルする前はレオパレスだったらしい。

IMGP1822

 でもおかげさまで翌朝は前の日の夜のうちに買ってあったコンビニ弁当を温めて食べることができた。

 旭川から札幌まではせっかくだから“カムイ”ではなく、北海道新幹線開業前は函館と新青森を結んでいた特急“スーパー白鳥”車両が投入された“ライラック”に乗った。

IMGP1786

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 なお、3月のダイヤ改正で“スーパーカムイ”は“カムイ”に名称が変更になった。また、JR北海道ではL特急という呼称を廃止した。

  神秘的な尊厳さを感じるシンフォニー
 吉松隆(Yoshimatsu,Takashi 1953-  東京)の「カムイチカプ交響曲(Kamui-Chikap Symphony)」Op.40(1990)。

 吉松隆の最初の交響曲、つまり交響曲第1番である(現時点で吉松は交響曲を第6番まで書いている)。

 氏のホームページには以下の解説が掲載されている。

 タイトルの〈カムイ・チカプ〉はアイヌ語で〈神(カムイ)の鳥(チカプ)〉を意味する。それは人間の村の守護神であり、高い樹の枝から人間たちの生と死とをじっと見つめている森の最高神でもある。
  何回かの挫折の後、36歳でこの鳥の神の名を付した最初の〈交響曲〉を書こうと決めた時、それはどこか遺書を書く気分に似ていた。生き物がその死の直前に「自らの一生のすべてを走馬灯のように見る」ように、自分の頭の中に堆積している雑多で猥雑な音の記憶を俯瞰し、それをすべて楽譜に書き留めたいと、そう思ったからだろうか。
 そして、鼓動、風の音、鳥たちの歌、森のざわめき、星たちの響き、讃美歌、古びたピアノの音、クラシックや現代の音楽、ロックやジャズ、邦楽や民族音楽…などの音の記憶を、ジグソウ・パズルのように並べ、オーケストラという回路に入力して連画にしてゆく作業が始まった。それは自分という人間の音の記憶であるともに、人類という生物そのものの音の記憶でもあるような気がしていた。
  それゆえにこの交響曲には、五体(五つの楽章)がある。それは、〈創造〉〈保存〉〈破壊〉〈幻惑〉〈解放〉というシヴァ神の舞踏による五つの宇宙の姿とともに、地・水・火・風・空?という仏教における世界観〈五大〉をも模している。

 第1楽章.GROUND 発生し増殖してゆく歪(いびつ)なるもの。
 第2楽章.WATER 古風なる夢を紡ぐ優しきもの。
 第3楽章.FIRE 破壊しながら疾走する凶暴なるもの。
 第4楽章.AIR 死せるものたちを思う静かなるもの。
 第5楽章.RAINBOW 虹と光を空に広げる聖なるもの。

 作曲は1988年春から1990年春にかけて進められたが、第1楽章には19歳から23歳の頃書いていたオーケストラ曲、第3楽章には28歳の時に書いたロック曲などを一部使用したほか、二十代までに書いて破棄したさまざまな自作曲の破片が組み込まれている。また、GROUNDには森の神としてシベリウスの「タピオラ」が、FIREには原始の神としてストラヴィンスキーの「春の祭典」がエコーする。

  初演は、民主音楽協会の委嘱作品として1990年5月26日尾高忠明指揮大阪フィルハーモニー、同年6月2日東京フィルハーモニーにより行われた。op.40。


 この曲は個人的には吉松隆の交響曲の中で最も好きなもの(ただし第6番はまだ聴いたことがない)。
 力強いところも、繊細なところも、すべてが心を揺さぶる。

 藤岡幸夫/BBCフィルの演奏で。

 1999年録音。シャンドス。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】 ※ポイント10倍キャンペーンは本日7/28 23:59まで
   吉松隆: カムイ・チカプ交響曲 (交響曲第1番), 他

