ケチったのではなく、体のために
 先日新千歳空港から大阪空港への飛行機に乗る前に、急に後ろ髪が引かれるような郷愁に強襲され、自分への北海道みやげとして佐藤水産の『いくらの醬油漬』を買った。

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 そして、おとといの夜に封を開けた。

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 なんだって?盛りが少ない?
 はい、そうです。

 みみっちいって?
 いや、そうではない。

 いや、確かに安いものではないから、トビッコのように山盛りにはできない(山盛りのトビッコは食べたくないし)。しかし、このぐらいの量にしている要因は別なところにある。

 つまり、尿酸値が跳ね上がらないように用心しているのだ。

 いくらを口に入れ、舌鼓をポポポポポポンと、伊福部昭の郢曲「鬢多々良」の小鼓のように連打した直後に、足の指先しびれたり、マレの「膀胱結石切開手術の図」のように尿酸由来の結石で痛みにのたうち回るはめになってはたまったもんじゃない。
 過去、何度か尿管結石でのたうち回ったことのある私としては、きわめて現実味のある恐怖なのだ。

 だから、ポポン!程度の67粒にしたのだ(←真に受けて写真の粒数を数えようとした人は、オレオレ詐欺とかいくら先物取引に気をつけた方がよい)。

  佐藤って、わが国では多数だから……
 それにしても、佐藤水産のいくらの醤油漬けはうまい!
 味加減が絶妙!生魚が苦手な私も、ぜんぜん生臭さのないこの商品は無条件に絶賛! (すし屋などでも生臭いいくらを出すところがある。本当に魚が好きな人はそっちがいいのかもしれないけど)。
 そしてまた、いくらは醤油漬けに限る。汁気のない塩味のものは私のお好みではない。

 なお、佐藤水産は佐藤水産でも別な佐藤水産もある。
 こちらの佐藤水産は札幌に本社があり、JR札幌駅前に本店を構え、石狩にサーモンファクトリーがあり、新千歳空港では空弁を販売している佐藤水産である。

DSCN0342  あのころは50年も経っていなかった
 さて、この日(だったら、昨日の記事の保安検査証の日付をマスクする意味が果たしてあったのか?ということになるが、実はなかった)の北海道新聞朝刊に、浦河の映画館『大黒座』が第72回北海道新聞文化賞社会部門を受賞したことが発表されていた。

 私が浦河に住んでいたのは昭和41年から46年までのこと。
 この映画館では「キングコング対ゴジラ」や、岸田森が不気味だった恐怖映画なんかを観た。

 大黒座がまだがんばっていることは、新聞にときおり取り上げられたりしているので知っていた。
 子どものころに何度か行ったことのある映画館が、このように称えられることは、私としてもうれしい。

 当時はもう1軒、セントラル劇場というたいそうな名前の映画館があって、そこでは山田洋次監督の「家族」を観た。この映画、子供心にも感動した(と書いているうちに、急にもう一度観てみたい衝動にかられ、タワレコにDVDを注文してしまった)。

 「キングコング対ゴジラ」は1962(昭和37)年公開の映画なので、私が観たのは、いまでも豊丸の映画を上映している松阪の映画館と同じように、古い映画のリバイバル上映だと思っていた。
 しかし、ここに書いたように、1970(昭和45)年に『東宝チャンピオンまつり』で短縮版が公開されたということなので、私はきっとそれを観たのだろう。

 映画館の1階(同じ建物内だったかどうか記憶が定かでない)で父親とラーメンを食べ、そのあと映画を観たのだが、上映中に後ろの席に座っている子どもが足をぶらぶらさせていたようで、コンコンと私の席に当たる。

 「うるさいな~」と思って振り向くと、同級生の床屋の息子だった(この話、それ以上のオチはない)。

Ifukube100th3 そんなわけで、伊福部昭(Ifukube,Akira 1914-2006 北海道)の「キングコング対ゴジラ」の映画音楽を組曲化した、「キングコング対ゴジラ」組曲を(って、なんかくどいな)。

 斎藤一郎/オーケストラ・トリプティークによる、これは良いとか悪いとか、そんなやぼなことを言ってないで、踊る阿呆に見る阿呆同じ阿呆なら……というノリノリな演奏を。

 合唱は伊福部昭百年紀合唱団(アンコールでは聴衆もファロ島民と化し、客席からも“アシー アロナイ アセケー サモアイ”のうめき声が)。

 2014年ライヴ録音。スリーシェルズ。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】
   伊福部昭 百年紀 Vol.3

 さて、今日はダイコクドラッグにサランラップとゴミ袋を買いに行ってこようっと。

   【DVD】家族