新・読後充実度 84ppm のお話

 クラシック音楽、バラを中心とするガーデニング、日々の刺激的出来事についてたらたらした文章で報告中。自宅は北海道ながら現在は仕事の関係で大阪在住。血液はB型かつ高脂血症の中年サラリーマン。

“OCNブログ人”時代の過去記事(~2014年6月)へは左の旧館入口からどうぞ!

December 2018

ささやかな幸せを感じる年の瀬♪ハチャトゥリアン/幸福の頌歌

KhachaturianSet  腰、痛いです
 よくもまぁ、毎日毎日雪が降るものだ。

 そう考えると、27日に支障なく新千歳空港に降り立ち、そのあとに乗ったJRも数分の遅れで済んだことは、今年私の身に注いだ数少ない幸運の1つだったと感謝しなくてはならない。

 年内に行なうのは異例のことだが、あまりにベランダの雪がうず高く積もったので昨日、雪下ろしをした。

 途中、何度もイヤになったが、強制収容所にぶちこまれたイワン・デニーソヴィチの極寒での過酷な労役に比べればずぅ~っと楽なもんだと、自分を奮い立たせてなんとか終わらせた。

 まだ、雪が固まっていなかったのが幸いした。
 これまた、幸運に恵まれていたということだろう。

20181230Bfr



20181230Aft


 私が持っているCD(写真)は廃盤のようなので、別なもの(オルベリアンという指揮者)をご紹介(私は未聴)。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】※ポイント10倍キャンペーンは本日31日 23:59まで

 ただ、私にはまだカーポートの雪下ろしが待っている。
 いまのところ、それにとりかかる気力も体力もないまま、本年を終えることとしたい。

  明日以降もよろしくお願いいたします
 みなさんには今年もおつきあいいただいたことに厚くお礼申し上げます。
 では、また明日!

♪ 作品情報 ♪
 Aram Ilyich Khachaturian(1903-78 ソヴィエト)
  Ode of Joy
 【作曲年】 1955年(初演は1956年,モスクワでのアルメニア文化旬間にて)
       詞はS.スミルノフ
 【構 成】 単一楽章(約12分)
 【編 成】 Ms,cho,40のユニゾンのvnと10のhp,orch

♪ 作曲家情報 ♪ 
 グルジアでアルメニア人の子として生まれ、モスクワに出て、グネシン音楽学校、モスクワ音楽院で学ぶ。アルメニアをはじめ、カフカス(コーカサス)各地の民俗音楽を素材にした生命力のある作品を作曲。ソ連における非ロシア的民俗主義音楽をリードする立場にあった。
 (井上和男編著「クラシック音楽作品名辞典」(三省堂)による)

 よく知られている曲に、バレエ「ガイーヌ」(「剣の舞」はひじょうに有名)、組曲「仮面舞踏会」などがある。

Khachaturian

道民のソウルフード、ドンキーを大阪で食す♪オルフ/カルミナ・ブラーナ

OrffCarminaSlatkin  ポートライナーの発車は『楽しい?』
 26日・木曜日は蛸島課長と神戸に行って来た。

 久しぶりにポートライナーに乗ったが、電車が発車するときにホームに鳴り渡るチャイムが、オルフの「カルミナ・ブラーナ」の第5曲「見よ、今は楽しい」のメロディーに瓜二つであることに気づいた。

 そのことを蛸島課長に言いたかったが、オルフとはどこの国のいつごろの人で、「カルミナ・ブラーナ」とはどういうもので、「いま、いったい何が楽しいのか?」といったことを説明しなければならなくなりそうなので、心にしまっておくことにした。

  150gのディッシュじゃなく200gの単品鉄皿に満足!
 27日・金曜日。
 伏草課長と氷山係長とともに、大阪市は住之江区の取引先に年末挨拶のために訪問。
 終わったらちょうど昼どきで、私たちは『びっくりドンキー』に向かった。

 大阪で『ドンキー』!なんて素敵なことだろう!

