新・読後充実度 84ppm のお話

 クラシック音楽、バラを中心とするガーデニング、日々の刺激的出来事について北海道から発信中。血液はB型かつ高脂&高尿酸血症の中年サラリーマン。

“OCNブログ人”時代の過去記事(~2014年6月)へは左の旧館入口からどうぞ!

前古典派

日曜の朝。窓の外は雪、部屋の中は疾風怒濤♪CPEB/vc協Wq.170

202103Saba  制定したのは八戸市
 本日3月8日は「サバの日」につき、そのことが私の日常に関係あるのかと問われれば「まったく無い」と答えるしかないのですが、でもお休みさせていただきます。

 昨日の朝は大粒の雪が降っていましたが、AIR-Gの朝クラで(バッハの次男である)C.P.E.バッハチェロ協奏曲イ短調Wq.170がかかった。

 やっぱいいなぁ~、CPEB(コストパフォーマンス・エベツではなく、カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ)。
 この曲を聴くと、もう雪なんかに負けるもんか!って気になる(もうすぐ春だからこそ、そう思えるわけだけど……)。

BachCPEHM

 ※ masaさん、慰労メッセージありがとうございます!

雪景色を目にしてなぜか疾風怒濤な選曲を♪CPEB/cemb協Wq.43-4

20201123Snow  寝坊できた幸せ。でも外は……
 昨日が勤労感謝の日だったからというわけではないが、朝の暗いうちに一度目が覚めた私は『GoTo 二度寝』をしてしまい、目が覚めたのは6時半近くだった。

 こんなにお寝坊さんできて、とってもうれしかった。だって、眠っていたいのに目が覚めてしまうという典型的な老齢化現象に悩まされる土日祝日をこのところおくってきたからだ。

 そしてすでに外の日差しで輝いているカーテンを開けると、やれやれ、雪景色ではないか……

 別にGoTo トラベルするわけでも(それにしてもGoToトラベルは、事務作業をしている役所の人たちにとっては地獄のGoToトラブル状態だろう)、トラベルどころかこの日はそこいらへ買い物に行く用事すらなかったから、外の天気は自分には関係ないものの、いよいよもって長い冬が始まるのかと思うととてもはつらつとした気分にはなれない。

BachCPEWq183Talpain ってことで、そんな悲しさを反映し、でも萎えることなく立ち向かおうって気分で、昨日最初に聴いたのはC.P.E.バッハ(Carl Philipp Emanuel Bach 1714-88 ドイツ)のチェンバロ協奏曲ハ短調Wq.43-4,H.474(1771)だった。

 久しぶりに聴いたが、期待通り元気をもらった


『紅芯』は赤鉛筆の芯に非ず♪C.P.E.B/トリオ・ソナタWq.162

20200917PL1  三密、ではなく、トリオを避け
 3日前の朝は、私が乗った電車が札幌駅に着くと、一応は昼食探しのためにいつもの Kioskに寄った。
 しかし、この日は《Kioskトリオ》、つまり「幕の内弁当」「おふくろの味弁当」「三元豚のロースカツ弁当」のどれも、食べる気がしなかった。
 さすがに、いまさらながら何を言ってるんだ、気がつくのが遅い、感じ方が鈍い、と言われそうだが、ようやく私も飽きてきたらしい。

 それでも Kiosk をのぞいてみたのは、私に内緒で『新発売 new』が並んでいるかもしれないという淡い期待があったからだ。

  突然きつねに憑かれたように
 そして、新商品ではないものの「寿司盛合わせ」が目にとまった。
 サーモンの細巻が目新しく思え、さらに、実は私はいまいなり寿司を食べたいのかもしれないと思えてきて、これを買った。
20200917PL2 作っているのは「札幌駅立売商会」だが(「弁菜亭」の表記は、なぜか無し)、札幌駅の駅弁にも寿司があることをここで申し添えておく。

 さて、食べた感想だが、ごくふつうにおいしい。
 が、やはり私はおかずとご飯という組み合わせを好む。
 そもそも、圧倒的にプロテイン不足だ(細巻のサーモンといなりの揚げと太巻きの玉子焼きだけだ。んっ?意外とあるか……)。

