新・読後充実度 84ppm のお話

 クラシック音楽、バラを中心とするガーデニング、日々の刺激的出来事について北海道から発信中。血液はB型かつ高脂&高尿酸血症の中年サラリーマン。

“OCNブログ人”時代の過去記事(~2014年6月)へは左の旧館入口からどうぞ!

芥川也寸志

さっきまではそこそこ混んでたのっ!♪芥川/パプア島土蛮の歌

  専門家の反対は門外漢
 新型コロナの感染者数が増え続け、もしくは高止まりのままだ。

 その原因が何なのかとか、有効な対策がどうなどということは『専門家』におまかせするしかないが(って、マスコミの中には単に「『専門家』によると」などと伝えていることがしばしばあるが、何の専門家なのかイチイチ言ってほしいものだ。世の中には池の水を抜く専門家だっているのだ)、通勤していると、数は減ったが相変わらずマスクをしていなかったり、しているものの鼻を出していたり、けっこう元気に会話している人が散見される。どういう神経してるんだかと思ってしまう。

 朝夕の通勤通学時のJRでは、頻繁に「換気を行なっております」と言っている。つまり、外気温が下がってきているので換気をすると車内の温度が下がるが、そこはご協力をお願いしたいということだ。
 ぜひとも換気し続けてほしい。

 車内にはこんなポスターも貼られている。

20201126JR1

 経営が苦しい中、このような印刷物を刷るためにお金を使わせてしまって済まない気がする。

 また、車内の『中仕切り扉』のある車両(721系)のその扉には、巨大テプラで作ったようなお願いの掲示が。
 最近は少なくなったが、でも北海道の人って閉めるのが習慣になっているんだよなぁ(だって寒いでしょ?)。
 だから気づかずに閉める人がいても、この件に関しては(もちろん心の中でだけど)強くとがめるつもりはない。
 わかりづらいかもしれないが、写真のようにこの日も前側の中扉が閉められていた(それもなぜか片側だけ)。

20201126JR2

 なになに?
 それにしても妙にすいてるなって?

 それは終着の江別駅に到着する直前のいちばん後ろの車両だったからだ。
 おかげで密を回避できたのである(野幌以降は)。

IfukubeLied 芥川也寸志(Akutagawa,Yasushi 1925-89 東京)の「歓喜の歌」。
 3曲からなる歌曲集「パプア島土蛮の歌」(1950)の第3曲である。


 『かんき』違い、申し訳ない……





生めよ、ふえよ……って困るんです♪芥川/武蔵坊弁慶

20200924Kodakara  花言葉は『子孫繁栄』
 旧約聖書の創世記の第1章。

 神は自分のかたちに人を創造された。すなわち、神のかたちに創造し、男と女に創造された。神は彼らを祝福して言われた、「生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ。また海の魚と、空の鳥と、地に動くすべての生き物とを治めよ」。

 神であるヤハウェって姿かたちを想像してはいけないはずなのに、“神は自分のかたちに”っていう記述にいまになって疑問を感じるが、私が今日ご報告したいのは、そういう話ではない。

 先日、外に置いてあったサボテンや多肉植物、観葉植物を屋内に入れたが、そのなかには正式な品種名はわからないが、いわゆる『子宝ベンケイソウ』といわれるものの一種の鉢もあった。

AkutagawaTrinica が、葉の縁にそって生まれる子が、見てる分にはかわいいものの、床に落ちて困る。

 日本の少子化問題について、私はひじょうに憂慮しているところだが(そしてとっくのむかしにそのことに役立てない身になってしまったことを申し訳なく思っているが)、こんなにたくさんクローン体を作られるのも困る。

 芥川也寸志(Akutagawa,Yasushi 1925-89 東京)の武蔵坊弁慶(1986)を。

   芥川也寸志:作品集(写真のCDと同一音源)

20200924Nisekaisou  こちらは別名『子持ち蘭』
 また、まだ外に置いたままだが、ニセカイソウも鱗茎から子どもの鱗茎を次々創造し、それが土に落ちて収拾がつかなくなっている。

