新・読後充実度 84ppm のお話

 クラシック音楽、バラを中心とするガーデニング、日々の刺激的出来事についてたらたらした文章で報告中。自宅は北海道ながら現在は仕事の関係で大阪在住。血液はB型かつ高脂血症の中年サラリーマン。

“OCNブログ人”時代の過去記事(~2014年6月)へは左の旧館入口からどうぞ!

新古典主義

パワー不足の懸念に苦悩した日々~その4(完)♪バルトーク/弦チェレ

 確かにパワーのあるアンプの方が『いざ』というときには頼もしいことはわかった。しかし、私が音楽を聴く部屋はせいぜい広くても10畳ほど。それも専用のリスニングルームじゃないのでスピーカーからリスニング・ポジションまでの距離で3mを確保するのも難しい。小腸の長さに遠く及ばない。となると、自分の耳がバカにならない程度の音量で聴くには、アンプの出力は10Wでも余すくらいということが、実験でも確かめられた。大パワーアンプの導入は、週に一度のスーパーへの買い物のためにポルシェを買うようなものなのだろうか?

CL_707S2  84dBのスピーカーものびやかに歌っていた
 最終的な音の確認のために、まずは『ビックカメラ札幌店』のオーディオ・コーナーへ。

 たまたま入り口近くにDENONのプリメインアンプPMA800NESP(出力は50W)にB&Wのスピーカー・707S2(写真←カタログに載っていたしゃれたもの)をつないだセットが置かれていたので、ボリュームを上げてみる。
 707S2の出力音圧レベルは84dBと、私がもっている686S2(生産終了)よりも1dB能率が低い。

 しかし、この低能(ごめん!)なスピーカーは50W出力のアンプによって、けっこう大きな音でも苦し気なところなどなく鳴っていた。

 次に『ヨドバシ マルチメディア札幌』へ。
 やはり私の使っている686S2(ちなみに、このスピーカーの推奨パワーアンプ出力は25~100Wである)に近い機種の707S2(といっても、税抜きメーカー小売希望価格は15万円と、686S2より7万円も高い)につないで、PM8006とPM-12を聴き比べる。
 スピーカーから私の立っている位置までは3m以上はある。
 しかし、どちらのアンプも堂々たる鳴らしっぷり。そして、やはり歴然とした音の差は、ここでは感じられなかった。
 スピーカーはほかにYAMAHAやDALIなどのブックシェルフに切り替えたが、スピーカーの出力音圧レベルの高低が2つのアンプによって違って聴こえるということは、やはり感じられなかった。

  スピーカーに合わせるのは本末転倒では?
 そして私はハタと思った。
 出力音圧レベルが低めのブックシェルフ型スピーカーのために、少しでも出力が大きいアンプをということで、無理をして30万のアンプを買うくらいなら、アンプは10万のPM8006にして、20万円を新たなスピーカー購入の資金にすべきではないかと。ペアで9万円の686S2に30万円のプリメインアンプとは、あまりにもバランスが悪すぎる(麻倉怜士氏はアンプとスピーカーとプレーヤーの予算の比率は3:5:2だと提唱している)。

 例えばB&Wの現行品なら、試聴したことはないが、606というブックシャルフは出力音圧レベルが88dBで、ペアで114,000円(税抜き)であるし、706S2はやはり88dBでペアで233,000円(同)である。クリプトンのKX-0.5も評判が高く、87dBでペアで185,000円(同)だ。
 とはいえ、30万円の予算が確保できないのでPM8006にしたってこともあり、スピーカーの買い替えはできないが……

 それに私は686S2の音が気に入っているのだし、今後も3m以上スピーカーから離れるような広い巻部屋という環境で音楽鑑賞することはない。今回、出力音圧レベルやアンプの出力に関して復習し、納得できたのは良い機会だった。
 あとは、自分が選んだオーディオ機器で自分の気に入った音を鳴らすことを考えれば良い。

 私がPM8006を購入したときの店頭価格は税込みで100,030円。
 さらなる割引とポイント還元で、実質、メーカー希望小売価格のほぼ半額で購入することができた。ヨドバシさんありがとう!

DSCN1691  余計なことはしないことに
 ところで、PM8006にはプリアウト端子があり、そこにサブウーファーを接続することもできる。そうすれば、バイワイヤリング接続で、B&W・686S2のハイ側をスピーカーA、ロー側をスピーカーBに割り当てられる。

 しかし、私が持っているサブウーファーのSL-A251はMONOのライン・インプット端子しかない。LとRで出力した信号を一緒にしてモノラル信号にしてしまうRCAケーブルを使えばつなげられるのだろうが、何か良からぬことが起きそうなので、そういう余計なことはせず、スピーカーB出力はサブウーファーに使うことにした。

 バルトーク(Bartok,Bela 1881-1945 ハンガリー)の「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽(Musik fur Saiteninstrumente,Schlagzeuge und Celesta)」Sz.106。
 モヤモヤと弦が絡み合い、音量を増していき最初に大太鼓が叩かれるところ。このブーレーズ盤の大太鼓の音のすばらしいこと!

BartokMandarin♪ 作品情報 ♪
【作曲】 1936年
【初演】 1937年・バーゼル
【構成】 4楽章(約30分)
【編成】 2群のstr, 小太鼓 2, シンバル, タムタム, 大太鼓, timp, シロフォン, cel, p
【本作品について取り上げた過去の主な記事】
  混合比率?焼酎1.6にお湯が1……?