 なお、「紅芯入り」って、たぶんサーモンのことなんだろうけど(まさか紅ショウガのことではないだろう)、これを紅芯と呼ぶとは知らなかった。

BachHogwoodSet C.P.E.バッハ(Carl Philipp Emanuel Bach 1714-88 バッハ)の「2本のフルートと通奏低音のためのトリオ・ソナタ(Trio a 2 Flauti e basso)」ホ長調Wq.162,H.580(1749)。

 音源があまりない作品だが、いまから40年前の夏、NHK-FMの「午後のリサイタル」という番組をエアチェックして知った作品。
 当時は自宅浪人生活だったので、毎日がエアチェック日和だった私。

 現在私が持っているCDは2点とも事実上の廃盤。
 さわやかで良い曲なのに……


 ↑ 一応、こんあんありんした。

その後のミセスさまと白い汁♪ショーベルト/ソナタOp.14

20200513Eupholbia
  引っ越しの疲れも見せず……
 毎年この時期になると喜び勇んで載せているのが「ユーフォルビア」の写真。

 この多年草の正式な名前は知らないが、この花をはじめ、My Garden でバラたちの開花に先立って咲いてくれるのを目にすると、ウキウキする。

 2週間ほど前に植えてあった場所の引っ越しを行なったのだが、無事咲いてくれた。

20200513Geum ユーフォルビアといえば、多肉植物ファンにはおなじみの属。

 私が最初に買ったユーフォルビア属の多肉植物は「花キリン」。40数年前に買ったこの株はまだ実家で元気かどうかはともかく、枯れないで育っている。
 ユーフォルビア属の多肉植物はなかなかマニア心をくすぐるものがあり、私も「オベサ」や「バリダ」も買ったことがあるが、すぐに枯らしてしまった。

 なお、ユーフォルビア属はウルシトウダイグサ科で、ノウルシもこの科。
 庭のユーフォルビアも多肉植物のユーフォルビア属の植物も、傷をつけると白い汁を出す。そうそう、腐ったのではなく乾燥して枯れたこの植物もユーフォルビア属である。

 一輪だけ咲いている写真を先日載せた「ゲウム・ミセス・ブラッドショー」のその後の様子も報告しておく。

Schobert6sonata いまとなっては音源を入手できない状況になっているが、ショーベルト(Johann Schobert 1735頃-67 ドイツ→フランス)の「ド・ラ・ヴァレット夫人に捧げられた6つのソナタ」Op.14(1767刊)を。

 言っておくがシューベルトではない。
 少年モーツァルトに影響を与えたという謎多き音楽家ショーベルト(バッハの末っ子J.C.バッハと同世代)。
 このソナタの第1番を初めて耳にしたとき、そのパワフルな音楽に衝撃を受けたものだ(私が)。

 昨日の昼休み(在宅勤務日なので一応そのように書いておこう)、今年初めてウグイスの鳴き声を耳にした。
 しかも自宅の庭で。
 少し離れた雑木林(ってほどの林でもないが)の方から聞こえたような気がした。
 カッコウはまだかいな?

ヘルシーについて(MUUSAN編)♪J.C.バッハ/オリオーネ

20191223CTSramen  今年の食べおさめ!
 またすぐに年末年始休暇で帰ってくるのだが、昨日の昼の便でいったん大阪に戻った。

 いくら有給休暇がたくさん残っているとはいえ、そのまま年明けまで戻らなかったら、今後の私の処遇に大きな影響が出そうな気がしたからだ。
 というか、自分自身がそんな大胆なことをするとソワソワしちゃって、つまりは絶対できるタマではないのだ。

