新・読後充実度 84ppm のお話

 クラシック音楽、バラを中心とするガーデニング、日々の刺激的出来事についてたらたらした文章で報告中。自宅は北海道ながら現在は仕事の関係で大阪在住。血液はB型かつ高脂血症の中年サラリーマン。

“OCNブログ人”時代の過去記事(~2014年6月)へは左の旧館入口からどうぞ!

チェロ協奏作品

綾子さんはカラスがお好き?(続・旭川紀行その1)♪DSch/vc協2

DSCN2788  強がり?それとも本気?
 9月の末に旭川に行き、街中を散策-というよりも脱水症状になるんじゃないかというくらい歩いた-したことはここで報告したが、その余話(の方が複数回にわたるというのも、いかがなものかと思うが)。

 その記事では忠別川の河川敷(忠別橋公園)の芝生にやたらとカラスがいたことも書いたが、それにしてもあの芝生にエサになるようなものがあるのだろうか?
 とっても気になるが、カラスの群れの中に入って行って尋ねるのも怖いので、謎は残ったままである。

 三浦綾子の自伝「道ありき」のなかで紹介している、彼女自身が書いた手紙。そのなかの1つにこのような文面が出てくる。

 ……わたしはこれから、この手紙を出しにポストへ行きます。そして、牛朱別川(うしゅべつがわ)のゴミ捨場に、カラスが群れている様を見に行きます。わたしは雪景色の中で、このゴミ捨場を漁る黒いカラスの群が好きなのです。……

 手紙の相手に対していきがって(強がって)このように書いているのだと思うが、そうではなく本当にそれが好きだとしたら、けっこう変わり者だったのかもしれない。

  ワタシはアナタの話を聞いていると落ち込みます
 これを目にしたとき、大学のときにクラスにいた女性-つまり女子大生ってやつだ-が放った言葉を思い出す。

 「気持ちが落ち込んだときは、ショスタコの5番を聴くの。ますます落ち込めるから」

RKorsakovVox 私はこいつの横っ面を張り倒したいと思ったが、特に親しくもいないヘンテコ女に余計なことをして犯罪者扱いされるはご免なので、黙ってこのマトリョーシカみたいな体型の《クラスメイト》の前から立ち去った(なお、写真はイメージである。彼女が知っているショスタコーヴィチの作品は交響曲第5番だけだった可能性が非常に高い)。

 いまなら、「同じショスタコでも、チェロ協奏曲第2番の方が這い上がれなくなるぐらい落ち込めるよ」と寛大にアドバイスできると思うのだが、残念である。

MorkCello ショスタコーヴィチ(Dmitry Shostakovich 1906-75 ソヴィエト)のチェロ協奏曲第2番ト短調Op.126(1966)。

 作品についてはこちらをどうぞ(自分で言うのもなんだが、けっこうわかりやすい解説)。

 モルクのチェロ、ヤンソンス/ロンドン・フィルの演奏を。

 1995年録音。エラート。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】

 なお、牛朱別川は、もちろん旭川の街の中を流れる川である。

 それにしても、旭川ってむかしから(そしていまでも)カラスが多い街なんだろうか?

 さて、旭川駅からちょいと離れた場所で、こんな店を発見。

DSCN2801

 ぱっとみ、さいしょはなんのみせかかいどくできなかった。

 それと、これも旭川にて。
 こんなゴミステーションだとカラスも近寄らないかもねって、かすかに思った。

20190926Asahikawa_Gomi

 ※ 本日は本館の方も更新してます。怖いお姉さんの顔が見られるのと、恐ろしい母親の話が読めます。

振休で再会がかなわなかった1週間前の火曜日♪PMD/リングァ・イグニス

  『なつぞら』号でGo!
 先週の今日、つまりはわかりやすく言えば先週の火曜日。私は『スーパーとかち3号』で帯広に向かった。
20190716JR0

20190716JR1

20190716JR2

 帯広駅に『スーとか』が着くと、ラッキーナンバーのキハ40が、ちょうど新得に向け出発するところだった。この車両を目にするのはこれで3度目だ。

20190716JR_777

 さて、13時すぎに着き、目指すは『美珍楼』。今日の昼はここの担担麺+ライスと1か月前から決めていた。

  海の日のせいで……
 美珍楼は月曜が定休日。しかし、この週の月曜日は『海の日』で祝日。
 もしかしたら祝日なので営業し、この日の火曜日が休みかも……、とイヤな予感がしてはいたが、その予感は的中してしまった。

20190716Michin1

20190716Michin2


 『“いつもの”お姉さん』に再会できなかったし、絶品の担担麺を口にすることができなかった。。アンラッキーだ。

 ただ予感がしていたということは、私は代替案をすでに用意していたということだ。

 向かったのは、美珍楼のすぐ近くの『みすゞ』。

20190716Misuzu1

  緊張のあまり注文を間違えて……
 『ふつう』のしょう油ラーメンを頼むつもりが、口が滑って独特の風味を持つ『みすゞラーメン』(もちろんこれもうまい!)を頼んでしまった。プラス小ライス。
 注文したあと『一口ライス』なるものもあることを知ってしまった。それで十分だった。
 きちんと確認しないからこういうミスを犯してしまう。

 しかも慌てることはないのに、なんとなく急いで食べてしまい、さらに奥歯が1本無いということで麺がすすりにくく、食べ終わったあと舌がヒリヒリした(それでも私のあとに入ってきて、カウンター席の私の隣に座った人の方が先に食べ終わった)。『みすゞラーメン』は『ふつうのラーメン』より脂が多いので、やけどをしたのだった。

MaxwellDavisNAXOS マクスウェル・デイヴィス(Peter Maxwell Davies 1934-2016 イギリス)の「独奏チェロとアンサンブルのためのリングァ・イグニス(Linguae Ignis)』」(2002)。

