さてこのたび、筆者は化学コミュニケーション賞を受賞することとなりました。今年2011年は世界化学年ですが、これを記念して日本化学連合が設置した賞で、”「化学」に対する社会の理解を深めることに貢献した個人及び団体を顕彰し、その栄誉を称える”ものだそうです。まあ好きでやってきただけのことでそんな大層なものではありませんが、長年ぼちぼちと続けてきたことを評価していただいたのだと思います(受賞理由・PDFファイル)。

 このあたりの話はまとめて書きましたので、近く共著という形で出る予定の化学コミュニケーションの本に収録される予定です。題して「有機化学美術館の13年」。まあこれだけ続けているとそれなりにいろいろあるわけで、振り返りつつまとめてみました。本が出ることになったらまた告知いたします。なおついでに、以前話に出ました創薬化学の本は、11月発売の予定となっております。こちらも少々お待ちのほどを。

 ということで、ここまで声援をいただいたみなさまに改めて感謝いたします。コミュニケーション能力がなく、科学コミュニケーション論にも何も興味のない人間が、いつの間にか科学コミュニケーターなんてものになってしまったのは、どうも不思議としか言いようのない話です。とはいえこれからは文章だけでなく、しゃべったり見せたりという仕事もやらねばならんと思いますので、さらにいろいろなことを勉強してゆきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。