 ほぼ1年ぶりの旭川訪問を終えたが、この日もあと2つ打合せがある。

    

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初めての宗谷本線②♪スクリャービン/pソナタ10

P6030232  典型的とはいえない
 特急“サロベツ”が南稚内を出てから旭川に着くまでの間に停車する駅は、豊富、幌延、天塩中川、音威子府、美深、名寄、士別、和寒。

 列車を下りたのは十二時過ぎだった。プラットフォームに下り立つと、僕は思い切り体を伸ばして深呼吸をした。肺が縮み上がりそうなほど空気は澄んでいた。太陽の光は暖かく肌に心地よかったが、気温は札幌より確実に二度は低かった。
 線路沿いに煉瓦造りの古い倉庫が幾つも並び、そのわきには直径三メートルはある丸太がピラミッド型に積み上げられ、昨夜の雨を吸い込んで黒く染まっていた。我々を乗せてきた列車が出発してしまうともうあとには人影もなく、花壇のマリゴールドだけが冷ややかな風に揺れていた。
 プラットフォームから見える街は典型的な小規模の地方都市だった。小さなデパートがあり、ごたごたとしたメイン・ストリートがあり、十系統ばかりのバス・ターミナルがあり、観光案内所があった。見るからに面白味のなさそうな街だった。
 「ここが目的地なの?」と彼女が訊ねた。
 「いや、違うよ。ここでもうひとつ列車を乗り換えるんだ。我々の目的地はこれよりずっと小さい街さ」
 僕はあくびをしてからもう一度深呼吸をした。
 「ここはいわば中継点なんだよ。ここで最初の開拓者たちは東に向きを変えたんだ」
   (村上春樹「羊をめぐる冒険」(下) 講談社文庫:95~96p)


 写真のマリーゴールド(黄色い方である。念のため)は自宅近くの歩道を撮ったもの。
 宗谷本線沿線とはまったく関係ない。
 なんとなく夜の滑走路の誘導灯を連想してしまう。私は。

 さて、上の文で、“僕”が駅のホームに下り立った(降り立った、じゃないのだ)駅は、場所的に美深駅だと想像されたり、考えられたり、結論付けられたりしている。

 ただし、美深は地方都市というほど大きくないし、たぶん小さなデパートはないような気がするし、バスの路線も10系統も全然ないと思われる。
 
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  旅のお供はサッポロビール(と冷凍ミカン)
 ところでどこの駅の電柱や柱に取り付けられている、縦型で紺の字に白抜きで駅名がひらがなで書かれている看板。広告はすべてサッポロビールだ。いまでは“本場の味”というキャッチフレーズは使っていないが、それほど昔から変わらず広告を出し続けているということになる。毎年広告掲出料を払っているののかどうか知らないが、サッポロビールはたいしたものだ。

 美深を出て、もうすぐ名寄ってときに車内のあちこちで携帯電話やスマホの着信音が一斉に鳴った。と言いたいところだが、微妙に時差があるものだ。私の携帯はヒソヒソブルブルモードにしていたが、ワイシャツのポケットの中で、左乳の上のあたりを刺激した。

 エリアメールだ。
 いったい何が???

 【訓練】名寄市防災訓練避難準備
 【訓練】これは訓練です。
 X月X日午前9時00分、○○地区に「避難準備情報・高齢者等避難開始」を発令しました。
 名寄川が氾濫するおそれにある水位に近づいています。名寄川沿いにお住まいの方のほか、次の方は、避難を開始してください。
 ◆ご高齢の方等避難に時間がかかる方、その避難を支援する方は避難を開始してください。
 避難場所は、○○○○学校を開設しています。
 (名寄市)


 やれやれ……

 けど、避難場所が書かれていないってことは避難訓練ではなく、エリアメールの受信訓練ってことなんだろうか?