 私と伏草課長は『チーズバーグステーキ』200gに『和食セット』(ごはんみそ汁ディッシュサラダ)。
 氷山係長は300gの『チーズバーグディッシュ』にチーズをトッピング(つまりチーズがダブル)。

 いやぁ、おいしかった!
 アツアツ、ジュージュー、ホフホフ……

 ただ、『バーグステーキ』の付け合わせのポテトと得体のしれない和え物っぽい料理はいまひとつと言えるだろう。

 そしてまた、この店はとても混んでいて、北海道生まれの味がここまで親しまれていることをうれしく感じた。

  豚丼と新得そばにも満足
 この日の夜は大阪空港から新千歳へ。
 大阪空港では、新潟便は天候調査中、秋田便が欠航決定、その次には青森便も欠航決定。
 まずい。事態は悪くなる一方だ。
 だが、日ごろの行ない良さのおかげで、無事出発し、ほぼ定刻に到着した。

 翌日は、三城さんをはじめとする人たちと打ち合わせがあり本社へ。
 JR社内の時刻表の広告をみて、けっこうやけになってるなと思った。どの売り文句をみても決定打になっていない。“うれしいな お年玉で 時刻表”にいたっては、やれやれである(これって、お年玉がない月は買ってもらえなくてもしょうがないと言ってるようなものじゃないだろうか?)。

20181228JR_TT_AD

 打ち合わせに入る予定だった千葉課長は、“急きょ”人間ドックに行ったということで不在だったが、なんのことはない、当初予約を入れていた日にひどい二日酔いで行けなかったということらしい。

 この日の昼は、東急百貨店のレストラン街にある『十勝腫れ』で、おっとどっこい『十勝晴れ』で、豚丼と新得そばのセット。

  東急ゆえに……
 帰りに東急ハンズに寄ってしまったがゆえに、その後、私のカバンの中にはこんなものが……

20181228Hotaru

20181228Lab

20181228Ryokusen
 
 ところで、いちばん下のものは緑閃石。
 似ているが、ということは、この石は緑閃石じゃないってことになるのだろうか?


 この曲の録音では、個人的には高関/札響のライヴ盤が現時点では最高の興奮と感動を与えてくれる名演と思っているが、つい先ごろも取り上げたので、今日はスラットキン/セント・ルイス交響楽団、同合唱団他の演奏によるCDを。

 1992年録音。ソニークラシカル。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】※ポイント10倍キャンペーンは12/31 23:59まで

 そんなわけで、ポートライナーの発車のチャイムがこの曲に似ていることを、機会があったら確認してみてください。もちろん、そのためには「カルミナ・ブラーナ」第5曲のメロディーを知っておかなきゃ比べられません。

♪ 作品情報 ♪
 Carl Orff(1895-1982 ドイツ)
  Carmina Brana
 【作曲年】 1935~36年,1937年初演(フランクフルト)
 【構 成】 全25曲(プロローグ,3幕と終曲。約60分)
       詞は「カルミナ・ブラーナ」に基づき作曲者による。
 【編 成】 S,T,Br,2cho,児童cho,orch(各種打楽器とピアノを含む)
  
   舞台音楽「劇的三部作『勝利』」(Szenisches triptychon 'Torionfi')の第1作。
   正式名は「世俗の賛歌(Cantiones profanae)『カルミナ・ブラーナ』」。
   19世紀末に南ドイツ、ボイレンのベネディクト派修道院で発見された10~13世紀の放
  浪僧、吟遊詩人らの詩を集めた写本は、教会批判、性の解放を歌ったものが多く、『カ
  ルミナ・ブラーナ』(ボイレン歌集)と名づけて出版された。
   この中の24の詩と作曲者自身の1つの詩により作曲。
     (井上和男編著「クラシック音楽作品名辞典」(三省堂)による)

♪ 作曲家情報 ♪ 
 音楽における人間性の回復という見地から、ルネサンス音楽、バロック音楽、およびそれ以前の単旋律音楽に興味を示し、持続反復される強烈なリズムと非和声的な音楽で、現代音楽の1つの方向性をひらいた。舞台作品においては古代ギリシア演劇の伝統を生かし、音楽、言語、動作の統一された形をめざしている。またこれらの理論を児童教育の段階から採り入れることを主唱して、多数の教育用作品も作曲。(井上和男編著「クラシック音楽作品名辞典」(三省堂)による)

Orff

腫れにはデスパか、はたまたハレスか?♪ブリテン/シンフォニエッタ

  ボク、左でも噛めるようになったよ
 例の左下奥歯の歯ぐきの腫れと痛みだが、少し治まっている。
 少なくとも、間違って左側の奥で何かを噛んでも涙目にならない程度になった。
 ありがたいことだ。

