さて先日お伝えした萌えグラフィカルアブストラクトの論文、みごと表紙絵もゲットしたようです。エントロピーたんとエンタルピーたんに続き、ニューキャラが続々投入されています。GやHは察するにギブスたん、ヘルムホルツたんなのでしょうか。実に侮りがたい手腕といわざるを得ません。
JOC

 日本勢も対抗すべきではないかと前回書きましたが、東大灯台もと暗しというもので、東大工学部の水野哲孝教授グループキュートな表紙をAngewandte Chemie誌に発表しておられました。内容の方も、一級アルコールとアンモニア、酸素から一挙にニトリルを作ってしまうという優れた反応です。

 ユニークなGAとしては、こんなのもあります。なんでまたC3POが、という感じもありますが、ちゃんとルーカスフィルムに許諾は得ているのでしょうか。日本勢もぜひドラえもんなりガンダムなりASIMOなりで反撃していただきたいと思います。
 余談ながら、R2D2・C3POという遺伝子だかタンパク質だかは実在すると聞いたことがあります。どうやら生化学屋さんの方が、こういうネーミングは得意そうです。

 最近では、論文の表紙に折り紙をあしらったものが登場しました(PDFをダウンロードしないと見られませんので、読めない環境の方はあしからず)。筆者のひいき目ではなく、海外では折り紙は子供の遊びではなく、アートとして受け入れられるので、こうした表紙は非常に受けがよいのではないでしょうか。こういうのを筆者にやらせるとついむきになってごっつい折り紙を作り上げてしまい、読者をドン引きさせる方向に行きそうですが、こちらは女性らしいセンスでかわいらしくまとまっています。

 論文もネットの時代、こうしてアイキャッチャーをいろいろ工夫するのもありかなという気がします。ぜひ日本らしい作品を、世界に発信していただきたいと願う次第です。