 新千歳空港11:40発の便。
 今回、往路で新千歳空港に13:40に着いたときには《健康上の理由》からラーメンを食べることができなかった。
 そのリベンジのため、個人的にはわが身(おなか)のことを考慮した場合搭乗前の食事は推奨しないのだが、今年になって何回かトライして失敗-機上での急降下など-も起こしていないので、搭乗前に「ちとせラーメン」を食べた。
 本当はライスも食べたいところだが、食べ過ぎはおなかをこわす(下す)危険性が高い。そのため、そして中性脂肪だの自分の年齢だのヘルシーさも考えて、ライスの誘惑はあっさりと捨て去った。

BachHogwoodSet J.S.バッハの末っ子であるJ.C.バッハ(Johann Christian Bach 1735-82 ドイツ)の歌劇「オリオーネ,またはディアナの復讐(Orione, ossia Diana vendicata)」(1763初演。台本=G.G.ボッタレッリ)の序曲を。

 なんでもこのオペラ、初めてイギリスの歌劇の管弦楽にクラリネットを導入した作品なんだそうだ(J.C.バッハはロンドンで活躍したので《ロンドンのバッハ》と呼ばれた。このオペラもロンドンで初演された)。

 ホグウッド/アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックの演奏で。

 1976年録音。オワゾリール。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】
 ということで、リベンジというとやる気満々で前向きな《再挑戦》ってイメージがあるが、一方で《復讐》っていう意味もあるのである。
 もちろん私が「ちとせラーメン」に対し復讐する動機も理由も何もない。賞賛し迎合するのみである。

  食べ過ぎるとおなかを壊すという基本を思い出した私
 食べ過ぎで思い出したが、帯広勤務時代は全然だったのに、その後出張で帯広に行き、年に1度か2度担々麺+小ライスを食べることがあったが、そのあと必ずと言っていいほどおなかが痛くなり、下した。食べて1時間も経たない頃にである。

 なんでだろうと思っていたが、子供のころを思い出して、原因が分かった。
 食べ過ぎなのだ。
 若くもないのに食べ過ぎてはいけないのだ。
 特に美珍楼の担々麺はそれだけでもけっこうボリュームがある。だから『いつもの』ように食べると食べ過ぎになっちゃうのだ。けど、ほんの6~7年前は全然平気だったのに、着実に内蔵も老化していっているってことだろう。

 っていうか、ラーメンものといっしょにライスを食べるって行為自体が、どう善意に考えても、体に良くは絶対ないのだ。

 クリスマス・イヴだというのにラーメンとか担々麺の話題しかなくてごめん。

 次回以降は、いろいろなことがあった(特に食事面と健康面)先週のことを書くつもりである。
 過去を振り返りたくない人も読んでおくれ。
 

自由行動って言っても行くところが無い……♪CPEB/Wq.67

20191107MMB1  忙しいのは税金を取り戻すため
 今日の朝を、私は東京で迎えている。そしてこのあとは大阪に向けて移動するものの、大阪をそのまま通り越してしまう予定だ。

 なぜなら、今日の最終目的地は高松だからだ。高松で会議をし、高松に泊まり、そして明日は朝のうちに高松を出発し、大阪に戻る。夕方に札幌から村佐地さん他が出張でやって来るので、一緒に食事をする。楽しみだ。ただそれなら朝のうちに移動する必要はない。それなのにそうするワケは、年末調整の書類(保険料控除など)の提出期限が迫っているためだ。

20191107MMB2  ここでの自由行動には限界がある
 それはともかく、先週の木曜日は、朝の新千歳空港発のボンバルディアで女満別空港へ。本社の浦羅部長と一緒である。
 ここに書いたように、大阪からの一行が羽田経由の便でやってくるのに合流するわけだが、彼らが着くまで2時間以上あるため、行動のしようがない施設ではあるが、私たちはそれまで自由行動にすることにした。

 2階のおみやげ店、『あんバタサン』はあった。お一人様二箱までだった(10月の初めにスウィートピア・ガーデンに行ったときにはお一人様一箱という制限だった。写真は20191001Anbatasanその時購入したものである)。 
 『赤いサイロ』は入荷していなかった。
 私はむかしも買ったことがある『チーズ小僧』を自宅のおみやげとして買った。

