シングルパパの中高ダブル受験奮戦記大学受験編

旧ブログタイトルは「シングルパパの2015年中高ダブル受験奮戦記」です。首都圏在住のシングルパパ。ごくふつーの会社員をしながら、娘2人の2015年2月中学&高校ダブル受験応援記として始めました。それぞれ某私立校を経て、長女は2018年に現役合格で上智大学へ。次女は2021年に国内大学の医学部医学科に現役合格しました。今後は中高受験と大学受験の振返りをしながら、ひとり親家庭の苦闘と受験生応援記を綴ります。

10月23日(土)

今年受験生のお子さんがいて、コロナワクチン接種の副反応を心配する旧友からの電話の続きです。

私の2回目接種時の副反応が少し重かった話と、その時に見た悪夢の話に彼は反応しました。

(旧友)
「ところでさ、お前の副反応の話だけど、悪夢って、どんな内容なんだ?」

(シングルパパ)
「次女の受験で、去年の苦戦している最中のこととか、医学部に受からなくて浪人を続けていて、金まで底をついて追い込まれている夢とかだった。うなされたな。」

(旧友)
「そうか、笑えるネタではないんだね?我が家も受験が近いから、他人ごとではないな。」

(シングルパパ)
「いや、流石に夢が全部受験絡みだったわけじゃないよ。まあ、オレ自身にとっては笑い事じゃないんだけど、他人が聞いたら面白いかな?不気味な悪夢も見たんだ。」

(旧友)
「というと?」

(シングルパパ)
「目が覚めたら忘れちゃったものが多いんだけど、うなされて深夜に目が覚めた直後は妙にハッキリと記憶に残っていて、思い出して寒気がしたのが1つある。一番症状がきつかった頃のだな。」

(旧友)
「聞く前からうなされてる様子が想像できるな。」

(シングルパパ)
「夢の中で、オレは病院のベッドらしきところに居てさ、苦しんでいたんだ。白壁の部屋で、ベッドは病院のものみたいにパイプや手すりがあった。そこにさ、家族らしき人が見舞いに来たんだ。配偶者らしき女性と女の子らしき子供だった。最初は足元に居て無表情にこっちを見てた。ただ、知らない顔なんだ。2人とも。次に子どもの方が、ベッドの横に来て『大丈夫?』って言ったんだよ。やっぱり見知らぬ顔でさ。ドラマや映画のシーンの記憶とも違う。何ともいえない変な空気だった。まあ、夢だからな。」

(旧友)
「ちょっと、寒気するな。それってさ、臨死体験みたいなものなんじゃないか?」

(シングルパパ)
「熱も40度を超える高熱だったわけじゃないし、脱水症状も一時的だったし、呼吸器症状は無かったからな…。確かに副反応がいろいろ出たのは確かだけど、それほど症状が深刻だったわけじゃないと思うけどな。」

(旧友)
「前に臨死体験とか、そういう本を読んだことがあるんだけど、何だか雰囲気が似てるんだ。命にかかわる状態ではなかったんだろうけど、ちょっと臨死体験的な?聞いていて、向こう側から様子を見に来ていたみたいな?何かそんな感じがしたよ。」

(シングルパパ)
「おいおい。脅かすなよ。離婚は1回だから他に家族がいたわけじゃないし、今後再婚することもないだろうから、実際は夢の中みたいに誰かが見舞いに来てくれることはないんだろうけどな。予知夢ってこともないだろう。あっちの世界から見舞いに来られちゃ、まだ困るな。」

(旧友)
「それじゃあ、深層心理の願望なのかもしれないな?お前、家族、特に子供に軸があっただろ?苦しい時はこうあって欲しいみたいなことが、夢に現れたのかもな?」

(シングルパパ)
「まあ、無いものねだりをするのが常だとすれば、心優しい奥さんと素直な子どもに見舞って欲しいって思ってたのかもな?それを持ってるお前は、違う夢を見そうだな。」

(旧友)
「何言ってんだよ。そんな理想的な奥様が我が家に居るわけないだろ。まあ、俺が夢を見るなら、無表情な人じゃなくて、優しい言葉をかけてくれる人に出てきてもらいたいね。」

くだらない会話を終えた後、彼のお子さんの受験成功を祈って終話しました。

ちょっと長話の電話を終えて思いました。

臨死体験ではなかったと思うけれど、当時の夜中の様子は誰も近くで見ていてくれたわけじゃない…。

NHKのクローズアップ現代では、ワクチン接種後すぐに亡くなった事例のほとんどがワクチン接種との因果関係は不明とされていること、そして採り上げられていた実例は、非常に元気な方のケースだったことを思い出し、ちょっと怖くなりました。




(ここから、受験ブログのリンク集がご覧になれます。ブログ村のランキング投票を兼ねています。)








このエントリーをはてなブックマークに追加

10月22日(金)

