MussorgskyIwaki  すみやかに席を回しましょう
 火曜・水曜と北陸に行ってきた。
 取引先への暮れのご挨拶のためである。

 私が北陸に行くときはほとんどの場合、荒天である。
 しかし今回は、やっぱり荒天であった。

 名古屋から特急『しらさぎ』に乗り金沢へ向かう。
 毎度のことだが、米原で座席を反転させるときに妙な緊張が走る。

 米原から進行方向が逆になるので座席を回す。人間としてはそれが自然な行為なのだが、皆が皆そのことを認識していればコトはスムーズに進むものの(車内アナウンスもされるし)、必ずそのことを全く認識せずにどっしりと座りこんだままの人がなぜか私の座席の回転に影響を及ぼす範囲内にいて、「気づいてよ」「まさかこの人、席をそのままで乗り続けるつもりなんだろうか」「もしかして進行方向に対し後ろ向きに座るのが好きなの?」と不安になり、挙句の果てには「進む方向が変わりますので、席なんて回してみたりしません?」と言う羽目になるのである(それで「イヤ!」と言われたら、私はどうすればよいのだろう)。

  生姜焼きはメニューから消えていた
 それはそうと、金沢に近づくと先行する普通列車が遅れているということで、『しらさぎ』も少しだけ遅れた。普通列車の遅れの理由は落雷だという。どこに雷が落ちたのか知らないが、少なくとも電車を直撃したわけじゃないだろう。

 大阪から金沢入りした牛坂課長たちと合流し、昼食を食べるべく駅前のフォーラスに向かったが、フォーラスに行くには一度外に出なければならず、短距離ではあったが、雨というかみぞれに当たった。この立派な商業施設がなぜ駅と地下でつながっていないのか不思議である(金沢駅自体には地下フロアがないようだが、駅を出てすぐに地下に降りる階段があり、北鉄の駅や、石川県立音楽堂、駅前のホテル日航などにつながっている)。

 そして私たちは富金豚で定食を食べながら、これから向かうお取引先さまの状況について情報交換をし-熱いとんかつをほおばりながら打合せをするのはかなり困難を要した-、喫煙ブースで一服し-心無い人のせいか壁の一部が壊れていたが、壊れてからしばらく経っているようだった-、トイレに立ち寄ったあと、そのお取引先に向かった。

  ウルトラホーク1号のように3分割
 「今年もお世話になりました」「いやいや、こちらこそ」「どうですか業績は?」「なかなかたいへんです」「では来年もよろしくお願いします」と、かいつまんでいえばこんなやりとりをし、そのあとわれわれ一行は3班に分かれた。

 第1班は名古屋帰還組。班といっても1人である。
 第2班は金沢市内のほかのお取引先回りをする、金沢班。
 第3班は富山のお取引さまのところへ向かう、またの名を『富の山探索隊』。私はこの第3班である。メンバーはほかに伏草課長と丸針係長だ。車で富山に向かう。

 富山は金沢以上に天気が悪かった。
 いや、風はない。しかし空から垂直に雪が落ちてきていた。

 市内の取引先に伺ったあと、あのAPAホテルらしくない造りのアパホテルにチェックインし、そのあと先ほどのお取引先さまと食事をともにした。

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 翌朝。

 「へぇ、体重90kgの人ってエコぉ~!」と感心しながらシャワーを浴びる。

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 ここでわれら『富の山探索隊』は分裂する。
 私は名古屋帰還組。伏草課長と丸針係長は北陸挨拶巡りの旅である。

  私の革靴はちょっぴりビチョビチョ
 ホテルの窓から見たところ、北海道とはまた微妙にちがう冬景色。しかし、冬靴ではないので転ばない決意表明を独りでし、出発。

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 駅に向かって歩き始めると、まあ、なんと道がびちゃびちゃなことでしょう!
 北海道の雪道とは違うのだ。北海道ならアイスバーンになっているところだ。

 そして、通勤の人も通学の人も、やたらと長靴率が高い。これだけびちゃびちゃなら無理もない。長靴通勤・通学は実に実用的・合理的だ。
 私も長靴を履いてびちゃびちゃの歩道をびちゃびちゃ音をたてて歩いてみたい。そういう欲求にかられた。

 駅のあたりを観光客のように写真撮りしたあと、北陸新幹線で金沢へ。さらに金沢から名古屋へと『しらさぎ』に乗り換える。

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 『しらさぎ』の発車時刻まで時間があるので、一度改札を出る。

 名古屋に着くのは13時ちょっと前。
 『しらさぎ』は米原でいっきにガラガラになるので-多くの人が新幹線に乗り換える-、隣の席に人がいたとしてもきっと降りるだろうと予想。だったらシャイな私でも車内で昼ごはんを食べることができると、駅弁の品定め。

  いちばんうれしかったのは赤いウインナーかも
 私好みの幕の内弁当系にした。『幕の内弁当』ズバリそのものの名の駅弁があるはずなのだが、見当たらなかった。ちょっぴり悲しい気分で、代替案として『加賀彩々』というのを購入。

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 まあまあ満足のゆく弁当だった。

 石川県立音楽堂をフランチャイズ・ホールとするオーケストラ・アンサンブル金沢の演奏で(指揮は岩城宏之)、プロコフィエフ(Sergei Prokofiev 1891-1953)の交響曲第1番ニ長調Op.25古典(Classical)」(1916-17)を。

 作品についてはこちらをご覧いただきたいが、個人的にはこういうスタイルの交響曲をプロコフィエフがもう何曲か残してくれたら楽しかったのに、と思っている。

 2003年録音。ワーナー。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】 ※1/3 23:59までポイント10倍キャンペーン開催中
   ムソルグスキー:展覧会の絵[ジュリアン・ユー編曲] プロコフィエフ:古典交響曲

 あっ、そういえば火曜日のミニロトもはずれていたので、やはり私は《富の山》に縁がないようだ。
 
 だって、富金にも富山にも行ったんですよ……

    

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