“時価”とかだと怖いので
栗山町の『蔵元 北の錦記念館』を訪れた話の続き。
この倉庫群には、このような施設がある。
記念館の向かいにはそば処『錦水庵』というのがあり、私といたしましてはたいへん興味と関心をもったところですが、妻から「お品書きが一切ない」という鋭い指摘があった。
確かに店の前にはメニューが置いてあるわけでも、お薦めとして、例えば“季節限定きのこそば750円”とかという貼り紙はなく、美化委員がチェックした後の旧校舎のように一切の貼り紙がなかった。
妻の主張は、要するに「値段がわからない。危険だ」ということだ。
東京の老舗そば屋のように、そこそこ高くて量はちょっぴり。で、満足するためにそば2枚とか天盛りなどを頼んでしまうと神田『きくかわ』のうな重『イ』くらいの値段になってしまうっていうのだと、非常に困る。
今シーズンは正夢にならなかったが……
そこで、奥の方にあるレストラン『蔵』に行ってみた。
『くりやまコロッケ』という会社-私は初めて知った名だ-の直営レストランである。
作曲者はこの作品について、こう述べている。
ハープが揺らす16分音符の静かな音のモビールに乗って紡がれてゆくただ一本のメロディ。それは夢の中で生まれ、虹のような緩やかなカーヴを空に描き、そしてふたたび夢の中に融けてゆく。
1993年夏、サクソフォンの須川展也氏のアルバム「ノスタルジア」のために作曲。原曲はサクソフォンとハープと弦楽四重奏のために書かれているが、1997年冬に独奏楽器(オーボエ、ヴァイオリンあるいはチェロなど)とハープと弦楽アンサンブル用に編曲された。op.58a。
ホートンのオーボエ、ウィルソンのハープ、藤岡幸夫/マンチェスター・カメラータの演奏で。
1998年録音。シャンドス。
すいません。撮るの忘れてひとくち……
で、私はハンバーグ定食、妻はジンギスカン定食を頼んだ。
なんでコロッケを頼まないのかって?
私は家庭で作るコロッケ以外は好きではないのだ。イモを潰しすぎなのも、潰さなさすぎなのもイヤなのだ。肉の触感がないのもダメなのだ。そういう意味では、カニクリームコロッケはどこのものでもあまり不満はない。
コロッケを頼まなくても、ハンバーグ定食にはミニコロッケがついているというではないか。
ところで、またまたジンギスカンを頼んだ私の妻のことを、みなさんはジンギスカン好きの妻、略せばギスヅマと思っているかも知れないが、そうではない。ジンギスカンは私も妻も年に2度か3度食べる程度だ。
たまたまこの半月の間に、偶然にも成り行き上、妻は集中的に2度ジンギスカンを食べることになったのだった。
なお、ジンギスカンには小林酒造の酒粕が、ハンバーグのソースには小林酒造のお酒が使われているのである。う~んなるほど、わかんな~い。
なに?ハンバーグ定食にミニコロッケがないじゃないかって?
いや、来てすぐに妻にサプライズとしてプレゼントしたのだ。しかも、自分のは写真を撮る前にひとくち食べてしまった(本当はふたくち)。すまん。だが、これで私が漬物やポテサラやトマトからではなく、ハンバーグから手を付けることが分かったことと思う。
ハンバーグもなかなか、そして妻が頼んだジンギスカンも肉厚で美味しかったが-なんてったって当店人気No.1なのだ-、つまみ食いしたジンギスカンの肉は、もう少し熱々であって欲しかった(ぬるい~)。
このレストラン『蔵』だが、12月から4月までは休業するという。
余計なお世話だが、従業員たちはどうするのだろう?コロッケ工場に行くのだろうか?
帰る前に『小林家』の喫茶コーナーに寄って持ち帰り用の甘酒を買おうと思ったが、ちょうどバスが到着し団体客で大混乱。
そのまま回れ右をして帰路についた。
参考までに、『蔵』のメニューを紹介しておこう。
いま思うに、親子丼にすればよかったような……(ココアとミルクココアがあるなんて、妙なところがマニアックだ。ファン為論、ちゃうちゃう、ファンタメロンって何だ?気になる!)。
いや、私も巨大サイズはいやです。
MUUSAN
がしました