♪ 作曲家情報 ♪
こちらをご覧ください

 
♪ 紹介したディスク ♪
 ブーレーズ/シカゴ交響楽団。
 1996年録音。グラモフフォン 447 747-2(輸入盤)。同一音源はこちら

前年にこぼれたタネで花開く♪バルトーク/va協奏曲

  気をつけていたのになぜ?
 昨日は算数、あるいは物理のお話のようなことになって疲れただろうから(私が)、庭の話で一服。

 金曜、土曜と天気が良かったので(木曜日は昼前に突如ヒョウ(豹ではなく雹)が降った)、庭の雑草抜きとつるバラを誘引しているアーチの塗装。
 塗装には防腐・防虫・防カビ・防藻効果のあるステイン材を使うのだが、塗っている最中に気分が悪くなるようなことがないのは、私がバクテリアでも虫でもカビでも藻でもないからだろう。
 それにしても慎重に塗っているつもりでも、どうして服や顔に塗料が飛び散るのだろう。突然変異で柄が妙に小さくなった豹のようになってしまった。

  こぼれたタネで可憐な花が
 庭ではバラたちの芽が大きくなってきている。

20190504Garden1

 また、前年に植えたビオラのこぼれダネで小さいながらも育ったビオラが、これまた小さいながらも花を咲かせている。
 本来なら雑草扱いにするところだが、グラウンドカバーがわりに残している。

20190504Garden2

20190504Garden3

  令和でViolaに脚光が?
 そういえば新しい天皇はヴィオラをお弾きになる。

 花のビオラもこの春は大人気、って話はいまのところ耳にしない。

 バルトーク(Bartok,Bela 1881-1945 ハンガリー)のヴィオラ協奏曲Sz.120(1945)。
 B.プリムローズの依頼で作曲したものの未完に終わった。残されたスケッチをもとにT.シェルイが補筆完成した。バルトークの最後の作品である。

 そして、家の中ではクジャクサボテンがつぼみをつけていた。

20190504Kujyaku

♪ 作品情報 ♪
【作曲】 1945年
【初演】 1949年・ミネアポリス
【構成】 3楽章(約22分)
【編成】 独奏va, orch(picc 1, fl 2, ob 2, cl 2, fg 2, hrn 3, trp 3, trb 2, tuba 1, timp, 打楽器(シンバル(大・小), 小太鼓, 大太鼓), Str)
【本作品について取り上げた過去の主な記事】
  バルトークの未完の「白鳥の歌」
 
BartokVacon♪ 作曲家情報 ♪
こちらをご覧ください


♪ 紹介したディスク ♪
 ズッカーマン(va),スラットキン/セントルイス交響楽団。
 1990年録音。RCA-BVCC9336(廃盤?)。

新顔のイ短調の試練♪ブゾーニ/嫁選び

  長旅お疲れさま!
 おととい、予定通り『マルチメディア札幌』で購入したプリメインアンプが届いた。

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20190423b

20190423c

 とりあえずは私のリファレンスCDであるショルティ/CSOのマーラーの第6交響曲の第1楽章を再生してみた(といっても実際にはCDではなく、FLAC音源)。

 新しいアンプのスペックは出力が70W+70W(8Ω)と、これまで使っていたLUXMANのアンプと同じ。
 夜なので、きちんと聴くときの音量まで上げたのは一瞬だけだが、ボリューム位置はほぼLUXMANとときと同じく、時計の短針で言えば10時くらいの位置。

 この『同じくらいの位置』というのが実は重要。
 先立つもののあとさきを考えない軽い《衝動買い病》という不治の病におかされている私が、今回はけっこう機種選定を考えたポイントの一つだったからだ。そのあたりの話は追々書いていきたい。

 そして、この重厚な響きのシンフォニーを、『PM8006君』は試練を試練とも思わせずに、何の違和感もなくパワフルかつ歯切れよく鳴り渡らせた。

  朝の部屋に心地よく響くバロック
 そして昨日の朝は出勤前に、小音量で(がらにもなく)ヴィヴァルディの「四季」を聴いてみたが、うん、この機種を選択したのは間違いではなかった。上を見ればきりがないが、予算とか図体の大きさなどの条件を考え合わせると、ベストバイだったと言わざるを得ない(と思うようにせざるを得ない)。
 きれいで上品な音だ。

Busoni ブゾーニの歌劇「嫁選び(Die Brautwahl)」Op.45。

 この歌劇の序曲を初めて知ったのは、かつて『レコード芸術』誌の付録にあったサンプルCD(新譜などの一部分を収録)で。

 音が不思議な感覚で織りなされるのを耳にして魅了されて、サンプルだったこのバレンボイム盤を買ったのだが、もともとオペラ好きなわけでもないせいもあるのか、そして序曲にあったような引力も感じなく、「あらまっ、失敗」と、CD選びの失敗を嘆いたものだった。

 それはそうと、今日から札幌に出張。そして、そのあとはそのままGWに突入ということで、新しいアンプの音を本格的に聴くのはGW明けからだ。

 にしても、10日間水やりができない部屋のなかのオリーブの木は干ばつで枯れてしまわないだろうか?
 けっこう親身になって心配している。

♪ 作品情報 ♪
【作曲】 1908-11年(台本=作曲者,原作=E.T.A.ホフマン)
【初演】 1912年・ハンブルク
【構成】 3幕20場(約2時間)
【本作品について取り上げた過去の記事】
  いつから彼は“超”カリスマになったのか?♪ブゾーニ/嫁選び
 
Bussoni♪ 作曲家情報 ♪

 フェルッチョ・ブゾーニ(Ferrucio Busoni 1866-1924 イタリア→ドイツ)。
 母方の祖父はドイツ人。主にドイツで生活。ピアノのヴィルトゥオーソとしてヨーロッパ、アメリカで演奏活動を行い、晩年はベルリン芸術大学で作曲の教鞭をとった。新古典主義の作風による多くの作品を残したほか、ドイツ古典音楽のピアノ曲の校訂、大バッハのオルガン曲などのピアノ用編曲を行った。20世紀の新しい音楽を予告する美学理論によって知られる。
 (井上和男 編著「クラシック音楽作品名辞典」(三省堂)による)

♪ 紹介したディスク ♪
 バレンボイム/ベルリン国立管弦楽団,同歌劇場合唱団他。
 1992年ライヴ録音。Teldec 3894 25250-2(輸入盤(廃盤))。
 なお、NAXOS MUSIC LIBRARY ではこの演奏を配信中。

2つの球についての2つの話のうちの1つ♪ストラヴィンスキー/兵士の物語

20190411LawsonPL  過去の挑戦経験が自信をもたらす
 人間ドックで、「昼食はおにぎり2個だけにしましょう」、「お酒を飲むときはおかずを極力食べないようにしましょう」、「それがあなたの血をピュアにするのです」と、医師からアドバイスされた私。

 しかし、私はそれを実行する自信があった。
 なぜなら、実は過去にも《おにぎり2個作戦》に準じた昼食にしていたことがあったからだ(実際、この翌日には早くも積極果敢に、『紅しゃけ』と『だし巻めんたい』 2球勝負を実践した)。
 
