AsakuraAUdio  きちんと洗うという作法
 麻倉怜士氏の「オーディオの作法」(ソフトバンク新書)。

 先日、挿入したかと思ったら、すぐに抜きだし、間髪入れず再度インサートというテクニックについて紹介させてもらったが、今回は泡攻撃の巻。

 ◎作法60 ―CDはハンドソープなどを泡立てて水洗いする

 ディスクの手入れには、いくつかの方法があります。表面の埃ならば、柔らかい布でさっと拭き取ってやるだけでいいのですが、指紋がベッタリと付いていたりする場合には、それだけでは対処できません。ハンドソープを泡立てるなどして、1度、水洗いしましょう。


 ハンドソープじゃなくて、ジョイなどの食器洗い洗剤ではいけないのだろうか?

 いや、良さそうな良くなさそうなビミョーな書き方である。
 だって、タイトルでは“ハンドソープなどを泡立てて”なのに、本文では“ハンドソープを泡立てるなどして”だからである。


 でも、“泡立てるなど”となると、その“など”にはどういう手法があるのか私には見当がつかない。

 で、ハンドソープは『キレイキレイ』でもいいのだろうか?


 私もCDを買ってきたら、まず水洗いしてから再生するようにしています。ディスクが製造される過程では、さまざまな洗浄剤や添加物などが使われていますが、油脂系のものが、ごく微量ですが表面に残っていることが多いんですね。いわばコーティングの上にさらにコーティングを重ねているような状態で、そのままだと読み取り精度に影響するので、購入後にはまずその膜を水洗いして取り除くわけです。

 ふふふ、膜を取り除くのかぁ。
 なるほど、言われてみれば確かにそんな気もしないではない。

 タワレコのような規模の大きいCDショップに行くと独特の刺激臭がそこはかとなく鼻をくすぐるのは、表面に微量に残っている油脂系のものが一斉に放散されているからなのだろうか?

 実際、するとしないとでは大違いです。どこかチリチリして刺激的だった音も、水洗い後には見晴らしが良くなってまろやかになり、確実に透明感が出てきます。簡単な方法なので、ぜひ「使用前/使用後」で聴き比べてみてください。刺々しかった音が、すっきりするのがわかると思います。最初に1回洗えば表面の油脂は落ちるので、後はひどい汚れが付かない限り、そのままで構いません。


  私は「はぁはぁ」と息づかい

 とはいえ、私はCDを洗うことに抵抗がある。
 すぐに水分を拭き取るから問題ないのはわかるが、CDが腐る現象、つまり円盤に蒸着されたアルミが錆びることを促さないかと心配だ。


 CDはそうそう汚れるものではない。まちがって指紋などが付いたら、息を「ハァハァ」させて、くもりが消える前に速攻で拭くようにしている。
 それでも落ちない時はクリーニング用のスプレーを使うこともあるが、この出番はまれ。イボコロリの瓶を一回り大きくしたぐらいのサイズの製品を買ってから10年以上たつが、いまだ4/5が残っているほどである。


 カーター(Elliott Carter 1908-2012 アメリカ)の「こだわりの鏡(A mirror on which to dwell)」(1975)(「見つめる鏡」といわれることもある)。


Carter ソプラノ独唱と9人の奏者による室内オーケストラのための作品で、詞はE.ビショップ。

 次の6曲からなる。


 1. アナフォラ(首句反復)

 2. 論議

 3. 鴫

 4. 不眠症

 5. 国会図書館からの国会議事堂の眺め

 6. 息づかい


 ブリン=ジュルソンのソプラノ、ブーレーズ/アンサンブル・アンテルコンタンポランの演奏を。


 1988年録音。apex(原盤:エラート)。


   このCDの詳しい情報 【タワレコ】

    OBOE CTO/ESPRITRUDE/ETC:CARTER


 どなたか水洗いの経験がある、もしくは買ってきたら必ずお浄めするという方がいらっしゃったら、その効果のほどをぜひ教えていただきたい。


 場合によっては、私もじゃぶじゃぶ派に転じるので。

    

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