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 これまでも何度か書いているように、士別は「羊をめぐる冒険」の執筆にあたって取材した町だという。
 実際ここはサフォークを飼養している。

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 残念ながらこの観光PRの看板の羊ちゃんには、毛並みに星印があるものはいない。

 終点旭川の前の最後の停車駅が和寒。
 それにしてもサッポロビールは実に良く駅の眺めに調和している。
 
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 そして旭川。
 アル中でもないのに手がぶれてしまったが、これが261系車両。

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 スクリャービン(Alexander Scriabin 1872-1915)のピアノ・ソナタ第10番Op.70(1913)。

ScriabinPsonatas トレモロやトリルが多用されているため「トリル・ソナタ」の通称がある。
 が、スクリャービンはこれらのトレモロやトリルについて「太陽の口づけである昆虫たちの象徴」と、実にワケのわからんことを言っている。

 アシュケナージのピアノで。

 1977年録音。デッカ。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】
  ※ ポイント10倍キャンペーンは7/28 23:59まで
   スクリャービン:ピアノ・ソナタ全集

 ここにも書いたが、「羊をめぐる冒険」で2人が美深(と思われる)駅から十二滝町に向かうために乗り継いだ列車。

 列車は二両編成で、全部で十五人ばかりの乗客が乗っていた。そしてその全員が無関心と倦怠という太い絆でしっかりと結びつけられていた。(中略)太った中年の女はスクリャービンのピアノ・ソナタに聴き入っている音楽評論家のような顔つきでじっと空間の一点を睨んでいた。僕はそっと彼女の視線を追ってみたが空間には何もなかった (同100ページ)

 あなたもこのソナタを聴いて、太った中年の女の気分に浸ってみませんか?

    

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初めての宗谷本線①♪GM/さすらう若人の歌

20170718Map  夜はウニにカニに……ってわけではなく
 さて、Victoriaで遅めのランチを食べ、支社に行き打合せをして、夜は南稚内駅近くの居酒屋。

 刺身は少し食べたが、あとは鶏のザンギや肉じゃが、ポテトサラダといったもの。飲み物はビールにハイボール。つまり、ボルシチやピロシキ、ウォッカなど稚内情緒に浸る(?)ようなメニューは一切なし。
 いつもと変わらぬ食生活がいちばんである。

 翌日は午後に旭川支社と打合せ。
 宗谷本線を南下する(地図は“THE JR Hokkaido”より)。

 稚内から旭川に向かうに当たり、もちろん事前に列車の時間を調べたのだが、なんと南稚内(稚内駅の1つ南にある駅で特急も停まる)6:40発の特急“サロベツ2号”に乗らなければ、打合せの時間までに旭川に辿りつけないことがわかり、その不便さにけっこう愕然とした(バスは日本海側を走るので旭川には寄らない)。

 料金の問題はあるが、名古屋で単身赴任している私よりも稚内で単身赴任生活を送る方が、自宅に戻るのがたいへんかもしれない。

 “サロベツ2号”が旭川に着くのは10:19。3時間39分かかる(ちなみに始発駅である稚内から南稚内までの所要時間は4分)。
 にしても、こんなに早く出発、そして到着しなくてはならない理由はない。

 理由はないが、事情がある。
 つまり、このあとの便となると稚内13:01(南稚内13:05)→旭川16:48の“サロベツ4号”まで特急がない。
 支社の人に「なんだおまえ、夕飯を食べに来たのか?」と皮肉の八つも言われそうだ。

 稚内10:27(南稚内10:31)発の普通列車に乗れば14:01に名寄に着く。
 名寄で14:35発の旭川行き快速“なよろ8号”に乗れば、旭川に16:01には着く。
 これとて、支社の人に「なんだおまえ、夕飯を食べに来たのか?」と皮肉の五つも言われかねない。