 帯広勤務時代のこと。体重が自己最高となる70kg肥え、いや超えしそうになったときに、弁当でも外食時でもご飯を残すようにしたり、担々麵にライスをつけるのをがまんしたのである。
 その結果、体重は65kgを切るほどまでになり、その後もそれを維持している(現在私が上皿天秤に乗った場合は、63kgから64kgの間の重さの分銅とつり合う)。

DSCN0411 そしてまた、あのころはおにぎり2個がセットになったセブンイレブンの弁当もよく食べたものだった。これは帯広から名古屋に転勤したあとも、私はビタワンのようにときおり愛食していたが(最近はペットも素材にこだわったものを食べさせてもらっているようだ)、『おむすび&おかずセット』なわけで、先日ドックで面談した医師に言わせるなら、「おかずが余計!」ってことになるのだろう。

  『おにぎり』と『おむすび』。さりげない使い分け
 出張から大阪に戻った翌日の昼食は、おかずの存在は許してもらうとして、久しぶりにセブンイレブンの『おむすび&おかずセット』にしようと思った。
 ところが店に入り棚を見ると、無い。

 かといって、おにぎりの単球 2ケというのは、どうも勤務時間のいちばんのメインイベントには寂しすぎる。さらに言えば、私はパリパリ海苔ではなく直巻しっとり海苔派なのだが(セブンでは前者を『手巻おにぎり』、後者を『直巻おむすび』と称している)、その『直巻おにぎり』も棚にはなく、手巻野郎ばかりが残っていた。

 そんなわけで、半ば裏切り、半ば不可抗力で、おにぎり2個にするのはやめて、『お好み幕の内』にしたのだった。
 昼にその弁当の厚着をしたえびの天ぷらを食べながら思った。はたと気づかされたと言ってもよい。

DSCN1522  セカンドオピニオンも重要。この際自分を信ぜよ
 「でもなぁ、いまだってズボンが緩めでけっこうベルトで締め上げているんだから、これ以上痩せたらスーツのズボンがベルトできんちゃく袋の口みたいになっちゃうよなぁ。それに年を重ねるのと同時に痩せていったら、いっそう老けて見えるよなぁ。痩せたら筋肉もなくなるよな。確かにいくつかの血液の数値は悪いし、それが病気の原因になりかねないけど、それ以外の病気になるときだってある。そのときに体力がなかったら、一気に衰弱しそうだ。いまでさえ筋肉も体力もないのに、あの医者の言うがままにするのは間違いのような気がする。タンパク質を控え、昼はほぼ炭水化物だけという食生活は、筋力を衰えさせ血糖値を上げないんだろうか?10kg落として54kgにしろだなんて、ちょっとした風でも吹き飛ばされてしまう。私はジャンプの選手じゃないんだ。だいいち、妻が『いっそう貧相になる』と言っていた。医者の意向に沿うということは、妻に反抗するということだ。そうなると私は精神的にも追い詰められる。よし、食べ過ぎないようにしつつ、ふつうの食事をしよう」

CupNoodleMiso2 ドックから1週間後に、私はこのように決断した。

 そしてその夜は、支社内での会食があったので、私は天ぷらを食べ、肉を食べ、生麩を食べ、〆の食事も完食した(コース料理だったのだ)。

 翌日の昼食は、朝に寄ったLAWSONでおにぎりしようかどうか迷いもせず、『ドンッ!と紅鮭 幕の内』(上の写真。名前も以前のから変わっているが、中身も変わっている。野菜もきちんと入っているし、ワカメの和え物も入っている)。
 この紅鮭はきちんとしたおいしい鮭であった。

 そしてまた、この日の夜はマンションの自室で〆に『カップヌードル味噌』を食べてしまった。
 だって、ネットのニュースで販売を一時休止するって載ってたんだもの。

 帰りにたまたまasnasに寄ったら売っていたので買ってしまった。
 ふだんカップヌードルは買わない私のような人がいるから、またまた品薄になるんだろう(それ以外のカップ麺はときおり買っている)。
 初めて食べてみたが、もちろんレギュラータイプのカップヌードルと味は違っていた。味噌みそ感はそんなになかったが、レギュラーよりも濃厚だった(こういう食生活は良くない!それは医師でない私でもわかる)。

20190412_711Bentou  驚きの海苔の栄養
 さて、昨日の昼。この日の朝寄ったのはキブンを変えてセブン。

 弁当類は目新しいもの、もしくは目新しくはないがこの日食べたいと思ったものがなく、また多少のうしろめたさも働いて、おにぎり2個とおかずのセット。ただし、『おむすび&おかずセット』と同じ名前をかたっているが、直巻おむすびではなく、ふりかくがかかったもの(直巻のセットはこの日もなかった)。
 おかずもこちらの方がボリューミーである。

 おにぎりは海苔で巻かれていなければならないというのが、私の私訓なのだが、ないものはしょうがない(海苔は『海の野菜』と言われるほど、ビタミンや食物繊維が豊富なのだ。タンパク質も豊富なんだけど)。

 あぁ、透明フィルムの内側に付着しているエビフライの油の悪魔的な輝きよ!

 以上、医師の話に感化されたものの、1週間後には生活を改めないことにしたことの報告を終える。

Soldat 今日の1曲は、ストラヴィンスキー(Igor Stravinsky 1882-1971 ロシア→アメリカ)のバレエ「兵士の物語(L'Histoire du soldat)」(1918)。

 “バレエ”と表記したが、朗読と演劇とバレエが統合・融合された舞台作品で、台本はロシア民話をもとにC.F.ラミュが作った。

 第1次大戦後の余裕のない時代だったため、楽器編成は7人の奏者、登場人物は語り手と兵士と悪魔だけである(王女が加わることもあるが、セリフはない)。


 物語の筋は、《休暇で故郷に向かっていた兵士・ジョゼフの前に悪魔が現われ、悪魔はジョゼフが持つヴァイオリンと自分の金儲けの方法が書いてある本とを交換して欲しいと言う。ジョゼフは商売に成功するが気持ちは満たされず、旅に出る。旅先で国王の娘が謎の病気に罹っており、それを治したものが国王の娘と結婚できるという話を耳にする。ジョゼフは城に行くが、そこに悪魔が現われ、稼いだ金を悪魔に返せば昔の生活に戻れると言う。悪魔とトランプをするが、悪魔が勝ち、賭けた金は悪魔のものとなる。ジョゼフは悪魔からヴァイオリンを取り戻し、王女の部屋に行ってヴァイオリンを弾くと、王女は起き上がり踊り始める。悪魔が邪魔をしようとするが、最後は倒れて姿を消す。しかし、国境を越えると2人は悪魔の手に落ちると警告する。それを知りながらも故郷に帰りたい気持ちを抑えきれず、ジョゼフは王女を連れて国境を越えてしまう。その瞬間、ジョゼフの姿が消える》というもの。