 そのあと、いつのまにやら空港ビル内にオープンしていたセブンイレブンに立ち寄り(なんてコンビニエンスなことか!)、たまたま目にとまった、ずぼらな人間でも中性脂肪を下げられるという触れ込みの本を買い、それを読んで時間をつぶした。

20191107Zubora 読書感想は「ずぼらな人間がここに紹介されているいくつものスクワットをこなせるのだろうか?」というものだった。

 そんなときに羽田からの便が到着したというアナウンスが流れた。

 C.P.E.バッハ(Carl Philipp Bach 1714-88 ドイツ)の「自由な幻想曲(Freie Fantasie)」嬰ヘ短調Wq,67,H.300(1787)。

 私が持っているディスクは、シュタイアーのフォルテピアノによる演奏のもの。

 1987年録音。ドイツ・ハルモニア・ムンディ。

BachCPEStaier でも、廃盤なんだって。
 最近そういう目に遭うこと、多くないです?
 中途半端に紹介する私が悪いんですけれども……








追想-004♪バロックと古典の狭間で怒りまくってた音楽

BachCPE  お父さんの理路整然とした音楽はもう古い!
 バッハはバッハでも、大バッハ、つまりあの音楽室で児童をにらんでいたバッハ、要するにJohann Sebastian Bach(1685-1750)、ではない別のバッハの音楽に初めて接したのは1974年2月12日のことだった。

 平日の朝の6:15から毎日放送されていた、NHK-FMの「バロック音楽のたのしみ」。

 この日、J.S.バッハの次男であるカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(Carl Philipp Emanuel Bach 1714-88)の曲がかかった。

 バロック音楽ではないのに、シンフォニア ホ短調Wq.177,H.652(1756)が。

 なんとなく《シンフォニア》という響きに誘われエアチェックをしたが、その『虫の報せ』は大的中。
 この不思議-立ち位置が-な音楽にすっかり夢中になってしまった。

 そのころ私はすでに、バロック音楽であるJ.S.バッハのブランデンブルク協奏曲を知っていた。ほかにも主要な作品のいくつかはすでに知っていた。
 また、古典派のモーツァルトの曲もいくつか知っていた。

 この2人の時代をつなぐように活躍したが、いまでこそその名は少しは知られているが、当時はほとんどLPレコードもなかったC.P.E.バッハ(いまでもその位置づけは『古典派』である。これからもそうだろうけど)。

 初めて耳にする彼の曲は、バッハの音楽のように-感情を押し殺しているとは思わないものの-終始取り乱すことのない音楽と違い、実に自由奔放に聴こえた。

 また、そのあとの古典派のモーツァルトの音楽よりもはるかに刺激的だった(このころ私は、モーツァルトは退屈だという、罰当たりな考えを持つようになっていた)。

  疾風怒濤なわけです
 CPEBのオーケストラの響き(Wq.177は弦楽合奏の曲である)は、いまでも聴いていて、古典派でも例えばモーツァルトのシンフォニーに通奏低音としてチェンバロを加えた場合の響き(効果)、とも違う新鮮さがある(ちなみにWq.177のシンフォニアが書かれた1756年はモーツァルトが生まれた年である)。

 この演奏はレッパード/イギリス室内管弦楽団による演奏だった。
 しかし、このエアチェックしたテープ以外で、その後聴く機会はなかった。

 いや、実はWq.177自体を、その後も聴く機会がないままだ。

 ただし、Wq.177に管楽器を加えた異稿であるWq.178,H.657(1756)の形で、その後この曲に再会することができたのだった。
 それはあれから20年以上経った1997年になってのことだった(その間に私が、CPEBのいろいろな曲をできうる範囲で開拓したのは言うまでもない)。

BachCPEHM ここでも紹介したベルリン古楽アカデミーの演奏(2000年?録音。ハルモニア・ムンディ)が、これまで聴いた中ではいちばんやんちゃだ(レミー/レザミ・ド・フィリップの演奏(1995年録音。cpo)の演奏もすごいのだが……。あぁ、苦悩のエマニエル夫人って感じだ)。
 行儀の良い父の音楽に反抗しているかのような演奏なのだ。

 えっ、どっちも入手困難だって?