 だいいち、5時間半もちんたら列車に揺られるなんて、傷心・男独り旅じゃあるまいし耐えられたもんじゃない。

 そんなわけで私は早朝から南下作戦を開始せざるを得なかったのだ。ふだんから早起きだからいいけど。

  南稚内からだから、本線制覇にはならず
 実は今回が私にとっての宗谷本線発情者、いや初乗車。
 過去に稚内に出向いたとき、あるいは帰るときはいずれも車か飛行機だったのだ。
 
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 稚内から来る“サロベツ”をホームで待っている間、私の気持ちはワット数の少ない白熱電球のように暗かった。

IMG_20170721_0004 あの老朽化した183系に乗るのと思うと、どうしても気分が盛り上がらない。

 というのも、トイレではなく便所を利用しなくてはならないということを意味するからだ。いくら小の方の用だとしても、なんかいやだ。臭そうだ。

 “便所使用お知らせ灯”というプレートと、薄暗い白熱球色のランプ。
 そのイメージが強い。去年の夏も岩見沢~旭川間で“サロベツ”に乗ったので、その記憶はまだ色あせていない。あのときは別に便所に行ったわけじゃないが、ひどく昔くさいランプと表記に北海道民として観光客で利用する人に恥ずかしい感じがした。

 が、カーブから姿を現わしたのは261系。札幌⇔稚内の特急“宗谷”と同系車両である。

 あとできちんと調べてみたら、3月のダイヤ改正で“サロベツ”も“宗谷”(このダイヤ改正で“スーパー宗谷”は“宗谷”になった。謙虚な姿勢である。が、本数は1日2往復から1往復になった。これは謙虚とは別種のものだ)も261系での運転になっていたことがわかった。

 少しテンションが上がった私。が、老いた183系がすべて石北本線に集められていると思うと、北見、網走方面の人が気の毒だ。

 列車は南下する。
 

  線路を横断しようとする鹿は馬鹿だ
 草原と森林の狭間にあるような場所。牧草地以外で林となっていない場所はササが繁っている。マダニの楽園だ。


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 何度も警笛とともに急な減速。エゾシカなんかが横切るのだろう。

 ほら実際、牧草ロール(言っておくが、ロールケーキの一種ではない)の横には散策中のエゾシカが。

 

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  ……のべ
 駅名板を撮り損なったところで、今日はマーラー(Gustav Mahler 1860-1911 オーストリア)の「朝の野辺を歩けば(Ging heut' morgens ubers Feld)」。
 歌曲集「さすらう若人の歌(Lieder eines fahrenden Gesellen)」(1883-85/改訂'91-96)の第2曲であり、交響曲第1番の第1楽章第1主題に転用された。

 マーラーの交響曲の第2番から第4番は「角笛交響曲」と呼ばれるが、それは歌曲集「子供の不思議な角笛」のメロディーが使われているから。
 しかし第1番は「さすらう若人の歌」と密接なつながりがあり、また交響曲そのものが交響詩だった当初は“青春”というテーマをもっていたわけで、第1番は「若人交響曲」なのである(誰もそんな呼び方をしていないので、よそでは言わないように)。
 さらに、この歌曲集の第4曲「彼女の青い眼(Die zwei blauen Augen von meinem Schatz)」は同じく交響曲第1番の第3楽章の中間部に使われている。

 なお、歌曲集の第1曲は「彼女の婚礼の日は(Wenn mein Schatz Hochzeit macht)」、第3曲は「私の胸の中には燃える剣が(Ich hab' ein gluhend Messer)」である。

 ハーゲゴールのバリトン、マズア/ニューヨーク・フィルの演奏を。
 交響曲第1番とのカップリングなので、聴き比べると「なるほど!」と思わずあなたは膝を打ってしまうかもしれない。

 1992年ライヴ録音。テルデック。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】 ※ポイント10倍キャンペーンは7/28 23:59まで
   マーラー:交響曲第1番「巨人」