 医者の警告を無視した私は、ジョゼフのようになってしまわないか、若干ながら不安である。医者を悪魔に置き換えちゃダメだって……

 実はあの医師、大のおにぎり好きだったというだけかもしれない。


♪ 作品情報 ♪
【初演】 1918年・ローザンヌ
【構成】 2部(約60分)
【編成】 cl 1, fg 1, trp 1, trb 1, perc(小太鼓, 中太鼓, 大太鼓, タンブリン, シンバル, トライアングル(奏者1)), vn 1, cb 1)
【本作品について取り上げた過去の主な記事】
  悪魔にはめられた男の物語
  “恐るべき子供”の赤ちゃん帰り。Stravinsky/兵士の物語

♪ 作曲家情報 ♪
 ⇒ こちらをご覧ください


♪ 紹介したディスク ♪

 ブーレース/アンサンブル・アンテルコンタンポラン,プランション(語り),ヴィテーズ(悪魔),シェロー(兵士)。
 演奏も、そして語りも、悪魔と兵士のやりとりもすばらしい!
 ただこの曲、おしゃべりが長々と続くところがあり、それはちょっと……。まっ、舞台作品なのでしょうがない(バレエならほぼ常に音楽を伴うんだけど)。
 1980年録音。エラート WPCS-11544(同一音源のディスクはこちら)。

私の札響感動史(44)♪一流シェフになったのを確信させられた高関の指揮

SSO499th
  高関の札響でのバルトークが聴きたくて……
 札幌交響楽団の東京公演を聴きに行ったものの、なんにも心に響いてこず、前半で会場をあとにしたことを前回書いた。2007年11月のことだ。

 私は久しぶりに聴く札響に過度の期待をし過ぎていたのだろうか?
 感動・感激の渦に巻き込まれる妄想を抱き過ぎたのだろうか?
 札響の演奏というのは、もともとこういう-この程度の-ものだったのだろうか?

 いや、それは違う。

 なぜなら、私はその半年ほど前に自宅に帰ったとき、札響の定期演奏会を Kitara に聴きに行っており、そこですばらしい演奏を全身で受け止め、「さすが札響!」と大満足したからだ。

 なので、あの東京での響きは札響本来のものではないことはよくわかっていた。あんな事務的な響きであるはずがないのだ。だから耐えられなくって会場をあとにした。こんな演奏に付き合うなら、居酒屋に行って鉄板餃子を食べた方が時間の費やし方としてはずっと不健康ながらも幸せだ。

 その定期は5月26日の第499回(B日程)。
 指揮は高関健。
 演目はメンデルスゾーンの序曲「静かな海と楽しい航海」、モーツァルトのピアノ協奏曲第18番、そしてバルトークの「管弦楽のための協奏曲」。

 この年の1月に、聴きに行った高関が振った都響の演奏がすばらしかったので、この演奏会はぜひとも札幌に帰って聴きたいと思ったのだ。
 私は、高関が札響の専属指揮者だった1988年4月から1992年7月までの間、高関が登場した定期演奏会は1回しか聴いていない。第333回で、そのときのメインの出し物もバルトークの「管弦楽のための協奏曲」(このときは高関はすでに正指揮者を務めていた)。
 ここに書いたように、そのときもエキサイティングな名演を聴かせてくれた(ものすごく久しぶりのハイドシェックが弾くモーツァルトも実にチャーミングだった)。

  ばからしいほど単純な理由は、また今度
 都響で、高関がそれからも進化し続けていることを目の当たりにしたわけだが、そしてこの日のバルトークは曲目こそ違うが、都響の演奏に勝るとも劣らない、パワーと緻密さのバランスが絶妙な興奮度満点のものだった。

 ほら!これが札響なのだ。ものすごい実力をもったオーケストラなのだ。

 では、なぜ半年後の東京公演では気合が入っていないような音楽を奏でたのだろうか?

 その翌年の2008年、私は札幌の本社に転勤となった。
 配属となったのは総務系の部署で、協賛などで札響の事務局とかかわることもあった。
 仕事で札響と接することになるなんて、音楽を聴くようになってこのかた(ということは、事実上生まれてこのかた)、思ってもみないことであった。

 そしてまた、北海道に戻ったということで、ときおり札響の定期演奏会も聴きに行けるようになった(なお2007年8月よりブログを書き始めたので(2014年6月までの分は本館)、それ以降に聴きに行った演奏会の感想はそこで取り上げている)。
 そして、何度か通うようになって、あの心に訴えてこない演奏の原因がわかった。

 それはあまりにも当たり前すぎることで、「なんでそんなことに気づかなかったのだろう?このばか者めが!」と自分をののしるに十分値するものであった。

BartokRattle バルトーク(Bartok,Bela 1881-1945 ハンガリー)の「管弦楽のための協奏曲(Concerto for orchestra)」Sz.116(1943)。

 クーセヴィツキー夫人の追悼とクーセヴィツキー生誕70周年、ならびにボストン交響楽団指揮者就任20周年の記念のために書かれた。

 当時、アメリカでは知名度が低いためにあまり良い仕事に恵まれず、また白血病にかかって窮状にあったバルトークを助けようと、クーセヴィツキーが作曲を依頼したのだったが、こうして生まれたこの曲はバルトークの晩年の傑作となった。
 初演も大成功だったという。

 今日はラトル/バーミンガム市交響楽団の演奏で。

 1992年録音。EMI。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】

♪ 作品情報 ♪
【初演】 1944年・ボストン
【構成】 5楽章(約37分)
【編成】 orch(picc 1, fl 3, ob 3, E-H 1, cl 3, b-cl 1, fg 3, C-fg 1, hrn 4, trp 3, trb 3, tuba 1, timp, 打楽器各種(トライアングル, シンバル, 吊りシンバル, 小太鼓, 大太鼓, タムタム), hp 2, Str)
【本作品について取り上げた過去の主な記事】
  
Bartok♪ 作曲家情報 ♪こちらをご覧ください












なに?機体の準備が間に合わないって?♪バルトーク/不思議なマンダリン

BartokMandarin  彼のこと覚えてます?
 あなたは覚えているだろうか?
 私が名古屋支社勤務時代に、同じ支社にいて、一緒に松阪市に出張したことがある千葉課長の部下のことを。

 覚えてないに決まっているのでもう書いちゃうが、中華素(ちゅうかもと)係長のことである。

 なぜ急に彼のの名前を思い出したのか?
 神戸南京町生誕150周年フェアの弁当を食べたから?