 ずっと『デスパ』を塗っていたのだが、クリスマスイヴの前日に『ヨドバシ』に注文していた『ハレス』が届いた。

P9250410

Haresu1

Haresu2

Haresu3

 この2つの薬の有効成分には大きな差はない。

  “腫れ”が“レス”ってことざんすよね?
 しかし、『ハレス』の方は売り文句にあるように、ジェル状で、歯ぐきにへばりつきやすい(口内炎の塗り薬『ケナログ』のような感じだ)。

 『デスパ』はその名の通り軟膏で、指で塗り込んだあとも、指を口から出すと、指に少なからずくっついたままのことが多い。
BrittenYoungApollo
 味は『デスパ』の方が甘くて違和感が少ない

 『デスパ』か『ハレス』の効果のせいか、あるいは『アセス』で歯ぐきをマッサージするように歯磨きしたせいか、そもそも放っておいても自然に症状が治まるものだったのかはわからない。

 だが、いずれにしても、とりあえずいったんはピークを脱したことを、心から喜びたい。

 今日はケント・ナガノ指揮のハレ管弦楽団の演奏で、ブリテンシンフォニエッタOp.1を。

 1998年録音。apex(原盤:エラート)。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】
    ※ポイント10倍キャンペーンは12/31 23:59まで
   Britten: Double Concerto, Sinfonietta, Young Apollo, etc

♪ 作品情報 ♪
 Benjamin Britten(1913-76 イギリス)
  Sinfonietta Op.1
 【作曲年】 1932年
 【構 成】 全3楽章(約15分)
         I. Poco presto ed agitato
         II. Variations:Andante lento
         III. Tarantella:Presto vivace
 【編 成】 小オーケストラ(10楽器=fl,ob,cl,fg,hrn,2vn,va,vc,cb)

♪ 作曲家情報 ♪ 
 20世紀イギリスの最大の作曲家。
 記録映画の音楽、劇の付随音楽を手がけ、国際現代音楽祭に数回入選後、1939年渡米(~42)。この前後より詩人のW.H.オーデン、歌手のP.ピアーズと親交を結び、芸術のうえで強い影響をうける。第2次大戦後、心理的表現の歌劇で世界的注目を浴びたほか、あらゆる分野の作品で広く認められた。その手法は調性原理を基礎としながらも新鮮な現代感覚にあふれており、前衛音楽の晦渋さとは一線を画したものである。(井上和男編著「クラシック音楽作品名辞典」(三省堂)による)

 代表作は、歌劇「ピーター・グライムズ」、シンフォニア・ダ・レクイエム、青少年のための管弦楽入門、戦争レクイエムなど。

目的は自殺じゃなく退廃。山岡じゃなく芥川?清瀬/日本祭礼舞曲

YoshinoJiroBook  ずいぶん経ちましたが、感想を
 前に、読んでいる途中の段階で取り上げたこの本

  吉野次郎著「なぜ2人のトップは自死を選んだのか JR北海道、腐食の系譜」(日経BP社)である。

 『作品内容』の紹介文の8行目にはタイトル同様、“なぜ2人のトップが相次いで自死しなければならなかったのか”と書いてある。

 そうだ。なぜだ?とばかり読み進んだが、なぜ自殺しなければならなかったのかは結局わからないまま。

 考えてみれば、死んだ人がもし死なないで生きていてくれていたなら本人たちに直接訊くこともできるだろうが、もう本人たちは死んでしまってこの世に生きていないわけで、真相が明らかになる可能性はほとんどないのだ。

 だとしたら、著者は噓つきもしくは誇張癖があるのか。
 いや、そうではない。

 『作品内容』の最後の行には、“……など8人の証言から、退廃の真相に迫る”と書いてあるではないか。

 つまり、一っ言も、トップ2人の自殺の謎に迫るとは書いてないのだ。
 思い込んだアタシが悪い。

 で、JR北海道の退廃の真相はというと、特に目新しいことは書いていなかった。

 そんなわけで、読後充実度は70%だった(でも、84ppmの8,300倍だ。1ppm=0.0001%なのである)。
 
  JR北海道の独自判断が可能になった?
 ところでここ数年、JR北海道のどこどこの路線を廃止するという話が各地域沿線での大きな問題になっている。

 しかし、この本では次のような記述がある。

JRHokkaidoTopJishiHaisen

 “廃止すべき路線は、国が1981年に既に決定済み”?……

 じゃあ、いまJR北海道が『廃止したい宣言』をしている路線は、1981年に決まっていたということ?

 それとも、そのあと事情が変わったということなんだろうか?

