最近は筆者も、講演などに呼んでいただく回数が増えてきました。先日も土木学会のお招きで、滋賀県まで行って国道噺をぶってまいりましたが、7月にもいくつかありますのでお知らせをしておきます。

 7月2日(土)には、朝日カルチャーセンター新宿教室にて、「炭素が変えた人類の歴史」と題した講座を行います(こちら)。内容は、
歴史の教科書 に並んでいるのは、ほとんど人物や戦争、条約の名ばかりだ。しかし、歴史を動かしてきたのはこれら人間の営みだけではない。 有用な物質を創り出し、奪い合い、活用することで、その活動の場を広げてきた側面もある。
 こうした物質 の中でも、炭素を含む「有機化合物」は、常に歴史を動かすキープレイヤーであり続けてきた。本講座では、数々の有機化合物の 中か ら、 デンプン、エタノール、尿酸などいくつかの物質に焦点を当て、それらがいかに大きく歴史を動かしてきたか眺めていく。意外で面白いエピソードの数々を通じ、化学を学ぶということの意義を、改めて問い直してみたい。
という感じです。まあ要は拙著「炭素文明論」に近い内容のお話です。申し訳ありませんが、参加料などかかるようです。

 7月10日(日)16時からは、河合塾の大阪・上本町校舎にて、「歴史を変えた化合物」の題でお話をします。基本的に河合塾の塾生さんたちが対象ですが、その他一般の方も入場可能とのことです。事前申し込みなどは不要、無料です。内容的にはやはり「炭素文明論」をベースとしていますが、高校生がメインということで内容は変えていく予定です。

 7月20日(水)19時からは、東京・日比谷図書文化館にて、「世界史を変えた薬の歴史」の題でお話をします。
医薬品は、人類の歴史が始まる以前から我々の傍らにあり、多くの人々を病の苦しみから救ってきました。一方で、医薬は使い方を誤れば害毒ともなります。このため、医薬は歴史にプラスマイナスの両面で、大きな影響を与えてきました。
イエズス会の宣教師たちが、マラリアを癒やす不思議な木に出会っていなかったら、もしマゼランやコロンブスがビタミンCを知っていたら、もしモルヒネの分子が少しでも違った構造であったなら――、間違いなく、世界地図は今と全く違うものになっていたでしょう。
この講座では、医薬という切り口を通して世界の歴史を眺めつつ、医療と人類の現在と未来を考えてみたいと思います

こちらは「世界史を変えた薬」をベースとしたお話になります。お勤めを終えた後、ちょっと覗いていっていただければと思います。ちなみに受講料は1000円、事前申し込みが必要です。

 ということで、なんだか7月は世界史を変えてばかりですが、お時間がありましたら足を運んでいただければ幸いです。ではでは。