さとうです。いろいろ忙しく、長いこと更新をさぼってしまいました。生存確認とリハビリを兼ねて、軽く書いてみるといたします。

 最近は分子のモデリングも、コンピュータ上で手軽にできるようになりました。とはいえ、やはり分子構造を深く理解するには、実物の分子模型を手に取っていじくり回すのが一番と思います。特に有機化学を学ぶ学生さんなどには、異性体やらコンホメーションやらの概念を理解するために、何より適しています。筆者自身も、学生時代にHGS分子構造模型の有機化学セットを購入し、四半世紀を経た現在も手元に置いて愛用しています。


アマゾンではプレミアがついてしまっている模様。

 しかし昨年12月、このHGS分子模型が製造中止という発表があり、化学業界に衝撃が走りました(ケムステさん記事)。製造元であった日ノ本合成樹脂製作所が、業務を停止したためとのことです。他社の分子模型やモデリングソフトに押されたのかもしれませんが、あの使用感はちょっと他のモデルとは異なるものがあり、販売停止は非常に残念なところではありました。

 しかし、筆者のところに入った情報によりますと、ようやく代理の製造工場が確保できたので、HGSモデルの販売を再開することになったとのことです。今のところは入門用のA型セット、研究用のB型セット、実習用のC型セット、学生用セットの4種に限られ、部品注文などはできないとのことですが、化学に携わる人には間違いなく朗報でしょう。

 販売再開は2017年3月からとのことです。ただし製造は年1回きりの予定ということですので、まとまった量が必要といった場合は、早めに予約したほうがよさそうです。問い合わせは丸善出版株式会社書籍営業部(Tel:03-3512-3256)までどうぞ。

 ということでまた。