2013年02月26日

藤内1ルンゼ中又(アイス)  2013.2.23

中又アイス(11:15〜14:30)
Mem:kbo(L),gakky,morimo,kojikoji,nai,miki(記)

                                     フォト・アルバム

P10704361ルンゼ中又氷瀑、最終ピッチ
←kojikojiちゃんの雄姿とこの半端ない高度感
2ルンゼ奥又氷瀑も高度感満点だけど
この中又最終ピッチはさらにそれ以上
藤内沢まで300mすっぱり切れ落ちています
下を覗けば股間がスー、お尻がもぞもぞしてきます。

この最終ピッチにTR2本張って6人が順次登攀しました。
右ルートも左ルートも50mザイル折り返しでちょうど、
だから氷瀑の長さ(高さ)は25m弱
両ルートとも出だしはバーチカル、中間部はやや傾斜が落ちるものの気は抜けません。そして、上部にはまた厳しいバーチカルが待っています。
「怖エ〜」「怖〜いっ!」
叫びながらもみんなスリルを楽しんでいるようです。
本当に怖い時は声も出ません。ですから、きっと口で言うほど怖くは無かったのでしょう。



でも、バーチカル登攀は難しい…
垂直90°のはずなのに攀じ登っているとドーンと氷壁が覆いかぶさってくる圧迫感で心が折れそうになってしまいます。モノポイントの足がピタっと決まらず、ずるっと滑ったらもう心臓はバクバク、心がカキーンと凍りつき、必死でバイルにしがみつきます。だからすぐに腕がパンプし、何度もテンションレスト、一気には登れませんでした。
トップへ辿りついた時の喜び、達成感は非常に大きく、ロワーダウンの段になってやっと緊張感も解け、笑みがこぼれてきます。
1本登れば暫く休憩しないと腕が使い物になりません。ビレイヤー・クライミング・休憩のローテーションで、ひとり2〜3本登りました。
 

藤内アイスの天候は、大抵厳しい場合が多いです。今回も小雪舞う西風吹きすさぶ中、時折激しい雪煙に見舞われながらの極寒コンデション。いくら趣味とはいえ何でこんな辛いことやってるんだろう、互いに顔を見合わせ、苦笑するばかりです。


さて、RW最終便は16:20
14時を回った頃から順次撤収に入りました。ザックを担いで登れる人はいいのですが、自信のない人は荷揚げすることになり、これがすったもんだの大騒ぎ。でも、今回はトランシーバーのおかげで手順をスムーズに確認し合うことができました。日ごろおっとりとした話し方をするkojikojiちゃんの叫び声が1ルンゼに響き渡ったことの顛末は、多分口頭で報告されると思います。
P1070450中又最終ピッチ終了点へ最後の人が登りきったのが15:20。あと1時間しか有りません。大急ぎで荷物をまとめ、今度は中道を目指し深い雪の壁をよじ登ります。これがえらいのなんの、もうRWに乗れなくてもいいや、と投げ出したくなるほど大変でした。それでもなんとか16:00には中道へ辿り着き、最後は厳しくもしびれるアイス行に感謝しながら記念撮影をしました。そして、「蛍の光」が流れる16:18無事RWに乗車し、下山できました。

「一生登れないだろうと諦めていた中又アイスをみなさんのお陰で登ることができました。冥土へのいい土産ができました。」
「先週の八ヶ岳ウハウハ山行といい今回のピリカラアイスといい、もう棺桶に入りきらんくらい土産できたんじゃないですか?」
「イヤイヤ、御心配には及びません。私の入る棺桶にはまだ若干の余裕がございますので…ハイ」

ここ暫くは裏道を通る度、中又上部を見上げては思わずニンマリしてしまいそうです。
本当に御在所はいろんなルートで遊べ、奥の深い山だと改めて感じました。



roterplatz at 15:57│Comments(0)clip!アイスクライミング 

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