 「リングァ・イグニス」は「炎の舌」の意。ファイアー・タンじゃないのね。
 なお、この曲に対しての私の無知さはこのときと変わっていない。

 V.チェカンティのチェロ、M.チェカンティ/コンテンポアルト・アンサンブルの演奏で聴くことができる。

 2004年録音。ナクソス(原盤:コリンズ)。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】
   P.Maxwell Davies: Linguae Igni, Vesalii Icones, Fantasia on a Ground and Two Pavans

 さて、ひりひりモードで店を出ると、そのすぐあとから店員さんも外に出てきてドアに何やら書いた紙を貼った。

20190716Misuzu2

 なんてことでしょう!
 担担麺攻めではアンラッキーだったが、私はラッキーだったと言わざるを得ない。
 しかも前日の『わか竹』に続く幸運だ(ということは777効果とは言えない)。

  料金に見合った接待ができないわけで……
 夜は兵庫県から夕方に帯広に到着したお客さまと、こちらの取引先と合流し会食。
 場所は2012年の北海道版のミシュランガイドで星2つの評価を受けた日本料理店のH。

 料理の味は良いのかもしれないが-私には過去2回来たときも、今回もそんなにすごいとは思わなかった-、今回も(ということは、過去もそうだったということ。、とにかく席に料理を出す順序がめちゃくちゃ。接待で使っているのはわかると思うのだが、誰が客で誰が接待する側かお構いなしに料理を置いていく。

 赤坂の「黒澤」なら予約した段階でそのあたりを入念に確認してくる。そこまでは要求しないが、こんなに気遣いができない店が星2つを得たのが不思議である(ちなみに今回、この店を選び予約したの帯広の取引先の方。利用するのは初めてだということだった)。

あなたは『がに』派?それとも……♪カーニス/ムジカ・セレスティス

HokkaidoCoffe  食べたい、食べられない、食べなきゃ
 鉋さんとアルフレッド氏と一緒に、ブーツグラスに入った-いまではすっかり慣れて、残り少なくなった時につま先を上にして飲もうとし、そのつま先に『カポッ』っと空気が入って、顔にビールを浴びることもなくなった-サッポロビール黒ラベルや、大ぶりのグラスに入ったハイボールを飲み、サラダに入っていたハムとホワイトアスパラを食べ、鶏の唐揚げと鉄板ジンギスカンの一部、さらには鉄板ナポリタンなどを平らげた日の翌日。私は昼過ぎの便で、大阪に飛んだ。

 たまにはフライトの前に勇気を奮って、3階のレストラン街の『ラーメン道場』は『弟子屈』の『むかし醤油ラーメン』を食べようかと思ったが、ちょっぴり、ええ、ほんのちょっぴりなんですけど、二日酔い気味だったのと、やっぱり食べたあとに飛行機に乗ったら、あらあらおなか急降下っていう悲劇中の悲劇に見舞われたら自分が気の毒すぎるので、断念した。

 かといって、その日の夜は名古屋から来たお客さんと食事をすることになっていたので、空腹のまま会食となると酔いが回りまくる。何かおなかに収めておかねば。
 ということで、着陸30分ぐらい前に食べるために-それなら急降下したとしても、飛行機も降下中で、なんとか(おか)に降り立つまでがまんできるだろう-おにぎりを1個買った。
 それも初めて見る商品だった。

  駅立売商会が空港に進出
 売っていた場所は保安検査場を抜けてからの、待合室にある『北海道くらし百貨店』。
 この店では以前、上に写真を載せたコーヒーや、半額になったさんまを買ったことがある。

 紙風の袋に入ったおにぎりが並んでいた。そのラインナップは、帆立、牡蠣飯、鶏、鮭西京焼、かにである(ほかにもあったかもしれないが、私のメモリが足りなかったために保存されたデータは以上である)。

20190326Soramusu1 私が買ったのは『かに』である。
 税込み185円である。
 もしかしたらラインナップ中、最高値だったかもしれない。

 ぜいたくだとお思いか?

 たまたま小銭で100円玉と10円玉8枚と5円玉1枚を持っていたので、端数が2円とか4円のものを避けただけだ。
 味的には私のお好みは『鮭西京焼き』だったに違いない。

 そして驚いたことに、これらのおにぎり、なんと作っているのが旭川駅立売商会である。

 新千歳空港で旭川の、それも駅弁製造会社が作った空弁(空むす)が売られているとは、感動せずにはおられないことだ。
 未代!、いや、見よ!このリアルなカニの絵を!

20190323Soramusu 味は良い。価格もカニとしてはリーズナブルだ。

 ただ、米どころ上川-旭川は上川地方の都市である-のおにぎりなのに、ご飯があまりジューシーではなく、ちょっぴりパサパサに感じたのが残念。
 まっ、ご飯の軟らかさも好みは人それぞれだけど……(その点、このご飯は私にぴったりの炊き方)

 私は朝早くに製造し、旭川から運んできていると思い込んでいるが、もしかすると前日に製造している可能性もある。
 それが悪いということではなく、製造してから時間が経つと、やはり多少パサついてくるってことは考えられる。

 ところで、このおにぎりのシールには『毛がに』と書いてある。
 だが『札幌かに本家』(でも本部は名古屋)では、かたくなに『毛かに』である。

20190406Kanihonke_Ad

 いうまでもなく、私は『がに』派である?
 あなたはどっちかに?

MorkCello カーニス(Aaron Jay Kernis 1960-  アメリカ)の「ムジカ・セレスティス(Musica celestis)」。

 自身の弦楽四重奏曲第1番(1990)の第2楽章を、独奏チェロと弦楽合奏用に編曲したもの。

 この曲を初めて聴いたときの-カーニスという作曲家もそのとき初めて知った-その美しい響きに対する、新鮮なる驚きと喜びを、いまでもまざまざと思い出さなくもない。

 前日にアルフレッド氏と話をしていたときも名前が出てきたが、私がこの曲を知るきっかけとなったアイゼンシュタイン氏はいまいずこ?

