新卒採用 6月に入り、2020年度の新入社員の内々定式などを開催した企業も多いのではないかと思います。近年はインターンシップの普及により、1年中、採用活動に追われるなど、企業の負担が大きくなる傾向が強まっています。

 より効果的に新卒を採用しようとすれば、その考え方を理解する必要があります。そこで今回は東京商工会議所が公表した「2019年度中堅・中小企業の新入社員の意識調査結果」について見てみることにしましょう。この調査は、同会議所実施の「新入社員ビジネス基礎講座」に参加した主に中堅・中小企業の新入社員1,100名を対象に実施されたもの。

 これによれば、今春入社の新入社員の「入社した会社を選んだ理由」は以下のようになっています。
42.6% 仕事の内容がおもしろそう
39.8% 職場の雰囲気が良かった
35.5% 自分の能力・個性が活かせる
25.3% 待遇(給与・福利厚生等)が良い
23.7% 採用担当者・社員に好感が持てた
21.3% 将来性・発展性がある
19.7% 安定性がある
13.0% 経営者に魅力を感じた
10.5% 社会貢献度が高い
8.6% 学校の先輩・知人がいる
7.5% 学校や先生に薦められた
6.8% 国際性がある
3.8% その他

 上位3回答は常にこの3つですので、もっとも重要な訴求ポイントとなりますが、近年は「待遇(給与・福利厚生等)が良い」の増加傾向が顕著となっています。以下はその2012年度以降の経過ですが、2014年度に跳ね上がって以来、21%台が数年続いていたのが、2018年、2019年と再び増加基調となり、今年度は遂に25%を超えてきました。
2012年度 17.2%
2013年度 18.2%
2014年度 21.1%
2015年度 21.1%
2016年度 21.0%
2017年度 21.3%
2018年度 24.2%
2019年度 25.3%

 実際に初任給水準も高くなってきていますので、少なくとも世間水準から見劣りすることがないよう、確認を徹底しておきたいところです。
参考リンク
東京商工会議所「2019年度中堅・中小企業の新入社員の意識調査結果について」
https://www.tokyo-cci.or.jp/page.jsp?id=1017670

(大津章敬)

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