 Non!である。
 男の顔を思い出しながら青椒肉絲を食べる習慣は、私にはない。

 氷山係長が転勤になり大阪からドロンしたことを先日報告したが、今回の人事異動で中華素係長が名古屋から当地に転勤してきたのだった(氷山係長の後任ということではなく、別部署)。
 だから、彼の名を急に思い出したのではなく、忽然と目の前に『本人映像』のごとく姿を現わしたのである。

 ということで、この話にこれ以上の展開はない(少なくとも現時点では)。

 バルトーク(Bartok,Bela 1881-1945 ハンガリー)のバレエ「中国の不思議な役人不思議なマンダリン。A csodalatos mandarin[ハン]/Der wunderbare Mandarin[独])」Op.19,Sz.73(1918-19/改訂'24,再改訂'26-31)。

 ブーレーズ/シカゴ交響楽団の演奏を。

 1994年録音。グラモフォン。

   このCD(同一音源)の詳しい情報 【タワレコ】

 なお、中華素係長も私も、そして氷山係長も《役人》ではないことを申し上げておく。

  進化を続ける(?)セブンの幕の内
 さて、木曜日の話。

 昼前にガラホが鳴った。『ピンポロポロン』というメール着信音。この音はANAからのメールに設定しているものだ。

20190214OkonomiMakunouchi 私に緊張が走る!

 欠航?
 それとも条件付き運航?

 恐るおそる、かつ、すばやく、体がチョーやわらかい人が前屈運動真っただ中のように2つ折りになっているガラホを開き、暗証番号を押し-こういうときは必ずといっていいほど、1回目は押し間違える-内容をチェックする。

 搭乗口を変更しました

 なぁ~んだ。脅かすんじゃねぇよ!
 でも、よかったぁ。

 そのあとじゅうぶんな余裕をもった気持ちで、人生で十何回目かになるかわからない、セブンイレブンの『お好み幕の内』を食べたのだった(いま気づいたが、かつて食べていた『幕の内弁当』とは異なる)。

20190214ANAmail  手配をミスったのは誰だ?
 ところがである。
 私が大阪国際空港に向かっている電車の中で、再び『ピンポロポロン』。

 「なんだ?また搭乗口変更か?」と思いきや……

 なんと50分遅れ。

 って、“使用する飛行機の手配がつかない”っていう案内は初めての経験だ。いったいどういう事情でこうなったのだろう?

 で、この案内通りきっかり50分遅れて出発した(つまり、よくありがちな、さらなる遅延の拡大はなかった)。

 そしてまた、きっかり50分遅れて新千歳空港に到着した。

 ところがさらに、JRが大幅ではないものの乱れていて、ちょっとストレスを感じたのであった。

 ようやく江別駅に降り立ち、外に出ると……(続きは近いうちに)

 なお、当支社からは蛸島課長も転勤してしまったことを併せて報告しておこう。
 
♪ 作品情報 ♪
【初演】 1926年・ケルン
【構成】 1幕のパントマイム(約30分)
【台本・筋書】 M.レンジェル
 S.ディアギレフの依頼で作曲。娘をおとりに金をとろうとするならず者の一味に、中国の官吏(マンダリン)が殺されるが、娘への執着のために生き返り、最後にその愛を得て死ぬ。
【編成】
 orch(fl 3(第2,第3奏者 picc 持ち替え), ob 3(第3奏者 E-H 持ち替え), cl 3(第3奏者 b-cl 持ち替え), fg 3(第3奏者 C-fg 持ち替え), hrn 4(第2,第4奏者 ワグナーテューバ持ち替え), trp 3, trb 3, tuba, timp, 打楽器各種(奏者6人), hp , cel, p, Str),org, 混声四部合唱
【本作品について取り上げた過去の記事】
  みかん色した絶倫男が青光り♪バルトーク/不思議なマンダリン
  とても良かったって?ホントかい?バルトーク/不思議なマンダリン
    
Bartok1♪ 作曲家情報 ♪
 
 ハンガリー最大の作曲家であるのみならず、民族的語法による現代的手法の開拓者として、20世紀音楽に絶大な影響を残す。コダーイと協力してハンガリーの農村で民謡を収集。さらにバルカン、中近東に足をのばしてその源流を探り、従来ハンガリー民謡と考えられていたジプシー音楽に代わって、マジャール人の音楽を発掘し、作曲の基礎とした。1920年代からは、その語法を分解・再生産して新古典的技法のなかで発展させ、生命力に富んだ作品を生み出す。第2次大戦を避けて'40年渡米、活躍。
 (井上和男編著「クラシック音楽作品名辞典」(三省堂)による)

盛り上がる『パイン』、盛り返さない『バナナ』

YofukeBananaPoster  最初は良かったが……
 年明けの正月休み中に『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』を観に行った。

 テレビCFの予告編などで流れている、タイトルにもなっている、夜更けにバナナを買いに行かされるシーンは最初のうちに出てくる。ここでぐっと観る者を引きつけるわけだ。

 それはそれでいいのだが、正直なところ、そこからストーリーが進むにしたがってディミヌエンドって感じ。
 緩慢に盛り下がっていく。私にはそんな気分が否めなかった。

 その10日ほど前に、同じ『イオンシネマ江別』で『ボヘミアン・ラプソディ』を観たのだが、あちらはどんどん映画に引き込まれて-このロックなんて聴いたこともない私が!-尿意も忘れるほどだったのに、『バナナ』は『ボヘミアン』より上映時間が短いにも関わらず、間延びしてしまってとっても長く感じた(尿意は終演までがまんできたが)。

QUEEN_GREATEST  HITS これはレスピーギの「ローマの松」の最終楽章がピアニッシモで始まり、徐々に盛り上がりながら最後はフォルテッシモの大爆発!というのと、ちょうど反対だ。
 なお、このところ私は、ほぼ1日に1回は「ボヘミアン・ラプソディ」を聴いている。