 いっそのこと、小さな鱗茎1つだけを残し、それをイチから育てることにして、あとは処分しようかとも思っている(老いたものに見切りをつけて捨てるなんて、老いつつあるわが身のことと照らし合わせると悲しいものがあるが……)。

 なお、置き場所がないので、ミニパイナップルクジャクサボテンシャコバサボテンは処分することにした。ごめんなさい……
 鉢の数を増やし過ぎた私が悪い。そのことに尽きる。

重大なる発見を報告したものの……♪芥川/猫のワルツ

MurakamiHaruki_NekowoSuteru2  施設内のスタバとかは休業中
 すでに簡潔につぶやいたことではあるが、簡潔なことが苦手な-でも、決してしつこいおじさんではない-私は、あらためて米を買いに行った日のことを書く(それに、つぶやきつながりとぶろぐつながりは、それぞれ別な世界のように思えるし)。

 それは5月5日のこどもの日のことである。

 昼すぎに妻とコープさっぽろに行き、米をはじめとする食料品を購入。こどもの日であって、私の日ではないので、妻に『べこ餅』(これって全国区じゃないのね)を買ってくれなどと駄々をこねたりせず、紳士的にカート押し係に徹した(でもいかの塩辛と丸大のウインナーをかごに忍ばせた)。
 米はパールライスの金芽米ななつぼしである。

 そのあと蔦屋書店に寄った。
 私も妻も買いたい本があったからだが、駐車場が混んでいるようなら-つまり人口密度が高そうなら-そのまま帰宅しようと思った。
 ところが駐車場はなかなかのあき具合。

 それぞれ本を購入し、また蔦屋の『知』の棟に入っている園芸店でいくつか花の苗を買い(これは地植え用ではなく寄せ植え用)、帰宅した。
 蔦屋書店のそれぞれのレジの前には50枚入り3,000円というマスクが置いてあり、しかも購入箱数の制限なしという張り紙が。すばらしい発見をしたと思い、少し離れたところにいた妻に、自分を捨てた飼い主を追いかける猫のように駆け寄って教えると、「要らない」というにべもない答え。
 妻の感覚では、やはりこの価格は高いってことなんだろう。
 でも、こうやって流通の兆しを目にすることができたのは、なんとなくうれしかった。

  行間は広く文字も大きめ
 で、私が買った本が写真の村上春樹の本である。

 先月の末に出版されたもので、初出は「文藝春秋」2019年6月号なんだそうだ。

 どういう内容かというと、

 村上春樹が初めて自らのルーツを綴ったノンフィクション。中国で戦争を経験した父親の記憶を引き継いだ作家が父子の歴史と向き合う

ってもの。

 村上春樹氏はあとがきのなかで、

 短い文章なので、どのような形にして出版すればいいのか、ずいぶん迷ったのだが、結局独立した一冊の小さな本として、イラストレーションをつけて出版することに決めた。

と書いているが、短い文章であることに偽りはない。

 なので、買ってきた日の夜の寝る前と翌日の昼寝をする前の、その短い時間で読み終えた。

 100ページで税別1,200円かぁ……。「騎士団長殺し」の各巻が税別1,800円だったことと比べると……いや、なんでもないっす。

AkutagawaFoeever 芥川也寸志(Akutagawa,Yasushi 1925-89 東京)の「猫のワルツ」。
 映画「猫と庄造と二人のをんな」(1956)のための音楽の中の1曲で、毛利蔵人の管弦楽編曲のものを。


 さて、今日は金曜日。
 《燃えないゴミ》の日である。
 錨でも棄てるか……←どこにある、そんなもの!