♪ 作品情報 ♪
【構成】 単一楽章(約13分)
【編成】 独奏チェロ, Str
【本作品について取り上げた過去の主な記事】
  今年の〆は、先日知ったすばらしい作曲家について

♪ 作曲家情報 ♪
 

 1960年ペンシルバニア州生まれ。サンフランシスコ音楽院、マンハッタン音楽院、イェール大学卒業後、管弦楽のたまの作品「ドリーム・オブ・ザ・モーニング・スカイ」を発表し成功を収める。1998年、弦楽四重奏曲第2番がピューリッツア賞音楽部門で受賞。

♪ 紹介したディスク ♪
 モルク(vc),大植英次/ミネソタ管弦楽団。
 2002年録音。エラート50999615810(輸入盤)。

今年はおあずけよ!♪CPEB/vc協イ短調

ToyozakiMetta  そうそう、わかるわかる!
 “ノーベル文学賞の今年の発表が見送られることが明らかになり、ハルキストたちががっかりしている”と、新聞が報じていた。いったいどれぐらいの数のハルキストを取材したのかわからないが、毎年騒いでいるけど、春樹さん、ノーベル文学賞は無理なんじゃないのかなぁ。
 そういうたぐいの小説じゃないと思う。もっとも、ノーベル文学賞をとった作品を読んだことないんだけど。

 最近、大森望/豊崎由美の『村上春樹「騎士団長殺し」メッタ斬り!』(河出書房新社)の電子版を購入した。

 いわゆる、難癖をつけるシリーズだが、自分の心の中でモヤモヤしていること、変だよなぁと思っていることが、しっかりと指摘されているところはスカッとする。

 「騎士団長殺し」だけではなく、「色彩を~」や「1Q84」なども標的になっており(すでに出版されていたものの再録のようだ)、一連の小説の共通点(というよりもパターンの酷似性)も、あらためて整理(?)されている。

 こういう本に嫌悪感を示す人もいるだろうが、私はニヤニヤしながらあっという間に読み終えた。

   村上春樹「騎士団長殺し」メッタ斬り!

   紙の本 村上春樹「騎士団長殺し」メッタ斬り!

 
割引には消極的?……
 「1Q84」で思い出したが、2月に申し込んだ受信料の『単身赴任割引』。もう3ヵ月も経とうとしているのに、いまだ適用になっていない。
 受信料を払えっていうのは引っ越し後速攻で来るのに、こういうのはやたら時間がかかるっていうのはおかしすぎないか?

 春樹関連の本をもう1冊。いや、関連じゃなく本人ご登場の本。
 川上未映子/村上春樹の「みみずくは黄昏に飛び立つ-川上未映子訊く/村上春樹語る-」(新潮社)。こちらの方が、「メッタ斬り」よりずっと先に購入した(電子書籍版)のだが、なかなか読み進めないでいる。

 いや、参考になることは書かれているんですよ。春樹さんの考え方とか。
 けど、川上さんって人の質問というか、話というかが、なんだかおもしろくない。

 この本については、また機会をあらためて取り上げよう。

MorkCello さて、6日の午後に大阪に戻った私が-マンションにたどり着いた途端、汗がだらだらと噴き出てきた-、久々に《きちんとした装置》で聴いた音楽は(何曲かあるが)、C.P.E.バッハ(Carl Philipp Emanuel Bach 1714-88)のチェロ協奏曲イ短調Wq.170,H.432(1750)だった。

 なぜかって?理由などない。それを無性に欲したのだ。

 ここで書いたように、この曲はチェンバロ協奏曲Wq.26のチェロ版であり、またフルート版のWq.166もある。

 抑えきれない激情って感じがたまらなくいい。

 モンクのチェロ、ラバディ/ル・ヴィオロン・ドゥ・ロイの演奏を。

 2008年録音。エラート。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】
    ※本日5/8 11:00よりポイント10倍キャンペーン開催!
   Truls Mork - The Greatest Cello Concertos

 気になったので、NHK受信料の引き落とし額を調べてみた。クレジットカードのご利用明細である。
 すると、なんとすでに単身赴任割引(家族割引)が適用され、通常金額の50%になっていた。
 文句をつけてすまんかった。
 けど、登録が完了したら私のところと、自宅の両方にはがきで通知すると申し込み完了を伝えるメールには書いてあったのに、そのはがきは届いていない。間違いなく。

    

にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ  blogram

のブログランキ

ング  音楽ブログラ
          ↑ 難癖はつけないでね ↑

私の札響感動史(22)♪秋山の『ディスカバー名曲』の取り組み

  首席の第1弾はラフマニノフの3番
 1988年に春に札響の岩城体制は終わった

 新しい体制でのトップバッターは高関健。4月の第291回定期でブルックナーの第7番を取り上げているが、私はこのコンサートには行っていない。

 翌5月の第292回は堤俊作が登場。チャイコフスキーの交響曲第5番で熱い名演を聴かせてくれた

 ミュージック・アドヴァイザー・首席指揮者の秋山和慶が指揮台に立ったのは6月の第293回。

 このポストに就任した秋山の方針は「日本ではあまり演奏されない名曲を積極的に紹介する」という、実に勇気のある、そして期待が持てる意欲的な取り組み。

 この回はラフマニノフの交響曲第3番をメインに取り上げてくれた。
 私もはじめてこの曲を耳にしたが、文句なく一発で好きになった。まさに「あまり聴かれることのない名曲」を教えてもらったのだった。

SSO293rd

 またこの日のソリストはルイサダ。初来日で札響にも来てくれたのだが、あのルイサダが札響と協演したというのも、なんとなくすごいことだ。

  あのときの無念を心に抱き続ける私
 秋山が次に登場したのは9月の295回定期。
 メインはエルガーの交響曲第1番。
 この曲も私は聴いたことがなかった。

SSO295th

 だが急に東京出張が入り、私は行けなくなってしまった。

 後日、AIR-G(FM北海道)でこの日の演奏が放送されエアチェックしたが、なんとすばらしい曲、なんとすばらしい演奏と、私は行けなかった不幸をただただ嘆くしかなかった。
 その思いはしつこくいまでも持ち続けている。