IfukubeTriYamaoka ところで、1981年は清瀬保二(Kiyose,Yasuji 1900-81 大分)が亡くなった年である。

 清瀬の作品は、私は「日本祭礼舞曲」(1940/改訂1942)しか聴いたことがない。
 
 この曲は、皇紀2600年記念の委嘱作品であった「日本舞踏組曲」(1940)から第4楽章と第5楽章をカットしたもの。

 良くも悪くもいかにもジャポネぇっていう音楽だ。

 私が持っているのは山岡重信/読売日本交響楽団による演奏だが、こちらのサイトでは、この演奏をメリハリのないものとし、「日本祭礼舞曲」のすばらしさを台無しにしていると指摘。芥川盤を推している。

 私はまだ、残念ながら芥川也寸志指揮の演奏を聴く機会がないままでいる(単に挑戦意欲がないだけ)。

 山岡盤の録音は1972年。私がLP時代に知ったものだ(実はこのLP、伊福部昭の「土俗的三連画」を聴きたいがために購入したのだった)。レーベルはビクター。現在はこのようにCDになっている(Tower Records Victor Heritage Collection)。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】
   戦前日本の管弦楽 -戦前日本の代表的名曲集!-尾高尚忠, 平尾貴四男, 深井史郎, 他 / 山岡重信指揮, 読売日本交響楽団<タワーレコード限定>

   芥川盤はこちら 【タワレコ】
   清瀬保二/小倉朗:作品集

 そんでもって、22日の北海道新聞朝刊によると、

 JR北海道は21日、鉄道事業法に基づき、札沼線の北海道医療大学-新十津川間(47.6キロ)の鉄道事業廃止を国土交通省北海道運輸局を通じて国交相に届け出た。廃止日は2020年5月7日。

だそうだ。

ToyohoroMap

私には聴こえた!ボヘミアン・ラプソディのなかにProkofievのSym5が

Proko5Jarvi  ロック?クイーン?大丈夫かしら、アタシ
 23日に映画を観に行った。
 妻が観たいのがあるので付き合ってくれというからだ。

 『妖怪ウォッチ』かと思ったら、そうではなく『ボヘミアン・ラプソディ』という映画だという。
 たいそう評判がいいらしい。

 が、ロックバンドの『クイーン』の話だという。

 全然興味がない。

 いや、興味以前に、そしてロックがどうとかではなく、まったく私とは接点がなかった世界の話である。

 『クイーン』の名前はさすがに知っているが、150分も耐えきれるだろうか?そもそも妻だってロックには関心がなかったはずだ。
 『王様のブランチ』の影響力は実に大きいものだ。

 どっちにしろこの日はイオン江別の『もりもと』にクリスマスケーキを取りに行かなければならないし、妻がサツドラの超炭酸水500mlを1箱買ってくれると言うので、ネットで夫婦50割引きのチケットを購入、イオンシネマ江別に出かけた。

 そして観た後に思ったことは、当初の想定を外すものだった。
 ロックというジャンルの音楽にはほぼまったく接したことがない私だったが、少なくともこの映画に出てくる音楽はなかなか良いと思った。だからこそ『クイーン』は世界的人気を博したんだろうけど。

ProkofievSym5_II  集中できた150分
 150分間、退屈しなかった。
 150分間、トイレに行かずに済んだことは、私に大きな自信をもたらせてくれた。

 今日の1曲は、プロコフィエフの交響曲第5番変ロ長調Op.100

 なぜか?

 偶然だろうが、「ボヘミアン・ラプソディ」(曲の方)のなかのピアノによるメロディーによく似たものが、この曲の第2楽章に現れるのだ(掲載譜は全音楽譜出版社のスコア)。

 P.ヤルヴィ/シンシナティ交響楽団の演奏を。

 2007年録音。テラーク。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】※12/31 23:59までポイント10倍キャンペーン開催中!
   Prokofiev: Symphony No.5 Op.100, Lieutenant Kije Suite Op.60 (3/2007) / Paavo Jarvi(cond), Cincinnati SO

 6分というロックとしては異例の長さの「ボヘミアン・ラプソディ」。
 ガリレオとかフィガロという言葉が出てくる中間部の不思議な、でも美しい部分-多重録音である-が私には非常に印象に残った。

