P7300359  チープな味だがソウルフード
 道産子である私が小学生のころから食べ続けているある意味ソウル・フードというべきもの。
 それはS&Bのホンコンやきそばである。

 かつては全国区の商品だったそうだが、現在は北海道と宮城県・大分県の一部でのみの販売(⇒参照)。北海道のみでの販売じゃないのが、ちょっぴり悔しい。


 食べ続けてきたといっても、年に数回のことである。
 しょっちゅう食べていると、確実に栄養が偏る。


 このやきそばはまず作るときにかなり真剣に取り組まなければならない。

 というのも、めん自体に味付けがされているので、間違えてお湯の量を多くしてしまい、多すぎたからと捨てたりしたものなら、激薄味になってしまうのだ。そのためうまく完成したときの喜びはひとしおなのである。

 栄養が偏ると書いたのは、野菜を入れるなど余計なことを画策すると、間違いなく味のバランスを損なうからだ。だから野菜を入れてはいけない。付属のゴマ入り青のりだけで完成するように設計されているわけだ。

  特異なカテゴリーに属する一品
 ソース焼きそばとは程遠い独特の香辛フレーバー。

 インスタントラーメンが本物のラーメンとは別種の食べ物であるように、インスタント焼きそばは本物のソース焼きそばとは別種のもの。だが、ホンコンやきそばはそのさらに先を行き、インスタント焼きそばとも別種なのである。これはソース焼きそばがさほど好きではない私にとっては、実にありがたいことだ。

P7300360 こんなおいしいものをなぜ全国民に行き渡るように製造しないのだろう?
 若いころの私はそう思ったものだった。


 先日北海道に帰ったときに、スーパーで5袋入りパックを購入。
 そのうち3袋をカバンにしのばせ、名古屋まで持ち帰った。……って別に悪いことをしているわけじゃないんだけど。


 さっそく久々に作ってみた。完璧とも言える水分量で、完全無比と言える出来栄え。

 熱々のうちに食べたが、あらあら不思議、かつてのような感動がない。
 こんなモヤァ~っとした味だったっけ?
 なんだか、そんなにおいしくないなぁ。

 私の舌が、味覚が変わってしまったのだろうか。
 スパイシーさを感じず味も薄い気がして、私はマンションの部屋で独り、嗚咽するほど悲しんでしまった。

 もしかすると名古屋の水が合わないのか?
 そんなわけはないか……
 たぶん完璧に仕上げたと思ったが、あと数秒火を止めるのをがまんすればよかったのかもしれない。
 なぜなら皿に麺を盛ったあと、フライパンには茶色の秘伝のエキスのしずく-つまり凝縮されたソース-が若干残っていたからだ。


 と、がっかりしたと同時に反省した私は、早くも2袋目を作って食べるのが楽しみ極まりないモードになっている。。

   SB ホンコンやきそば 5食パック

  焼きそばが好きでもいいじゃないの、人間だもの
 ソース焼きそばといえば黛敏郎が大好物としていたもの。


 黛敏郎(Mayuzumi,Toshiro 1929-97 神奈川)の「Hommage a A.IFUKUBE」(1988)。

 この曲は伊福部昭の教え子たち9人による「9人の門弟が贈る『伊福部昭のモチーフよる讃(Hommage a Akira Ifukube)』」(1988)のなかの1曲。

 このオマージュは、1988年2月に行なわれた“伊福部先生の叙勲を祝う会”の祝賀コンサートにおいて初演、師に献呈された。

 9人の作曲者(弟子)とその作品は、


 1 原田甫/Felicidades El Maestro!
 2 石井眞木/幻の曲
 3 眞鍋理一郎/Omaggio al Maestro IFUKUBE
 4 今井重幸/狂想的変容
 5 松村禎三/Homage to Akira IFUKUBE
 6 三木稔/Godzilla is dancing
 7 芥川也寸志/ゴジラの主題によせるバラード
 8 池野成/Omaggio a Maestro A.IFUKUBE
 9 黛敏郎/Hommage a A.I.

 このようなことを言っては失礼だが、9作品のなかでも石井、松村、芥川、黛の曲は別格。
 とりわけ黛の「Hommage a A.I.」はゴジラのテーマに似ているラヴェルのピアノ協奏曲の終楽章と絡めた楽しくも唸らせるものだ。


 その初演時ライヴの演奏を。
 管弦楽は新星日本交響楽団。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】 ※ポイント10倍キャンペーンは8/11 23:59まで
   伊福部先生の叙勲を祝う会祝賀コンサート<タワーレコード限定>

 なお、この曲は1991年12月に行なわれた伊福部昭喜寿記念コンサートでも演奏されている。
 そのときもそれぞれの作曲者がタクトを振っているが、1989年に他界した芥川の作品は石井眞木が指揮している。
 このライヴを収めたCDも出ていたが(東芝EMI-フューチャーランド。写真)、現在は廃盤になっているようだ。

 実はこの曲で私が持っている音源はこちらの方。上の初演時ライヴは現在タワレコに注文中。
 在庫ありってことなのに、注文してもう数日経っているがまだ発送連絡が来ない。
 ハテナと思いきや、一緒に頼んだもう1枚のCD(だって注文金額が1,500円を超えないと送料無料にならないんですもの)が“在庫あり”とはいえ、店舗からの取り寄せになっているせいだった。

 今日から出張。そのまま盆休+夏休み。ということで、この間に届いたとしても、休みが明けるまで聴けない。

Ifukube1991

 ホンコンやきそばに話を戻すが、Amazonでの5袋パックの販売価格は、安いものでも送料を足せば北海道のスーパーで売られているものの倍以上。道民であること、出張のついでに購入できることに自分は感謝しなくてはならない。

 私が小学生のころ、じいちゃんばあちゃんにホンコンやきそばを作ってあげたことがある。
 が、2個いっぺんに作ったため水分量の目測を誤ってしまった。かなり多いお湯の中に麺を投入してしまったのだ。

 かといって大切なソースが溶け出たお湯を途中で捨てるわけにもいかない。
 でも水分が蒸発しきる目途が立たないまま、麺はどんどん煮込まれる。

 得体の知れない無国籍雑炊のようになってしまった。
 この場を借りて、天のお二人にお詫びしたい。

 というわけで、今日札幌に移動するが台風の影響はどうやらなさそう。
 天のおじいさまとおばあさま、アタイを守ってくださったのね。

    

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