   私がflac形式で取り込み大阪でも聴いているCD 【タワレコ】
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   QUEEN グレイテスト・ヒッツ

 映画に引き込まれなかったのは「バナナ」の主人公の強烈なわがままぶりが、私に拒否感を抱かせたのかも知れない(その点、大泉洋は憎らしさを見事に演じている)。

 あのわがままこそが、鹿野という主人公の人物の生き方だ。その描写がこの映画の見どころでもある。
 しかし、彼の強烈な個性と発露がどこまで実像に忠実なのかはわからないものの、いくら重症難病患者であろうと(そのつらさはRespighiRomaMuti並大抵のことではないのは私にもわかる)、あそこまで周囲の人間を振り回すようなことが容認(ともすれば賞賛)されるものなのか、そこのところが私にはどこか共感できないし、感動もできなかった。

  結局、救いは札幌市内・近郊の映像?
 唯一の救いは、高畑充希のバイト仲間の女の子の1人-古川琴音というらしい-がかわいかったことだが、彼女のほかのネット上の写真を見ると、もっと化粧や表情がシャープで、良い意味での素朴な感じがなくて……結局救われなかった。

 なお、映画の最後のクレジットには協力先として江別市の名もあった。
 鹿野氏が住んでいた住宅(レンガ壁の平屋)は江別の古い市営住宅に似てなくもなかったが、そう言い切る自信はない。

 さて、レスピーギの交響詩「ローマの松」。
 盛り上げられているのはわかっていても、心臓バクバク、ドーパミン大放出になってしまう、じつにツボを押さえた音楽である。

 ムーティ/フィラデルフィア管弦楽団の演奏を。

 イタリア人指揮者と、作曲家自身もここで指揮をしたフィラデルフィア管弦楽団との組み合わせ。

 いまさらそれがどうしたって話ではあるが。

 1984年録音。EMI。

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   レスピーギ:ローマの松 ローマの噴水 ローマの祭り

♪ 作品情報 ♪
レスピーギ(オットリーノ)/Ottorino Respighi(1879-1936 イタリア)
 交響詩「ローマの松」(Pini di Roma〔伊〕/Pines of Rome〔英〕)  

 【作曲年】 1923~24年,初演:1924年(ローマ)
 【構 成】
  全4楽章(各楽章切れ目なく続けて演奏される。約23分)
  I.  ボルゲーゼ荘の松(I pini di Villa Borghese)
    Allegretto vivace~Vivace 8/2拍子
  II. カタコンバ付近の松(Pini presso una catacomba)
    Lento 4/4拍子
  III. ジャニコロの松(I pini del Gianicolo)
    Lento 4/4拍子
  IV. アッピア街道の松(I pini della Via Appia)
    Tempo di marcia 4/4拍子

 レスピーギは1926年にフィラデルフィア管弦楽団を自ら指揮する際、この曲について、次のように記している。

 「ローマの松」では、私は、記憶と幻想を呼び起こすために出発点として自然を用いた。極めて特徴をおびてローマの風景を支配している何世紀にもわたる樹木は、ローマの生活での主要な事件の証人となっている。

 【編 成】 orch(fl 3(第3奏者はpicc持替),ob 2, E-H, cl 2, b-cl 2, fg 2, C-fg, hrn
            4, trp 3, trb 4, timp, 打楽器各種, Str, p, cel, org, 録音されたナ
           イチンゲ-ルの声)
        舞台裏のtrp
        ブッキーナ(舞台外の別動隊のバンダ)
 
Respighi♪ 作曲家情報 ♪ 
 近代イタリア復古主義の一翼を担った作曲家。ボローニャの音楽学校で学び、ヴィオラ奏者として活躍。1913年よりローマのサンタ・チェチーリア音楽院で教鞭をとる。流麗なオーケストレーションと甘美な旋律を特徴とし、中世、ルネサンス、バロックのイタリア音楽の要素と民族主義的立場を結びつけた。
 (井上和男編著「クラシック音楽作品名辞典」(三省堂)による)





上と下とで別なパジャマに……♪イベール/バッカナール

  音楽を聴きながらお酒をチビリっていう方限定です
 1か月ほど前に、タワーレコードからメールが届いた。

 な、なんと、タワレコで酒類を扱うというではないか!

TowerRecoSake

 おお!これでもうAmazonに4リットルのブラックニッカクリアを頼まずに済む。

 朝にチェックしてもずっと『配達中』のままで、結局届いたのは夕方なんていう、無駄な時間を過ごさずに済む(根がまじめなので在宅していなければと思ってしまうのだ)。

 でも、サイトを調べると、ちょっぴりお高い、おサレなお酒ばかり。

 そうだよねぇ~。音楽を聴きながらだもんね。
 ひたすら煽るような飲み方をする私に合うような品ぞろえではなかったってワケ。でも、庶民的ウイスキーでハイボールを何杯も飲みながら、チャイコフスキーに涙するっていう人だって、この世には、ここ大阪にはいるんですのよ。

 でも、考えてみれば、タワレコだって配送時間の指定が(無料で)できるかどうかわかんないし……

  あのとき、そのチョコはとってもまずかった
 イベール(Jacques Ibert 1890-1962 フランス)の「バッカナール(Bacchanale)」(1956)。

 古代ギリシアのの酒の神の名はバッカス。
 私がバッカスの名を知ったのは、まだ幼いとき。チョコレートの名前で。
 そう考えると、商品のネーミングって、けっこう学習に良いものだ。

 酒の入ったチョコレートで、妊婦は食べてはいけない。当時の私は妊婦でなかったが(その後も妊婦になったためしはない。人夫だ)、子供だったので食べてはいけない部類に入っていた。
 しかし禁断の一口で……とっても不幸せな思いをしたものだ。苦い、辛い、まずい…・・・

 そのバッカスをまつる、まあ言ってみればやりたい放題の祭りがバッカナールである。

 音楽も、なかなか激し!

