20180506speaker1  肩ひじ張らず音楽を楽しめる
 20年近く使ってきたスピーカー(インフィニティKAPPA80)を処分して、B&Wの、おそらくはメインスピーカーとしてよりもサラウンドの背面用で使っている人が多いかもしれない小さなスピーカーに替えたのが3月のこと。

 それまでは私の胸ぐらいまでの高さがあったのに、新しいスピーカーは床に置くとひざ下の高さである。


 KAPPA80の音は好きだった。
 しかし、スピーカーというものも、アンプやプレーヤーほどではないが、私が考えているよりも進化しているようで、この小型ブックシェルフスピーカーは、そのサイズからは想像もつかないような繊細かつパワフルな音を出す。20年前のこのサイズのスピーカーならこんなに立派な音は出せていなかったと思う。

 そしてまた、このスピーカーにしてから、音楽を聴くときになぜか『気負い』がなくなった。

 KAPPAのときは「さあ、音楽を聴くぞ!」という、ある種の決意みたいなものがいた。それは『ながら聴き』のときでさえ少なからずあった。しかし、小型ブックシェルフにしてからは、純粋に音楽を聴く(あるいは流す)歓びのようなものを感じる。

 KAPPAではBGMとしてずっと音楽を流し続けるって気にはあまりならなかったが、これならずっと流していたいって気持ちになるのはなぜだろう。


 もしかすると、大好きな音ではあったが、KAPPAのサウンドはやや重かったのか?


 実際、B&Wのこのスピーカー(686S2)は、KAPPAが遅いというわけではないが、音楽に機敏に反応する。年寄りの話を聞いていたのが、急に相手が若者になったような感覚さえする。


  やはり床置きにはがまんの限界が
 当初は暫定的に床置きしていた。
 自宅に引っ越した後は文字通りブックシェルフ(棚置き)で使おうと思っていたので、スタンドを購入しても不要になると考えたからだ。


 しかし、いくらなんでもずっと床置きにはできない。床置きだと妙な低音が強調されてしまうし、『ながら聴き』ならともかく、きちんとスピーカーに向かって座って「よし、聴くぞ!」ってことにならない。いつまでも寝そべって聴くわけにはいかないのだ。

 
 そこで、ヨドバシ.comでいちばん手頃そうなスタンドを買い(ハヤミ製)、そこにスピーカーをのせた。高さはちょうどいい。

 そしてまた、いくらすばらしい小坊主とはいえ、やはり低音不足なのは間違いない。

 そこでサブウーファーを導入した。

20180506speaker2  どこか心にひっかかりが

 正直言って、サブウーファーを使うことには抵抗があった。いや、いまでもある。しかし、ブログつながりで、オーディオに詳しい『七味とうがらし』さんが、「サブウーファーを使う手がある」とコメントを寄せてくれたので、この人が薦めるということは純粋に音楽を聴く場合でも効果的なものに違いない、と思うようになった。

 サブウーファーが担う帯域の低音は、左右の指向性がないので1台でいい。

 しかし、理論的にはそうかもしれないが、左右に2か所なくて、本当にステレオのバランスを崩さないのだろうかと、いまでも不安に思う(が、2台置く気はない)。


 また、サブウーファーの出す音が、B&Wの美しくて繊細なサウンドを逆におかしくしないかという心配も、やっぱりまだある。


 現在は100Hz以上の音は出ないようにフィルターを調整。出力も、サブウーファーだけの音を出したときに聴こえるか聴こえないかくらいの音量(これはKAPPA80のウーファーの音量よりもけっこう小さいレベル)に抑えているが、このあたりどのくらいの調整にすればよいのか、まだよくわからない。


 つまり、サブウーファーの効果をまだ享受できていないのだ(とはいえ、先日ショルティ指揮のマーラーの8番を『ながら聴き』していて、弱音部の大太鼓のロール・サウンドに心も体も震えたが)。

 なお、サブウーファーはスピーカーコードのLとRの入力端子があるものにした。
 私が使っているプリ・メインアンプにはAVアンプと違って、サブウーファー用のRCA出力端子がない。
 したがって、サブウーファー側にもRCA入力端子しかないものは使えない。

 ヨドバシで相談すると、ONKYOのものが他よりも安くてスピーカー入力端子があるということで、それにしたのだった。

 なお、686S2はバイワイヤリング接続(赤、黒、白、緑の4芯のスピーカーケーブルのうち、アンプのSP出力Aのプラスに赤と黒、マイナスに白と緑を接続。スピーカー側で、バス/ミッドレンジ端子に黒(+)と緑(-)、トゥイーター端子に赤(+)と白(-)に分岐させて接続。

 サブウーファーはアンプのSP出力Bと接続した(なので、アンプでスピーカーBだけの出力にするとサブウーファーの音だけを確認することができるのだ)。

  若きマゼールの「冬の日Go!Go!」
 チャイコフスキー(Pyotr Ilyich Tchaikovsky 1840-93 ロシア)の交響曲第1番ト短調Op.13冬の日の幻想(Winter Daydreams)」(1866/改訂''74)。


 今日紹介するマゼール/ウィーン・フィルの演奏は、1964年の録音だが、さすがデッカ。


 ここでも書いたが、すばらしい音だ。

 特に、第1楽章でのコントラバスの弓からヤニが飛び散って来そうな引き締まった低音には、いつもシビレテしまう。


   このCD(同一音源)の詳しい情報 【タワレコ】
   チャイコフスキー:交響曲全集 I


 上に書いたように、現在私はサブウーファーの音量を、耳をすませば聴こえるか聴こえないかくらいに設定している。まさに隠し味だ。

 でも、こういう録音の音楽を聴くときには、ついついレベルを上げてみたくなる誘惑が……


 適正レベルってどのくらいなんだろう?

 考えるだけですっかり疲労困憊だ。

    

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