さて先日、ツイッターで「現代家紋」というのが流行っていました。まあこんな感じ↓で、どこかで見かけたようなマークや記号を、家紋風にアレンジして遊ぼうというものです。秀逸な作品も多く、まとめもできています。


 ということで、化学版の家紋というのもあると面白いかなということで、いくつか考えてみました(筆者は決してヒマを持て余しているわけではありません)。

 ・亀甲
benzene

 有機化学の基本はやはりこれ。日本の伝統文様とも違和感なくなじみます。


 ・丸にフラーレン
fullerene

 みんな大好きフラーレン。五員環を黒く塗ったほうが、紋様としては引き立つかもしれません。


 ・丸に三つ水分子
H2O

 水素結合している方がよいという声がありましたが、筆者の腕ではまとまりがつきませんでした。


 ・フェロセン
Ferrocene

 上から見たフェロセンですが、いじっているうちによくわからないものになりました。


 ・炭素原子
tanso

 せっかくなので、原子核を剣方喰の紋っぽくしてみました。


 ・丸に並びナスフラ
Nasu

ほんとにある家紋ではないかという気がしてきました。


 ・ホル紋
Steroid

 実在する家紋をそれらしく並べると、何やら生理作用のありそうな形に。


 ・丸に椅子型巴
isu

 シクロヘキサン三量体。それっぽい感じになりました。


 ・隅切り角にポルフィリン
porphyrin

 ほんとにうちの家紋にしようかな、これ。


 家紋というのは白と黒だけのシンプルなデザインで、対称性の面からも興味深いものが多く、化学者にとってなかなか心惹かれる対象ではと思います。カテナンのような形の「輪違い紋」などというものもありますし。

 パワーポイントでちょいちょいと作れるので、センスのある方はいろいろ作ってみてはいかがでしょうか。研究している分子をモチーフにして、家紋ならぬラボ紋なんてものをデザインしてみるのも、なかなか乙ではないかと思います。