 佐渡裕/ラムルー管弦楽団の演奏で。

 1996年録音。ナクソス。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】※ポイント15倍キャンペーン開催中。12/12まで

   音楽配信はこちら NAXOS MUSIC LIBRARY

DSCN0391  人に見せられないずぼらさ
 先日、パジャマ姿ですっかりくつろぎモードになって家飲みしていたときのこと。
 パジャマの色は心が穏やかになるブルー。

 ところがそのズボンに炒めたベーコンを落としてしまった。

 あ~ら、油じみ。

 私はさっそうとズボンを脱ぎ、それを洗濯機に投入。かわりに赤のチェック柄のパジャマのズボンをはいた。
 めんどうだから、上はそのまま。

 つまり、上半身はブルー、下半身は赤いチェックの状態。

 系統の違う、あるいは同じ系統でも塗装が違う車両を連結した列車みたいだ。

 「まるで721系電車3両1ユニットに731系電車3両1ユニットを連結したみたいだな。ふふふっ」と呟いてしまった(写真はイメージ。721でも731でもない)。

 われながらバッカみたいと思った。

 ※ 今日の文には現在は使ってはいけない不適切な言葉が含まれておりますが、ご了承ください。

腰から尻へ、大阪から新札幌へ♪バルトーク/弦チェレ

IMGP2270  ぎっくり腰宣言!
 このあいだの日曜日に、何も悪いことも無理もしていないのに、腰に電気ウナギが触れたかのような激痛が走った私。

 そのぎっくり腰も、木曜日には少しよくなった。不思議なことに痛みの中心は最初の腰そのものから少し下の、お尻の上部(割れ目の上端のさらに少し上の硬い骨が当たる箇所)あたりに移動している。

 上のリンク先の記事で報告したように先週末から今週頭にかけてはプライベートで自宅に戻っていたわけだが、水曜日に社に戻ってみなに宣言した。「私はぎっくり腰になってしまいました!」と。

IMGP2265 なぜならこうでも言っておかないと、書類がぎっしり詰まったダンボール箱を運んでほしいとか、キャビネットの裏側に転がり込んだ100円玉を取り出してほしいといった仕事の依頼が来るかもしれないからだ。

 その日の夕方は伏草課長の課の人々ならびに、その日会議にやって来た『伏草課』を支配下に置く本社の部長や課長さんたちと会食をすることになっていたが、私の宣言を聞いた伏草課長は「あぁ、よかった。実は今日の店は椅子席なんです」と、まるで「実はあなたは、ロト6で2億23万とび68円当たってたんですよ」と報告するかのように、穏やかな幸福感をたたえた表情で私にささやきに来た。その前に同じことを氷山課長が大声で「今日は椅子の席です。よかったです」と言っていたのを聞き逃したらしい。

 しかし、これはありがたいことだった。
 座敷だったら、私はずっと本社の部長の前で片肘をついたまま寝転んで相手をしなければならないところだった。

  息子よ!眠れぬ才能に光を与えたまえ!
 しかし、それに先立つ数時間前。
 私が大阪空港に着き、「只今から電波を発する機器がご使用になれます」というCAのアナウンスが機内に流れるや否や、携帯電話の電源を入れるとメールが……(どうでもいいが、こういうときかばんからおもむろにトランシーバーを取り出す人がいたら面白いのに、と思う)。

 内容は、またすぐに札幌に出張しなきゃならないかもという予感のするもの。
 実際、社に戻り予定を調整し、翌木曜日に再び札幌へと向かうことになった。

 この日、上に書いたように腰の痛みは少し良くなっていたが、それでもシートに座り続けるのは極楽の境地とは言えず、いや座っている分にはそうでもないのだが、立ち上がるときにかなりしんどい。

 そんなこんなであったが、まずは無事新千歳空港に到着し、その足でまっすぐに札幌へは向かわず、私は新札幌駅で下車したのであった。

 以下、続く……と、読者の方々が興味をもたれるかどうかはともかくとして、書きたいことはたくさんあるのだが、昨日はお休みして申し訳なかった。
 (※友愛連絡 > masaさん、私を案ずるメッセージ、ありがとうございます!)

 ところで、写真の石は『ラブラドライト(Labradorite)」。日本名は曹灰長石。
 最初に買ってみたストーン・ブレスレットにも入っていて(そのときの話では、この石は内臓の機能を高めるというものだった)、その光の当たり方によって異なる輝きに私はすっかり魅せられてしまった。

201805TreasureStone そこで先日、新札幌でこのような石を2つ購入。
 1つをたまたま帰って来ていた長男にあげた。
 上の写真は私用だが、青緑色に光っているのがご覧いただけるだろうか?底面に光を当てると青色に輝く。

 「こんな宗教がかった……」などと文句を言っていたが、やつはちゃんと持って帰った。

 言っておくが、私はブレスレットによって石への興味が再燃したのだ。
 宗教的なこととか占いとかそういうものとは関係ないし、そもそも占いは信用しない(そういうとB型の人は血液型占いを否定すると言われる)。
 あえて言うなら、気に入った石が近くにあれば、なんとなく癒されるというわけで、石が夢をかなえてくれるとか、そういうことは思っていない。要は、その人の気持ちの問題。茶柱が立っていたらその日は良いことがあると思うのと同じようなものだと思っている。

 むかしそろえたデアゴスティーニだかなんだかの『トレジャーストーン』の付録標本を納戸の奥から引っ張り出してきて、あらためて眺めてみた。というか、買うだけ買っていたが、ようやくこの標本たちが日の目を見たということか。

BartokMandarin  鉱石的輝きと構造?
 作曲家の中で鉱物を集めるのが趣味だった人。
 それはバルトーク(Bartok,Bela 1881-1945 ハンガリー)である。

 私が好きな伊福部昭はバルトークのことが好きではないと語っていたが、でもそうは言っても私としては石好きのバルトークは好きである。

 今日は「弦楽器,打楽器とチェレスタの音楽(Musik fur Saiteninstrumente, Schlagzeuge und Celesta)」Sz.106(1936)。

 決して明るい表情の音楽ではないが、その緻密さや音の輝きは鉱物に通じるものがある(?)。

 ここにでも取り上げた、ブーレーズ/シカゴ響の演奏が、私にとって現段階でいちばんのお気に入りである。

 1996年録音。グラモフォン。

   このCD(同一音源)の詳しい情報 【タワレコ】
   バルトーク:管弦楽のための協奏曲 弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽

    

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味も雰囲気も良い小さな洋食屋発見♪バルトーク/va協

20180502b  庭の花で庭用の花を買う
 ついぞ連休も後半に入ってしまった。
 振り返ってみればむなしく過ぎ去った前半であった。
 日々はいろいろとやることもあって充実していたのだが、休みが消化されてゆくということがこの上なくむなしいわけである。たっぷり休んでて、こんなこと言ってごめん。