いまの私には危険な食べ物。それは餅♪伊福部オマージュ

20200102NewsPrtScr  2回に分けてなんとか《もちもち》達成
 さて、正月は終わった。少なくとも私の中では。

 そういえば、むかしは年が明けるや否やキャンディーズが「おせちもいいけどカレーもね!」と、おせち料理を邪険にするように、ククレカレーのCMをやっていた。
 でも、おせち料理に食指が動かない若者にとってあのCMは、体制に歯向かうためのとても力強いエールになったはずだ。
 けど、年が明けてすぐにカレーを食べたくなるっていうことは、現実的にはなかったろうけど……

 ことしの元日、私は餅を結局1個しか食べなかった。
 お雑煮は嫌いではないが(むしろ好きだ)、大みそかの昼に長男夫婦がやって来たので、その昼食をボリューミーにし、残りを夕食に食べ、さらに年越しそばを食べたので、大みそかから元日にかけては久々に胃が重かった。愛用薬ながらしばらく出番がなかった「ザッツ21」を飲んだほどだ。

 また、ご存じの通り、われは両サイドの上の奥歯がない身
 何か底知れぬ複雑な事情から、餅の粘着性によってさらなる歯抜け現象が起こったらそれこそ世も末だし、あるいは肉で死にそうになったくらいだから、一歩間違えば餅をよく噛めないまま飲みこみ確実に死に至るリスクを抱えている(今年も上の写真の記事のように、悲惨な事故が起こっているではないか!)。
 そういうことにビビりまくって、餅々(つまり2個)できなかったのである。

 とはいえ、元日の1個だけというのはなんだかばち当たりのような気がしないでもない。
 ということで、昨日の朝食は再びお雑煮にした。餅は1個。

20200103Mochi

20200103Zohnii

 結果的に餅々は成就された。喉つまりせずに……
 なお、北海道のお雑煮にはイクラがトッピングされているというのは、TV業界が勝手に作り上げたイメージであり、むしろ少数派だろう。

  “モティーフ”と洒落たかったが、成り行き上“モチーフ”
 伊福部昭の弟子たち9名が、1988年2月に行なわれた師の叙勲を祝うコンサートのために作曲した「9人の門弟が贈る『伊福部昭のモチーフによる讃(Hommage a Akira Ifukube)」(1988)。
 この祝賀コンサートで初演されている。

IfukubeJokun その9人というのは、ここにも書いているが、原田甫、石井眞木、眞鍋理一郎、今井重幸、松村禎三、三木稔、芥川也寸志、池野成、黛敏郎である。

 石井眞木他各作曲者の指揮による1988年の初演時ライヴを。オーケストラは新星日本交響楽団。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】

 今日私は、かばんのなかに「ホンコンやきそば」を2個しのばせて運ぶつもりだ(昨日の昼に近所のスーパーに買いに行ったら、5個入りパックが1つしか棚になかった。危ない危ない。でも、根強い人気があるってことだ。中華コック長、さすがだ)。

R1.11.17の京都観光(1)~「1万人なら400万円」編♪芥川/もみぢ葉

20191117Tofukuji01   利用者がいない→高くする→もっと減る
 日曜日は京都に行ってきた。

 ここで恨みがましくしつこく書いておくが、江別から札幌までのJRの運賃は540円である。距離は21kmで、所要時間は快速「いしかりライナー」で約20分である。
 大阪梅田から京都河原町までは47.7kmあり、特急で44分ほどかかるが400円である(別途特急料金がかかることはない)。

 かたや多くの場合は3両編成、一方の阪急は8両編成で乗客の数からしても運輸効率は月とスッポンぐらい違う。違うが、やはりJR北海道の運賃は高すぎる。「乗ってくださるな」みたいな料金設定だ(古くなりましたがこんな記事が ⇒ JR北海道値上げ 「ドル箱」札幌-新千歳を小幅に抑えた腐心)。