  だってティンパニさんがカッコよかったんですもの
 さらに秋山は12月の第297回で、メインにニールセンの交響曲第4番「不滅」を取り上げている。

 この曲はニールセンの代表作ではあるものの、いまの私にとってはおもしろいような、どこか物足りないような曲だ。だが、初めて聴いたこのときには、なかなか聴きごたえのある曲だと思ったし、2組のティンパニの掛け合いに萌えた。

SSO297th

 なお、1曲目の武満徹の「乱」-この曲は札響とは深い縁がある-と2曲目のカバレフスキーのチェロ協奏曲第2番も、私にとっては初めて聴く曲。
 カバレフスキーのチェロ協奏曲には興奮させられたし、いまでも好きな曲である。

 秋山の「知られざる名曲」を積極的に取り上げる姿勢は、私にとって新たな曲を開拓するのに非常に役立ったのだった。秋山の存在というのは、実は私の中で非常に大きいのだ。

Kavalevsky Vc カバレフスキー(Dmitry Borisovich Kabalevsky 1904-87 ソヴィエト)のチェロ協奏曲第2番ハ短調Op.77(1964)。

 ショスタコーヴィチの同時代のカバレフスキーの代表作といえば組曲「道化師」。
 カバレフスキーはわかりやすく親しみやすいことを作曲の基本姿勢としたが、「道化師」は子供向けの作品ということもあって広く親しまれている(よく小学校の運動会などで使われる)。

 しかしチェロ協奏曲第2番にはそんなカバレフスキーの表情はまったく出てこない。この人、血液型はABだったんじゃないかってくらいだ。
 重苦しく、意味ありげ。とても深遠な音楽。
 明るくないとはいえ、決して親しみづらい音楽ではないので、ご存じでない方はぜひ勇気をふるって聴いてみてほしい。第2楽章の最初でアルトサックスが叫ぶように吹くところも聴きどころだ。

 私が愛聴盤は、ウォールフィッシュのチェロ、トムソン/ロンドン・フィルの演奏によるもの。

 1987年録音。シャンドス。

   このCD(同一音源)の詳しい情報 【タワレコ】
   Kabalevsky: Violin & Cello Concertos /Mordkovitch, Wallfisch

    

にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ  blogram

のブログランキ

ング  音楽ブログラ
       ↑ ディスカバーしに押してみませんか ↑

憩ったあとに焼きそば。でも健康になれるパラダイス♪ブロッホ/ソロモン

20171202Hazaemon   健康は毎日の運動から
 魅惑的な言葉をごちゃまぜにして訴えてくる店である。

 『健康一番』はわかるが、その下に『毎日の運動』。
 それが何に関連付けられているかというと、実は看板のいちばん上に書かれた『歌って踊って』である。

 うっかりすると、同じ毛筆体文字の『歌って踊って健康一番』で完結していると考えがちだが、実は『歌って踊って』は下の丸ゴシック体の『毎日の健康』にもかかっているわけだ。秘技・二重目的格である。
 さりげなく『一曲100円』とダブル攻撃しているところも見逃せない。

  同じ数がダブル。人はそれをゾロ目と言う
 さらに店主がダブル好きだろうということがにじみ出ているのがゾロ目。
 「ゾロ目出たら1曲サービス」ってやつだ。いったい何のゾロ目なのかはっきり書かれていないところが、また客の好奇心をいやがおうにも高めている。

 『憩いの場』に目を奪われているうちに、かんじんの健康のことが頭から抜けてしまいがちだ。
 そこで印象を決定的にするのが『健康道場』である。

 憩えるが、あくまで目的は健康。
 足腰を無理なく鍛えるために立ち飲みにしているところも、もちろん計算ずくだろう。

 ところでここには謎の食べ物が書かれている。

 ドラえもんやホリエモンのことは知っている。南大門は帯広の焼肉屋だし、赤門は(ホリエモンとも関連する)大樹町にあるラーメン屋だ。
 だが、ハザエモンって何だ?何者だ?

 500円ってリーズナブルだけど……

MorkCello  ソロモンはユダヤの象徴
 ブロッホ(Ernest Bloch 1880-1959 スイス→アメリカ)の「ヘブライ狂詩曲『ソロモン』(Rhapsodie hebraique 'Schelomo')」(1915-16)。
 独奏チェロとオーケストラのための作品。

 ソロモンは古代ユダヤ王国の最盛の時代の王。ヘブライ語の発音に従って綴るとソロモンの名はシェロモとなる。そのためこの曲も「シェロモ」と呼ばれることもある。

 ブロッホはユダヤ民族主義の作曲家。
 この曲は彼の主義を強く示したもので、「ソロモン」をユダヤの象徴として音楽にした。つまり標題音楽ではない。

 モルクのチェロ、P.ヤルヴィ/フランス国立放送フィルの演奏を。

 2003年録音。エラート。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】※本日1/26 23:59までポイント10倍キャンペーン開催
   Truls Mork - The Greatest Cello Concertos

 ところで、この店の写真を撮ったのは土曜日の朝。
 当然ひと気はない。入口は籐細工的板と金網によるバリケードされている。

 だが、のれんはかかっているし、営業中の札も。

 そのずぼらさがちょいと気にかかる……

    

にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ  blogram

のブログランキ

ング  音楽ブログラ
          ↑ クリックしちゃうもん ↑

いまは、その肝心の車両が足りないわけで♪DSch/vc協2

Sato JR  消費税が10%になったらどうなるのか?
 北海道新聞に最近書評が載っていて、おもしろそうだと思って買った本がある。そりゃそうだ。おもしろそうだと思わなかったら買うもんか。