 さらに私の宗谷本線南下作戦は続く……

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30年ぶりの稚内④♪ビクトリア/あちらへとこちらへと

IMGP1759  昼食難民、ブルーな気分でオレンジ通りをあとに
 オレンジ通りを進み、針路を左に変え国道に出る。

 国道沿いなら、よそ者が独り入店しても“よそ者”という目で見られない飲食店が1つや2つあるだろう。

 私の頭の中には、先ほど空港からのバスに乗っているときに窓から見えた百貨店にすべきだという確信みたいなっものがあった。

 西條百貨店。
 2フロアのようだが立派だ。
 本社は名寄市にあるらしい。

 が、1階にはフードコートがある。大きな窓ごしにロッテリアという大きな文字が見えた:
 また、そば屋もあるみたいだ。

 だが、私がフードコートで1人で何かを食べるのにはどこか抵抗感があった(そのとき、2階に“ペリカン”というラーメンやカツ丼もあるファミレスがあるとは気づかなかった)。

 そのとき、国道をはさんで斜め向かい(といってもかなり斜め)に洋食レストランの看板と建物が見えた。

IMGP1761  冒険心は皆無だが安心感はある
 その名は、“レストラン・ノシャップ”とか“ビストロ・かにっこ”とか“シェ・エトピリカ”といったものではなく、ものすごく稚内らしさが感じられない全国展開の勝利の女神ことVictoriaであった。
 あちらへこちらへとさまよい歩いた結果は、全国に味のムラなし(たぶん)のヴィクトリアってことに落ち着いた。

 昼下がりのこの時間帯、マダム達がいくつかののテーブルで話に花を咲かせている(ように感じた)。テーブルの上の状況からドリンクバーでかなり有意義な時間をたっぷり過ごしているようだ。

 私はこの日のサービスランチのなかからハンバーグと春巻のセットを頼んだ。

 ビクトリア(Tomas Luis de Victoria 1548-1611)の「あちらへとこちらへと(Vadam et circuibo)」。

Renaisance ビクトリア(Victoria なのでヴィクトリアと表記すべき気がするが、ここでは三省堂の「クラシック音楽作品名辞典」にならった)はローマでパレストリーナに学んだとされ、ローマ楽派の様式にスペインの神秘主義を結びつけたルネサンス末期の最大の教会音楽作曲家だという。

 「あちらへとこちらへと」もビクトリアの教会音楽のなかの1曲だが、その作品がなんなのかは私にはよくわからない。

 サマーリー指揮オックスフォード・カメラータの演奏を。

 1993年録音。ナクソス。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】
   本日7/25の11時よりポイント10倍キャンペーン開催
   (7/28 23:59まで)

   Renaissance Masterpieces / Summerly, Oxford Camerata

   音楽配信はこちら NAXOS MUSIC LIBRARY
                (ここでは「私は急ぎ、市民を包囲しよう」という邦題になっている)

  春の味がした(?)
 だが、私は後悔していない。
 というのも、案外と春巻がおいしかったからだ。

 中華料理好きの私だが、実は春巻は苦手だ。
 中華弁当なんかに入っている得体がしれない、具が無くてただ皮を巻いただけじゃないか、春なんてどこにもないぞ、みたいなものの印象が強いからだ。

 だが、ここの春巻はきちんとしていた。
 これは収穫だった。この収穫が何かに寄与するとも思えないが……

 なお、この日泊まったホテルはニューチコウというところ。

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 新しい恥垢っていう連想をしてしまう人もいるだろうが、そういう意味ではないだろう。間違いなく。

    

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30年ぶりの稚内③♪伊福部/サハリン島先住民の3つの揺籃歌

  おばかさん、ではなく……
 顔エステのサロン(?)やオオカミの店の前を通り過ぎ、さらに南稚内駅の方を目指す。

 別に変でも何でもないが、私には“おはなはん”という文字に惹かれた。
 幼少期も幼少期、NHKの朝ドラで“おはなはん”というのがあって、樫山文枝が一気に人気スターになったのだ。
 もちろん私にはリアルタイムの記憶はない。

