BlogMesseForm  Kbys君……ですよね?
 懐かしい写真、ありがとう!

 こういうメッセージが先日の記事に対して寄せられた。

 私にメッセージを送るには2つの方法がある。

 いずれも左のサイドバーにあるが、1つは文字通り“メッセージ”というパーツ。
 非公開のメッセージを私に送ることができる。
 メールアドレスを入力する欄があるが、メールアドレスを入力しなくても問題ない。もし、メールアドレスを入力したとしても変なメールを送ることはないから(たぶん)、その点の心配はない(おそらく)。
 それでも万が一、私から望んでもいないのにメールが届くようになった場合も慌てる必要はない。メアドを変更すると問題は解消するだろう。

 もう1つは “livedoorプロフィール”というパーツ。
 これまた、私に対して非公開のメッセージを送ることができる。
 こちらに寄せられたメッセージは、上の方とは違ってメッセージが届いたという通知が来ないので(設定の仕方によってはそうできるのかもしれない)、私が確認しにいかない限り、延々と放置されてしまうことになる。

 2つも窓口を設けて親切極まりないが、ほとんどメッセージが寄せられることはない。やはり日本人の心は砂漠化しているのだろう。

 で、上のメッセージは livedoorプロフィールの方に届いた。
 たまたま神のお告げで確認しにいったら、メッセージが入っていたのだった。

 届いた時間を見ると22日の6時半ころ。
 私があのローヤルな記事を投稿してから約1時間後だ。

 メッセージを寄せてくれた人の名は“名無しさん”。
 私には名無しという名の知り合いはいない。茄梨も南無もいない。

 と考えると、これはKbys君だと考えるのが妥当であり合理的である。
 逆に言えば、Kbys君以外の人が“懐かしい写真、ありがとう!”と私にメッセージを寄せたとしたら、極上並みに気持ち悪いし、私は混乱してしまうだろう。

  〆は「楽園へ」
 コメントと違い、メッセージにはお返事を返すことができない。
 なので、この場を借りて(って、この場は私のものだが)Kbys君が好きだった“北の国から”風にお返事しよう。
 
 拝啓 Kbys君

 あの日僕はあの近くに用事があって出かけたわけで、ローヤルハイツは時代に取り残されたようにじっと建っており、集合煙突にほとんど室内からの煙突がつながれていないので、ほとんどが空き室になっていると思われ、それは確かにあれからずいぶんと年月が経ったのでしょうがないものの、かつ平のラーメンだけがあのころ並みの値段なわけで、ヨーカードーはイオン系のザ・ビッグになってしまったし、野幌駅は高架駅になって周辺の再開発が進められており、そういえば吉野バーベキューってまだあるのだろうかとふと気になったわけで、調べてみると店主が亡くなったために閉店したそうで、それも10年以上前のことでした。
 そういえばSmd君やKtgw君からも毎年年賀状が来ています。でもKtgw君からの年賀状は裏一面が写真でメッセージのメの字もないのが毎年のことであって、これじゃ近況がどうなのかさっぱりわからない上に、その写真にも何のメッセージ性もないわけで、でも別にわからなくてもいいやと思われ、Ktgw君が生きている証にはなっています。
 落研にいたHnzw君とは僕は去年の3月にこちらで食事をしました。で、4月に兵庫に転勤してしまったわけで、残念です。

                                                         敬具

 読者の方に一応は説明しておくが、落研というのは堕落研究会のことではない。落語研究会である。
 Hnzw君は落語を話せるのだ。
 
FaureReqiemDenon フォーレ(Gabriel Faure 1845-1924 フランス)のレクイエム(Requiem)Op.48(1887-88/改訂'90)。

 悲しい気分をたたえたモーツァルトのレクイエム、ドラマティックなヴェルディのレクイエム、そしてやすらぎに満ちたフォーレのレクイエムを三大レクイエムと呼ぶ場合があるが、フォーレは死は苦しいものというよりは永遠の安らぎと考えていたという。
 実際、フォーレの全7曲(楽章)からなるレクイエムには、レクイエムでは必須ともいえる審判を描く「ディエス・イレ(怒りの日)」や「トゥバ・ミルム(千のラッパ)」がない。

 どのシリーズのときか覚えていないが、“北の国から”で、五郎が離婚したあと亡くなった令子の姿を思いだしシーンがあって、そこでこのフォーレのレクイエム(確か終曲(第7曲)の「イン・パラディスム(楽園へ)だったと思う)が使われていた。

 レクイエムというジャンルには数多くの作品があり、また私が好きな曲も多くあるのだが、そのなかでもフォーレのレクイエムは全編にわたりメロディー、雰囲気、美しさのバランスがみごとにとれていると素人の私は認めざるを得ない。

 クリヴィヌ/国立リヨン管弦楽団、同合唱団、ロワ(S)、ルー(Br)の演奏で。

 1989年録音DENON。