 佐藤信之著の「JR北海道の危機 日本からローカル線が消える日」(イースト新書)。
 私は電子書籍を購入した(紙の本は こちら JR北海道の危機 日本からローカル線が消える日 (イースト新書) (新書))。

 いまたまたま読んでいる箇所が、半分より少し進んだあたりの、第6章「JR北海道が輝いていた時代」。

 こんなことが書かれている。

 ・JR北海道はJRが発足した1987(昭和62)年度に726億円の鉄道事業営業収益で始まった。

 ・青函トンネルを含む津軽海峡線が開業し、1988年度の鉄道事業営業収益は811億円に達した。


 ・その後も、青函トンネルの開業とリゾート開発によって増収が続き、バブル崩壊の1991(平成3)年には895億円となった。その後は増収のペースは落ちたが、1996年度の930億円まで増加。97年4月の消費税率の引き上げによる消費不況のなかで減収に転じた。


2016-12-02_135 ・最近もてはやされているリゾート列車やクルージングトレインだが、1985年にキハ56系気動車を改造した「アルファコンチネンタルエクスプレス」を投入。JR北海道発足後もジョイフルトレインの投入を続け、北海道は観光列車の先進地だった。


 ・1988(昭和63)年11月3日に札幌駅の高架化が完成したのに合わせて、JR北海道は約2700kmの列車の増発を行い、収入源と期待される札幌都市圏の輸送力増強を進めた。


 ・JR発足後の15年間は、JR北海道も長距離列車の高速化や札幌圏の輸送力増強など、積極的に設備投資が行われた。鉄道事業は列車が売り物であり、車両の快適性が消費者である利用者にアピールするのだ。

  本業に金をつぎ込めない
 “列車が売り物”というのは、私が賛同するまでもなく核心を突いている。

 なのに、いまJR北海道は車両も満足に用意できない。だから利便性に逆行するダイヤを組まざるを得なくなり、それがまた乗客離れを起こしている。

 なぜJR北海道はいまのような状況に陥ったのか?
 それは説得性、納得性のある佐藤氏の論をお読みいただくしかないが-というか、北海道にゆかりのある人、JRに関係のある人、北海道の鉄道利用者ならびに鉄道ファンにはぜひ読んでいただきたい-、少なくともJRが発足したときの勢いを再び、と願うのは私だけじゃないだろう。

 この本、読みはじめたのが小樽に出張するJRの車内で、であった。
 JRに乗りながら、こういう本を読むなんてなんだかバチあたりな気がするが、決して意地悪くこの本を選んだわけではなかった。

 ところで、このときはじめて気づいたことがある。
 “張碓”という駅がなくなっているではないか。

ToyohoroMap むかしっから、札幌から小樽方面へ向かう列車(普通列車)では張碓を、そして岩見沢方面に向かう列車では豊幌を通過する列車が多かった。1日に何本停まっていたのだろう。

 その張碓駅-銭函と朝里の間-は、調べたところ実質的に1998年から完全休止の駅になったという。
 やれやれ、そんな前にかい。ちっとも知らんかった。
 
 一方、豊幌駅は現在、通過しちゃう普通列車はなくなった。
 この駅の周りは宅地開発が進み、利用者が増えたためだろう(といっても、当初の目論見どおりに人口は増えてはいないようだ)。

  とにかく起死回生を願う!
 本を読んでいてなんか暗い気分になったので、それに追い打ちをかけるように明るい気分にならない-JRの苦境に感情移入したのだ-、でも私にとってはドラえもんとは比較にならないくらいとっても大好きなショスタコーヴィチ(Dmitry Shostakovich 1906-75 ソヴィエト)のチェロ協奏曲第2番ト短調Op.126(1966)を聴いた。

 この作品については、ここで詳しく書いているし、これを読めば私の惚れこみ度合いもわかっていただけるのではないかと思うが、とにかくブーブリキなのである。いまの話の流れからすると、「買ってください乗車券」だが……

ShostakoVcCon ノラスが弾いた演奏がなかなかだったが、現在その音源は入手困難。

 なので、わたし的にはオーソドックスな-この曲ではいちばん繰り返し聴いているという意味で-シフのチェロ、マキシム・ショスタコーヴィチ(ドミトリーの息子)指揮バイエルン放送交響楽団の演奏を。

 1984年録音。フィリップス。

   このCD(同一音源)の詳しい情報 【タワレコ】
   ※11/17 23:59までポイント10倍!
   Shostakovich: Cello Concerto No.1, No.2

 JR北海道が投入したリゾート列車はどれも未来的なフォルムでカッコ良かった。

 が、写真に載せたように末期はボロボロで悲惨。
 もちろん写真を撮ったのは引退したあとで、鉄道の日に苗穂駅に展示されていたもの。にしても、ひっどく痛々しい。

    

にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ  blogram

のブログランキ

ング  音楽ブログラ
          ↑ 通過しないでください ↑

改正というより改悪?来春のJR北のダイヤ改正♪ディーリアス/奇想曲と悲歌

DeliusEdition  まだ切るほどじゃないが……
 今日はクリスマス・イヴである。

 なのにいきなりブッキーな肖像画が描かれたCDを載せてしまってすまない。悔い改めよ。私が。

 そういえば、いまから40年くらい前に流行った、厚紙製の箱に入ったイヴっていうガム、まだ売ってんだろうか?