 あの年-1974年-に制作された映画「エマニエル夫人」はいまでもDVDが出てるというのに……


 なぜ、エマヌエルばかりが不当な扱いを受けるのだろう……

斬新だが子どもにはわけのわからない広告♪CPEB/自由な幻想曲

20190325OtaruAd  実態ですか?興味津々です
 もう金曜日。しかも『プレ金』だというのに、このあいだの月曜日のお話。

 本社で打ち合わせのため(昨日は「タレイン」を取り上げたが)トレインにのると、なかなかインパクトのある車内広告が。

 「自由すぎる?ペンギンショー」その実態
 トドの岩登り全真相解明

 さらには、特別展『蛸』ときたもんだ。

 週刊誌の中吊り広告風ね。いや、いいアイデアだと思います。『おたる水族館』の方々の意気込みが感じられます。
 ……けど、特別展『蛸』かぁ……

BachCPEStaier C.P.E.バッハ(Carl Philipp Emanuel Bach 1714-88 ドイツ)の「自由な幻想曲(Freie Fantasie)」嬰ヘ短調Wq.67,H.300(1787)を。

 C.P.E.バッハの作品には『自由な』とついた名の作品が少なからずある。
 父を筆頭とするバロック期の理論的な音楽からの脱却を意識していたのかもしれない。

  鉄板ナポリタンはやはりおいしかった
 さて、本社で打ち合わせをしたあと、この日の夜は久しぶりに、いま本社勤務の鉋さん、そして私と鉋さん共通の仕事仲間であるアルフレッド氏と食事をした。

20190325LION 場所は私の指定したLIONである。
 なぜなら、この店にはアルフレッド氏の好物のポテトフライが間違いなくメニューにあるからだ。

 たいして飲んでないのに、この日の私はけっこう酔いが回るのが早かった。

 本社ビルで上の階と下の階を何回も階段で行き来して疲れがたまっていたのかもしれない(単に私の段取りの悪さ)。実際、両ふくらはぎの裏側がけっこう痛かった(この痛みは水曜日まで強く続き、いまも少し痛みが残っている)。

 で、このとき酔っぱらってしゃべりながら、口から唐揚げの断片の破片などいろいろ飛ばしたような気がする。ご迷惑かけたなら、(かんな)さん、アルフレッドさま、ごめんなさい。

♪ 作品情報 ♪
【構成】 単一楽章(約13分)
【編成】 クラヴィーア(ピアノ)独奏
     (クラヴィーアとヴァイオリンの版(Wq.80)もある)

♪ 作曲家情報 ♪
こちらをご覧ください


♪ 紹介したディスク ♪
 シュタイアー(フォルテピアノ)。
 1987年録音。ドイツ・ハルモニア・ムンディ 88843021622(輸入盤:廃盤)。

もう弦だけのは聴けなくってもいいんです♪CPEB/シンフォニアWq.178

BachCPEZacharias  私は右ききですができません

 今日3月8日は、カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(Carl Philipp Emanuel Bach 1714-88 ドイツ)の誕生日だという。

 バッハの次男で、父親よりも人気を博し、ハイドンやベートーヴェンに多大な影響を与えた作曲家。左ききだったのでヴァイオリンが弾けなかったという話はどうでもいいとして、活躍した都市から『ベルリンのバッハ』『ハンブルクのバッハ』と呼ばれた。


 作曲家としてのカール・エマヌエルは、当時ヨーロッパを席巻していた新スタイルを代表していた。これは対位法によらない上品なスチール・ギャランで、マンハイム派作曲家が創始し、ハイドン、モーツァルトへの道を開いた。

 (ハロルド・C・ショーンバーグ「大作曲家の生涯」:共同通信社)