IMGP1746

 若き日の樫山文枝のようにかわいい“はな”が居ればうれしいところだが、イラストはちょっぴりお化けみたいだ。

  アンパソマン……
 幼稚園の前には、モノマネ(偽物)王国・中国にありがちな人形が。
 いえ、いいんです。園児たちが幸せならば。

IMGP1747

 営業中という札がかかってはいるが、そんな雰囲気がまったく感じられない静寂さが伝わってくるピザ屋。
 店構えもまったくもってピザ屋らしくない。おいしいのだろうか?(営業しているとしたら、の話だが)。

IMGP1749

 この踏切は日本最北の踏切ではないが、日本でも北から2番目か3番目くらいにはなると思われる。
 その踏切から稚内駅方向を撮った。ここは複線になっている。

IMGP1750

  結局、1駅分歩く
 そして南稚内駅に着く。いくら涼しいとはいえ2kmも歩いてしまい、それなりに汗ばむ。

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 昼食を食べなければと思うが、地場に密着したような店がいくつかあるものの、そういう店に入る勇気がない。

 私は伊福部昭(Ifukube,Akira 1914-2006 北海道)の「サハリン島先住民の3つの揺籃歌」(1949)の第1曲「ブールー・ブールー」を口ずさみながら、オレンジ通りという飲食店街をさらに先に進んだ。

Eikyoku

   「鬢多々良」 伊福部昭作品集

 南フランスの隣はブラジル、かと思いきや、フラジールだった。

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 BaBaもある。

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 おおっ!
 プライベートで旅行したときに泊まった稚内グランドホテルが!
 むかしはこんなに派手な色合いの建物ではなかったように思うのだが。

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 いずれにしろ、そろそろメシを食べなくては。
 時刻は13時になろうとしていた。

    

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30年ぶりの稚内②♪R-コルサコフ/3つのロシアの歌による序曲

  アーケード街に響き渡るのは?……
 稚内駅から、とりあえずなんとなく少しはにぎわっていそうな、北洋銀行やサツドラの看板が見える方へ足を向ける。

 そこは中央アーケード街というところの入り口だった。
 中央アーケード街を進んでみる。

 平日の昼間ということで、人影はまばら未満。シャッターが下りている店も多い。
 スピーカーからなぜか祭囃子のような音楽が流れている。なぜ、祭りなんだろう?祭りが近いのだろうか?でも、雰囲気にそぐわないし、かえって物悲しくなる。

 それにしてもさすが稚内だ。店の日本語表記よりも、統一されたロシア語表記の方が目立つ。
 マトリョーシカもかわいいではないか!太り過ぎではあるが……

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 アーケード街にもラーメン屋があった。
 が、店の中の様子をうかがい知ることができず、ちょいと勇気がなくそのまま通り過ぎた。

  店主はSUZUKI派?
 私は国道には戻らず、山側の道(たぶん道道)を南稚内に向け進んだ。

 入り口がいかにも昭和半ばの雰囲気を感じさせる薬局。
 でも、上の看板によると“株式会社”のようだ。やるねぇ。

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 この店は、明らかにH〇N〇〇の方には力が入っていないと思われる。

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 ここが稚内という名の発祥の地なんだそうだ。立て看板によると。

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  私のお肌、ほんとにきれいになりますか?
 あのぅ、いえ、見た目で判断してはいけないのはわかってるんですけど、ここでワタシ、本当に美しくなれるんでしょうか?ちょっと心配です(写真を拡大してみないと書いている意味がわからないかも)。

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 なぜ“おおかみ”なのか、私にはわからないのですが、山本さん。

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 では、今日はマトリョーシカがCDジャケットに描かれているものを。
 ただしあらかじめ断っておくが、このディスクは廃盤になってしまっていると思われる。

