20190421Soraben  捨て票……
 先日行われた市議会議員選挙。
 私は投票当日は大阪への移動日だったので、休みをとった金曜日に期日前投票に行った。

 正直なところ常日頃江別に在住しているわけではないので、いや在住していても同じようなものかもしれないが、選挙公報で数多くの候補者の顔を見て、公約を読んでも、なかなか判断がつかない。
 それでもなんとか1人にターゲットを定め、住みよい街になりますようにと1票を投じた。

 翌朝の道新webで確かめると、私が未来を託したその候補者はみごと落ちていた。
 別にその人のことを良く知っているわけでもないし、ましてや生身を見たことも肉声を耳にしたこともないのだが、なんか悔しい。

  この世界では安いのです
 その投票日。
 私は昼の便に搭乗。
 いつもなら飛行機に乗る前はモノを食べないのだが、この日は勇気をふるって軽く食べることにした。
 「いつまでも食べることに脅えていけない、がんばるのよMUU!」という声が延髄あたりから聞こえたのだ。もっとも食べることに脅えるのは、ほぼ飛行機に乗る前だけのことなのだが……

 「けさはヤクルトも飲んだ。乳酸菌シロタ株がおなかを守ってくれる」。そう自分を鼓舞し、新千歳空港のあの店でワンコイン弁当を買ったのであった。ワンコインといっても100円ではない。500円である。

 これで500円は安い。
 いや、コンビニやスーパーで売っている弁当に比べると高いのだが、空港のショップという異次元ワールドにおいては廉価だと言えるだろう。

 これをぶら下げて保安検査場をとおり、ラウンジで、まだ10:50だったがさっそく食べた。
 乗る寸前に食べて、機中で万が一のことがあっては困るからだ。

 なかなかおいしい弁当だったが、箸で鶏そぼろを食べるのに多少難儀した。
 それくらい時間をかけて口に運んだ方が、消化にも良いのだろうけど……
 にしても、三色とはいえ、照焼きとそぼろは同じ茶色だから、厳密には《鶏二色》だ。そして、私にはわからなかったのが、マヨネーズは何のために入っているのかということである。

TripleCon  ヴァイオリン属も茶色
 ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven 1770-1827 ドイツ)の「ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための三重協奏曲(Konzert fur Klavier,Violine,Violoncello und Orchester(Tripelkonzert))」ハ長調Op.56(1803-04)。

 三重は三重だが、色的にはこれも『二色』だ。

 ベートーヴェンの曲としては失敗作と言えないまでも、評価がイマイチの作品。
 でも、私は中学時代からいまに至るまで、けっこう好きな曲である。

♪ 作品情報 ♪
【作曲】 1803-04年(F.J.v.ロプコヴィツ侯爵に献呈)
【初演】 1808年・ウィーン
【構成】 3楽章(約35分)
【編成】 独奏p, 独奏vn, 独奏vc, orch(fl 1, ob 2, cl 2, fg 2, hrn 2, trp 2, timp, Str)
【本作品について取り上げた過去の主な記事】
  カラヤンの合理的リハーサル体制

♪ 作曲家情報 ♪
こちらをご覧ください


♪ 紹介したディスク ♪
 ゼルツァー(p)、ムター(vn)、ヨーヨー・マ(vc)、カラヤン/ベルリン・フィル。
 1979年録音。グラモフォン 。