 ちなみにJR西日本を利用して大阪から京都まで快速に乗ると、所要時間は約30分。距離は42.8kmで料金は570円である。

  てっきり嵐山かと思っていたら妻は別な場所を企んでいた
 さて、京都に向かったのは紅葉を見るためである(妻が)。

 昨年は嵐山に行ったが、嵐山の混雑度合いはハンパじゃなかったし、渡月橋を渡ってうどんを食べておしまいみたいなところがあって、あまり充実感がなかった。

 そのような反省を踏まえ今回妻が選定した場所は東福寺であった(私にとっては初めて耳にする寺の名であった)。
 阪急河原町駅から歩いて橋を渡り京阪の祇園四条駅へ。そこから3駅目に東福寺駅がある(JRなら京都駅から奈良線で1駅)。

 紅葉にはまだ少し早かったが、それでもとてもきれいだった(コケもきれいだった)。

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 いやいや、それにしてもここにも人が超多数(紅葉時期の約1か月で40万人が訪れるそうだ)。

 なかでも紅葉の名所だという通天橋に通じる道は人、人、人。

 「立ち止まると危険なので写真撮影はご遠慮ください」とアルバイトの人々が言ったところで、それに従う人などいない。ま、いるわけないわな……

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 ちなみに通天橋の入場料は400円。ここだけでも1日に相当稼ぐのは確実。
 そんな俗っぽいことを考えながら木々を眺めた私だった。

IfukubeLied 芥川也寸志(Akutagawa,Yasushi 1925-89 東京)の「もみぢ葉」。
 5曲からなる歌曲集「車塵集」(1949)の第1曲。

 ここで取り上げているように「車塵集」の詞は、佐藤春夫が訳した中国の詩である。

 荒道子のメゾソプラノ、三浦洋一のピアノで。

 1975年録音。ビクター。伊福部昭の歌曲とのカップリング。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】

 さて、紅葉を見たら腹が減ってきたぞ!

1年ぶりの東京~1「もうGoGoをする年じゃない」編♪芥川/A-O

AkutagawaTokyo  半年ぶりじゃなく、1年ぶりだったという衝撃的事実
 月曜日から火曜日にかけ東京に出張したときの話の、時系列的食べ物関連詳報。

 この記事で、“東京に行ったのは半年以上ぶり”と書いたが、大ウソだった。なんと1年以上ぶり。
 正確には1年1ヵ月ぶりだった。恐ろしいことだ。東京支社長が「MUUSANってちっとも来てくれなくて、冷たいのねっ!」とすねる気持ちがようやく理解できた。

 芥川也寸志(Akutagawa,Yasushi 1925-89 東京)の「アレグロ・オスティナート(ALLEGRO OSTINATO)」(1986)。
 4人の作曲家による合作、交響組曲「東京」の第4曲である(作品の詳細については → こちら)。

 芥川也寸志/東京都交響楽団の演奏を(他の曲もそれぞれの作曲者が指揮している)。

 1986年録音。ソニークラシカル。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】
   交響組曲「東京」&團伊玖磨:3つのノヴェレッテ

  遅めの昼食。だって、今日は夜も遅め日
 さて、午後1時過ぎに羽田に着いた私。
 ふだんだと、この時間になったら私はもう昼食はとらない。夕食の食欲に影響を及ぼすからだ。

 しかし、かつて仕事でしょっちゅうやり取りしたり会っていたタケさんと15年ぶりの再会を果たした後、席を移して食事を始めるのは19時から。
 スタートが遅いのだ。
 だから1時過ぎだが食べても大丈夫だろう。
 いや、朝もろくに食べていないから、食べておくべき。というわけで、到着口を出てすぐ真ん前にある『ART CAFE』でポークカレーを食べた。

 ここのカレーはこれまでにも何度も食べているが、食べ飽きの来ない、濃厚でもあっさりしすぎでもなく、万人向けのすぐれた、決してバカにできない味だ。食べたあと、もたれたりすることもない(きっと巨大なレトルトパウチに封入された状態で納品されているんだろうけど)。
 こういう場所なのに、700円という価格も良心的だ。

20181203HND_ARTCAFE んっ?メニューに『ゴーゴーカレー』が。

 ゴーゴーカレーといえば金沢。
 前はこんなメニュー(ゴーゴーカツカレー)はなかったはず。ゴーゴーカレーのチェーンに加入したのだろうか?(きっと手を結んだのでメニューに入っているに違いない)。