日付が変わり、今週もやっと週末を迎えました。

昨晩、NHKのクローズアップ現代で、コロナワクチン接種の副反応に関する番組がありました。ワクチン接種の副反応が死因であると結論付けられるケースが極端に少ない実態を扱った番組でした。

これを見た旧友から、番組終了後すぐにメールが入りました。

「今から電話していいか?」

OKと返信をすると、電話が鳴りました。この旧友には、今年受験生のお子さんがいます。

(旧友)
「もしもし、遅くにごめん。」

(シングルパパ)
「いや、別に大丈夫だよ。」

(旧友)
「今日のクローズアップ現代、見た?」

(シングルパパ)
「ああ。たまたまね。ニュースが終わってスイッチを切ろうとしたらコロナワクチン接種の話題だったんで、そのまま家事して、ながら見してたよ。」

(旧友)
「怖いよな。お前さ、もう注射打ったの?」

(シングルパパ)
「ああ。2回とも終わった。ファイザー製だったね。」

(旧友)
「どんな感じだった?」

(シングルパパ)
「副反応ってことだよね。1回目はほとんど出なかったけど、2回目は割とひどかった。」

(旧友)
「俺の知っている人でさ、まるでコロナに感染したんじゃないかっていうくらいひどい副反応が出た人がいて、呼吸器症状まで出て病院に連絡したケースがあったんだけど、そんな感じ?」

(シングルパパ)
「俺は、そこまでじゃないな。呼吸器症状は無かった。初日の夜は倦怠感と下痢。翌日から38度代の発熱と、頭痛、眼痛、吐き気、全身筋肉痛などなどって感じだったよ。嫌な夢をいろいろ見た。不気味なのもあったな。3日かかったよ。収まるの。」

(旧友)
「そうか。怖いな。俺、来週なんだ。2回目。1回目は腕が痛いだけだったんだけど、番組見て、怖くなってさ。2回目は、構えておいた方がいいな。」

(シングルパパ)
「軽く考えちゃいけないとは思うけど、お前の場合は配偶者も健在なんだし、異変があれば病院には連絡してくれるだろ?それだけでも安心じゃないか?」

(旧友)
「まあな。確かにお前に比べればだいぶ安心かもしれない。ちなみに、お子さん2人は?」

(シングルパパ)
「2人とも、大学の手配で2回とも接種は終わってる。2人ともファイザー製だったかな?」

(旧友)
「ウチは、子どもがまだなんだ。第5波は収まったみたいだけど、受験があるからさ。ちょっと迷ってる。インフルエンザワクチン接種もしないといけないし。」

(シングルパパ)
「そうか…。もう10月も終わりだから、ここから年内にコロナワクチン接種2回とインフルエンザワクチン接種というのは、かなり短期間に続けて受けることになるね。まあ、医師が判断するわけだから、マズい場合は指摘してくれるだろうけど。」

(旧友)
「悩ましいな。来週、自分が2回目受けてから、子どものことは判断するよ。」

(シングルパパ)
「うちの子は、2人ともそれほど重い副反応は無かったみたいだけどね。寝込んだのは俺の2回目の時だけだ。」

(旧友)
「ところでさ、お前の副反応の話だけど、悪夢って、どんな内容なんだ?」

長くなりましたので、続きは次回に。


(ここから、受験ブログのリンク集がご覧になれます。ブログ村のランキング投票を兼ねています。)








このエントリーをはてなブックマークに追加

10月21日(木)

昨晩、思いのほか仕事が終わるのが遅くなり、夕食の後に隙間時間ができたので、PCのフォルダの整理を少しだけしました。

昨年は、ブログで明らかにしたのはごく一部分で、各大学医学部の入試要項が出そろうのが遅いこともあって6月以降は情報収集と分析にかなりの手間をかけていました。

そのため、ダウンロードした入試要項ファイルや過去問資料などは相当数がたまりましたが、一部は未整理のままでした。

ダウンロードフォルダに溜まった不要なファイルを削除するなどしながら、目に留まったファイルが2つありました。

メイの去年の模試結果のファイルです。

主催者は同じで異なる種類の模試なのですが、たまたま春先のものと最終回のものがありました。

模試の種類が違うので比較はできませんが、出遅れ科目を追い上げた痕跡は認められ、最後の最後はC判定が出たものもありました。

今思うと、本人は必死で追い上げを図ったのだろうと思います。

志望校をどう設定するかという問題はありますが、この時期に諦めずに志望校を追い続けることは大切です。

自費出版の受験指南本や予備校のパンフレットなどには、低偏差値からの逆転合格というようなケースが書かれていますが、残念ながら奇跡の大逆転劇はそれほど多く起きるものではないと思います。

しかし、我が家のさつきとメイのように、奇跡だったかどうかは別として、明らかな逆転劇を起こすこともあり得るのです。

2人に共通するものがあるとすれば、それは次の2つではないでしょうか。

「譲れない思い」と「最後まで諦めずに戦う覚悟」

です。

さつきは、早慶上智は絶対に譲れないと思っていましたし、メイは、医学部医学科以外には進学する意志がありませんでした。

強い覚悟の上に、最後の厳しい追い込みが成り立つのだと自分の経験からも思います。

これから追い上げを図る2022年受験生の皆さんのご健闘を、心よりお祈りしています。



(ここから、受験ブログのリンク集がご覧になれます。ブログ村のランキング投票を兼ねています。)