 そのむかし、ゑびすやで買ったことがあるが、高級な香りがしたものだ。が、ソーダアイスのような味だったような気もする。

 その後、AVのハシリのころ人気だった小林ひとみのイヴちゃんシリーズは記憶に新しくはないが、こんなきれいな人がAVに?という歓喜的衝撃を受けたのは私だけではあるまい。
 「黄色いサクランボ」のエバよりもイヴの方に、私は迷いなく軍配を上げたい。

 そんな不埒なことを書いてしまった2016年のクリスマスイヴの朝の私だが、朝いちばんで床屋に行くことにした。

 夜の礼拝にきちんとしたヘアでベネディクト教会に出かける、という目的のためではまったくなく、前回床屋に行ってから約1か月経ったからだが、なぜかこの1か月はいつもよりも髪の伸び方の勢いがなく(しそわかめふりかけを愛用し始めているのに)、まだまだ散髪する必要性は感じられない。しかしながら、年末年始に切りに行く時間がなさそうなので(私は暇だが床屋が休み)、本日ちょっとお金がもったいない気もするが、断、いや、散髪しに行くのである。

 おとといから天気が悪い。
 けっこう雪が積もった。
 大雪だ。
 昨日は久々の雪かきでけっこう腰が痛くなった。

IMGP1235

 上の写真は雪かきによって積んだためで、純粋な積雪の高さではないことはよく理解しておきなさい。

 ポーポーちゃんが住んでいて今は廃墟となった家を覆う雪もさらに盛りがよくなった。

IMGP1232

  大雪の復活
 こちらの大雪は列車の名前である。
 来年3月4日のダイヤ改正で、かつての急行列車の名を冠した特急列車が誕生するのである。

IMG_20161222_0001


 といっても、前向きな内容とは言えない。

  おいぼれは石北峠を越える
 なんのことはない、これまで札幌⇔旭川⇔網走を運行していた特急“オホーツク”を4往復から2往復へ減らし、札幌からの直通列車が減るかわりに旭川⇔網走に新たな特急を2往復運行。それが“大雪”なのである。

IMG_20161222_0006


 札幌⇔旭川間は現在でいう“スーパーカムイ”をお使いくださいってことだが、その“スーパーカムイ”は“カムイ”に名称変更、さらに同じ区間に、北海道新幹線開業で使わなくなった旧“スーパー白鳥”の車両を投入し、そちらはこれまた過去に使われていた“ライラック”の名で運転される。

 この“ライラック”が“大雪”の接続列車として位置づけられているが、「同一ホームでお乗り換え」って明るく言われてもねぇ。乗り換えがない方がいいに決まってるわけだし……

IMG_20161222_0003


 このように利用者に不便をかけ利用しにくくする、まさに利用者離れの負のスパイラルといったダイヤを、JR北海道はなぜ組むのか?

 そこには車両不足というボンビーJR北海道の悲しい事情があるようだ。
 札幌⇔網走を走らせるディーゼル車両(183系)が老朽化しているものの、新しく製造するお金がないらしい。

2016-10-08_53

 でも、運送業なのに自らの首を絞めるような改正ならぬ改悪のダイヤなら、さらに客離れが進みますます経営が苦しくなるのではと思ってしまう。

  乗り心地は向上するが……
 状況は稚内方面も同じ。

IMG_20161222_0005

 札幌⇔旭川⇔稚内の直通特急は現行の3往復から1往復になり、名称も“スーパー宗谷”から“宗谷”へと、かつての急行の名前に。スーパーがはずれてとっても後ろ向きな感じだ。

 そして旭川⇔稚内の特急を2往復運転。現在“スーパー宗谷と同じく札幌⇔稚内を走っている“サロベツ”が旭川始発もしくは旭川終着となる。

 ただし“サロベツ”は現在の老朽化車両ではなく、現在“スーパー宗谷”で使われている車両(261系)が投入される。
 逆に言えば、これまた古くなった車両(現在“サロベツ”で使っている車両)がどうにもこうにもならなくなってしまっているものの新しい車両を投入できず、いまある“スーパー宗谷”型車両をやりくりするために、運行区間を短くしたということだ。

  古きものは旭川の向こうへ?
 札幌⇔函館はどうかというと、こちらは新しい車両を投入するらしい(といっても新しい型ではなく261系の増車)。
 現在1往復運航している“北斗”を廃止し、車両を増やして“スーパー北斗”に格上げする。

 “北斗”は現行の“オホーツク”や“サロベツ”と同じタイプの車両。
 この183系が棺桶に片足を突っ込んでいる状態というわけだが、とすれば引き続き183系で運転される“オホーツク”や“大雪”は石北峠を無事越えられるのか?と心配になってくる。

 札幌から帯広・釧路方面(スーパーとかち、スーパーおおぞら)では大きな変更はなし。
 時間短縮って、長くなるのもあるじゃん……

IMG_20161222_0002

 そしてまた、ここに書かれているように、来年のひな祭りの日をもって10の駅が廃止される。

 その昔、美々駅なんて誰が利用するんだろうと思っていたが、いまは周辺にそこそこ家があったりする。
 なのに廃止になるって、時代に逆行しているような気もしないではない。詳しい事情を知らない勝手な言い分だけど……(←この件については訂正記事アリマス)

  予約もしにくくなる
 さらに、インターネットによる予約サービスと電話の予約センターが来月末で廃止(JR東日本が運営している“えきねっと”をお使いくださいってさ)。

 サービス業として、なんというか、販売ルートを狭めるっていうのが何とも奇怪であり悲愴だ。

 そんなことを思いながら、クリスマスに全然ふさわしくなく、ディーリアス(Frederick Delius 1862-1934 イギリス)の「奇想曲と悲歌(Caprice and elegy)」(1930)。

 独奏チェロと室内オーケストラのための作品である。

 ロイド・ウェッバーのチェロ、マリナー指揮ASMFの演奏を。
 ディーリアス作品集(8枚組)のなかに収められている。

 1994年録音。デッカ。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】 
   Delius Edition - A Village Romeo and Juliet, Brigg Fair, etc

 あっ、画面の前のあなた!

 Merry Christmas!