 ただ、私はゴーゴーカレーに食指が動かないし、だいいちカツカレーはもはやじじいの胃には負担が大きすぎる。
 迷わず頼んだポークカレーは、10数年前から変わらない、上に書いたように「万人向け」の、吐き気があるときでもおいしくいただけるような味わいだ(そういう状態で試したことはないけど)。


 量も多すぎず少なすぎず(10年前の私なら足りなかった)、夕方にはきちんと空腹感をおぼえた。
 めでたし、めでたし。
 

ぼく、見つけられたよ!♪芥川/交響三章

  たまたまこれがそれだった
 先日、大阪のモノレールに乗ったとき、車内の吊り下げ広告に目が行った。

201811Monorail2

 新型車両が投入されたというものだ。

 「ふ~ん、なかなかカッコいいじゃん」……と、何気なく車内に貼られている形式番号を見たら……あらあら、これじゃありませんか!

201811Monorail1

 で、なんとなくちょっぴり恥ずかしかったけど、降りたあと写真を撮ってしまった私。

201811Monorail3

  PC98で使っていたのは『一太郎』
 ところで、モノレールのmonoはギリシア語の数詞で 1 である。
 軌道が1本なので、モノレールってわけだ。

 だったら『モノタロウ』を日本語にすると『一太郎』かっていうと、ぜんぜん違う。
 注意が必要だ。

 2 はdi(ジ)である。
 でもふつうの線路のことはジレールなんて言わない。

AkutagawaFoeever 3 はtri(トリ)、4はtetra(テトラ)、5はpenta(ペンタ)。
 それにしても、もうテトラパックの牛乳なんて、ちかごろの若いもんは知らないんだろうなぁ。
 あれを初めて見たときにはなんて画期的だろうと思ったものだが……
 テトラパックのコーヒー牛乳を7つ飲んで、下痢した経験を持つ私……

 さて、今日は 3 にしておくか……

 芥川也寸志(Akutagawa,Yasushi 1925-89 東京)の「交響三章(Trinita Sinfonica)」(1948)。

 この作品、ユーモラスあり、哀愁あり、熱狂ありのほんと良い曲。

 飯守泰次郎/新交響楽団の演奏を。

 1999年ライヴ録音。フォンテック。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】※ポイント10倍キャンペーン開催中!11/16 23:59まで
   芥川也寸志 forever

熱中症にご用心!「伊福部昭トリビュート」ライヴCDは熱すぎる!

Ifukube_Tri_PCCR90079a  藤田さん、ごめんなさい
 今年3月にKitaraで行われた札幌交響楽団による「伊福部昭トリビュート」コンサート。
 予約しておいた、そのライヴCDが届いた。

 伊福部の愛弟子だという藤田崇文氏の指揮。
 しかし、いくら愛弟子でも指揮者としては私にとって未知のもの。まぁ、まさにお祭り感覚で楽しめりゃいいんじゃない?ってノリで聴いてみたのだが、私のそういう投げやりな態度に猛省を促すような立派な演奏。

 いやいや、なんてたって、札響のパワーがすごい!ものすごい!なんか腹立つことがあったのかというくらいの炸裂度。熱い!熱すぎる!

 録音も優秀でステレオ感を強調した感じのするもの。
 このあたり、クラシックのオーケストラ作品の通常の録り方とはちょっと違うのかも知れない。
 また、それと関係するのかも知れないが、オーケストラのサウンドは重心がやや高め。低音にもう少し厚みがあってくれればと恨みに思う。
 逆に言えばきらびやかな豪華絢爛な響きがスピーカーからこれでもかと飛び出してくる。


