BlogPaint  粋には鐘がかかる
 私が行っている床屋-ベッドを売っている店ではなく理髪店のことである-は、通うようになってかれこれ15年以上になる。

 考えてみれば、その間一度も料金が上がっていない。
 消費税が5%から8%に変わったときも、内税のその料金は3,000円のままだった。「つらいんです」とは言っていたが。

 あるいは記憶違いで、一度どこかの時点で上がったことがあったかもしれないが、それだって2,800円が3,000円になったくらいのものだ。

 あのおやじ-私より若いが-、実はなかなか善い人なのかもしれない。


 そんなことを、名古屋の街である看板を見かけて思った。


 ブラックボードに、なかなかていねいに描かれた文字とサインポールのイラスト。

 “働く男の憩いの場”と男らしい極太の文字。

 子どもや学生はお断り。顔そりの女性も足を踏み入れちゃいかんということである。中ピ連が目にしたら大騒ぎになりそうだ。


 粋めん-ここは“すいめん”ではなく“いきめん”と読むのが正しいのだろう。生パスタみたいだけど-って、他店にはないなにかすてきなテクを駆使してくれるやり方なのだろうか?

 シェービングとカットで税別6,000円ということは、私が利用している床屋の倍以上の価格設定だ。
 「間違いなく、カットと顔そりだけですよね?私がいつもやってもらっているのと同じなんですよね?もしかして、別なサービスとか……」と思わず問いたくなる。

 私だって、かかる時間はだいたいいつも60分だ。その店は1時間単位で予約をとっている。いくらおやじが世間話に熱中して-私と彼はお互い鏡に映った顔を見ながら会話する-はさみを持つ手が止まっても、60分を大きく超過することはない。病院にありがちな、予約時間が過ぎてもずっと待たされる-しかも具合が悪くてしょうがないのに-ってことはない。

 こちらは5分長いが-あっ、消費税の8%見合い分か?-所要時間はほとんど一緒なわけだ。

 “スパ&カット 80分 7,000円+税”のスパって何だろう?温泉?
 カットはスパゲティを食べながらってことか?また、このコースには顔そりも含まれているのか?


 そして、シェービングのみで3,000円っていうのもなかなかだ。
 のっぺらぼうになるくらい丁寧に剃ってくれるのかもしれない。


 ところで“粋めん”の“粋”は、ここでは“美しい”とか“質がよい”の意味で使われているのだろう。

 音楽作品でも“抜粋”版っていうのがよくあるが、抜粋は“全体の中から優れたものを抜き出す”って意味だ。
 英語ならハイライト(highlight)である。


ShostakoNewBabyRozhdes  優れた曲を選りすぐり
 今日はショスタコーヴィチ(Dmitry Shostakovich 1906-75 ソヴィエト)の「新バビロン(New Babylon)」Op.18(1928-29)。
 同名の映画のための音楽で、過去、ここここで取り上げている。


 が、ここまでの展開上、これで話を終わらせるわけにはいかない。


 だから今日は、この映画音楽から指揮者のロジェストヴェンスキーが7曲を抜粋し、組曲にしたものをご紹介(Op.18a。1955)。


 私が「新バビロン」を初めて聴いたのもこの抜粋版によるもの(LP)で、おそらくこの曲の初録音だったもの。
 JAROに知れたらおとがめがあるかもってくらい、おもしろくてたまんない曲だと宣伝していた。


 ロジェストヴェンスキー/モスクワ・フィルハーモニー交響楽団の演奏。


 1975年録音。VENEZIA(原盤:メロディア)。


 だが、あなたにとっては不幸なことに廃盤。Amazonでの中古盤在庫もなし。


 ここはひとつ、抜粋版なんて小さなことを言わず全曲を聴きましょか?


   全曲盤 Shostakovich: New Babylon Op.18


 さて、こちらは名鉄のμSKYの車窓から見えたビル。
 New じゃないバビロンである。


Babylon

 あなたは何階にご興味が?


 私?
 ビルに近づきません。

    

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