 ちなみにモーツァルトはエマヌエルよりは、末っ子のヨハン・クリスチャン・バッハから大きな影響を受けた。


  バロックにはない力強さと躍動感

 たぶん、私が初めて耳にしたエマヌエルの曲は、シンフォニア ホ短調Wq.177である(レッパード/イギリス室内管弦楽団の演奏。NHK-FMの「バロック音楽の楽しみ」でだった)。
 バロック音楽のような響きが残っているのに、曲は激烈、感情の爆発といった音楽で、とても新鮮に感じたことを覚えている。

 これはエアチェックしたしたものの、当時は金のない中学生(金がないのはその後現在に至るまで継続中)。貴重なカセットテープは、そのあとベートーヴェンの「エグモント」序曲に上書き録音されてしまった。


 いまと違い、当時はエマヌエルの曲を聴こうと思っても至難の業。レコードはあまり出ていないし、出ててもそこいらのレコードショップにあるわけがなく、あったとしても、あるいは存在を知り取り寄せてもらおうにも、やはり壁となるのは先立つものがないってこと。

 いまでは信じられないくらい多かったNHK-FMのクラシック音楽番組でも、エマヌエルの作品が取り上げられることはほとんどなかった。

 そんな私が再びWq.177を耳にできたのは、1997年になってから。なんと20数年ぶりのことだった。
 ただし、厳密にいえばそれはWq.177ではなく、シンフォニア ホ短調Wq.178,H.653(1756←なんと、モーツァルトが生まれた年)。

 実はWq.178はWq.177の異稿。Wq.177が弦楽器と通奏低音のための作品であるのに対し、Wq.178では管楽器が加わるのである。


 弦のみのWq.177はその後も耳にする機会がないが、ホルンが咆哮するWq.178が手元にあればWq.177はもう必要ないってもんだ。

♪ 作品情報 ♪
【構成】 3楽章(3つの楽章は続けて演奏される。約12分)
【編成】 orch, 通奏低音
【本作品について取り上げた過去の主な記事】
  C.P.E.バッハのシンフォニア
  テッテイ的にやりたかったのに……♪C.P.E.バッハ/Wq.178etc
  あまりに爽やかすぎて…♪ツァハリアスのC.P.E.Bach/ベルリン・シンフォニーズ

BAchCPEPort♪ 作曲家情報 ♪
 

 大バッハの次男。1740年よりプロイセンのフリードリヒ大王の宮廷音楽家兼チェンバロ奏者。'67年、G.P.テレマンの後を継いでハンブルクの教会総監督として活躍。他のバッハ一族と区別して〈ベルリンのバッハ〉〈ハンブルクのバッハ〉と呼ばれる。前古典派音楽における協奏曲、ソナタの様式の確立のうえで重要な役割を演じた。Wq.はヴォトケンヌの作品目録の番号。

 (井上和男編著「クラシック音楽作品名辞典」(三省堂)による)

♪ 紹介したディスク ♪
 ツァハリアス/ローザンヌ室内管弦楽団。
 2013年録音。MDG。
 疾風怒濤の快感に浸るにはいまひとつの、上品な演奏。

塩狩峠の衝撃でお部屋にお籠りした宰相候補♪CPEB/Wq.233

C.P.E.Bach Wq233  本震と同じような時刻に……
 昨日はなかなかつかれる1日だった。敬老の日だというのになんてこった!

 まずは寝ているときにグラッ!グラグラグラ……
 寝ながらグラノーラ、ではない。地震である。時は午前3時ちょっと前。

 私の予想では震度は3だ。
 そのまま階下に行きNHKを観ると、わが居住地域は震度3だった。
 こういうふうに予想した通りだと、ちょっぴりうれしい。が、これよりも震度が大きくなるとそんなこと言ってられない。

 なんとなく寝不足のまま、まだ薄暗いうちに起床。それにしても日の出が遅くなったものだ。

  自己犠牲による使命感
 北海道新聞を開くと、第2面に目が覚めるような石破氏の顔が(いえ、特に意味はありません)。
 その特集記事のなかに、石破氏が高校生の時に三浦綾子の「塩狩峠」を読んで、“その衝撃で部屋に2日間閉じこもった”と書かれていた。