 ♪ 作品情報 ♪
 Sergei Prokofiev(1891-1953 ソヴィエト)
  Symphony No.5 in B-flat major Op.100
  【作曲年】 1944年
  【構 成】 全4楽章(約45分)
         I. Andante 変ロ長調 3/4拍子 ソナタ形式
         II. Allegro marcato ニ短調 4/4拍子 三部形式
         III. Adagio ヘ長調 3/4拍子 ロンド形式
         IV. Allegro giocoso 変ロ長調 2/2拍子 ロンド形式
  【編 成】 3管編成(ピアノとハープ、打楽器各種が加わる)

 ♪ 作曲家情報 ♪
  グラズノフはプロコフィエフの破壊的な音楽を憎んでいたらしい。

Prokofiev

無念さが残った今年のイヴのチキン♪JSB/vn協1

  イヴイヴのチキンはビミョーな味
 おとといの24日、つまりクリスマスイヴに、私は北海道から大阪へ戻った。

 クリスマスイヴといえばチキンである。
 いや、前日にもチキンは食べた。妻が自宅のキッチンで焼いたもも肉だ。


 だが、満足度はそれほど高くなかった。というのも、その味付けのレシピは星澤幸子センセイが『どさんこワイド』のなかでやっている『奥様ここでもう一品』のものだったからだ。


 星澤センセイの料理は簡単である。いや、凝っていないところが良いのである。そこがウリだ。

 だが、絶賛するような味かというと、多くの場合はビミョーである。今回、妻も半信半疑で作ってみたが、やっぱりビミョーだった。彼女はもっと疑うべきだったのだ。

 要は焼いたチキンにウスターソースをからませたものに他ならないのだ(私が非難されないために申し上げておく。「妻は悪くない。彼女も被害者だ」と)。
 まずくはないが、どこかレトロでクリスマスには程遠い貧乏ったらしい味がした。

 イヴの夜。単身赴任の地に戻った私は、ごくごく日常的に過ごさざるを得ないわけだが(一人でクラッカーの糸を引く習慣はない)、せめてチキンぐらいは食べたい。

 そんなことを見越して、新千歳空港でかねてより気になっていた空弁を夕食用に買ってみた。
 その名もズバリ、『ザンギ弁当』である。

20181224Zangi1

  イヴのチキンはビミョーにハズレ
 作っているのは『札幌バルナバフーズ』。
 唐揚げと和風竜田揚げが入っている。『ザンギ』と書けよ!と言いたくなる。
 そしてまた、ザンギとの兼ね合いがよくわからないが『松前漬』も入っている。

20181224Zangi2

 中身がぐちゃぐちゃにならないよう、今回は傾かないように慎重に運搬した。
 こういう形の弁当は、カバンに平らに入れられるので、その点便利である。

 で、Open the Box!

20181224Zangi3

 そして結論。

 『ぐるめ』というほどの味はしなかった。
 ごはんはおいしかった(近年の北海道産米のおいしさったら!)。
 けど、ザンギは決して北海道を強くアピールするようなものとは言えなかった。

 あぁ、『いかめし』にすればよかった。クリスマスっぽくないけど。

BachHogwoodSet 今日の1曲は、J.S.バッハのヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV.1041

 前の晩と、この日の夜に弁当を食べながら観たのがNHKの『天皇 運命の物語』という番組。

 テーマ曲的に使われていたのが、まったくもって明るい曲調ではないこの曲の第1楽章。
 ふつう皇室番組といえば、イギリスにならってヘンデルとかパーセルの、華やかで祝祭気分にあふれた曲を使うのが定番中の定番の鉄板!

 だが、逃れられない運命の苦悩を暗示するように、こういった曲を用いたところは、偉そうに言わせてもらうが、たいしたもんである。私の納めた受信料が活かされているような気がして、ごくわずかではあるがうれしい。

 シュレーダーのヴァイオリン、ホグウッド/アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックの演奏を。

 1981年録音。オワゾリール。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】※12/31 23:59までポイント10倍キャンペーン開催中!
   The Bach Recordings<限定盤>

Bach_JS ♪ 作品情報 ♪
 Johann Sebastian Bach(1685-1750 ドイツ)
  Concerto a violino certato 2 violini・viola obbligati e basso continuo No.1
  BWV.1041
  【作曲年】 1717-23頃
  【構 成】 全3楽章(約15分)
         I. Allegro
         II. Andante
         III. Allegro assai
  【編 成】 独奏ヴァイオリン,弦楽合奏,通奏低音