    

にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ  blogram

のブログランキ

ング  音楽ブログラ
          ↑ おいぼれに愛を ↑
 

昼食をあとまわしにして画面に見入ったが……♪デュティユー/vc協

MorkCello  広い河川敷が濁流の下に
 30日から31日にかけて東北や北海道を襲った台風10号(途中で温帯低気圧に変身)の被害はすごい。

 自宅のある道央圏は、その1週間ほど前の台風の方で被害が出たが、今回は函館や帯広(十勝)で川が氾濫した。
 ただ、30日の夜は自宅あたりでも相当風が強かったという。

 自分はこちらに転勤してまだ半年ちょっとだが、それまで住んでいてよく目にしていた川が濁流になっている写真を見ると、バーチャル映像のように思えてしまう。
 
 また、31日の朝に帯広支社に電話すると、「信じられないほどの雨と風だった。そして河川敷で勝毎の花火大会が行なわれるあたりも、水があと数メートルであふれ出しそうな高さにまでなっている」と言っていた。

 しかしこちらにいると、この大きな災害もあくまで全国ニュースの1つでしかない。
 関東を直撃ってときと違い、あまり詳しく情報が伝えられない。
 世界地図では小さくても、日本は広いのだ。

 となると、中国のような巨大な面積の国なんかでは端と端だったら別な星のできごとのような感じになる。いや、そもそも情報なんて伝わらないのかもしれない。

  “国”じゃないけど
 デュティユー(Henri Dutilleux 1916-2013 フランス)のチェロ協奏曲遥かなる遠い国へ(Tout un monde lointain)」(1967-70)。

 このブログでデュティユー(もしくはデュティーユ)の作品を取り上げるのはたぶん(まだ)2度目。
 前回は2009年の5月で、ハンス・グラーフ指揮による「時の影」を取り上げている。


 今日取り上げたチェロ協奏曲は5つの楽章からなり、各楽章にはタイトルが付けられている。


 第1楽章 謎(Enigme)
 第2楽章 まなざし(Regard)
 第3楽章 うねり(Houles)
 第4楽章 鏡(Miroirs)
 第5楽章 賛歌(Hymne)


 切々と歌ったり、激しくわめいたりと変化に富んだ楽曲。だがどこをとってもシャープ!いや、アクオスのシャープじゃなくて、鋭いってこと。あなたの鼓膜をキリキリ、ビシバシと刺激することだろう。
 最初の打楽器の入り方からしてユニークだ。

 モンクのチェロ、チョン・ミュンフン/フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団の演奏を。


 2001年録音。エラート。


   このCDの詳しい情報 【タワレコ】
   Truls Mork - The Greatest Cello Concertos

 ところで前の記事は2009年に書いたもので、デュティユーの没年は空白だったが、氏はこの間に亡くなってしまったのだった。


 先月の26~27日に行なわれた札響定期では、そのとき紹介したCDの指揮者・グラーフが交響曲第2番を振った。ツイッターを見ると、なかなか良い演奏だったようだ。

  時間配分に文句あり
 北海道のテレビ局、少なくともNHKなら画面の左と上に Г 型にバーが現われて常時テロップで状況を伝えてくれているのだろうが、もちろんこちらではそんなことはしてくれない。こちらの視聴者にとってはあまり価値のない情報だから。

 道内各局のホームページでニュースを確かめてもひどく更新されていない。31日の昼だとヤフー(勝毎にリンクするようにもなっていた)の方が速かった。

 12時のNHKの全国ニュースでも、NEWの情報がなかなか流れなかった。
 河川工学の教授に、岩手の被害はどうしてここまでになったのかを10分近くにわたって尋ねていたが、そういう解説よりも、いまどこで何が起こっているかを伝えるのが“ニュース”なのではないのか?
 この場合は解説や分析は簡潔にして、丁寧なものはもっと放送時間の長い枠(夕方や夜の)のなかでやるべきだと私は思った。

 北海道の被害状況の報道は12:10を数分過ぎてからようやく流れたのである。

    

にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ  blogram

のブログランキ

ング  音楽ブログラ
          ↑ ビシバシたのんます ↑

周囲と環境に配慮した先進的花見♪ブリテン/春の交響曲とチェロ交響曲

BrittenSSHickox  場所取りは予約の電話1本で
 今週の初めに支社の花見があった。

 花見といっても桜並木の下に早くからブルーシートを敷いて陣地取りをするなんていう道徳心のないことを私たちはしない。

 そのようなことでひんしゅくを買いたくないし、酒を飲んでの騒音や終わったあとのゴミに配慮した結果、花が無くてもやむなしとがまんすることにし、居酒屋で大宴会を行なった。

 大宴会といっても世間ずれしたゴージャスな宴会という意味ではなく(2時間飲み放題コース。ラストオーダー30分前)、そこそこ人数が多いという意味、つまり大規模宴会だったのである。

 店は貸切。それなりの収容キャパのある店があって何よりであった。幹事さんご苦労さんでした。

  ワサビはどこに消えた?
 さて、その店はコーチン料理の店だったが(ポコチンでなくて何よりである)、ご多聞に漏れず最初に出てきたのは“お造り”。

 お造りといえば高級感ある響きだが(舟盛りなんかをイメージしちゃう)、要するに刺身の盛り合わせであって、鯛やサーモン、マグロにイカが長方形の皿に盛られていた。

 そのなかのイカソーメンのように細く切られたイカ刺しは艶めかしいほど妙に色白で、そのうえ見た目にわかるくらい水っぽくて、まるで水ですすいだんじゃないかという感じだったが、その水分は隣に置かれていた新鮮そうな鯛の方へとみるみる滲出し、せっかくの鯛が気の毒ではあったが、どうせ私は手をつけないし、それ以上に隣の人たちの分の皿には1人前分刺身が足りないというトラブルに見舞われ、それを店員に言ったもののその直後に起こった飲み物のおかわりだの取り皿くださいなどの混乱で忘れ去られてしまって鯛以上に気の毒だったが、こちらの刺身盛りにしたって最初はわさびが盛りつけられてなかった。