このエントリーをはてなブックマークに追加

10月20日(水)

大学受験の過去問対策については、受験する大学、あるいは入試の種類によって取り組み方が違うと思っています。

我が家は、早慶第一志望だったさつきと、医学部医学科志望だったメイで、過去問への取り組み方は全く異なりました。

旧センター試験世代のさつきと共通テスト初代のメイでは、旧センター試験あるいは共通テストに対する取り組みは当然異なりますが、私立大学の過去問対策については大きく異なりました。

2人に共通していたのは、受験機会つまり受ける数という意味では「かなりの数を受ける」ということと、進学意思の無い併願校については割り切り主義で、旧センター試験単独利用方式あるいは共通テスト単独利用方式に集約したことです。

一方で、私立大学の一般入試過去問への取り組みは、次のように異なる取り組みをしました。

さつきの場合は、過去問の数を11月くらいから初めてかなりの数をこなしました。上智は英語外部検定TEAPを使うTEAP入試という新たな取組を始めてまだ数年というタイミングで、一般入試も各学部学科の試験日程の組み合わせが変わったりしたことから、年数は3年分。早稲田は5年分は取り組みました。

主に個別校対策をしたのは、早稲田と上智。MARCHクラスは旧センター試験単独利用方式で合格が取れると読んでいたので一般入試は受けませんでした。従って過去問負担がありませんでした。

メイの場合は、私立大学医学部医学科で学費が払える水準に収まるところは手広く受ける作戦を取りました。当然、一般入試の数を受ければそれだけ過去問の対策をする必要が出てきますが、当時のメイは医学部医学科入試で合格を狙うにはまだまだ実力不足が明らかでしたので、対応する過去問の期間は2年から3年にして、取組が遅れていた数Ⅲと理科のキャッチアップに注力することにしました。

また、共通テストに制度が変わることでその傾向変化は一般入試にも影響する可能性があると考え、あまり遡っても効果は薄いと読んでいました。

過去問は、やって力をつけるというよりも、入試当日までにどんな準備が必要なのかを受験生本人が知るために取り組むという側面が強いよう思います。

多く取り組む余裕があれば、やるに越したことはないですが、傾向変化があった場合は、それ以前の問題よりも新トレンドに合わせた準備を優先した方がいいと考えて取り組みさせていました。




(ここから、受験ブログのリンク集がご覧になれます。ブログ村のランキング投票を兼ねています。)








このエントリーをはてなブックマークに追加

10月19日(火)

本当は、見た日の夜に書きたかったのですが、月曜日から重い話題はブルーマンデーにはキツイかもしれないと思い、1日ずらしました。

17日の日曜日、午後2時から放送されたフジテレビのザ・ノンフィクションを見ました。

それぞれのお子さんを連れて再婚したご夫婦の家族のお話でした。

残念なことに、若年性アルツハイマー病になってしまったご主人が、だんだんと症状が進行し、ご夫人だけでなく高校3年のご長男も介護に参加していたものの、更に症状が進んでいよいよ施設に入居させることになるというドキュメンタリーでした。

私は、このブログを書き始める前から実母の介護問題を抱え、老健を転々としてから特養にお世話になる経験をしているだけに、既視感のある光景でもありました。

ただ、新たに家族を施設に入居させる決心をしたご家族の葛藤と入居の日の様子を見ると、自分の時計の針を戻して過去を見ているような気持ちになりました。

このご家族は、入居させたら認知症が進行し、家族が忘れ去られるだろうと悲しんでいました。

コロナ禍の高齢者介護施設は、面会制限が厳しく、差し入れを持って行って一緒にお茶を飲んで話をしてあげるということができません。

もう1年半も、まともに家族と会話ができない私の母の症状もだいぶ進んでしまったようです。

家族と切り離される生活は、記憶を次々の消していくようです。

施設に入れば、介護する方は負担から解放されますし、入居者もリハビリや症状進行を遅らせるレクリエーションなど、プロの介護が受けられるメリットはあります。

それでも、記憶が失われるスピードは、緩めることが難しいようです。

私よりも少し年上のこの方が、少しでもご家族の記憶を残しながら施設で平穏な生活を送れることを祈りつつ、実母の状況がおそらくは更に進行しているであろう現実を思いだすこととなりました。

さつきとメイの大学受験時、大事はなく受験サポートを優先することができたのは、まさに施設のお力によるところが大きかったことを思うと感謝しかありませんが、消える家族の記憶という現実は、なかなか辛いものがあります。

(ここから、受験ブログのリンク集がご覧になれます。ブログ村のランキング投票を兼ねています。)








このエントリーをはてなブックマークに追加

↑このページのトップヘ