Ifukube_Tri_PCCR90079c  朝からハイな気分にはなれない曲調かもしれないけど
 放送開始のアナウンスのあとに最初に流れるのはHBCのコールサインであるHBCラジオのテーマ曲「ウポポ」。
 そして最後に流れるのはHBCテレビのコールサインであるHBCテレビジョンのテーマ曲(この曲は「伊福部昭百年紀Vol.3」にも収められている)。演奏会終了を告げるアナウンスが放送終了の案内のように流れる。

 始まりとお開きにコールサインをもってくるところなんか、なかなか憎い演出だ(HBC=北海道放送はTBS系列の放送局)。


 さて、個人的にはいつもの習慣で“管弦楽作品”として聴くと、パワーは十分すぎるほどあるものの、上に書いた軽めのサウンドがちょっぴり不満。

 芥川の「交響管弦楽のための音楽」(第2楽章)やSF交響ファンタジー第1番(一部割愛あり)、シンフォニア・タプカーラ(第3楽章)では、「もっとズンズンして欲しいの」と、おねだりしたくなっちゃう。

 一方で、賛歌というには重苦しい「北海道賛歌」は、このサウンドによって賛歌らしく聴こえてくる(声楽なしのオーケストラのみの演奏)。
 ショスタコーヴィチの「祝典序曲」も、祝典にふさわしい華やかな響きだ。


  すばらしすぎる「レズギンカ」
 伊福部作品でなくて申し訳ないが、この演目の中でいちばん名演だと思ったのはハチャトゥリアンの「ガイーヌ」の「レズギンカ」(CDでは「レスギンカ」と表記されている)。

 この曲ではチェクナヴォリアン/ナショナル・フィルの演奏に勝るものはないと思っていたが、こと「レズギンカ」だけについていえば、この藤田/札響の演奏が私が知っている演奏のなかでは最高にて最強にて最優秀!
 炸裂するパーカッションが快感すぎる!


Ifukube_Tri_PCCR90079b 全体を通して、札響のうまさにまたまた感心・感動させられた。


 CDの帯の裏には、「ゴジラのテーマ」の楽譜が。
 これまた憎い配慮だ。

 2018年ライヴ録音。ポニーキャニオン。

   このCDの詳しい情報 【タワレコ】
   伊福部昭トリビュート 春の音楽祭 イン キタラ

 ちなみに、「ゴジラのテーマ」に似ていると言われるラヴェルのピアノ協奏曲第3楽章。
 いや、正しくは「ゴジラのテーマ」がラヴェルのピアノ協奏曲に似ているのだが、そのメロディーがこれである(掲載譜は日本楽譜出版社のスコア)。

RavelPfconIII

    

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目を離したすきに子づくりしたベンケイ♪芥川/武蔵坊弁慶

Stone_Kounou  やっぱ亀ですねぇ
 先月の末にストーン・ブレスレットを購入したことを報告したが、その記事に書いているように《健康面》を重視した石の組み合わせのものにした。

 そのおかげで人間ドックでも特にあらたに発見された異常もなく-って、それはブレスレットを買う前のことだったことをいま思い出した。脳の機能は回復していないようだ-、いまのところはしかにもかからずに済んでいる。

 このブレスレットの『玄武』には-あらためて効能を買いた店頭の札の写真を載せておくが-子孫繁栄のパワーがあるという。


 ところで私はこの『玄武』というのはてっきり玄武岩のことかと思ったら、そうではなかった。

 『玄武』は天の方角を司る四神の1つで、北を司っているという。
 私が買ったブレスレットの1つだけ大きめの石(水晶)には、その霊獣の亀が彫られている。


 そして、このブレスレットを買ってまだ10日ほどだというのに、この玄武パワーが現れたのである。


 といっても、私自身があらたに子宝に恵まれたなんてことは「そんなのありえない」って自信をもって宣言できる。繁栄とは真逆の衰退への歩みを着実に踏み続けているからだ。


  留守宅でこっそり子づくり
 繁栄していたのは、大阪のマンションで育てている多肉植物である。
 名前はわからないのだが、ベンケイソウ科のおそらくはグラプトペタルム属の植物だと思われる。