  のちに、チェンバロ協奏曲第7番ト短調BWV.1058(1738⇔42)に編曲(流用)された。

 ♪ 作曲家情報 ♪
  ヨハン・セバスティアン・バッハは『音楽の父』と呼ばれている。
  だからといって、『音楽の祖父』と『音楽の祖母』は明らかではない。
  バッハはバロック音楽の代表的作曲家だが、バロック音楽は1750年ころで終焉。
  つまり、バッハの死によってバロック音楽の時代も終わったのである。
  実際、当時バッハの音楽は古臭いものと見なされていたという。
  そのころ人気があったのは、もっと優雅な形式の音楽を書いた彼の息子たち。
  J.S.バッハは、その人気者の父親ということで知られていた意味合いが強い。
  なお、『父』の性欲は強かったと考えられている。

たくさんほしかったけど、ボクがまんしたよ!♪WAM/モテットK.165

Tsubasa_no_Okoku201812  悠久の「時」があった
 『ザッツ21』を買ったあと、ビックカメラが入っているビルの地下に行き(ESTA食品街)、そこで『かにチラシ弁当』を買う、はずもなく、私は地下通路を通って東急百貨店に行った。

 なんの根拠も自信もなかったが、そろそろ東急ハンズで東京サイエンスの期間限定特設コーナーがもうけられているのではないかっていう気がしたのだ。

 そしてまた、今月のANAの機内誌『翼の王国』に東京サイエンスの記事が載っていたことも、頭の片隅にあったのだろう。

 行ってみると、なんということでしょう!

 やっているではないですか!
 置いてあるではないですか!
 並んでいるではないですか!

 欲しい石はたくさんあったが(蛍石だけでも何個も欲しいものがあった)、そこはぐっとがまんして、今回は小ぶりなものを3点だけ購入した。

 会計した後に下りエスカレーターに乗るときも、後ろ髪を引かれる思いだった。
 いや、こう書いていても、あれとあれも買うべきだったろうかとグジグジ引きずっている。

 そしてまた、偶然かも知れないが『翼の王国』に書いてあるように、私が石を品定めしているときには、ほかに2人の客がいたのだが、2人とも女性だった。

  フェルメールの青はラピスラズリが原料
 今回買ったのはこれ。
 このようにケースに入っていることからも、小さなラフストーンであることが安易に、いや、容易に想像していただけるだろう。

20181221Quartz

20181221LapisLazuli

20181221Cavansite

 こうしてカバンの中に幸せな気分と一緒に石を忍ばせ、会議に臨んだのであった。

MozartMassinC 今日の1曲は、モーツァルトモテット「踊れ,喜べ,汝幸いなる魂よ」K.165(K6.158a)

 シュリックのソプラノ、コープマン/アムステルダム・バロック管弦楽団の演奏で。

 1994年録音。エラート。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】
  ※12/31 23:59までポイント10倍キャンぺ-ン開催中!

 そして昨日のクリスマスイヴに、この3つをカバンに入れ、いったん私は大阪へと戻ってきたのである。

 ♪ 作品情報 ♪
 Wolfgang Amadeus Mozart(1756-91 オーストリア)
  Motetus 'Exsultate jubilate o vos animae beatae'
  【作曲年】 1773年
  【編成】 ソプラノ独唱、オーケストラ(ob2,hrn2,弦5部)、オルガン

  カストラートのV.ラウッツィーニのために書かれた。
  3部からなり、終楽章(第3曲)の「アレルヤ(Alleluja)」が特に知られている。

イブプロフェンは関係ないの。胃薬だもの♪R-コルサコフ/クリスマス・イヴ

20181221Thats21  私も国民なんだから助けてほしい
 21日は札幌の本社で会議だったわけだが、その前に年末年始の暴飲暴食に備え、数十年来愛用している-最近は胃が丈夫になったのか、年齢のせいで鈍くなり胃の調子の悪さに気づくことが少ないのか、飲む機会は減っている-タケダの『ザッツ21』を買いに『コクミン』に行った。

 この胃薬、悲しいことにどこの薬局にでも置いているわけではないのだ。
 『コクミン』では過去に何度も購入しているので、当たり前のようにあるかと思ったら、棚に見当たらない。健康そうな女性薬剤師(もしくは登録販売者)に尋ねると、「いまわぁ、置いてないんです」と元気に答えられた。「では、別のこの近くの『コクミン』さんの店にはありますか?」と食い下がると、「どうでしょう。あっ、電話かけても忙しくてきっと出ないと思うので」と、まったく聞いてくれる様子もないので、まあいいやとその場を去った。

