さてえらく久しぶりの更新になります。人工知能の科学分野への適用など、いろいろ有機化学の世界も動きつつあるようですが、いずれ時間のある時にこのへんも書いてみたいと思っています。

 で、今回は筆者の初めての翻訳書「どうなってるの?人のからだ図鑑」の発売のお知らせです。3月30日より、店頭に並び始めているようです。


ロバート・ウィンストン著「どうなってるの?人のからだ図鑑」(主婦の友社)

 もとはイギリスの出版社から出された本で、子供向けに人体のつくりを解説したビジュアルブックです。子供向けとはいっても、筋肉や各臓器の作り、遺伝子や免疫系の働きに至るまで、かなり突っ込んだ内容まで解説されており、大人でも十分役立つ構成です。筆者も訳していて、知らないことがたくさんありました。

 ビジュアルの方は、豊富な写真の他、臓器や筋肉などはペーパークラフトで表現されています。解剖学の本は時としてグロくなりがちですが、このペーパークラフトのおかげで実にカラフルで美しく仕上がっており、しかも科学的な正確性も保たれています。英国アマゾンで、子供の教育書部門1位となっただけのことはあると思える内容です。

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 筆者としては解剖学は専門外ですし、子供向けということで書き方もずいぶん悩みましたが、勉強になることも多く、楽しい作業でした。大判フルカラーのため2300円(+消費税)という価格ですが、多くの方におすすめできる本になったと思っています。書店や図書館で見かけましたら、手にとっていただければ幸いです。