ブログもラストとなってしまいました。いよいよ卒業です。
さて、留学について思うこと 後編では、
この一年六か月のMBA留学を振り返り、
自分の中での心境の変化を書きたいと思います。
まず、大きく変わったことは、
この留学を通じて、
海外でも何とか生活していけると思えるようになったことです。
私は、長期の研修や出張等を除くと、実家でしか暮らしたことがなく、
本格的に一人暮しをしたことが今までありませんでした。
なので、アメリカ留学は、
私の始めての一人暮し生活を開始させる良いきっかけとなりました。
アナーバーで一人暮しをすることは、実はそれほど難しくなく、
周りに同じように一人暮しをしている学生が大勢いる上に、
大学のスタッフもいろいろと生活の手助けをしてくれます。
しかし、今まで何かと頼っていた家族が近くにいない中で、
一年間アメリカの田舎町で過ごした経験は、
海外で生活できるという自信を与えてくれました。
海外勤務を視野に入れている私にとって、
この経験は今後のキャリアの助けになると思っています。
そして、もう一つ大きく変わったことは、
“やりたいことをやる大切さ” を知ったことです。
MBAで出会ったクラスメイトの多くは、
就きたい仕事から休日の過ごし方まで、
やりたいことが非常にはっきりしており、
それを他の人に、柔らかい言い回しを駆使しながらも、
しっかりと自己主張することに驚きました。
これはおそらく、MBAの学生は自分を大切にしている人が多く、
自分の中の声に素直な方が多いんだと思います。
特に、アメリカ人の学生はその傾向が強く、
少し自信過剰に見えるときもありますが、
周囲の目を気にしがちな日本人からすると、
この点は見習いたいなと思っています。
この留学生活を通じて、
たとえ、自分のやりたいことが周りの人と違っていて、
いろんな人に非難されることがあったとしても、
内なる声に耳を傾けて、それが正しいことだと思えるなら、
自信を持って自分のやりたいことをやっていくことが、
充実した人生を生きることに繋がると強く思うようになりました。
きっと、日本に戻ったら、
仕事やいろんな付き合いで、
その気持ちが揺らぐこともあるかもしれませんが、
留学中に培った思いや心境の変化を、
大事にしていきたいと思っています。
留学生活も残すところ後8日、楽しんで過ごしたいと思います。