 ふと見ると板張りの通路にうぐいす色の円い何かがこびりついているのが見えたが、それは私たちに運ばれてくる途中の刺身盛りの皿から落ちたわさびが運んでいるお姉ちゃんによって踏まれ、瞬時に円錐型から円盤型へと変形した上に床にシールのごとく張りついてしまったのではないかと私たちはひそひそと話ながら推理したものの、近くまで行って床に顔を擦り付けて確認する勇気もなく、結局のところあそこを歩くときは気をつけようねってことで終わった。


  なぜこう煙ったい焼き方なのか?
 コーチンなる肉のいろいろな部位が串焼きで、あるときには炒めて出てきたが、この焼き方、調理法によって仕上げられた肉はいずれも私の好みではなかった。

 というのも、ロウソクの火であぶったようにすす状のものにまとわれていたからだ。
 炭の粉がまぶされたような真っ黒い焼け跡がついているくせに中はちょっと生であり、これは宮崎地鶏とか何とか地鶏を売りにしているチェーン展開の店にもよくあるパターンだ。

 焼いてできた焦げ跡なら全然構わないが、焦げではなく炭色に黒ずんでいることに対しどうしてこうなるのか納得がいかない。炭火の前で焼き手がくしゃみをしてしまい粉が舞ってしまったとか、炭の上に肉を落としてしまったとしか考えられない。


 そういえば前に埼玉の某市で入った焼き鳥の店は、ちゃんと看板を見ないで入った私と、それ以上に私の同僚の不注意のせいで、入ったが最後、地鶏を自慢としている店で、焼かれた鶏肉が小さなフライパンのようなものに乗せられて出てきたが、その油っぽさや出され方からして炭火焼ではなく、油をひいたフライパンで焼かれたと思うのだが、やはり炭の粉をまぶしたような装いをしていて、しかも中がレアで私の忌み嫌うもので、その後もチェーン店ゆえに同じ店を見かけることはあったが二度と入っていない。

 そんなわけでたいした食べなかったので家に着いた時にはそれなりにおなかが減っていたが、その反動で翌朝は食欲旺盛かと思いきや飲み過ぎでそんなこともなかったのである。


 いずれにしろ花見は無事終了した。私の体は無事と胸を張れるものではなかった。というのも、二日酔いではないが変なものを飲んだ感覚が残っていたのである。
 これは2軒目にほぼ全員で行った(幹事さんが2軒目までセットしてくれていたのである)カラオケの部屋で出てきた形容しがたい味のハイボールのせいに違いなかった。
 ついでに言っておくが、私は歌っていない。
 若者たちが盛り上がっている中、なぜ昭和枯れすすきを歌わねばならないというのか?それはお互いにとって不幸である。


  花見といえば通常は春
 さて、毎年のようにこの時期になると私が紹介しているのがブリテン(Benjamin Britten 1913-76 イギリス)の「春の交響曲(Spring symphony)」Op.44(1949)。


 春の到来をただ手放しに喜んでいる曲ではない。かなり毒を含んだ内容の歌詞を用いた声楽曲であり、すぐに親しめるタイプの音楽ではないが私はこの曲、すごく好きである。


 詳しくはこちらこちここここにある過去の記事をご覧いただきたいたいが、聴けば聴くほど味がある曲だし、実際に起こっていることは違うものの、ここで歌われている皮肉や警告は今の世界がどんどん変な方向に進んでいることに対して共通するものだろう。

 ヒコックス指揮ロンドン交響楽団、同合唱団、サウスエンド少年合唱団、ゲイル(ソプラノ)、ホッジソン(アルト)、ヒル(テノール)の演奏で。

 1990年録音。シャンドス。


   このCDの詳しい情報 【タワレコ】
   Britten: Spring Symphony, Welcome Ode, Psalm 150
 

MorkCello  こっちは交響曲という名の協奏曲 
 ブリテンの作品をもう1曲。

 上の作品が交響曲と名のついた声楽曲であるのに対し、こちらは交響曲と名のついたコンチェルト。

 それは「チェロ交響曲(Symphony for Cello and Orchestra)」Op.68(1963)である。


 チェロ協奏曲ではなくチェロ交響曲としたのは、作曲者が独奏楽器とオーケストラを対等な位置づけで扱っているためだという。
 4楽章からなる。


 まるで海の奥底でゴジラが目覚め動き出すような伊福部チックな響きで曲は開始されるが、全曲を通じどちらかというと声をひそめた瞑想的な雰囲気で貫かれている。
 しかし、しばしばイトミミズの群生が反乱を起こしたような意表を突くユニークなパッセージが現われたりして、油断ならない刺激が仕掛けられてもいる。
 シャコンヌである終楽章はなんだかわからないけど感動的だ。
 
 モルクのチェロ、ラトル指揮バーミンガム市交響楽団の演奏で。


 1999年録音。エラート。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】
   Truls Mork - The Greatest Cello Concertos

 震度7という巨大地震に襲われた熊本を中心とする九州の方々に心よりお見舞い申し上げます。

    

にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ  blogram

のブログランキ

ング  音楽ブログラ
               ↑ 皿じゃありません ↑

激励のお気持ち承り所


にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ


道央の空のご機嫌
メッセージ

名前
メール
本文
↓ 03以上を目にできたら奇蹟
現在の閲覧者数:
これまでの御来訪者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

私の浮き沈み状況
QRコード
QRコード
LINE読者登録QRコード
LINE読者登録QRコード
本日もようこそ!
記事検索
つぶやき……
カテゴリ別アーカイブ
最近寄せられたコメント
タグクラウド
タグ絞り込み検索
ささやかなお願い
 当ブログの記事へのリンクはフリーです。 なお、当ブログの記事の一部を別のブログで引用する場合には出典元を記していただくようお願いいたします。 また、MUUSANの許可なく記事内のコンテンツ(写真・本文)を転載・複製することはかたくお断り申し上げます。

 © 2014 「新・読後充実度 84ppm のお話」
  • ライブドアブログ