 ゴールデンウィーク中、家を留守にして目を離している間に-留守をする前にちょっぴりその前兆は見られたもの-こんなにも子作りしていた。

20180506a

20180506b


 もともとの株-といっても1本苗-から新たな枝を出しているほか、たまたま引っかけて落ちてしまった葉を土に置いておいたら、こんな見た目のチョコレートがあったよな(小さいけど)っていうような子どもをチョコチョコと産んでいたのである。

 もともとの1本苗も成長し-学術用語的には植物の場合は『生長』を使うらしい-たくましくなった。

 その重みのせいで鉢を入れている-かわいそうに背中がくりぬかれているのだ-ワンちゃんもバランスを崩し傾きかけていた。このワンちゃん、意外と太っているが、ピーマン構造のため、体重は軽いのである。ましてや、素焼きの鉢ではなくやけに軽いプラ製の容器に植えてあるので、いっそう安定感がないのである。早く植え替えてやらねばなるまい。あるいは、台にしている椅子と仲良く亀甲縛りしてあげる手もある。

 で、やっぱり思った。
 サボテンや多肉植物はほったらかしておいた方がよく育つ。


AkutagawaTrinica  下駄の効果音がこれまた素敵!
 芥川也寸志(Akutagawa,Yasushi 1925-89 東京)の「武蔵坊弁慶」(1986)。


 同名のNHKドラマのテーマ音楽として書かれた作品。
 今日紹介する録音は、1986年11月に行なわれた芥川也寸志/新交響楽団による新響30年を記念するコンサートでアンコールとして演奏されたもののライヴである。


 この曲も私が大好きなものの1つでここでも取り上げているが(ブログを開設した翌年には取り上げているほどなのだ)、芥川の作風が凝縮された一曲と言えるだろう。

 フォンテック。

   このCD(同一音源)の詳しい情報 【タワレコ】※ポイント10倍キャンペーン開催中(~5/11 23:59)
   芥川也寸志:作品集

    

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私の札響感動史(09)♪芥川の魅力を突き付けられた夏の夜

AkutagawaMusica  笑う2人
 昨日の記事に出てきた芥川也寸志(Akutagawa,Yasushi 1925-89 東京)の「交響管弦楽のための音楽(Musica per Orchestra Sinfonica)」(1950)。

 NHK創立25周年記念管弦楽曲懸賞で特賞をとった作品である。なお、「交響管絃楽のための音楽」と表記されることもあるが-発表当時はそうだったのだろう-ここでは“弦”を使うことにする。

 これまでの“感動史”の流れからは時代がとぶが-でも、年を追ってなんて一言も言ってないもんね-札幌交響楽団第283回定期演奏会(1987年7月16日)で、音楽監督・岩城宏之がプログラムの1曲目でこの曲を取り上げた(この日のような構成のプログラムも、岩城時代になってから、ときおり組まれるようになったものだ。なお、この日は当日になって、バーバーの「弦楽のためのアダージョ」が追加され、3曲目に演奏された)。

 ついでに言うと、この前の月の定期はシャローンによるマーラーの5番に大感動したのであった。

SSO283rd この日のプログラムノーツには岩城と芥川の対談が載っていて、「交響管弦楽のための音楽」についてこう話している。

 岩城 レコードは何種類くらいあるんですか?
 芥川 さあ。サインしてくださいなんて持ってきたの見て、初めて見るなんていうのがあるね。故森正さんが東京交響楽団でやったレコードが一番良かったような気がします。森正さんはよく演奏してくれた。小沢征爾が難曲だ、難曲だと言って出だしのテンポが決まらないのね。速すぎたり遅すぎたり。
 岩城 僕のテンポは決まってる。実は昔、サントリーのコマーシャルでヘルメス・ジンの曲があった。あの「シャ、シャ、シャ、シャ、 ジン、 ジン ヘルメス・ジン」という曲のテンポでやればピッタリなんですよ。いつかこのことを芥川さんに言ったら、おこってましたよね。
 芥川・岩城 (笑)