 その別な店に行ってみると、やっぱりなかった。

  精神力だけじゃなく胃酸も弱い私
 どうせないだろうとは思ったが、ビックカメラに寄ると、なんと『ザッツ21』はあった。盲点だった。
 それにしても、胃酸が弱い私にとって-なので制酸効果の高い『緑の胃薬』は私には逆効果-、ペーハーセンサーが入っているこの胃薬はぴったりなのだ。「♪飲み過ぎたのはぁ~あなたのせいよぉ~」という歌を歌っているCMからひどく年月が流れてしまったが、少なくとも私が死ぬまでは廃番にならないことを願っている。

 一時期この曲のワクワクと気分が高揚するような幸福感と、華やかだがぬくもりのある雰囲気が好きで、かなりはまっていた私である。

 同名の歌劇から組曲に編曲された。

 録音は古いが、アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団の演奏がお薦め。

 1958年録音。デッカ。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】※ポイント10倍キャンペーンは12/31 23:59まで

 さて、会議まではまだまだ時間がある。
 そこで、次に私が立ち寄り、思いがけない光景に、自分へのクリスマス・プレゼントを買ってしまった話は、この次に。

 ♪ 作品情報 ♪
 Nikolai Rimsky-Korsakov(1844-1908 ロシア)
  'Christmas Eve' Suite
  【作曲年】1903年
  【編成】管弦楽と合唱(合唱は随意)
   1894-95年に作曲、1895年にペテルブルクのマリンスキー劇場で初演された
  歌劇「クリスマス・イヴ」を作曲者が組曲に編曲したもの。
   歌劇の台本はゴーゴリの「ディカーニカ近郷夜話」に基づき作曲者が制作。4幕9場。

RKorsakov ♪ 作曲家情報 ♪
 もともとは海軍の軍人だったが、『ロシア5人組』に加わりロシア国民楽派として国民主義の音楽を書いた。管弦楽法の大家で、オーケストラ作品は色彩豊かで絢爛。ストラヴィンスキーもR-コルサコフに師事している。代表作は交響組曲「シェエラザード」や「スペイン奇想曲」「ロシアの復活祭」。
 交響曲も3曲残しているが、聴かれることはあまりない。


 




外れた義歯を噛んだときの異様な感触が!スカルラッティのマドリガル

  ちゃんとした生臭くないの鮭
 この1週間は年末のあいさつ回りで昼は外で食べることが多かった(といっても、火曜日と水曜日の2回だけ)。

 出張のおかげで新千歳空港の『弟子屈』でラーメンを食べることができた木曜日より前に、話はさかのぼる。

 月曜日はLAWSONの『これが幕の内弁当』を購入。『これが』と高慢ちきとも言える主張。しかし、それを裏切らないちゃんとした鮭である。バランスがよいかどうかはともかく、煮物などおかずの種類も豊富だ。

20181217SakeMakunouchi

 550円と“ほか弁屋”の日替わり弁当よりも高いところがLAWSONの自信のほどをうかがわせる。

  とんかつで涙した私
 火曜日は米村課長(祝!初登場)と一緒に外勤し、昼は阪急伊丹駅直結の商業ビルのとんかつ屋『花むら』で、私は『花むら弁当』、課長はヒレカツ定食を食べた。

 弁当はトンカツのほかに煮物などいろんな種類のおかずが入っていて、前日食べた『これが幕の内弁当』を大幅にパワーアップしたような内容だった。1,060円という値段なので、まあ当たり前ではあるが……。満足度はそれなりに高かったが、報告した歯ぐきの痛みがこの日最高潮であった。食べながら涙目になっていたのは味に感動していたのではなく、痛かったからだ。

 A.スカルラッティの無伴奏5声のマドリガル、「私の涙よ,やわらげておくれ」。

 ルーリー/コンソート・オブ・ミュージックの歌で。

 1986年録音。ドイツ・ハルモニアムンディ。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】※12/31 23:59までポイント10倍キャンペーン開催中!

ScaelattiAMadrigali

  一瞬、背筋が凍った
 この日の夜は、茜課長たちと取引先の方々との忘年会。
 鍋料理で、仕上げは雑炊。
 これは歯ぐきにやさしい。

 しかし、食べている最中に、口の中でいきなり硬い異物が発生。ガキッ!といういや~な感触が。
 この、師走のとんでもない時期に、歯(ブリッジ)がはずれたのか?いや、この感触はそれ以外の何物でもない。おぉ、神よ!