20180917Doshin1
  
                     ↓ 拡大

20180917Doshin2

 私がこの小説を読んだのはつい最近のこと。石破氏の気持ちはわかる。もし、私も高校生のころにこの本を読んでいたらおこもりしたかもしれないし、その後進学した大学がキリスト教系だったので場合によってはクリスチャンになっていたかも知れない。

  駅で停車したのは不幸中の幸い
 さて、それはそうと、その後新千歳空港に向かうために、札幌行きの普通列車に乗った。
 この列車は-前にも書いたが-札幌駅からは今度、新千歳空港行きの快速エアポートに変身するのである。

 順調に走っていたこの普通列車が厚別駅に到着したときのことだ。
 この駅で、後ろから来る旭川発の特急ライラック10号に追い抜かせるため4分ほど停車するのだが、その特急がなかなかやって来ない。

 そこで車掌のアナウンス。が、音量が小さくてよく聞こえない。聞こえないが聞こえないと不利な状況に追い込まれそうな気がして、執念で聴きとる。

 苗穂駅と白石駅の間で信号だか、列車の位置情報を探知する装置だかが故障したという。

 「しばらくお待ちください。また、あらたな情報が入りましたらお伝えいたします」

 このアナウンスを聞く限りだと、もう少しでトラブルは解決し、しばらくしたら列車は動き出す。誰もがそう思ったはずだ。ライラックもそのうちやって来るのだ。
 だが、あとで考えると、しばらくお待ちくださいという言葉は、「発車まで」ではなく「あらたな情報が入るまで」だったのだ。

 待つこと20分。
 この間、いったんホームに出て電話をかける人が増えてきた。
 そのとき、今度はホームに流れたアナウンスは、これから修理の作業を始めるだか、現場に向かうだがという、これまでの20分をどうしてくれる!というもの。

 多くの人が降車し、駅前のタクシー乗り場へ。

 といっても、この駅にはもともとふだんからあまり客待ちしているタクシーはいないようで、私は幸い先頭から3人目に並ぶことができたが、一向にタクシーは姿を現さない。

 私は決心した。ここで受動的に待っていてはいけない。能動的活動をしよう!
 列からはずれ、とりあえず新札幌駅をめざす。しばらく歩くと空車が来たのでそれに乗ることができた。
 あー、気疲れした。

 C.P.E.バッハ(Carl Philipp Emanuel Bach 1714-88 ドイツ)の受難カンタータ「救世主の最後の受難(Die letzten Leiden des Erlosers)」Wq.233,H.776(1776)。いや、私は救世主じゃなく、救世主はタクシーの運転手さんなんだけど……。でも受難の当事者は私だし……

 ここで詳しく書いたように、詞はE.カルシュ。編成はソプラノ、テノール、バスの独唱が各2名、合唱、管弦楽に通奏低音。

 クイケン/ラ・プティット・バンド他の演奏で。

 1986年録音。ドイツ・ハルモニア・ムンディ。

 現在は中古盤を入手して聴くしかないようだ。

   このCDの詳しい情報 【Amazon】

  見捨ててよかった……
 私が新千歳空港に到着したときには、新千歳空港駅発のエアポートはまだ運行を再開しておらず、バス乗り場は長蛇の列。

 意地悪く携帯電話でJRの運行状況を確認してみると、多くの列車が運休&遅延。そして私が厚別駅で見切りをつけた普通列車は、その時点でもまだ“厚別駅に停車中”になっていた。

 ふだんからちょっと余裕持たせ過ぎじゃない?というくらい、空港には早く行くようにしている私。その分、時間を無駄に使っているのかも知れないが、こういうときは早く出て、速く判断したから予定の便に乗れた。そんな自分をほめてあげたい。

 新千歳空港ターミナルビルの搭乗待合室内の飲食店はまだ開いていなかった。
 『翼の王国』にANA-Openの広告が載っていたが、これも地震のために中止になった。
 
20180917TsubasanoOkoku

 でも地震のことだけじゃなく、台風21号による『Mr.ICEのムレムレなつらい一夜』についても報告せねば……

激励のお気持ち承り所


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