 ところで1日、2日は厚生労働省の推奨に歯向かうことなく有給休暇を取得した。

 1日は午前中に昨年も紹介した『庭の花』に行きビオラの苗などを購入。
 ここはけっこうマニアックな草種の品ぞろえだが、わが家としてはあまり興味をそそられる宿根草がなかったので、ビオラといくつかの苗を買っただけで、それを補うために西友厚別店に向かった。
 ここの玄関前に連休前から季節的に園芸店が出店しているのを知っていたからだ。

20180502a いくつかの花の苗を買い、ついでにパセリと青じそと中玉トマト(品種名不明)の苗を買い、いったん車に苗を積み込み、西友の店内に入ると、いきなりラーメンが食べたくなった(時すでに11:50)。

  席まで運んでくれた優しいお兄さん
 フードコートの『すえぞう』というラーメン屋を見ると、あっさり鶏ガラスープのラーメンが630円とリーズナブル。妻も鶏ガラスープのラーメンが好きなので、実は買い物のあと天味に行こうと目論んでいたのだが、ここ『すえぞう』で食べること私の内面は計画変更した。

 私はしょう油ラーメン+小ライス。妻は当然のごとく塩ラーメンにするのかと思いきや、意表を突いて《えび塩ラーメン》にした。パスタといい、このところエビづいている感じだ。

 連休のはざまの平日ということもあって、フードコートはガラガラだった。

 そのためだろうか?
 ふつうなら料理が出来上がると番号で呼ばれるシステムなはずなのに-番号札を渡されたので当然この日もそうだと思った-、店のお兄さんがふつうのラーメン屋のように席まで運んできてくれた。

20180502c 味はきちんとしていた。私の好きな味。
 これで630円は良心的だ。小ライスも小以上の盛りだったし。

 近くの席でラーメン+半チャーハンセットを頼んで食べていた主婦(らしき)おひとり様。チャーハンもおいしそうだなぁと、私は彼女の幸せそうな食べっぷりを見て思った。

 家に戻り、買ってきた苗を植え付けし(これらは妻の所管)、このようにわが家のメーデーは麺デーで終わった。

 なお、庭の写真で興奮したハリネズミのように元気なのは、チャイブである。
 セイヨウアサツキとかエゾネギと呼ばれるこの植物。わが家では料理に使うというよりも、バラのコンパニオンプランツとしてあちこちに植えてある。
 
20180502Haruhi1  墓参りのあとオムライスに舌鼓
 昨日は、バルコニーの柵に物干し竿を取り付け、冬の間は破損回避のために外していた窓の網戸を装着した。

 そのあと札幌市は西区の平和霊園に墓参りに行き、帰りに私の実家の近くに新しい洋食屋ができたのを知り、寄ってみた。

 店の名は『はるひ』。

 私は週替わりランチの中の1つ、和牛のデミグラスソース・オムライスを、妻はオムライスを頼む。
 ランチタイムには、どの料理にもサラダとスープがついているが、サラダはボリュームがあって新鮮。ドレッシングがたっぷりかかっているなんていう余計なことはしておらず、オリーブオイルがかかっていてほのかに塩気がある。さっぱりしたなかに野菜そのものの味が味わえる。

20180502Haruhi2 スープはかぼちゃと豆のスープだったが、手の込んだ濃厚ながらもヘルシーな一品。

 オムライスは、ごはんがチキンライスではなく、白米か白米&玄米のミックスかを選べる。このため、オムライス自体がボリューミーなのに、食べたあとに胃が重くならない。これがチキンライスだったら、そうとうこたえるだろう。

 さらに妻が頼んだオムライスは、ソースがトマトかデミかベシャメルかが選べる。妻はトマトを頼んだ。

 妻が頼んだオムライスのトマトのソース-もちろんケチャップそのままではない-は適度な酸味が食欲をそそる(写真上)。

 私の頼んだ和牛のデミソース・オムライスはとても柔らかい肉がゴロゴロ。ソースは濃厚ながらもくどくない味わい。へんな甘さがないのがうれしい。かなり手がかかっている印象だ(写真下)。

 小さな洋食屋だが、腕は確かだと思った。
 新しい店のためだろう。まだネットで検索してもヒットしないが、店主夫婦の感じも良く、味も間違いない。なにせ、どれも油ギトギトという感じがまったくない。良い素材を良心的に調理している証だろう。
 こういう店が近くにある人たちがうらやましい。

 『はるひ』は西野1条6丁目4-21。電話は011-699-5945。マンション(アパート)の1Fに構えた店舗。
 営業時間は11:30~15:00、18:00~20:00。
 月曜定休。
 お子様連れでもゆっくりと食事を味わえるキッズルームも備えている。

 なお、この日の週替わりランチメニューは3種類あり、ドリアorグラタンのものとパスタは1,000円。
 私が頼んだ和牛のオムライスは3つのなかでは突出して高く1,680円であったが、その価格分の価値はあった。
 ところで、店の名の由来はなんなのだろう?

  Viだがガーデニング活動上はビ
 話をビオラに戻すが、ビオラはスミレ科スミレ属のラテン語名(viola)だそうだ。
 Vivaldiをヴィヴァルディ(ビバルディではなく)、Beethovenをベートーヴェン(ベートーベンではなく)などと書いている私たちの流儀からすると、ヴィオラと書くべきところだが、この花の名前はみんなしてビオラと書いている。

BartokEMI でも、しつこくて悪いが、でも嫌味でも反抗でもなく今日はバルトーク(Bartok,Bela 1881-1945 ハンガリー)のヴィオラ協奏曲(Viola concerto)Sz.120(1945)。

 バルトーク最後の作品で、T.シェルイが残されたスケッチをもとに補筆完成した。

 ツィンマーマンのヴィオラ、シャローン/バイエルン放送交響楽団の演奏を。

 1989年録音。EMI。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】
   Bartok: Concerto for Orchestra, Viola Concerto, Concerto for 2 Pianos, etc

 なお、ヴァイオリンとヴィオラは見た目では大きさ以外瓜二つだが、ビオラとパンジーの場合もそう。花径が5cm以上のものをパンジー、それより小さいものをビオラというらしい。

 さて、今日は朝から雨。
 おうちでじっとしていよう。

    

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