 そっと口からその硬い固形物を出した。
 なんてことだ!それは鍋に入っていた魚の骨だった。
 あー助かったぁ。歯でなくてよかったぁ~。

  2日続きのとんかつ。前日の専門店に負けない仕上がり
 翌日の水曜日は蛸島課長と一緒に取引先のあいさつ回り。

 昼は難波の地下街の、歴史がありそうな(そして実際、そう書いてあった)喫茶店、『ミツヤ』というところに入ってみた。

20181219Menu1

20181219MitsuyaRice

 なんとも男心をくすぐるメニューの数々。
 しかし、歯ぐきが腫れて噛むと痛みが走る病身の私。なので、伝説の『ミツヤライス』はあきらめ、カツカレーにした(おいおい!)(←だって、前日よりは症状が少しマシだったんですもの。それにカツカレーなんて久しく食べてなかったし)。
 黄色みが強いシンプルなカレールゥは、懐かしい味がした。

 蛸島課長は『オムライスとんかつ』。トマトソースにするかデミグラムソースにするかけっこう悩んでいたが、さて、彼が選んだのは……

20181219KatsuCurry

20181219TonkatsuOmu

 にしても、『ミツヤライス』のスモールサイズが、通常の“5/8”という分量というのが、なかなか素敵だ。分数が苦手な小学生にはかわいそうだが。私は「ウルトラQ」の「1/8計画」を思い出してしまった。

Scarlatti_A ♪ 作品情報 ♪
 Alessandro Scarlatti(1660-1725 イタリア)
  Madrigal 'Intenerite voi lacrime mie'
  【作曲年】不明

 ♪ 作曲家情報 ♪
 アレッサンドロ・スカルラッティはベル・カントを中心にしたアリアを確立。歌劇におけるナポリ楽派の創始者。またイタリア風序曲の形式の確立によって、のちの交響曲の歴史の出発点に立つ作曲家。(井上和男編著「クラシック音楽作品名辞典」:三省堂書店)

ちょっとした出来心のせいで……♪J.シュトラウス/浮気心

  なぜそっちを選んだのか、よく思い出せないんです
 木曜日は朝の便で大阪空港から新千歳空港に飛んだのだが、もちろん朝食はヌキ。

 フライトは順調。

 新千歳空港に着くと、いつものように『弟子屈』へ。
 そして私にとって定番の『むかし醤油』、ではなく、この日はなんとなく味噌ラーメンを食べてみようという気になって『弟子屈味噌』を頼んでみた。

20181220Teshikaga

20181220TeshikagaMiso

 ほほう。なかなか心も口の中も温まる味だ。野菜がたっぷりなのと、昆布がのっているのもうれしい。
 おいしい!

 だが、違う!

 やはり、私が好きなのは『むかし醤油』なのだ。
 あぁ、浮気なんてしなければよかった。
 変な冒険心なんて出さなけりゃよかった。


 アーノンクール/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団で。

 1986年録音。apex(原盤:テルデック。現行盤はワーナー)。

   このCD(同一音源)の詳しい情報 【タワレコ】
   ※本日9:00からポイント10倍キャンペーン開催
     (12/31 23:59まで)

 でも、『弟子屈味噌』にもばっちり満足しましたです、はい……

 えっ?いま何を思ってるかって?『むかし醤油』を食べたいと強く強く思っているところであります。

 ♪ 作品情報 ♪
 Johann Strauss(II)(1825-99 オーストリア)
  Porka schnell 'Leichtes Blut' Op.319
  【初演】1867年・ウィーン

激励のお気持ち承り所


にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ


道央の空のご機嫌
メッセージ

名前
メール
本文
↓ 03以上を目にできたら奇蹟
現在の閲覧者数:
これまでの御来訪者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

私の浮き沈み状況
QRコード
QRコード
LINE読者登録QRコード
LINE読者登録QRコード
本日もようこそ!
記事検索
つぶやき……
カテゴリ別アーカイブ
最近寄せられたコメント
タグクラウド
タグ絞り込み検索
ささやかなお願い
 当ブログの記事へのリンクはフリーです。 なお、当ブログの記事の一部を別のブログで引用する場合には出典元を記していただくようお願いいたします。 また、MUUSANの許可なく記事内のコンテンツ(写真・本文)を転載・複製することはかたくお断り申し上げます。

 © 2014 「新・読後充実度 84ppm のお話」
  • ライブドアブログ