 この曲の出だしの部分がこれ(掲載譜は全音楽譜出版社のスコア)。

 ヘルメス・ジンの曲がどんなもんかはしらないが、そして“僕のテンポ”を芥川がどう思っていたのかわからないが、この日の演奏は、のちに聴いた他の演奏とほぼ同じだったので、うまく指示通りで来てたのだろう(このころにはFM北海道(AIR-G)が「札響アワー」という番組を放送しており、定期演奏会の録音をエアチェックできる恩恵にあずかれるようになっていた。つまり、定期でやった演奏を、繰り返し聴けたのだ)。

 

AkutagawaMusica_1

  大笑いする2人
 また、この曲の初演(1950年3月21日、日比谷公会堂、近衛秀麿/NHK交響楽団。ラジオで生中継された)のときのエピソードをこう語っている。

 岩城 うわさで聞いたのですが、第2楽章のトロンボーンから始まるところでシンバルが2回鳴ったんですって?
 芥川 3回。
 岩城 3回?
 芥川 ほんとは1発なんだけど、アタッカ・スピードと書いてあるので、近衛さんがすぐやったらシンバルは鳴ったけどトロンボーンが出ない、ページめくりが間に合わなくて。2度目は弱音器を取るのが間に合わなくて、3発目にやっと出たわけ。私の先生の伊福部昭さんが放送聴いてて、「先生いかがでしょうか?」って聞いたら「あそこのシンバル、3発はちょっと多いんじゃないか。」
 岩城・芥川 ハッハッハ


 ハッハッハ、かい。

 しかもこの演奏会に、高校生の岩城は行ったと言っている。覚えてないってことはあるかもしれないが、行っているのに「うわさで聞いた」って、ちょっとヘンな感じ。

 ま、それはいいとして、曲は2つの楽章からなり、第1楽章と第2楽章は続けて演奏(アタッカ)される。

 第2楽章の出だしはこうである。

Akutagawa交響管弦楽2Score_b

 で、岩城のテンポがどうとか生意気なことを書いたが、この日初めて聴いた「交響管弦楽のための音楽」がすこぶるよかった。それまで芥川の曲は聴いたことがなかった
 この日の夜をきっかけにして、私は芥川に興味を持つようになった。

   スコア 芥川也寸志 交響管弦楽のための音楽 (Zen‐on score) (楽譜)

 昨日の記事で載せた片山氏の文にあるように、芥川は伊福部昭に大きな影響を受けたとされている。
 が、伊福部昭のように土っぽくない。
 どこか甘美で、ちょっぴりおセンチな感じで、でも心地良い。
 そこが橋本國彦の影響によるところなのだろう。

 私は橋本の書いた音楽を聴いたことがないのでその影響度のことはわからないが、フランスのエスプリと土俗的な民族意識が融合した音楽、それが芥川の作風ということになるのだろう。

 やはり、ここでは作曲者自身が振った演奏を聴いておきたい。

 芥川也寸志/新交響楽団による1986年ライヴを。fontec。

   このCD(同一音源)の詳しい情報 【タワレコ】
   芥川也寸志:作品集

 ところで、この1987年の4月に私は結婚した。
 それまでの1人から、妻と2人で札響定期会員になるべく、2人並びの席で申し込んだ。
 もちろん「あたしたち、結婚しました!」なんてことは一言も伝えていない。

 が、会員証が送られてきたときには、当時の事務局にいたKさん(女性)から「ご結婚、おめでとうございます」というメッセージが。
 同じ姓の男女が並びの席で申し込み。しかも私自身は長い年数にわたって1人で会員だったので、結婚したことがわかったのだろう。女性ゆえの気づきかもしれない。男性なら、「おっ、妹がいたのか」とか、あるいは事務的に処理されただけかもしれない。

 だが、些細なことかもしれないが、こういうちょっとした心遣いがまた札響ファンを作っていくんだろうな、と思った。

    

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