RKorsakovVox リムスキー=コルサコフ(Nikolai Andreevich Rimsky-Korsakov 1844-1908 ロシア)の「3つのロシアの歌による序曲(Overture on 3 Russian Themes)」Op.28(1866/改訂1879-80)。

 このディスクは2枚組のR-コルサコフの作品集で、Op.28の演奏はMaga指揮Bochum交響楽団。

 1978年録音。VOXBOX。

 ここではスヴェトラーノフによる演奏の音楽配信をご紹介しておく。

    NAXOS MUSIC LIBRARY

 空腹なまま、私の徘徊はまだ続く。

    

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30年ぶりの稚内①♪シベリウス/vn協 by MIDORI

IMGP1709  元気に朝立ちする人と具合が悪くなる人
 火曜日は午前の便で新千歳空港から空路稚内へ。

 札幌からの快速・エアポートは通勤通学客も多く、私は電車の中で朝から元気に立ちっぱなし。いや、だから吊り革につかまって、ってこと。

 途中の駅で乗客の中で急病人が発生というトラブルがあったが、具合が悪くなった人を駅員に引き継ぎ、ほどなく発車。

 フライトも順調で、定刻の昼前に稚内空港着。
 天気もよく、市内へのバスの車窓からは利尻富士(利尻山)が見えた。

 思っていたほど、涼しいあるいは寒いってほどではなかったが、それでもやっぱり冷涼感が漂う。
 シベリウスの音楽を口ずさみたくなる。

IMGP1735  今日の記事は正統的な観光の視点で
 支社との打ち合わせは15時から。
 だが便数が少ないので、この時間に到着するしかなかった。

 時間はある。
 とりあえず稚内駅まで乗った。

 稚内駅は、いつごろ建て替えられたのか知らないが、なかなかきれいだった。

 私が稚内を訪れるのは今回が4回目。過去3回のうち1回はプライベートで妻と旅行。
 残り2回は出張。
 最後に訪れたのがいつだったかはっきり覚えていないが、間違いなく言えることは平成2年よりも前だから、ほぼ30年ぶりということになる。
 当時の稚内駅はひどくちっちゃくてちゃっちかった記憶がある。

 駅の周りには人がたくさんいない。全然いない。
 ラーメン屋があったが、心の中のもう1人の自分が「ぜひ行くべきだ」と言ってくれないのでやめ、あたりを散策することにした。

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 これが“北防波堤ドーム”である。観光客は誰1人いない。
 いるのは空き時間中のビジネスマンである私1人である。
 ここで拉致されても誰にも気づかれないだろう。

IMGP1729

IMGP1726

 港の様子。

IMGP1711

IMGP1714

 ノーマルタイプのハマナスと、ホワイトなハマナスが咲いていた。
 まったくコガネムシにたかられていないのが不思議だった。

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 山の方に目を向けると、開基百年記念塔が。

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 そういえば、北海道は来年、北海道と命名されて150年を迎える。
 
 シベリウス(Jean Sibelius 1865-1957 フィンランド)のヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47(1903/改訂'05)。

 シベリウスの傑作の1つであると同時に、ヴァイオリン協奏曲のなかの名曲の1つ。

 作品についてはこちらをご覧いただきたいが、冷涼な気候を思わせる曲だ(第3楽章はちょっと違う趣きだが)。

 今日は五嶋みどりのヴァイオリン、メータ/イスラエル・フィルの演奏を。

 1993年録音。ソニークラシカル。

Sibelius_Midori

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】
   シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ブルッフ:スコットランド幻想曲<期間生産限定盤>

   お得なボックスセットも発売中
   The Art of Midori<完全生産限定盤>

 「ニ短調Op.47」という字面を見ると、ショスタコーヴィチの交響曲第5番と早とちりしてしまう、いけない私。

 その私は、このあと稚内のマチナカでけっこうワンダーなものを次々と目にすることになる。うふっ!

    

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